28歳女性でフリーターをしている人の中には、このままだとやばいと感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、28歳女性がフリーターをしていることがやばいと言われている理由や、今からでも取れる選択肢について解説します。
合わせて、28歳女性フリーターがこれから正社員就職を目指すために知っておきたい知識を分かりやすくご紹介しますので、フリーターという現状に悩みを感じている女性は参考にしてみてください。
この記事の目次
28歳女性がフリーターだとやばい?
28歳の女性がフリーターだとやばいと言われる主な理由は、以下の3点が挙げられます。
- 給料が安定しない
- 周囲の人からの目線が痛くなる
- 結婚が難しくなるリスクがある
これらの理由から、28歳の女性でフリーターだとやばいと言われています。それぞれの理由について詳しく解説していきます。
1. 給料が安定しない
前提として、フリーターという働き方をしていると給料が安定しないといったデメリットが挙げられます。フリーターは主にアルバイトで収入を稼ぐといった働き方になりますが、シフトに安定して入るのがどうしても難しいのが現実です。
シフトに入った分お金を稼ぐことができる一方で、シフトに入れないとその分の収入がまるまる減ってしまうため、結果的に月の収入が安定しないといった状況に繋がってしまいます。
一人暮らしをしている28歳女性のフリーターであれば、家賃や光熱費、携帯代などが固定でかかってくる一方で、収入が安定しないことから精神的にもストレスが溜まりやすいと考えられます。
生活をしていくことそのものに不安を感じ続けなければならないといった点が、やばいと言われるポイントだと言えます。
2. 周囲の人からの目線が痛くなる
28歳という30歳手前の年齢になっているにもかかわらず、フリーターという働き方をしていることで、周囲の人からの目線が痛くなるのもやばいと言われるポイントの1つです。
28歳の女性となれば一般的には結婚適齢期と言われており、結婚や出産といったライフイベントを経験している人も多くなってきます。
子供を育てながら時短勤務で正社員として働いている女性も少なくなく、そういった中でフリーターをし続けていることに白い目を向ける人も見られます。
家族からフリーターという働き方について言及される機会も増えてきますし、友人と話していても会話の内容が噛み合わなくなってくることもあるでしょう。
まるで自分だけが取り残されたように感じる可能性があることも、28歳でフリーターを続けていることがやばいと言われる理由です。
3. 結婚が難しくなるリスクがある
28歳女性でフリーターをしている人は、正社員として働いている人よりも結婚が難しくなるといったリスクも考えられます。
男性が結婚相手に求める条件として、正社員として働いていることということを言われるケースも増えてきています。
これは物価や生活費が高騰しているにもかかわらず、なかなか収入が上がりづらい状況が続いているため、男性1人の収入では家族を養えなくなっていることが理由として挙げられます。
フリーターは収入が安定しないだけでなく、正社員よりも低い給料となっていますので、正社員として働く女性と結婚したいと思っている男性は結婚対象として見てくれなくなってしまいます。
将来的に結婚をしたいと考えている28歳女性のフリーターは、今の現状を見直してみてもいいかもしれません。
28歳女性フリーターが取れる選択肢
28歳女性のフリーターがこれから取れる選択肢としては以下の3つが挙げられます。
- フリーターを続ける
- 結婚をして家庭に入る
- 正社員として就職を目指す
それぞれ特徴が大きく異なってくるだけでなく、選択によっては今後の人生を左右することもあるでしょう。
3つの選択肢についてメリットやデメリットをしっかりと認識した上で、今後の人生を選ぶようにしてみてください。
1. フリーターを続ける
最も簡単に取れる選択肢が、このままフリーターを続けるというものです。今の現状を変えないため、これまで通りの生活をしていればフリーターを続けることが簡単にできます。
しかし、28歳女性がフリーターを続けることにはいくつかデメリットが考えられます。
フリーターという働き方は長く続けられるものではありません。
年齢を重ねていくにつれて体が弱くなっていきますので、働けない期間が増えて収入がゼロになってしまうといったリスクも考えられます。
また、先ほど解説した通り、女性のフリーターは婚活の観点だけで見れば、男性から好意的に受け入れられないリスクが高まってしまうため、結婚や出産といったライフイベントから離れることも考えられるでしょう。
今の現状を変えないというのは1番簡単な選択ですが、28歳のフリーターという観点でいうと、今後様々なリスクがあるということは認識しておく必要があります。
2. 結婚をして家庭に入る
28歳女性でフリーターをしている人が取れる選択肢としては、結婚をして家庭に入るというものも挙げられます。現在パートナーがいるような人であれば、フリーターから専業主婦になることも1つの選択と言えるでしょう。
