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ニートから一発逆転できる資格12選!メリットや就職する方法も解説

ニートにおすすめの資格12選!メリットや就職する方法も解説

ニートから抜け出し就職を目指す手段として資格の取得は考慮すべきでしょう。資格は自分自身のスキルを証明し、就職活動において強力な武器となります。資格にはさまざまな種類があり、難易度や準備期間も異なります。

この記事では、ニートにおすすめの資格や取得するメリット、資格取得のポイントをご紹介します。未来の可能性を広げるために、勇気を持って最初の一歩を踏み出しましょう。

よくあるご相談例
正社員未経験に強い就職支援サービス
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ニートから一発逆転できる12選

ニートの状態から就職をするために有効な方法として、資格の取得が挙げられます。

資格には国家資格・公的資格・民間資格の3種類があり、それぞれ受験資格や難易度が異なることが特徴です。

30代・40代ニートにおすすめの資格2選

資格を取得することで、就職時の選択肢が増えたり、年収アップを見込めたりするなどのメリットもあります。

ニートにおすすめの資格にはどんな種類があるのか、3つの視点からご紹介しましょう。

なお、受験料や合格率などは年度によって変わる可能性があるため、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

二ートにおすすめの国家資格5選

国家資格とは、国や政府機関が認定・発行する資格のことです。

国家資格は特定の業務を行うために必要な知識や技能を証明するもので、法的にその業務を行う資格に与えられます。

ただし、国家資格は全体的に難易度が高く時間がかかるので、その点を考えたうえで資格を取るか判断することがポイントです。

そこでこの章では、ニートにおすすめの国家資格を5つご紹介しましょう。

1. 宅地建物取引士(宅建士)

宅地建物取引士(宅建士)とは、不動産取引に関する専門知識を持ち、宅地や建物の売買・賃貸の契約を円滑かつ適正に行うための国家資格です。

不動産業界では、宅建士資格を持つ人材は高く評価されるため、就職に有利であることはもちろん、責任に伴った高収入を目指すこともできます。

資格の概要不動産取引に関する専門知識を持ち、
宅地や建物の売買・賃貸の契約を円滑かつ適正に行うための国家資格。
資格の難易度(合格率)13~17%
資格取得までにかかる時間約300~400時間
受験料8,200円(非課税)
取得をおすすめしたい人・不動産業界に興味がある人
・独立を考えている人
・年齢に関係なく専門性の高い仕事がしたい人
参考:宅建試験の概要|一般財団法人 不動産適正取引推進機構

2. FP技能士(ファイナンシャルプランナー)

FP技能士(ファイナンシャルプランナー)とは、財務に関する広範な知識を身につけ、専門家としてのキャリアを築くための重要な資格です。

FP技能士には1級から3級のレベルがあり、それぞれ難易度が異なります。

資格の概要金融・税務・保険・年金・不動産・相続などの
幅広い分野での知識を活かし、
顧客の財務目標達成をサポートするための国家資格。
資格の難易度(合格率)【1級】96.2%(2023年9月)
【2級】学科:59.29%・実技:54.87%(2024年5月)
【3級】学科:83.14%・実技:86.56%(2024年1月)
資格取得までにかかる時間【1級】約500~600時間
【2級】約150~300時間
【3級】約80~150時間
受験料【1級】20,000円(非課税※FP協会)
【2級】11,700円(非課税)
【3級】8,000円(非課税)
取得をおすすめしたい人・金融業界に興味がある人
・資産形成や管理に興味がある人
参考:FP技能検定|日本FP協会

3. 衛生管理者

衛生管理者とは、職場で働く人の健康障害や労働災害防止のために活動を行う存在で、労働安全衛生法で定められた国家資格です。

衛生管理者の主な業務は、職場の安全と衛生を管理・改善することで、常時50人以上の従業員が勤務する事業所では、衛生管理者を専任しなければいけません。

資格の概要職場の安全と衛生を確保するための
専門的な知識とスキルを持つ国家資格
資格の難易度(合格率)【第一種】45.8%(2022年度)
【第二種】51.4%(2022年度)
資格取得までにかかる時間【第一種】約100時間
【第二種】約60時間
受験料【学科試験】8,800円
【実技試験(学科試験合格者・学科試験免除者)】
・クレーン・デリック運転士:14,000円
・移動式クレーン運転士:14,000円
・揚貨装置運転士:14,000円
・普通ボイラー溶接士:24,000円
・特別ボイラー溶接士:28,000円
取得をおすすめしたい人・製造業・建設業に興味がある人
・責任感の強い人
・小規模事業主を目指している人
参考:資格の紹介(第一種衛生管理者、第二種衛生管理者)|公益財団法人安全衛生技術試験協会

