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正社員になりたい理由の例文を紹介!なぜ正社員になりたいのか面接で聞かれたら?

正社員になりたい理由の例文を紹介!なぜ正社員になりたいのか面接で聞かれたら?

フリーターから正社員を目指そうとする時、多くの人が正社員になりたい理由を聞かれたときに悩んでしまうことでしょう。

この記事では、フリーターから正社員になりたい理由の答え方を、パターン別に10個の例文でご紹介しますので、参考にしてみてください。

加えて、正社員になりたい理由の伝え方を考える際に知っておきたい知識を幅広く解説します。

正社員になりたい理由の例文【パターン別】

正社員になりたい理由の例文を以下のパターン別に解説していきます。

  • なんとなくフリーターをしていたパターン
  • いい会社を見つけられずフリーターだったパターン
  • 同職種で正社員を目指すパターン
  • 成したい夢があってフリーターをしていたパターン
  • 焦りを感じて正社員を目指すパターン
  • 資格取得のためにフリーターをしていたパターン
  • 収入を上げたくて正社員を目指すパターン
  • 安定した生活を目指したいパターン
  • 正社員経験があるフリーターのパターン
  • 育児や介護が一段落したパターン

自分の状況に応じて例文を参考にしてみてください。

なんとなくフリーターをしていたパターン

なんとなくフリーターを続けていた人が正社員を目指すのであれば、これからは真剣に働いていきたいと考えている真剣さを志望動機で伝えるようにしましょう。

「私は今日に至るまで、最低限の生活ができるお金さえ稼げれば良いと考え、フリーターを続けていました。しかし、最近母が病気になり、突然多額の医療費が必要になるといったことを受け、今だけでなく将来を見据えてお金を稼いでいく必要があると感じました。

将来を見据えるにはフリーターとしてではなく、正社員になって安定した収入を得る必要があると考えて正社員を志望しています。

数ある求人の中でも、御社はこれまで面談で話させていただいた社員の方の雰囲気が良く、ここであれば長く仕事を続けていけるだろうと考え、就職をさせていただきたいと考えています。」

いい会社を見つけられずフリーターだったパターン

新卒就活で良い会社を見つけられず、フリーターになった人が正社員を目指す場合は、正社員になりたい理由と、応募先の企業が自分に合っていると感じている理由を志望動機で伝えることがポイントです。

「新卒の就活では上手く会社を見つけられず、結果的に今日に至るまでフリーターを続けていました。しかし、いつまでもフリーターでいることはできないと考え、自分の強みや弱みを理解した上で再び正社員を目指したいと考えています。

自己分析の過程で言語化した私の強みや仕事に対する価値観が、御社の経営理念とマッチしているのではないかと考えています。私も御社が重視している社会貢献に携わる仕事がしたいと考え応募させていただきました。」

同職種で正社員を目指すパターン

フリーターとして働いていた職種と同じような職種で正社員を目指すような場合、なぜフリーターではダメなのかという点や、正社員にチャレンジしたいと思っている理由を明確に伝えることが重要です。

「私は現在フリーターとしてアパレルショップの店員をしています。

将来を見据えて正社員になりたいと考えているのですが、現在働いている職場では正社員登用の制度がありません。加えて、フリーターだと店長などのマネジメントのポジションに挑戦することが難しく、今回正社員の求人に応募させていただいています。

採用させていただいた際には、現在のアルバイト先で得た経験を発揮することはもちろん、店長に必要な知識を早々に習得し、御社にとって必要な人材に成長していきたいと考えています。」

成したい夢があってフリーターをしていたパターン

成し遂げたい夢があってフリーターをしていた人が正社員を目指す場合は、夢に対してどういう結果になり、これからはどういう存在になりたいのかをまとめることがポイントです。

「もともと音楽が好きで、バンド活動に集中するためフリーターをしていました。

様々なオーディションに応募してメジャーデビューを目指していたのですが、今日に至るまでその機会に恵まれる事はありませんでした。

そうした中、バンドメンバーも徐々に会社員として働く道を選択するようになったため、バンドは解散となりました。それをきっかけに、私も正社員として働こうと現在就職活動をしています。