この選択肢を取ることで、フリーターで居続けることの周囲からの痛い目をなくすことができます。共働きで働いている夫婦も増えてきていますが、専業主婦として家庭を支えるような夫婦もまだまだ少なくありません。
専業主婦をしながらパートで働くといった家庭に違和感を感じる人はほとんどいないと考えられます。
しかし、専業主婦になるには、パートナーの年収だけで家計を支えられることが条件となります。
3. 正社員として就職を目指す
28歳女性フリーターで、現在交際しているパートナーがいなく、かつフリーターを続けることに焦りを感じているような場合は、正社員としての就職を目指すことがおすすめできます。
今まで職歴のないフリーターであっても、正社員になる事は今の市境感から考えて可能だといえます。現在日本の企業のほとんどでは人材不足が嘆かれています。
職務経験や、正社員としての勤務経験を問わない未経験歓迎の求人も数万件以上ある状態のため、しっかりと就職活動の対策をすれば28歳という年齢でも正社員になることは可能です。
ただし、正社員になることで自由に使える時間が減ってしまうといったデメリットはあります。どうしても諦めたくない趣味や夢があるような人には正社員就職が向きませんが、それ以外の多くの人にはおすすめできる選択肢と言えるでしょう。
28歳女性フリーターが正社員就職するメリット
28歳女性のフリーターが正社員就職をするメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- 昇給やボーナスで使えるお金が増えていく
- 職場恋愛を狙うことができる
- 時短勤務などで出産後も働き続けられる
これらのメリットに魅力を感じるような人は、正社員就職を今からでも目指してみるのがおすすめです。それぞれ詳しく解説します。
1. 昇給やボーナスで使えるお金が増えていく
正社員になると、多くの会社では1年間に1回など定期的に昇給をすることができます。
加えて、会社の業績によってボーナスを貰うこともでき、一度に数万円から数十万円もの給料を稼げるようになるといったメリットが挙げられます。
フリーターの場合はどれだけ真面目に働いていても、よくて時給が数十円上がる程度の昇給しか見込めません。フリーターが給料を上げるためにはシフトに入る時間を増やさなければならず、自分の肉体を酷使するしかありません。
仕事の頑張りが給料に反映されやすいというのは、正社員として働く明確なメリットといえます。
2. 職場恋愛を狙うことができる
多くの会社では、男性の方が正社員として働く割合が多い傾向にあります。
会社で一緒に働いていると、その人の人となりを理解できるため、職場恋愛を狙いやすいというのも大きなメリットと言えるでしょう。
ある結婚相談所の調査結果では、30歳までの人が現在の結婚相手と出会った経緯として、職場恋愛を挙げている人が20%弱いることが分かっています。
職場恋愛であれば相手の性格が分かりやすいだけでなく、相手の収入をある程度把握することができるため、将来的な家計設計をしやすいといったメリットにも繋がるでしょう。
フリーターとして働くバイト先で結婚相手を見つけても、今後の生活が厳しくなることも予想されます。現在パートナーがいない女性のフリーターの中には、結婚相手を見つけることも1つの理由として正社員就職を目指すケースも見られます。
3. 時短勤務などで出産後も働き続けられる
正社員として就職することができると、基本的に自分から申し出ない限り長く働くことができます。仮に就職後に出産や育児などで職場から離れたとしても、時短勤務という形で再度職場復帰ができる会社は多くなってきています。
フリーターが出産や育児で職場を離れる場合、多くのケースではそのまま退職扱いになります。育児が落ち着いた後はまた新しく働き先を見つけなければならず、家計が厳しい状態が続いてしまうリスクが考えられます。
長く働いていきたいと考える28歳で女性のフリーターは、正社員として就職することで大きなメリットを感じられるでしょう。
28歳女性フリーターの就職活動の流れ
28歳の女性フリーターの中には、これまで正社員を目指す就職活動をしてこなかった人も多くいるでしょう。
ここでは28歳女性のフリーターが、これから就職活動を進める際に知っておきたい手順や事前準備について解説していきます。
就職活動の手順
正社員就職を目指す際の手順としては、以下のようなステップを踏むことになります。
- 自己分析や業界研究を行う(1週間)
- 履歴書を作成する(1週間)
- 求人サービスに登録する(1日)
- 求人の比較検討を行う(1〜2週間)
- 求人に応募する(1週間)
- 面接(1ヵ月〜2ヶ月)
- 内定・入社準備(1〜2週間)
正社員就職を目指すからといって、いきなり求人に応募してはいけません。