※受験資格については公式サイトを参照してください。

4. 登録販売者

登録販売者とは、薬剤師に次ぐ医薬品販売の専門資格で、資格取得者には第二類・第三類医薬品の販売が許可されています。

登録販売者の主な業務は、一般用医薬品の販売および消費者へのアドバイスです。

登録販売者になるためには、都道府県の実施する試験に合格し、登録をする必要があります。

資格の概要医薬品の販売に関する専門知識を持つ資格者。
一般用医薬品(OTC医薬品)の販売ができる国家資格。
資格の難易度(合格率)21.4~55.2%(※都道府県により異なる)
資格取得までにかかる時間約200~300時間
受験料12,800~18,200円(非課税※都道府県により異なる)
取得をおすすめしたい人・医薬品や健康に興味がある人
・ドラッグストアや薬局などで勤務したい人
・介護・福祉の分野に興味がある人
参考:一般社団法人 日本医薬品登録販売者協会

5. 電気工事士

電気工事士は、安全に電気工事を行うために必要な知識と技能を証明する資格です。

電気工事士には、第一種・第二種という2つの種類があり、受験資格や取り扱える設備が異なります。

資格の概要電気設備の設置・改修・修理・保守などを
行うために必要な国家資格
資格の難易度(合格率)【第一種】59.3%(令和6年度・上期)
【第二種】60.2%(令和6年度)
資格取得までにかかる時間【第一種】約60~150時間
【第二種】約50~100時間
受験料【第一種】10,900円(非課税)
【第二種】9,300円(非課税)
※別途、事務手数料が必要(自己負担)
取得をおすすめしたい人・電気・電子工学に興味がある人
・独立・開業を目指している人
・建設業・設備工事業に興味がある人
参考:一般財団法人 電気技術者試験センター

20代ニートにおすすめの資格5選

20代でニートの場合は、少し難しい資格に挑戦する価値があります。

準備する時間にも余裕があるため、就職の選択肢が広がる資格取得に挑戦してみましょう。

ここでは20代のニートにおすすめの資格を5つご紹介しますので、興味のある資格にぜひチャレンジしてみてください。

1. IT・プログラミング関連の資格

ITやプログラミング関連の資格は需要も高く、システムエンジニア(SE)やプログラマーを目指す人にはおすすめです。

ただし、IT・プログラミング関連の資格は、学習コストがかかることや、独学だと挫折しやすいことがデメリット。本気でエンジニアを目指すなら、プログラミングスクールを検討してみてください。

ここでは、基本情報技術者試験についてご紹介します。

資格の概要情報技術に関する基礎的な知識と
スキルを評価するための資格試験
資格の難易度(合格率)40.7%(2024年4月)
資格取得までにかかる時間約200時間
受験料7,500円(税込)
取得をおすすめしたい人・基礎的なIT知識やスキルを習得したい人
・IT業界への就職を希望する人
参考:試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

2. 日商簿記

日商簿記は、日本商工会議所が主催する簿記の資格です。

日商簿記には1級~3級のレベルがありますが、3級は比較的簡単なので、取得するなら2級を目指すと良いでしょう。

1級は難易度が高く、時間がかかり過ぎる可能性があるので、おすすめはできません。

資格の概要会計や経理の分野での基本的な知識と
技能を証明することができる資格
資格の難易度(合格率)【1級】16.8%(2023年11月)
【2級】15.5%(2024年2月)
【3級】36.3%(2024年2月)
資格取得までにかかる時間【1級】約400~600時間
【2級】約100~200時間
【3級】約50~100時間
受験料【1級】8,800円(税込)
【2級】5,500円(税込)
【3級】3,300円(税込)
※別途、事務手数料550円(税込)がかかります。
取得をおすすめしたい人・経理や会計業務に興味がある人
・基本的な簿記の知識を身につけたい人
参考:簿記 | 商工会議所の検定試験

