中高時代は、どちらかというと天然キャラ
神奈川の公立中学を卒業して、私大付属の高校にいきました。
人を笑わせるタイプではないですが、当時は割と天然キャラとか言われてましたね。大学へは、高校からエスカレーターで進学しました。
学生時代は、サークルには入らずバイトが中心でした。最初はスーパー銭湯の厨房で、そこを辞めてからは中華料理のレストランのホールスタッフです。それぞれ1年ぐらい働きました。大学の授業もちゃんと出て、単位もしっかりとりました。
カラオケ機器の会社から内定
3年になると就職を意識し始め、合説などに行くようになりました。
企業選びの軸とか基準とかは特になく、「休みがちゃんととれそうなところ」とかで選んでましたね。職種は、専門的なスキルもないので、「営業かな」と漠然と思ってました。
10社ぐらい面接を受けて、内定をもらったのは2社。最初にもらったのが、カラオケ機器の営業です。
カラオケに行ったらみんな使うものですから、言えば社名もわかると思います。あの機械を、カラオケ店とかに使ってもらう仕事です。
1つめの内定がそこで、2つめの内定はクスリの商社。ドラッグストアとかに商品を置いてもらう営業です。この2社からもらったのですが、最初にもらったのがカラオケのほうだったので、そちらにいくことにしました。
就職が決まった時は、ほっとした気持ちよりも「自分は社会人としてちゃんと毎日仕事ができるだろうか?」といった不安のほうが大きかったですね。
スナックへのカラオケ機器営業。配線などに苦戦し、退職
入社してから僕が担当したのは、カラオケボックスではなく、スナックでした。
スナックを回って、カラオケ機器のメンテナンスをしたり、使い勝手などを聞いたりする仕事です。店から「映像が出ない。今すぐ来て!」等の連絡があった時も、すぐにとんでいきます。
新規開拓もしました。飛び込みでスナック訪問。でも、多くのスナックは「今、使ってるので間に合ってるから」と話を聞いてくれません。なかなか難しかったですね。
配線とかがなかなか覚えられず退職
苦手だったのは、配線です。僕は細かい作業が得意じゃなかったんですね。
最近の機器はもっと配線がシンプルになってるようですが、僕の頃は線がたくさんあって、それがどうしても覚えられませんでした。メモをしてもできないんです。
だから作業が遅くて、他の仕事にも影響して…という状態になっていました。それで、入社して半年ぐらいで、「自分には向いてないのでは」と思い始めたんです。
あと、スナックの場所もなかなか覚えられませんでした。脇道とか裏路地とかいろんなところに店があって、なかなか覚えられない。
そんなわけで、1社目のこの会社は退職することにしました。
ホテルに転職
1社目を辞めてからは2~3か月バイトして、それから神奈川の合説に参加しました。
そこで、県内のホテルに採用してもらって、ホテルに正社員として入ることになったんです。
仕事内容はバイキングレストランのコントロール。もともとそういうバイトをしていたし、家からも近かったのでいいかなと思いました。最初の3か月間はバイトで、4か月目に正社員になりました。
ホテルでは2年以上働いてましたが、労働時間が長かったのと、あと、レストランの各ポジションどうしの対立なんかもあって、辞めたいと思うようになりました。
そして、ちょうどその頃、神奈川の実家が東京に引っ越すことになったので、「自分も一緒に東京にいって、東京で働こう。辞めるにはいいタイミングだ」と思って辞めました。結局、ホテルの仕事は2年半ぐらい続けました。
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※2023/2~2023/7に入社した人材の3か月定着率
ジェイックに来る
ジェイックのことは、かながわ若者就職支援センターのスタッフに聞いて知りました。
何をやりたいか聞かれて「決まってませんが、営業もいいと思ってます」と言ったら「ジェイックというのがあるよ」と教えてくれたんです。
それでジェイックの説明会に行ってみようと思いました。「無料でいろいろ教えてもらえるし、やってみるか」という気持ちでしたね。
実家はまだ東京に引っ越す前で、カレッジには小田原から1時間半かけて通ってました。まずそれが大変でしたね。
講義内容では、「目的と目標の大切さ」は今でも意識していることです。「目標を決めるだけじゃダメで、それを何のためにやるのか、目的を設定することが大事」といった内容で、今も判断に迷った時とかに考えるようにしています。
カレッジ修了後は、電子部品の会社に就職。入社から10年以上たちました
カレッジ修了後は、20人ぐらいの電子部品の商社に入りました。
ホテルの時は下の意見があまり通らなかったので、風通しの良さそうな、社員数もあまり多くない会社がいいと思ったんです。就職が決まった時は、「東京で働く先が決まって良かった」とホッとしましたね。
事業内容は、いろんな業務用の機械、例えば工場の機械とか医療機器とかに使われている電子部品の販売です。
商社なので、メーカーから仕入れたり、同業の商社から仕入れたりしてお客さんに売る感じですね。新規営業もありますが、決まったお客さんとやりとりをするルート営業がメインです。
入社からもう10年以上たちますが、この会社のいいところは、自分で物事を決められるところだと思います。もちろん、悩んだ時には相談できますが、基本的には任せてもらえる風土ですね。
今までで一番大変だったのは、東日本大震災の時
今までで一番大変だったのは、東日本大震災の時です。ウチが扱う部品のメーカーが被災すると、ウチはそこの部品を仕入れられなくなり、お客さんに売れなくなります。
でもお客さんは必要としているから、別のメーカーを探す必要がある。それでやっと見つけても、そのメーカーにも余裕がなく、ウチよりも大きなお客様を優先する。
するとウチは部品を仕入れられず、お客様に提供できなくなる…。こんなことがあって、相当大変でした。
でも、この大変な時を乗り越えたことで、何かトラブルがあっても対応できるようになりました。大変でしたが、成長できた一件でしたね。
今は結婚して子供もいます
その東日本大震災の年に結婚して、今は子供も2人います。
奥さんは大学時代の後輩で、卒業後のゼミの会合で知り合いました。子供は、上の女の子が5歳で、下の男の子が1歳。
平日はあまり余裕がないですが。土日は休みなので、子供たちと遊んでいます。
2年前には、埼玉の郊外に家を買いました。かなり広い庭があるのですが、少し植木を植えたぐらいで、全然使えてません(苦笑)
今、何に使うか考えているところです。これからも、子供たちの成長を楽しみにしつつ、仕事も頑張れたらいいなと思っています。
複数の会社を退職して、今、転職活動中の方へ
複数の会社を数か月とか1年とかで辞めている人、いると思います。
そういう方に対して自分自身の経験から言うなら、「過去の選択で後悔したことがあったら、それはしっかり覚えておいて次に活かそう」とお伝えしたいですね。
次の会社で働き始めたら、また人間関係とかで悩むことがあるかもしれません。人間関係については僕も偉そうなことは言えませんが、自分の性格を認めてもらえるように努力するのが最善な気がします。
苦手な相手にこそ、何かあったら相談するとか、いつもと違う話をするとか、ちょっとジョークを言ってみるとか…。距離ある相手にこそそういう接し方をすることで、少しずつ関係も変わってくるかと思います。
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