まずは自分がどういった強みを正社員として活かすことができるのか、自己分析を行いましょう。自己分析をしっかりできていれば、応募すべき求人が効率的に見つけられるだけでなく、面接で自分の長所を効果的にアピールできるようになります。
他に意識しておきたいポイントとして、できるだけ多くの求人に応募するといったことが挙げられます。フリーターの場合は既卒枠で就職活動を進めることになりますが、既卒枠は数名程度しか定員がないといった特徴があります。
少しでも就職できる可能性を高めるためにも、10社から20社程度は最低でも応募することがポイントとなってきます。
就職活動の事前準備
就職活動をこれから進めていく前には、以下のような準備をしておくのもおすすめです。
- リクルートスーツを準備する
- 証明写真を撮影しておく
- バイトのシフトを調整しておく
- 就職活動をしていることを家族に伝えておく
正社員を目指す面接は、基本的にスーツを着用して臨むことになります。
企業との面接日時が急に設定されることもありますので、事前準備として自分の体型に合ったスーツを購入しておきましょう。
また、正社員の求人に応募する際は履歴書の提出が必須になります。
履歴書には証明写真を添付する必要がありますので、自然な笑顔で写っている証明写真をあらかじめ準備しておくこともポイントになります。
他にも、就職活動を本格的に進めるのであれば、あらかじめバイトのシフトを調整しておくことも意識してください。
企業との面接は平日の日中などにセットされることが多いため、バイトのシフトを入れすぎてしまうと面接の設定が遅れてしまい、他の候補者に内定が出てしまうリスクが高まります。
シフトの調整のために店長などに相談をすることになると思いますが、合わせて家族にも就職活動をしている事実を伝えておきましょう。
就職活動中はシフトに入れる機会も減ってきますので、家族から交通費等の支援を受けることも期待できます。
28歳女性フリーターが正社員を目指す方法
28歳女性のフリーターが正社員を目指す場合は、以下の3つの方法で就職活動を進めていくことになります。
- 求人サイト
- 就職エージェント
- ハローワーク
それぞれの方法によって特徴やメリットデメリットが異なります。
自分にマッチした方法で正社員就職を目指すようにしてみてください。
1. 求人サイト
求人サイトは、数千から数万件に上る求人の中から自分で応募先を見つけ、就職を目指す方法です。
自分の好きなタイミングで求人の比較検討ができるため、バイト先に向かう通勤時間の中で就職活動を進められるといったメリットがあります。
また、求人サイトでは社会人経験がない未経験者を歓迎する求人が多く掲載されていることから、28歳フリーターの女性であっても就職できる求人をたくさん見つけられるといった特徴も挙げられます。
一方、求人サイトを使って就職活動する場合は、内定獲得まですべて1人で行わなければなりません。履歴書の書き方や面接の方法などを教わることができないため、少しでも就職活動に不安がある人には向かない方法だと言えるでしょう。
2. 就職エージェント
就職エージェントは、就職活動全般のサポートを受けながら内定を目指すことができる方法です。
サービス登録後には自分専任のアドバイザーが担当につき、以下のようなサポートを受けることが可能です。
- キャリアカウンセリング
- 履歴書の添削
- 模擬面接の実施
- 自分にマッチした求人の紹介
- 企業との面接日時の調整代行
- 面接後のフィードバック
- 入社準備のアドバイス
就職活動のスタートからゴールまでを幅広くサポートしてもらいますので、就職活動のやり方が分からない人はもちろん、少しでも希望の会社に就職できる可能性を高めたいという人におすすめできる方法です。
ただ、就職エージェントを活用して就職活動を進める場合は、全てアドバイザーを介して企業とやりとりをしていくことになるため、求人サイトよりも内定獲得まで時間がかかりやすい傾向にある点は注意する必要があります。
3. ハローワーク
最寄りのハローワークに行くことでも就職活動を進めることが可能です。
ハローワークに行って求職申し込みをすることで、ハローワークに掲載されている求人に応募できるようになります。それだけでなく、ハローワークの職員に就職相談をすることもできるため、求人サイトと就職エージェントのいいとこ取りをして正社員を目指せるといった特徴があります。
ただ、ハローワークで応募できる求人は基本的に中小企業がほとんどとなっています。また、基本的な情報しか載っていないため、自分でホームページを調べてみるなど情報収集する必要があります。
28歳女性フリーターにおすすめな仕事5選
正社員を目指す28歳女性のフリーターにおすすめできる仕事としては、以下の5つが挙げられます。
- 販売職
- 営業職
- コールセンター
- 介護職
- 事務職
これらの仕事はいずれも未経験歓迎の求人募集が多いため、正社員として働いたことのないフリーターであっても内定を獲得できる可能性が高いと考えられます。
