自分が家族を支える！一念発起から就職成功するまで

1.あらすじ

私は専門学校を中退してから、フリーターとして生活していました。ところが状況が変わり、家族のために自分が稼がなければならない状況になったので就職を決意し、ジェイックを使って就職したというのが、これまでの経緯です。

2.専門学校中退、フリーター生活の始まり

私は高校卒業後、鍼灸の専門学校へと進学しました。

最初は興味があって進学したのですが、多岐にわたる科目の中には興味を持てない分野もあり、次第にモチベーション維持が難しくなったことで、結果的に中退という選択を取りました。

それからは、学生時代から続けているアルバイトで生計を立てていました。

アルバイトでの仕事ぶりは店長からも評価され、正社員にならないかと打診を受けたこともありましたが、このままアルバイトでの仕事を定職として良いものか決めきれず、悩んでいた頃に転機が訪れました。

3.立て続けに起こった、家族の苦難

まず、母が認知症を患いました。

最初は父と協力して、自宅で介護をしていたのですが、父も私もお互いに仕事がある中での介護は想像以上にハードなものでした。母の病状が進行するごとに私たちは明らかに疲弊していき、父の体調が優れない日も増えました。

本当は自宅で介護し続けたかったのですが、このままでは家族全員共倒れすると危機感を覚えた私たちは、やむを得ず母を施設に預けました。

プロに母の介護をしていただけることに安心したのも束の間、緊張の糸が途切れたのか、介護生活が始まってから体調を崩すことが増えた父が、ついに倒れました。

幸い命に別条は無かったのですが、後遺症で下半身に麻痺が残ってしまい、父はこれまで通りの仕事や生活を送ることができなくなってしまいました。そうすると当然、金銭的にも物理的にも父を頼ることはできません。

このことをきっかけに、「自分が稼いで何とかしなければ」と覚悟を決め、アルバイトではなく正社員としての仕事を探し始めました。

4.初めての就職活動の始まり

正社員としての就職活動を始めるタイミングで、アルバイト先の店長から再度「うちで社員にならないか」という打診をいただきました。

私にとって、これまでの自分の働きを評価してくださっていることがすごく嬉しかったですし、少しでも早く就職すべき状況を考えると、とてもありがたい話ではありました。

ただ、自分も20代後半になり、真剣に人生を考え始めなければならない年齢。安易にアルバイト先に就職するというのではなく、ちゃんと就職活動をしようと思ったので、店長には感謝を伝えたうえでお断りをし、自分で就職活動を始めました。

そこからネットで「未経験 就職」などのキーワードで検索をするうちに、エージェントという存在を初めて知りました。

たくさんのエージェントがあったので、どこを頼ろうか悩みましたが、複数のランキングサイトで上位にあったことと、未経験の就職が得意という記載が多くあったので、まずはジェイックに登録しました。

5.驚きの連続だった、ジェイックのサービスの手厚さ

私がまず驚いたのは、面談を予約した後にかかってきた電話の丁寧さでした。

面談を予約した後に確認の電話がかかってくる、とネットに書かれていたので電話に出たのですが、それがただの予約の確認だけでなく、もはやこの時間が面談なのではなかろうかと思えるほど、丁寧で温かみのある電話だったのです。

家族のことなど、ひとりで抱えるには重すぎた不安を吐き出させてくださり、かれこれ1時間くらい話していたかと思います。優しく受け止めていただいたお陰で、頭の中にあったいろいろな感情が整理された感覚がありました。

そして電話の最後には「今日伺ったことを踏まえて、面談では役に立つような話もできればと思います」と言っていただいたので、面談がとても楽しみになりました。

そして迎えた面談の日。

電話担当の方からしっかりと私の状況を引き継いでくださっていたようで、電話で話した内容の再確認から始まりました。

しかしただ再確認をするだけでなく、より深く私の気持ちを理解しようとしてくださっているのがとても伝わってきましたし、実際に私も、今まで自分では認識していなかったような感情などにも、改めて気づくことが出来ました。

そして現状の整理が終わると、そこからは今の私が就職をする上で、何をしなければならないかを具体的に説明してくださいました。

ここも私にとってはすごくありがたいポイントでした。

今まで就職活動をしたことがなかったので、そもそも何をやれば良いか分からない手探り状態だったのですが、まずはしっかりと自己分析をすることが大切だとか、なるべく多くの企業を見て、知っていくことが大切なのだと教えてくださいました。