今回応募させていただいているのは営業職のポジションですが、音楽に関わるサービスの営業ができることを求人票から伺っていますので、バンド活動で得た知見が活かせるのではないかと考えています。」

焦りを感じて正社員を目指すパターン

フリーターでいることに焦りを感じて正社員を目指す場合は、正社員を目指すきっかけや自分の将来を見つめ直していることを伝えることが大切です。

「大学を卒業してからフリーターとして今まで生活をしてきました。

アルバイトで収入を得て、日々の生活に不満を感じてはいませんでしたが、年齢を重ねるにつれて、このままフリーターを続けていいのかと不安を感じるようになりました。

いろいろ調べていく中で、フリーターとして年齢を重ねていくと正社員になることが難しくなっていくと知ったため、出来る限り早く正社員になっておくべきだと考えて正社員求人に応募をしています。

フリーターとして真面目に業務をこなしていたという自負はあります。

また、仕事の中でも特にお客様から感謝の言葉を言われることにやりがいを感じていたため、お客様と距離の近い介護職を募集する御社に応募させていただきました。

御社は介護サービスの利用者との関係性構築に力を入れていると聞いていますので、やりがいを持って働けると考えています。」

資格取得のためにフリーターをしていたパターン

特定の資格取得のためにフリーターをしていた人が正社員を目指す場合は、資格取得にあたって努力していったことに触れつつ、その経験が応募先でどのように活かせるのかを伝えましょう。

「国家資格である公認会計士の資格の勉強に集中するため、フリーターをしながら資格取得の専門学校に通っていました。公認会計士試験について短答式試験は突破できたものの、論文試験になかなか合格することができず、短答式試験の免除期間である2年を超えてしまいました。

いつまでも会計士の資格取得のためにフリーターを続けていることは将来にとっても良くないことであると考え、現在は正社員を志望しています。今回は経理の人材を募集しているということで、私の会計士試験の勉強の知識が活かせるのではないかと考えています。」

収入を上げたくて正社員を目指すパターン

フリーターから正社員になることで収入を上げたいと考えているパターンの場合は、収入を上げたいと思っている具体的な理由を伝えるか、今後のキャリアビジョンについて触れるようにしましょう。

「大学を卒業してから3年間フリーターを続けていました。

自分のやりたい業務に携われているということもあり、フリーターであり続けることに危機感を感じてはいませんでしたが、このたび子供が産まれることになったため、収入を上げていきたいと強く思っています。

フリーターでは収入を上げることに限界があると考えていますので、成果を上げて収入を上げて御社の求人に応募させていただきました。

もともとフリーターとして初対面の相手とコミュニケーションを取り、店舗の来客を増やすという業務をしていましたので、アルバイトで培ったコミュニケーション能力を営業職として発揮していきたいと考えています。」

安定した生活を目指したいパターン

フリーターから正社員になることで安定した生活を目指したいのであれば、なぜ安定した生活を目指したいのかということに加えて、数ある求人の中から応募先を選んだ理由を伝えてください。

「私は3年間学習塾の講師としてアルバイトをしていました。

生徒に対して勉強を教えることにやりがいを感じていたのですが、勤め先の学習塾の生徒は激減し、なかなかシフトに入れない状況が続くようになりました。

これをきっかけに、フリーターという働き方の不安定さに危機感を覚え、正社員になることを志望しています。中でも御社は日本の教育問題に対して幅広い解決策を持ってビジネスをされていると考えています。

