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日本人の16パーソナリティの割合ランキング!日本人のタイプの特徴を解説

日本人の16パーソナリティの割合ランキング!日本人のタイプの特徴を解説

最近話題の16パーソナリティ性格診断をやってみて、日本人にはどういった性格傾向の割合の人が多いのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、日本人の16パーソナリティの割合を公式のデータを引用しつつ、ランキングにしてご紹介します。合わせて、日本人の性格タイプの特徴として見られる5つの観点を詳しく解説していきます。

日本人の16パーソナリティについて理解を深めたい人は、記事の内容を参考にしてみてください。

16パーソナリティ性格診断とは

日本人の16パーソナリティ割合について詳しく解説する前に、まずはそもそも16パーソナリティ性格診断とはどういった診断なのかについて解説します。

ここでは16パーソナリティ診断とよく混同して理解されている「MBTI」との違いについても詳しく解説しますので、認識を深めておきましょう。

16パーソナリティ性格診断(16タイプ診断)とは

16パーソナリティ性格診断とは16タイプ診断とも言われており、物事に対する考え方や価値観の傾向から個人の思考を分析し、その人が認識していないような強みと弱みに加えて、思考の傾向を明らかにする性格診断テストのことを言います。

性格診断テストは会員登録などをすることなく無料で受験することが可能です。

テスト自体も約60問の簡単な設問に答えていくだけで、いつでも診断することができます。

細かな性格分析が可能になっていることから、最近では就職活動における自己分析の一環として行う人も増えています。

なお、16パーソナリティ性格診断では以下のような質問が出されます。

  • 定期的に新しい友人を作るよう心がけている
  • 大きなプレッシャーがあっても冷静でいられる
  • ささいな事でも間違えると、自分の能力と知識全般を疑ってしまう

このように誰でも答えられるような質問に対し、自分がどれくらい当てはまるのか。ないし、当てはまらないのかを7段階の選択形式で回答していきます。

すべての質問に答え終わると、自分の診断結果がアルファベット4文字で表示されます。この4文字は、以下の4つの指標× 2つのタイプがどちらかといった組み合わせを表しています。

興味・関心の方向内向型(I)外向型(E)
物事の見方感覚型(S)直感型(N)
判断の仕方論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

それぞれの指標でどちらに当てはまるのかによって、上から「ISTJ」や「ESTP」などのように性格タイプが診断されます。

このメインの組み合わせが全部で16通りあることから、16パーソナリティ性格診断と言われています。

-t、-aのタイプについて

16パーソナリティ診断の結果として、アルファベット4文字の後には、TかAといったアルファベットがつきます。これらのアルファベットはそれぞれ意味を持っています。

まずTの性格についてですが、これは神経型であると言われています。

主に情緒的な不安定さがやや強く、どちらかというとネガティブに物事を考える性格傾向が見られます。その一方で、相手の気持ちを繊細に汲み取り、丁寧なコミュニケーションができるといった強みがある性格タイプです。

一方Aの性格については、自己主張型であると言われています。

Tの性格と比較すると情緒的な問題を抱えにくく、様々な物事にポジティブに向き合うことができると言われています。加えて、ストレス耐性も高く、ちょっとやそっとのことでは自分の手を緩めないといった傾向もあります。

このような性格の違いが見られますが、Aの方が必ずしも優秀というわけではありません。

Tの性格は人の気持ちに寄り添ったコミュニケーションができることから、カウンセラーや看護師といったホスピタリティーが求められる仕事に向いている性格といえます。

一方、Aの人が繊細なコミュニケーションを求められる仕事につけば、人間関係でトラブルを起こしてしまうこともあるでしょう。

このように、TとAについてはあくまでも性格傾向が違うというだけであり、どちらが良いというわけではありませんので認識しておいてください。

MBTIとは

16パーソナリティ性格診断としばしば混同して認識されている診断として「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs TyPe Indicator)」というものがあります。実は、16パーソナリティ性格診断とMBTIは全く異なるものになりますので、しっかりと認識しておきましょう。

MBTIは、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査です。

MBTIの公式サイトによると「16パーソナリティ性格診断とMBTIは全くの別物であり、INTP ENFPなどアルファベットで性格タイプを表しているのはMBTIを真似たもの」と明記されています。

つまり、16パーソナリティ診断の公式サイトで得られた自分の性格結果はMBTIではなく、あくまでも16パーソナリティ性格診断の結果であるということを理解しておいてください。

なお、この記事は16パーソナリティ性格診断に依拠して解説を続けていきます。
MBTIについて理解を深めたい人は、下記の日本MBTI協会の発信を参考にしてみてください。