就活初心者の私には目から鱗の話ばかりで、それまでは何も見えない、暗闇の中に居るような状況にようやく光が見えてきた感覚でした。

そして最後に、就活でやらなければいけないことをすべてまとめて教えてくれる就活講座があることと、それを受けると集団面接会という、たくさんの企業の面接を同時に受けられるシステムがあると案内してくださいました。

そこで私は改めて、ジェイックの下で１から就活を始めようと決心をしました。

6.ついに始まった就活講座

就活講座には、私と同じように就職活動をするのが初めてという方が大勢参加されていました。参加前はてっきり、就活自体が初めてな方は少数派だと思っていたので、就活の経験値については劣等感を抱く必要はないと安心することができました。

そしていざ始まると、しっかりと頭を使うような講座内容だったので、アルバイトをする時とは種類の違う心地よい疲労を感じる時間が続きました。

自分に合う企業に入るために、自己理解を深めるワークが何度もありましたし、面接の練習では思っていたよりもしゃべれない自分に、もどかしさを感じることもありました。

ただ、いつも講師の方からその場に応じたアドバイスをいただくことができましたし、一緒に講座を受けたクラスメイトとも励まし合いながら進めることができたので、想像していた何倍も、深い学びを得ることができたと思います。

講座の終わりに差し掛かるころには、その後に控える面接会に参加する企業も教えてもらい、徐々に面接会に向けて自分の気持ちが高ぶっていったのを、今でも覚えています。

7.面接会から就職決定まで

そしていざ迎えた面接会。

正直に言うのですが、面接会ではとにかくたくさんの企業の話を聞いたので、あまり細かいところまでは覚えていません。

ただとにかく印象的だったのは、本当にいろいろな業界の企業が参加している、ということでした。私が知らない仕事が世の中にはたくさんあって、それぞれの企業が信念を持って事業を展開している話を、経営者の口から直接伺えただけでも、とても良い経験ができたと思っています。

どの企業も魅力的に思えた中でも、特に興味を持ったのが、入社先の内装インテリアの企業でした。

面接会では人事を担当している営業所長とお話したのですが、会社が社員を大切に思う気持ちや、社内の雰囲気がとても良いことが、面接時のお話からとてもよく伝わってきました。

ありがたいことにその企業も私に興味を持ってくださったようで、集団面接会の後、その企業との個別面接に進むことができました。

個別面接では集団面接時の営業所長と直接お会いしました。また実際に就業先の営業所へお伺いしましたが、社員の方も雰囲気がとても柔らかく、この人たちと仕事をしたいと心の底から思いました。

だから他社含めてすべての面接を終える頃には、すっかりその企業のことを好きになっていたので、私は内定の連絡をいただいたその場で「ここでお世話になりたいです」と即答しました。

8.これから私が目指す道

私は今、念願の内装インテリアの会社で研修を受けています。業界の知識を身につけ、先輩に同行して仕事を覚えている毎日です。研修を終えると、内装業をメインに請けておられるインテリアの会社や職人さんへのルート営業、また新規営業をやっていくことになります。

初めての正社員、しかもまったくの未経験業界なので、不安なことがまったく無いと言うと嘘になりますが、どの先輩も本当に優しく、質問をすれば何でも答えてくれますし、尊敬できる先輩ばかりです。

ですからなんとか食らいついて、せっかく採用いただいた企業にしっかりと貢献していきたいと思っています。

9.ジェイックの面談を受けてみて欲しい人

私がジェイックを利用して一番助かったところは、入りたいと思える会社に出会えたことです。

ジェイックを利用する前は、正直やりたい仕事が特に無く、そんな中でも就職はしなければいけないと思っていたので「やりたくないことをやらないといけないのか…」と、前向きになれない自分がいました。

しかしジェイックの集団面接会のおかげで、自分はこれまで世の中にある仕事のほんの一部しか知らなかったのだと自覚しましたし、興味を持ったことがなかった仕事にもたくさんのやりがいがあって、それを知ることで自分の視野だけでなく、仕事の可能性が広がるのだと学びました。

ですので、もし私のようにやりたい仕事が無いとか、自分に向いている仕事なんてあるのかと不安になっている人がいれば、ジェイックの面談、就活講座を受けて、集団面接会に参加してみていただきたいです。何もやらずに悩んでいるだけなんてもったいないです。

（ジェイックの利用はお金がかからないので、やってみることにリスクは無いですし、合わなかったら辞めればいいと思います）

一歩踏み出せば、今まで考えたこともなかったけれど、実は自分に合っている仕事にきっと出会えると思いますし、就活を通して自分に自信を持てるようになると思います。

私も、素敵な先輩が大勢いる職場で一人前になれるように、そして家族を支えられるようにこれからも頑張っていきますので、一緒にがんばりましょう！