「大学に行けばなんとかなる」から始まった、受け身の学生生活
私はもともと「大学に通えばやりたいことが自然に見つかる」と思い込んでいました。高校時代、ある先生から「先生自身、高校時代は夢がなかったけど、大学に行ってからやりたいことが見つかった」という話を聞き、興味のある学部で学んでいるうちにやりたいことが見つかるだろうという考えで大学に進学しました。そして、そのままずっと夢を持てないまま、自分から探すこともせずに受け身な姿勢で大学生活を送ってしまいました。
入学先は理学部の物理学科。物理学という言葉の響きに興味を抱きつつも、具体的な目標や計画があったわけではありません。アルバイト選びでも「自分のやりたい仕事はどれだろう?」と考えることなく、単にアルバイトサイトで上位に載っていたホテル清掃の仕事に応募し、そのまま辞める理由がないまま続けていたという具合です。勉強も、アルバイトも、なんとなく惰性で続ける——そんな大学生活でした。
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※2023/2~2023/7に入社した人材の3か月定着率
やる気スイッチを見失い、3度の留年
大学生活の最初の1年間はクラスの人数が30人程度で、顔も全員わかるような関係性だったため、楽しく過ごしていました。 半分遊び、半分勉強というような生活を送っていました。しかし、コロナ禍が訪れ、大学はオンライン授業に移行。これが私にとっては致命的でした。
もともと目標もなく受け身だった私は、さらに「やる気スイッチ」を見失ってしまったのです。実験の授業などは対面で行われていたのですが、出不精になってしまい、大学が近いけれど行きたくないという状態になってしまいました。
一人暮らしだったので誰にも咎められることなく、そのままやる気を失った状態で大学生活を送ってしまい、留年を重ねてしまいました。最初の留年が決まったときは、「まだ挽回できる」と考えており、大学に残る選択をしました。しかし、踏ん切りをつけて頑張ろうと思っても、モチベーションは上がることはありませんでした。
中退に至った決断と親とのやりとり
2回目の留年が決まった頃、「続けるか、就職するか」と悩んで親と相談しました。親は「自分にやる気があるなら大学を続けてもいい」と言ってくれたので、一時は大学に残る道を選びました。正直、私は「学生の身分なら甘えられる」という気持ちを、無意識のうちに持っていたのだと思います。大学さえ辞めなければ、社会人として厳しい現実に向き合わずに済むのではないか、と。
しかし、前期も単位を落とし、3度目の留年は避けられないと判明したので、お盆あたりに実家に帰省したタイミングで親に中退することを伝えました。もともと、次に進学できなかったら辞めなさいと親に言われていたし、4年と少し大学生活を続けさせてもらったので、諦めがついて中退を決意しました。
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就職活動を始めるまでの流れ
いざ中退を決意したものの、私には「就職するイメージ」がまったくありませんでした。就活というと新卒向けの「リクナビ」「マイナビ」くらいしか知らず、中途採用がどう行われるのかは漠然としか知らなかったんです。
それでも「大学を中退すれば、もう新卒枠ではないのだから中途扱いだろう」という直感だけはあり、中途での就職についてネットで検索してみました。そこで偶然目に留まったのが就職エージェントという存在でした。私はそれまで「エージェント」という仕組みを知らなかったので、詳細を調べようと何社か比較するうちに見つけたのが「ジェイック」と、もう一社でした。
最初は両方に登録してみたのですが、もう一社のエージェントから「エージェントは一社に絞ったほうがいい」とアドバイスされたので、このエージェントかジェイックか、選ぶことにしました。そこでよくよく両社調べてみると、ジェイックには「求人紹介の前に就職講座がある」という独自の特徴があると知りました。何も分からないまま闇雲に面接を受けるより、講座で基礎を学べるならそちらのほうが良いのではないか……そう考え、最終的にジェイック一本に絞ることにしたのです。
無料就活講座(就職カレッジ)で変わった意識
ジェイックの就職カレッジを受講してみて、最初に驚いたのが「20名ほど参加している人がいる」という事実でした。つまり、何かを諦めたり、気持ちを切り替えて就活をしようとしているのは自分だけじゃないんだ、という安心感が生まれたのです。こんなにも同じような境遇の人がいるなら、自分も頑張れば就職できるかもしれないと、良い意味で自信が持てました。
参加する中で一番変わったのが、受け身の自分では通用しないという意識でした。ジェイックは就職に導いてくれるけれど、ずっと受け身でいるのではなく、自分から行動していかないと就職活動も上手くいかないのではないかと、次第に受け身な姿勢を改めるようになったのです。そこで、自分から相談したり主体的に動くと、ジェイックのアドバイザーさんがすごく親身になってサポートしてくれたので、自分から行動することが大事だと学びました。