3. 公務員

公務員とは、主に国や地方自治体、特定の公共機関で働く職員のことです。

公務員には国家公務員と地方公務員があり、試験の難易度や業務の内容が異なります。

地方公務員の場合、年齢制限が25歳まで(例:大阪府・行政)という自治体もあるため、各都道府県の受験資格を確認した上で、取り組むことが重要です。

資格の概要公共の利益のために仕事を行い、国民の福祉向上や
社会の安定に貢献する役割を担う人を選抜する試験。
資格の難易度(合格率)【国家総合職】13.3%(令和5年度)
【国家一般職(行政職)】39.6~68.2%(令和5年度)
【地方公務員】12.0~15.8%(令和5年度)
資格取得までにかかる時間1,000~1,500時間
受験料無料
取得をおすすめしたい人・生活の安定を目指す人
・社会的な信用度を上げたい人
参考:国家公務員採用一般職試験|人事院

ニートから公務員になるメリットやデメリットについては、以下の記事で解説していますので、チェックしてみてください。

ニートから公務員になることは可能?メリットとデメリットも解説!

4. 調理師

日本では、調理師としての資格は「調理師免許」で認定されます。

調理師免許は、厚生労働省が定める基準を満たし、調理技術や衛生管理に関する知識を身につけた人に対して発行されるものです。

調理師免許には受験資格があり、学歴・職歴が定められているので、該当するかどうかを確認したうえで受験するようにしてください。

資格の概要飲食(料理)業界で働くために必要な免許
資格の難易度(合格率)約60~70%
資格取得までにかかる時間約200~400時間
受験料都道府県により異なる 
公式サイト参照
取得をおすすめしたい人・料理が好きな人
・飲食業界に興味がある人
参考:調理技術技能センター

5. 看護師

看護師になるためには、看護大学(4年)・看護短期大学(3年)などの定められた教育を受け、国家試験に合格する必要があります。

看護師は学校に通わないといけないので、お金と時間がかかるのがデメリットですが、一度資格を取得すれば、就職や転職がしやすいことがメリットです。

資格の概要医療現場で働くプロフェッショナルとして、
患者の健康管理や医師の診療活動のサポートを行うための資格。
資格の難易度(合格率)87.8%(2024年度)
資格取得までにかかる時間認定された学校を卒業することが条件
受験料5,400円(非課税)
取得をおすすめしたい人・人のためになる仕事に興味がある人
・体力に自信がある人
・学校へ通うことに抵抗がない人
参考:看護師国家試験の施行|厚生労働省

30代・40代ニートにおすすめの資格2選

30代・40代でニートの状態にある場合におすすめの資格を2つご紹介します。

30代・40代は、20代と違って経験やスキルを求められる年代です。場合によっては資格を取るより就職をした方がいいケースもありますが、就職に役立つ資格をピックアップしてみましょう。

1. IT・プログラミング関連の資格

IT・プログラミング関連の資格は、20代向けでも紹介しましたが、30代・40代の方にもおすすめです。

ただし、プログラミングの習得には時間がかかることや、向き不向きも分かれやすいので注意しなければいけません。時間を無駄にしないためにも、見極めは必要といえるでしょう。

ここでは、代表的な資格であるITパスポートについてご紹介します。

資格の概要日本の情報処理技術者試験の中で
初心者向けの国家資格
資格の難易度(合格率)55.6%(令和6年5月度)
資格取得までにかかる時間約100~150時間
受験料7,500円(税込)
取得をおすすめしたい人・IT業界に興味がある人
・ITの基礎知識を習得したい人
・エンジニアの仕事を目指している人
参考:【ITパスポート試験】受験要領

2. 介護関連の資格

介護・福祉の業界は、慢性的な人材不足に悩まされており、就職を希望する人にとって非常に就職しやすい業界といえます。

介護関連の資格には、国家資格と民間資格があり、もっともポピュラーな国家資格は介護福祉士です。

ここでは、介護福祉士に関する情報をご紹介しましょう。

資格の概要高齢者や障害者、病気などの理由で
日常生活に支障をきたしている人々の
支援を行う専門職
資格の難易度(合格率)82.8%(2024年1月)
資格取得までにかかる時間介護福祉士の受験資格はこちら
受験料18,380円
取得をおすすめしたい人・働きながらキャリアアップをしたい人
・介護・福祉の業界に興味がある人
・人のためになる仕事をしたい人
参考サイト:[介護福祉士国家試験]試験概要|公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

ニートが資格を取っても意味ない?一発逆転できる?