参考:16Personalities性格診断テストを「MBTI®」だと思って受けられた方へ

16パーソナリティ性格診断(16タイプ診断)とMBTIの違い

MBTIと16パーソナリティ性格診断は、最終的な診断結果として自分の性格が示されるという点では似ていますが、その本質はそれぞれ全く異なります。

MBTIはユングのタイプ論をもとに開発されていて、日本語版は2000年から導入されています。MBTIは国際規格に則って開発された性格検査になるため、ネットで簡単に行えるものではありません。

一方、16パーソナリティ性格診断は「ビッグファイブ」という理論がベースとなった性格診断テストです。そのため、MBTIとはベースとなっている理論が全く異なるといった違いが見られます。

加えて、16パーソナリティ性格診断はただの性格診断テストになりますので、その診断結果はMBTIのように何かしらの機関に証明されるものではありません。

日本人の16タイプの割合

16パーソナリティ診断について基礎的な知識を解説しましたので、ここからは日本人の16パーソナリティ診断の性格タイプにおける割合を、公式サイトのデータから詳しく解説していきます。

すでに16パーソナリティ性格診断を行った人は、自分の性格タイプがどれぐらいのランキングに位置しているのかなどを知るのに活用してみてください。

16タイプ割合

日本人の16パーソナリティ性格診断の結果を上位から並べると以下のようになっています。

それぞれ割合と合わせて表にまとめていますので、自分の性格タイプが日本人の中でもどれぐらいいるものなのか確認してみてください。

順位診断タイプ日本人の割合
1位INFP-T12.91%
2位ENFP-T8.48%
3位ENFP-A5.30%
4位INFJ-T4.97%
5位ISFP-T4.53%
6位INTP-T4.52%
7位ISFJ-T4.30%
8位ESFJ-A3.76%
9位INFP-A3.53%
10位ESFP-T3.08%
11位ESFJ-T2.99%
12位ENFJ-T2.94%
13位ESFP-A2.94%
14位INTP-A2.67%
15位ENFJ-A2.65%
16位ENTP-A2.64%
17位ENTP-T2.55%
18位ISFJ-A2.52%
19位ESTJ-A2.30%
20位ISFP-A2.21%
21位ISTJ-A1.93%
22位INTJ-A1.91%
23位INFJ-A1.82%
24位INTJ-A1.79%
25位ISTJ-T1.64%
26位ESTP-A1.58%
27位ENTJ-A1.56%
28位ISTP-T1.54%
29位ISTP-A1.33%
30位ESTJ-T1.09%
31位ESTP-T1.04%
32位ENTJ-T1.01%

自分のタイプが日本の中でもどれぐらいの割合だったのか知っておくことで、自己理解を深められるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

出典:Japan Personality Profile | Country Personality Profiles | 16Personalities

16タイプ分類の割合

16タイプは、それぞれの特徴をまとめると「アナリスト」「外交官」「センチネル」「探検家」の4つに分けることができます。

日本人においてこれら4つの役割を割合でまとめると以下のようになります。

アナリスト18.63%
外交官42.6%
センチネル20.51%
探検家18.25%

外交官の役割を簡単にいうと、他者とコミュニケーションをとって物事を前進させていく役割のことを言います。

日本人は常に気遣いの心を持って相手とやりとりを進められるといった国民性が特徴と言われていることもあり、その分、外交官の役割を持つ性格の人の割合が多くなっていると考えられます。

反対に、探検家の割合が最も低い点も日本人の性格の特徴と言えます。

探検家とは、自ら今までになかったような物事を作り上げるような役割であり、新しいビジネスを立ち上げるような起業家などが該当する性格タイプです。

日本から世界に羽ばたくようなベンチャー企業は海外に比べると少ないと言われているのは、探検家の性格タイプを持つ人が少ないからと言えるかもしれません。

日本で最も多いタイプはINFP

日本人の中で最も多い性格タイプはINFPです。

INFPとは仲介者タイプとも言われており、自分よりも他人のことを優先して物事を考える性格タイプです。共感性が極めて高いため、意見の異なる相手を目の当たりにしても、うまく自分を合わせて物事を進めていける傾向が見られます。
また、集団においては自分個人の意見よりも集団としてどうやって物事を進めていくかという点を重視するため、協調性は高いものの自分の意見をなかなか言葉にしないといった特徴もある性格です。