また、他の参加者から学ぶこともたくさんありました。講師の方や他の参加者と話をするときも、元気よくコミュニケーションを取る人がいたり、主体的に質問する人がいました。そういう主体的な人の方が印象が良いので、お手本にしてみようと思いました。今までは大学やバイト先でただ流されるように日々を過ごしていた私でしたが、カレッジを通じて「受け身ではなく自分から行動していかなければ成長できない」という当たり前の事実に気づかされたんです。
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初めての一次面接は拍子抜けの結果に
就職カレッジ修了後、私はいよいよ企業との面接に臨みました。正直、就活なんてやったことがないし、アルバイトの面接程度の経験しかなかったので、面接のイメージといえば「お堅い雰囲気」「圧迫的な質問攻め」というものでした。そこで準備していた回答を頭に叩き込み臨んだものの、緊張でうまく話せず、手ごたえはまったくありませんでした。
それでも最後に「やる気だけはあります!」と伝えると、意外にもその場で好感触を得られ、後日二次面接の案内が……。「あれほど緊張してしまったのに合格?」と、まさに拍子抜けするくらいでした。面接も会話形式でフランクに進み、「本当にこんな感じでいいんだ」とビックリしたのを覚えています。もちろん企業によって面接スタイルは様々だと思いますが、世間でイメージしていた“堅苦しさ”とは違う形もあるんだと学びました。
就職カレッジが向いている人とは?
就職カレッジに参加し、自分自身が大きく意識を変えられた一方で、就職カレッジが「合う人・合わない人」は確実にいると感じました。特に、「受け身でなく、意欲のある人」にはとても向いていると思います。ジェイックの講師やキャリアアドバイザーの方々はかなり親身になってくれますが、それでも「何を知りたいか」「どこに悩んでいるか」を自分から伝えないと、なかなか的確なサポートはしてもらえません。
逆に言えば、「本気で変わりたい」「就職の基礎から学びたい」という気持ちがあれば、就職カレッジで学んだことをどんどん吸収できるはずです。私も最初は“受け身”でしたが、「このままじゃダメだ」とスイッチが入ってからは、講師の方や仲間から多くを学び、就職活動を次のステップへ進める足がかりが掴めました。
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大学中退で焦る人へのメッセージ
もし私のように「大学を中退して就職しよう」という人がいれば、一度ジェイックなどの就職支援サービスを利用してみるのも手だと思います。それまで大学生だった分、社会的知識がまだないという人も多いと思います。その点、ジェイックの就職カレッジは基礎力を養う場として非常に助かりました。話し方や面接対応を練習しながら「自分は何がやりたいのか、何ができるのか」をじっくり探れるので、中退によるブランクや不安を埋め合わせるきっかけになると思います。
これからの目標と抱負
大学中退からスタートした私の就職活動は、幸いなことに予想以上にスムーズな形で内定を得ることができました。しかし、ここからが本当の勝負だと考えています。大学で受け身に過ごしてしまった反省を踏まえ、社会に出てからは主体的に学び、行動する自分でいようと心に決めました。
ジェイックで出会った仲間や、就職カレッジの講師・アドバイザーの方々のおかげで、私が抱いていた「堅苦しい就活」のイメージは大きく変わりましたし、「何もわからない」を逆手にとって、「何にでもまずは挑戦してみる」姿勢を身につけられたのは大きな収穫です。今後は新たな職場で、しっかり結果を出しながら自分のキャリアを築いていこうと思います。大学中退は一つの道の終わりではなく、むしろ新しいスタートラインなのだと実感しています。
また今の自分は、大学生の身分にしがみつこうとしていた頃の自分と比べ、遥かに前向きに行動できていると感じます。なので同じように「やりたいことが見つからない」「留年や中退で将来が不安」という方がいれば、一度視野を広げてみてください。私のように、「就職という選択肢も悪くない」と思えるようになるかもしれません。
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Interview
私たち、未経験から就職できました!
93.5%の就職希望者が
就職アドバイザーに相談してよかったと
アンケートをいただいています。
※1.2022/3/17-2023/4/20の当社就職相談参加者のうち アンケート回答者(1.974人)中、相談に満足されている参加者の割合