ニートの状態の人が、資格を取得することで社会復帰のきっかけになることは大いにあります。ただし、資格を取得したからといって、資格だけで一発逆転することは難しいといえるでしょう。

資格を取っても、志望する業界や職種と関連していなければ、アピールにはつながりません。今の自分にとって、本当に資格を取る必要があるのか考えることがポイントです。

資格を取得するために学習する意欲は素晴らしいですが、資格を取得するにはお金と時間がかかります。資格取得ができなかった場合、資格を取得するための時間がブランクとなります。ブランクができることで、就職が不利になる可能性もあることを理解しておきましょう。

ニートが資格を取る前に考えるべきこと5つ

ニートの人が資格を取る前に考えるべきこととは、どんなことでしょうか?

5つのポイントをご紹介しますので、現在の自分の状況もあわせて、ぜひ資格を取る前に一度考えてみてください。

1. 国家資格を取れないか検討する

時間に余裕があり学習する意欲があれば、まず国家資格に挑戦できないかどうかを検討してみましょう。国家資格は信用度や専門性が高く、就職する上では強力な武器になります。

また、国家資格は知名度が高いこともメリットの一つです。国家資格を取得することで、就職活動の選択肢を増やせます。

ただし、注意したいのは国家資格は難易度が高い傾向にあり、取得までに時間がかかる可能性が高いこと。ニート期間が長引くと就職活動に不利になるため、デメリットも念頭に置いたうえで判断することが重要です。

2. 難易度や取得まで時間がかかり過ぎない資格を選ぶ

資格取得を検討するときには、難易度や取得までにかかる時間を目安にすることが大切です。自分の年齢と資格を取るまでにかかる学習時間を、あらかじめ見積もってみましょう。

前項でもご紹介したように、たとえば公務員の試験に合格するためには、1,000~1,500時間が必要だといわれています。さらに年齢制限がある場合には、自分の年代も検討材料の一つです。

資格はアピールにはなりますが、資格だけで就職に有利になるわけではありません。ブランクが空き過ぎても良くないので、バランスを考えることが大切です。

3. 志望業界や職種に関連する資格を選ぶ

取得する資格を選ぶときには、自分の志望業界や職種に関連する資格を基準にしましょう。

具体的には、以下のようなイメージです。

  • 不動産業界→宅建士
  • 金融・保険業界→FP技能士
  • 介護・福祉業界→介護福祉士
  • 飲食業界→調理師免許

まったく関係のない業界に関係する資格を取得しても、就職時のメリットはありません。

資格の取得には時間も費用もかかります。

資格取得が最終目標ではなく、あくまでも取得した資格を活かして就職することが目標です。資格ありきではなく、自分のやりたい仕事に活かせる資格を選ぶことがポイントになります。

4. 年齢を考慮する

ニートの就職には、年齢が大きく関わってきます。

独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表した『若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 』によると、ニートで就職活動を行ったにもかかわらず、見つからなかったと回答した人は、下記のように報告されています。




男性
20~24歳2.5%
25~29歳6.8%
30~34歳6.6%
35~39歳9.6%



女性
20~24歳3.2%
25~29歳3.6%
30~34歳5.8%
35~39歳5.0%
参考:若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状|独立行政法人労働政策研究・研修機構

この調査結果からも、ニートの就職は、年齢が上がるにつれて不利になることがわかります。

20代までならポテンシャルを見て採用してくれる企業もあります。しかし、30代以降は実務経験やスキル、マネジメント経験の有無なども重視する企業が増えてくるため、内定を取るのが厳しくなるでしょう。

資格を取るための期間と現在の年齢を考慮して、資格を取得することが本当に妥当な選択なのか考えることも必要です。

5. 資格取得にこだわらない

自分が就職するにあたって、本当に資格取得が必要なのかを再確認しましょう。資格取得にこだわりすぎるのは良くありません。

弁護士・医師など、資格がないとできない仕事を除いて、多くの資格はあくまでも意欲をアピールするためのものともいえます。

資格取得が無駄というわけではありませんが、時間は有限であり、資格より早く実務経験を積む方が大切です。就職活動の忙しさにもよりますが、場合によっては求職と並行しながらでもいいという考えにシフトする必要もあるでしょう。

ニートが資格を取るメリット4つ

ニートの状態の人が、資格を取るメリットは何なのでしょうか?