海外の人から見ると、日本人は非常に礼儀が正しく、集団行動を得意とする国民だと評価されることも多いです。

行列に文句をいうことなく並ぶ事はもちろん、エスカレーターなどで1列にしっかりと並んでいる姿を見ると、INFPが多いこともうなずけるのではないでしょうか。

日本で最も少ないタイプはENTJ

日本人の中で最も少ない性格タイプはENTJです。

ENTJとは指揮官タイプと言われている性格であり、カリスマ性とリーダー気質を発揮して多くの人を自ら引いていくことを得意とします。

バイタリティーに溢れた性格であることから、どんなに困難な状況においても周囲の人を巻き込み、力強く物事を推進していく強みが見られます。

周囲の人に自分の意見を合わせるようなINFPが多い国民性であることがENTJの少なさに繋がっているとも捉えられます。

自分が普段関わっている人を思い返してみれば、自らが積極的に集団にアクションを行い、物事を進めているような人は少ないと感じるのではないでしょうか。

日本人の5つのタイプ特徴

16パーソナリティ性格診断は、4つの指標がそれぞれどちらの性格に当てはまるかという観点で結果が出るという解説をしました。

ここからは、日本人の16パーソナリティ性格診断の中でも、それぞれの指標がどちらの性格に当てはまるのかといったデータを元にしながら、日本人の性格についてもう少し深く理解を進めていきましょう。

1. 内向的な人の方が少々多い

興味・関心の方向について、日本人は外向型よりも内向型の人の方が若干多い割合となっています。具体的な割合でいうと内向型が53%です。

内向型とは、物事を考える際に自分を基準にして思考をする性質です。どちらかと言えば賑やかな集団にいるよりも、1人で物事を考えたいと思っている性格であり、他者には真似できない創造性を発揮することもある一方で、独りよがりな思考になるといったケースもあります。

一方、外向型はとにかく誰かと物事を考えたり、進めたりすることが好きな賑やかな性格です。思考の基準は常に他人や周囲の環境となりますので、物事を考える際は自分1人ではなく、他人と一緒に考える傾向にあります。

コミュニケーション能力が内向型より高い一方で、周囲の人からの影響を受けてメンタルを落ち込ませてしまうようなこともあります。

2. 直観的な物事の見方をする人が多い

物事の見方について、日本人は感覚型よりも直感型の人の方が多い割合となっています。具体的な割合でいうと直感型は59%です。

直感型とは理想主義者であり、とにかく想像力が豊かで1つの物事からたくさんの連想を行って、自分なりの理想を描くことが得意と言われています。

アイディアに富んでいて、感覚型の人よりも優れた発想力を発揮する一方、物事を行き当たりばったりに見てしまうといった傾向が見られます。

感覚型とは現実主義者であり、自身の経験や今まで得た知識を重視する傾向が見られます。

物事をありのままに見て現実的にどう捉えるかという思考を持っているため、突飛なアイディア出しを苦手とするものの、現実的に手の届く範囲の行動を取る傾向にあるので、失敗をしにくいといった特徴もあります。

3. 判断をする際に、論理よりも感情を重視する

判断の仕方について、日本人は論理型よりも感情型の方が多い割合となっています。具体的な割合でいうと感情型は62%です。

論理性を無視して判断するというわけではありませんが、物事の判断軸として人の感情を優先していることになります。

感情型

感情型とは、自分や他人がどう思うかという点を重視して物事を判断する性格です。
共感性が極めて高く、たとえ合理的でないと分かっていても、自分や誰かが悲しい気持ちになってしまうのであれば、それを避けるような判断をする傾向にあります。

論理型

論理型とは、どのような状況においても客観的かつ論理的に物事を判断する性格です。
行動や思考に合理性が極めて高いため、無駄のない動きを得意とする一方、時には人の気持ちを無視したような行動をとってしまい、人間関係のトラブルになることもあります。

4. 計画型よりも探索型の人が多い

物事への姿勢について、日本人は判断型よりも知覚型の方が多い割合となっています。具体的な割合でいうと知覚型は53%です。
大きく偏っているほどではありませんが、計画を立てて物事を進行していくよりも自分のペースで進めていく人の方が多くなっています。

知覚型

知覚型とは、物事に対して自分のペースでじっくりと取り組む性格です。
スケジュールには常に余裕があるような動きをすることに加えて、人によってはマイペースに進められない物事に取り組む際、極めて強いストレスを感じることもあるでしょう。

判断型

判断型は、とにかく素早く計画を立てて計画通りに物事を進めていこうとする性格です。
自分に厳しく他人にも厳しい性質であり、ルールを遵守して生活することに安心感を覚えます。ただ、一度自分で決めたスケジュールが崩されると、立て直しに時間がかかる傾向にあります。