それぞれ仕事内容や女性が働くメリットについて解説しますので、気になる仕事を見つけたら、求人サイトや就職エージェントで求人を見つけてみてください。
1. 販売職
販売職は、アパレルショップや家電量販店などの販売店に勤め、接客や品出しなど店舗運営に必要な業務を担う仕事です。
女性の店員が多い販売食の店舗に就職できると、女性ならではの働く悩みを共有できるだけでなく、女性のライフイベントに寄り添った勤務形態で働くことが可能です。
仕事を進めていく上では特にコミュニケーション能力が重要になってきますが、裏を返せば、特別な技術やスキルが求められない仕事とも言えますので、フリーター経験しかない女性でも活躍できる機会があると考えられます。
2. 営業職
営業職は、法人や個人に対してサービスを提案して契約を取ってくる仕事です。
男性が働くイメージが強いかもしれませんが、取り扱うサービスや商材によっては女性の営業職が多い職場も存在しますし、実績さえ残せれば稼ぐことも可能といった特徴があります。
外回りなどが多く、体力が求められる一方で、あらゆる会社で募集されている仕事であることから、自分が希望する業界で働きやすいといったメリットがあります。
加えて、契約実績が評価の全てになることから、将来的に出産後時短勤務として働く場合であっても、自身が頑張れば一定水準以上の給料を稼げる点も魅力といえます。
3. コールセンター
コールセンターは、個人からの問い合わせに対して適切な回答を行う仕事です。座り仕事が中心となるため、体力に自信のない女性であっても電話さえ取れれば働くことができます。
また、会社によっては在宅勤務を認めているケースもあり、家事と仕事を両立しやすいという点も魅力と言えるでしょう。加えて、コールセンターはあらかじめ営業時間が決まっているため残業が少ないという点もポイントです。
ただし、コールセンターという仕事の特性上、クレームを受ける機会があるという点は認識しておかなければなりません。
4. 介護職
介護職は、高齢者や病気の人に対して生活介助を行う仕事です。
肉体労働であり体力が求められますが、コミュニケーション能力と思いやりの心さえあれば、誰でも仕事で活躍できるといった特徴が見られます。
介護サービスを利用する利用者の中には女性も多いことから、女性の介護スタッフが求められる職場も少なくありません。28歳女性でフリーターの経験しかなくても、ポテンシャルや熱意をアピールできれば正社員を目指す事は十分に可能だと言えます。
介護施設は様々な場所にありますので、自宅周辺の職場を見つけやすいというのもポイントです。また、将来的に結婚をして別の場所に引っ越すことになっても、引っ越し先で就職先を見つけやすいという点がメリットとして挙げられます。
5. 事務職
事務職は会社の事務作業を行う仕事です。
座り仕事のため、体力に自信のない女性でも働きやすさを感じられるでしょう。加えて、子持ちの女性や時短勤務で働く女性も多くいる仕事のため、将来的に結婚や出産を考えている女性に特におすすめできます。
事務職は1日のうちでやるべき仕事があらかじめ決まっていますので、残業が少ない点も特徴の1つです。ワークライフバランスを保ちやすい仕事であることから、多くの女性が働きやすさを感じられるでしょう。
28歳女性フリーターによくある質問
最後に、28歳女性のフリーターによくある質問を3つ取り上げて解説します。
フリーターで正社員経験がなくても就職できますか?
フリーターで正社員経験がなかったとしても就職することは可能です。未経験関係の求人に応募すれば、今までの経験に関係なく内定を獲得できるチャンスがありますので、求人検索の際は意識してみてください。
ただ、正社員経験がない人が正社員を目指す場合は、自己分析をしっかりと行って面接で自己PRを効果的に行う必要があります。
少しでも面接に不安があるような人は、就職エージェントなどのサポートに頼ることも検討してみてください。
フリーター女性は結婚と就職のどちらを選ぶべきですか?
一概に結婚と就職のどちらがいいかは言えませんが、少なくともパートナーが現時点でいないような人は就職を目指す方が良いでしょう。
記事の中で解説した通り、フリーターよりも正社員の方が一般的に結婚のしやすさが高まるため、将来結婚を考えているようなフリーターの女性は正社員を目指すべきと言えます。
フリーターのうち女性の割合は?
総務省が行った2022年の調査によると、フリーターの数は約132万人となっています。
このうち男性は約61万人で、女性は71万人であることから、フリーターのうち女性の割合は約54%と計算できます。
男性よりも女性のフリーターの方が割合は多いという点を覚えておきましょう。
まとめ
28歳女性でフリーターの人は、将来を見据えて正社員就職を目指すことがおすすめです。
今まで正社員として働いたことがない人であっても、就職活動の手順や事前に準備すべきポイントを抑えることで内定を獲得できると考えられます。
少しでも就職活動の進め方に不安がある人は、就職エージェントに登録をして、キャリアカウンセリングを受けてみることもおすすめです。