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人材育成の現場ギャップを真剣に考える人事向け交流会を開催

就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、人事担当者向け交流会「現場ギャップコンソーシアム」を 2019 年 3 月 15 日、東京堂ホール(所在地:東京都千代田区)にて開催しました。

「現場ギャップコンソーシアム」とは、人事特融の悩みを相談・共有できる場である、人事担当者の為の交流会です。

毎回テーマを変えて開催されており、今回は「若手社員の定着活躍」をテーマに行われました。3 か月に一度のペースで定期開催しており、毎回 30~50 名の人事担当者が集まります。

開催のきっかけ

企業向け研修を開催している中で、「社員向けに研修を行っても、その学びを業務に活かしていく為にどうフォローしたらいいかわからない」「社員の為にも研修効果が出るようにしていきたい」というような、様々な企業の人事担当者から相談を多く受けます。

人事担当者たちの悩みは、社内でも解決策が見出しにくく、かつ他に相談できる場もあまりなく、孤独になりがちです。

そんな人事担当者たちの声に応えたいと、情報提供の場、そして人事同士の繋がりを持つ場として始まったのが、本交流会です。

当日の様子

当日は、大きく 3 つのテーマでセミナーを進行していきました。

1.活躍する新人、早期退職する新人

当社の就職支援事業で紹介してきた、1 万人を超える方の入社後サポートの中で気づいた「活躍する」新人と「早期退職する」新人の違いについて話しました。

例えば今の若者の退職理由として一番多いのは、「キャリア成長が見込めない」というものが多く、“成長できるかどうか”が、今の若手のキーワードなのだという話に会場からは「そうかもしれない」というような声が多くありました。

2.新人が育つ上司、新人が辞める上司

上司たちの現状は、予算達成と新人育成に挟まれています。

毎年特徴に違いがある新人に対し、その上司たちの育成方法は昔と変わらず、ここに新人と上司の間でギャップが埋まれています。

そのギャップにパワハラだと感じさせてしまう指導もあり、その中身は何なのかを話しました。

また新人たちは、上司が憧れる存在かどうかを重視している傾向があります。

仕事ができるかだけではなく、プライベートも充実している人に憧れを強く持つので、上司たちが仕事もプライベートも楽しんでいるかを意外と見られているということを伝えまし

た。

3.新人が育つ環境、新人が辞める環境

新人全員を、整った同じ環境下で育成できれば違うかもしれませんが、人事の目が離れる拠点等での新人育成においては問題が発生する場合があります。

例えば、昔は新人たちとも常に同じ場所で長時間一緒に過ごすことでコミュニケーションを図っていましたが、今は働き方改革により勤務時間も場所も自由になってきて、新人へのフォローやコミュニケーションも薄くなってきている現状があります。

そんな時代だからこそ、新人を迎え入れる環境、新人の心構えが大きく変わります。この話には、参加者たちから「確かに」「イメージがわく」という大きな反応がありました。

参加者の声

不動産業 人事部長

採用して終わりではなく、入社後どうフォローしていくかが大事なのだとわかりました。

また、他社様と自社の事例共有をしながら話をすることで、気づきや参考になることが多くあり、有意義な時間となりました。

販売業 役員

せっかく採用したのだから、入社人財をしっかり育成していくことが重要であり、その為の受け入れ体制づくりが自社の現在の課題だと再認識しました。

入社人財が入ってよかったと言える会社にしていきます。

今後の展開

今後もテーマを変え定期開催し、人事同士の交流を増やして情報交換をしてもらい、人事にとっての相談できるコミュニティになっていきたいと考えています。次回は 5 月に東京で開催予定です。

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