学習塾の講師としての経験はもちろんですが、私の根底にある日本の教育を良いものにしたいという思いを実現できるのではないかと考え御社を強く志望しています。」

正社員経験があるフリーターのパターン

一度正社員として就職し、その後フリーターになったというパターンの場合は、一度正社員を辞めてもう一度正社員になりたいと思っている理由を伝えるようにしましょう。

「私は大学卒業後、地元の会社で1年間営業職として働いていました。しかしその際は仕事の成果が出ず、申し訳なさの思いから1年で退職しフリーターとなりました。

フリーターとしては2年ほど働きましたが、今一度正社員としてスキルアップをしていくことにチャレンジしたく、正社員を志望しています。

1社目で仕事をしていく中で、私には他人をサポートするような役割の仕事に向いていると感じたため、営業事務の求人に応募しています。

フリーター期間にしていたアパレル店員のアルバイトで得た、顧客のニーズを先読みして動くスキルを活かして、先回りして営業の業務をサポートしたいと考えております。」

育児や介護が一段落したパターン

育児や介護が1段落したという理由で正社員を目指す場合は、それらの事実を伝えつつ、なぜ応募先を選んだのかということを伝えるようにしてください。

「元々正社員として働きたいと考えていたのですが、親の介護によってフリーターという働き方を余儀なくされていました。このたび国の福祉制度を活用することが決定し、介護に時間を割かなくても良くなったため、正社員を目指すべく就職活動をしています。

親の介護の経験を通じ、人をサポートすることの重要性や尊さを知りました。

今回は事務職の求人に応募していますが、親の介護で得た価値観や大変ことでもやり続ける力を発揮して、仕事に向き合っていきたいと考えています。」

正社員になりたい理由を伝える際に盛り込むべきこと

フリーターから正社員を目指す人が正社員になりたい理由を考える際、以下のようなことを盛り込むように意識してみてください。

  • なぜフリーターだったのか
  • 正社員を目指そうとした理由やきっかけ
  • なぜその会社に応募したのか

それぞれ詳しく解説します。

なぜフリーターだったのか

フリーターが正社員を目指す際、正社員になりたい理由には必ずフリーターだった理由を盛り込むようにしましょう。現在フリーターとして生活をしている事実は履歴書を見れば企業側が理解できますが、フリーターに至った理由は多くの面接官が気になるところです。

いずれにせよ、フリーターだった理由を問われることを考えると、面接で1番最初に聞かれる「なぜ就職しようと思ったのか」の時点でフリーターだった理由を回答しておくのが良いと言えます。

また、フリーターだった理由についてはできるだけポジティブに伝えることをおすすめします。

フリーターになった理由の面接での答え方【例文付き】

正社員を目指そうとした理由やきっかけ

フリーターから正社員になるということは、働き方を大きく変えることでもあります。

企業からすれば「本当にフリーターから正社員のフルタイムで働けるのか」と疑問を持つポイントになるため、正社員になりたい理由についてはしっかりと説明しましょう。

正社員になりたい理由をしっかりと伝えることができれば、熱意のある人材として評価されやすくなります。

なぜその会社に応募をしたのか

正社員になりたい理由と合わせて、その会社に応募した理由をセットで伝えることもポイントの一つです。

フリーターから正社員になる場合は、正社員を目指すきっかけまでの経緯を話すことはもちろんですが、その会社でなくてはならない理由を準備することが重要になります。

特に意識しておきたいのが、その「仕事」を選んだ理由ではなく、その「会社」を選んだ理由を伝えるといった点です。

企業理念やそれまでにあった社員の印象、求人票でのアピールポイントなどどんなものでもいいので、自分がその企業に応募した明確な理由を伝えるようにしてください。

【例文つき】フリーターから正社員への就活での志望動機の書き方

正社員になりたい理由でNGな例

正社員になりたい理由の答え方を準備するにあたって、以下のような例はNGとなることは認識しておいてください。

  • バイト先の悪口を盛り込む
  • 応募した理由がどの企業でも通じる
  • 自分に対してネガティブなことをいう

それぞれなぜNGなのかについて、理由を詳しく解説していきます。

バイト先の悪口を盛り込む

フリーターをしていて、バイト先との関係性が悪化したからといった理由で正社員を目指す人もいるかもしれませんが、バイト先の悪口を伝えるのはNGです。

たとえ悪口の内容が事実であったとしても、面接官からは「不満を感じるとすぐに他の人に話してしまう人」というネガティブな評価に繋がってしまい、見送りになることが考えられます。