就職活動をするうえで、資格取得がもたらすメリットを4つご紹介しましょう。

1. ビジネスマナーが伝わる

ニートが資格を取ることで得られるメリットとして、ビジネスマナーが伝わることが挙げられます。

資格は知識を得ることはもちろん、取得することで社会的信用力が増します。たとえば、秘書検定やビジネスマナー検定を取れば、基本的なビジネスマナーがあると思ってもらいやすくなるからです。
ビジネスマナーはどの仕事でも最低限必要になるため、学習しても無駄にはなりません。

どんな資格の勉強をすれば良いのかわからない場合は、ビジネスマナーに関わる資格を取得することで、就職の際に有利に働く可能性があります。

2. 選考過程で意欲をアピールできる

資格を取得することは、選考過程で意欲をアピールできるというメリットにつながります。

資格取得にはお金と時間はかかりますが、企業によっては資格保有者を求めている企業もあり、資格が武器になることも少なくありません。

また、無職の期間も「資格取得のために勉強していた」という理由があれば、不利にならないことも考えられます。「この仕事をしたくて資格を取得した」というアピールができることで、就職活動の大きなステップになるでしょう。

3. 就職先の選択肢を増やせる

仕事に活かせる資格を取得すれば、就職先の選択肢を増やすことも可能です。

職種によっては、その資格がないと仕事ができない「独占資格」や、業務をする上で必要な「必置資格」があります。

資格を取得することで、募集要項に資格保有を条件にしている企業などにも応募できるメリットが生まれ、就職先の選択肢が増えるでしょう。

今まで自分のキャリアにはなかった資格を取得することで、知識を得ることはもちろん、未経験の業界や職種にチャレンジすることもできます。就職先の選択肢が増えることは、ニートにとって大きなメリットです。

4. 年収アップが見込める

資格の取得は、年収アップが見込めることもメリットです。

企業によっては資格手当がもらえるケースもあり、特定の資格を保有することで、年収アップが見込めます。

昇格・昇給の条件として、一定の資格取得を条件としている企業もあり、就職時にすでに資格を持っていれば有利な条件で就職することができるケースも。

また、資格の中には独立・起業ができる資格もあるため、企業への就職だけではなく、独立することで大幅な年収アップにつながることも考えられます。

ただ、年収のためだけに資格を取るよりは、年齢やブランク期間を考慮して早く就職した方がいいこともあるので、しっかりと自分の将来を見極めましょう。

ニートが少しでも早く社会復帰するには?

ニートが少しでも早く社会復帰をするためには、就職に関するサポートや支援を受けることがポイントです。以下のような公的・民間のさまざまなサービスが提供されています。

  • わかものハローワーク
  • 地域若者サポートステーション(サポステ)
  • 就職・転職エージェント

これらのサービスは並行して複数の支援を受けることも可能なため、「自分一人の力で就職活動がうまくいかない」という人は、積極的に利用してみましょう。わかものハローワークやサポステでは、職業訓練や就業体験などを受けることも可能です。

ニートの社会復帰をサポートする支援サービスについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。

「ニートの社会復帰が怖い原因とは?おすすめの支援サービスも紹介!」

就職のサポートを受けたいなら就職エージェントがおすすめ

資格の取得はニートの社会復帰には大きな武器になりますが、ニートが就活をするなら、自分一人でやるより就職サポートを受けることがおすすめです。

就職・転職エージェントは、多くの支援・サポートを無料で受けることができ、キャリアアドバイザーが状況を理解した上で、求職者に最適な応募先を一緒に考えてくれます。

就職エージェントは複数ありますが、それぞれ特化した分野があるため、ニートやフリーターの就職支援に力を入れているエージェントを利用しましょう。

ジェイックはフリーター・正社員未経験・既卒・第二新卒の就職支援サービスを提供しています。Webでの就職相談を無料で行っていますので、就職活動に不安を抱いているニートの方は、一度ジェイックのサービスの利用を検討してみてください。

資格を取ってニートの就活に役立てよう!

ニートの方が社会復帰・就職活動を成功させるために、資格取得は有効な手段です。

資格を取得することで就職の選択肢が広がり、意欲をアピールできるメリットもあります。

しかし、資格の取得にはお金と時間がかかることがデメリット。年齢によっては、資格取得よりも社会経験を優先した方が良いケースもあるので、注意が必要です。

ニートからの就職に不安がある場合は、一人で抱え込まずに、ハローワークなどの公的機関や、就職・転職エージェントを利用しましょう。資格取得も視野に入れながら、今の自分には何が必要なのかを一緒に考えてくれるキャリアアドバイザーに支援してもらうことで、社会復帰が近づいてきます。

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ABOUT US
池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」