5. 慎重型でネガティブ思考の人の方が多い

基本的な性格について、日本人はポジティブよりもネガティブ思考の人の方が多い傾向にあります。具体的な割合でいうとネガティブな割合は53%です。

分かりやすい例でいうと、アメリカ人やヨーロッパ圏の外国人はどんな物事が起きてもポジティブに明るく乗り越えられるイメージを持っている人も多いでしょう。

一方、日本人は常にリスクを考えて保守的な思考をする人が多い傾向にあることから、ネガティブ思考の人が多いというのも納得できるのではないかと思います。

ただ、ネガティブ思考が常に悪いというわけではありません。

失敗を避けやすくなるだけでなく、あらゆるリスクを想定して物事に取り組めるため、取り返しのつかないような時代に陥りづらいという点はネガティブ思考ならではの強みといえます。

よくある質問

最後に16パーソナリティに関するよくある質問を3つ取り上げて解説します。

16タイプそれぞれの適職は

16タイプのそれぞれの適職としては、以下のようなものが例として挙げられます。
必ず適職になるわけではありませんが、タイプの性格的特徴が納得できる場合には、適職である可能性は高いでしょう。

INTJ・ITエンジニア
・専門職
・福祉職
INTP・経営企画
・研究開発職
・プロジェクトマネージャー
ENTJ・広告代理店
・営業マネージャー
・施工管理
ENTP・マーケティング
・営業職
・ジャーナリスト
INFJ・ITエンジニア
・コンサルタント
・NPO法人職員
INFP・クリエイター
・人事
・キャリアコンサルタント
ENFJ・イベントプランナー
・プロジェクトマネージャー
・組織開発コンサルタント
ENFP・販売職
・ウェブプロデューサー
・営業職
ISTJ・事務職
・経理職
・プログラマー
ISFJ・看護師
・心理カウンセラー
・教師
ESTJ・財務職
・銀行員
・経営企画
ESFJ・カスタマーサクセス
・広報
・人事
ISTP・映像編集者
・SEOディレクター
・システムエンジニア
ISFP・コピーライター
・ファッションデザイナー
・マーケター
ESTP・イベントプランナー
・起業家
・不動産開発
ESFP・客室乗務員
・ホールスタッフ
・営業職

それぞれのタイプと向いている仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。

16Personalities性格診断とは?全16タイプの性格と向いてる仕事を解説

生きづらいタイプは?

全ての人ということではありませんが、性格傾向的に生きづらさを感じやすいタイプとしては以下のような性格が挙げられます。

  • INFP:控えめで物静かな性格であり、自分の意見をなかなか発することができず、ストレスが溜まりやすい
  • INFJ:強い信念を持つ理想主義者であり、自分の思想や考えを周囲の人に理解してもらいづらい
  • INTP:1人で物思いにふけりやすく、異常に思考力が高いが、その思考力についていける人がなかなか見つからない

16タイプの中でも、1番最初のアルファベットが「I」の性格は内向的な性格になるため、自分の殻にこもりやすく、生きづらさを感じやすいと考えられます。

生きづらいと感じやすいタイプについて、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

INFJ(提唱者)が生きづらいと感じる理由7選!性格や対処法を解説
ISFP(冒険家)が生きづらいと感じる理由7選!性格や対処法を解説
INFP(仲介者)が生きづらいと感じる理由7選!性格や対処法を解説
ISFJ(擁護者)が生きづらいと感じる理由7選!対処法も解説

なぜ16タイプ診断が流行っているのか?

16タイプ診断が流行っている理由としては、K-Popアイドルが自身のプロフィールに16タイプ診断の結果を使い始めたからだと言われています。

K-Popアイドルの16タイプ診断結果がファンの中で話題となり、自分の性格が好きなK-Popアイドルとどういった相性なのかといった好奇心から診断をする人が増えてきています。

他にも、Z世代を中心に「自分らしさ」を重要視する文化が広がったことで、自分自身のことを今まで以上に深く知るために16タイプ診断を受けるようなケースも考えられます。

まとめ

16パーソナリティ性格診断における日本人の各種割合について、データを用いて詳しく解説しました。

今回解説した記事のデータは全て16パーソナリティ性格診断の公式サイトから引用したものになりますが、あくまでも割合は傾向であるということを認識しておきましょう。

日本人だからといって全ての人が今回の記事に当てはまる性格であるとはなりませんので、上手く活用するようにしてください。

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古庄 拓執行役員兼マーケティング開発部長
株式会社ジェイック執行役員兼マーケティング開発部長。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等