悪口を言いふらすような人は、会社組織にとっても望ましくない人材だと判断されてしまう点は認識しておく必要があります。

応募した理由がどの企業でも通じる

志望動機では、その会社に応募した理由を分かりやすく伝える必要がありますが、どの企業でも伝わるような応募だと熱意のアピールに繋がりづらくなります。

たくさんの求人に応募していく中で1社ごと志望動機を考えるのは難しいかもしれませんが、就職エージェントなどのサポートを受けつつ、個別にカスタマイズした志望動機を伝えるようにしてください。

なお、志望動機は全て1社ずつ作る必要はありません。

フリーターになった理由や、正社員を目指そうとした理由やきっかけについては共通したもので問題ありませんので、志望動機の最後の部分だけ会社ごとに異なるといったイメージを持っておくと良いでしょう。

なお、この記事で紹介した例文については特定の企業を想定した例文ではないため、どの企業でも通じるような応募理由になっているという点は合わせて注意しておいてください。

自分に対してネガティブなことをいう

フリーターから正社員を目指そうとする人の中には、フリーターである自分を下げてしまうようなネガティブな感覚を持っている人がいるかもしれません。

しかし、面接の場においては自分を売り込むという意識が重要になってきますので、自分に対してネガティブな表現を正社員になりたい理由を答える際に盛り込むことは避けましょう。

事実としてネガティブな理由でフリーターになったとしても、できるだけポジティブに言い換える必要があります。企業から良さそうな人材だと思ってもらえるかが採用の重要な要素となってくる点は理解しておいてください。

企業が正社員になりたい理由を聞く際にチェックするポイント

企業が面接でなぜ正社員になりたいのか聞く際には、以下のポイントをチェックしている傾向にあります。

  • 長く働いてくれそうかという就職意欲
  • 適切な言葉遣いでコミュニケーションが取れるか
  • 会社組織で上手くやっていけそうか

これらのポイントは、面接の場で正社員になりたい理由を話す際に特に意識しておいてください。

長く働いてくれそうかという就職意欲

企業が正社員募集でフリーターの応募者を見極める際、これから長く働いてくれそうかという就職意欲を特に重視する傾向にあります。

企業が求人募集をする際は、基本的に低くない採用コストを支払っています。

そのため、正社員として採用をするのであればできるだけ長く働いてもらうことが目的となるケースが多いです。

特に、フリーターの期間が長いケースだと、採用後に嫌なことがあったらすぐにやめてしまうのではないかと思われがちです。長く正社員として働く意欲があることは、熱意を持ってアピールしていくことが重要になります。

適切な言葉遣いでコミュニケーションが取れるか

フリーターに限らず、企業が正社員の就職面接をする際はビジネスマナーとコミュニケーション能力を重要視します。ビジネスマナーについては、面接の受け答えにおいて適切な言葉遣いができているかによって見定められることになります。

また、コミュニケーション能力については、受け答えが適切にできているかといったことはもちろん、相手の目を見て会話できているかや、アルバイトで他人とコミュニケーションを取った経験があるかといった点で見定められる傾向にあります。

会社組織で上手くやっていけそうか

企業が正社員として採用する場合は、採用後にどれだけ活躍してくれそうかといった点も重要なポイントになります。ただ、フリーターの場合は即戦力というよりもポテンシャルを見込んで採用をする傾向にあるため、まずは組織でうまく立ち振る舞えるかがチェックされます。

コミュニケーション能力に等しい観点ですが、複数の人と協力をして仕事を進められるかどうかは、協調性や集団行動の意識が重要になってきます。

フリーターとして複数の人と協力をして仕事に取り組んだ経験があるのであれば、自己PRなどで具体的なエピソードとともに伝えるようにしてください。

まとめ

フリーターから正社員を目指すにあたって参考となる例文を10個ご紹介しました。例文を参考にして、自分なりの正社員になりたい理由を考えることを意識してみましょう。

また、正社員になりたい理由の伝え方がなかなか思いつかなかったり、考えた内容を誰かに添削してもらいたいという場合は、就職エージェントの活用がおすすめです。

担当となるアドバイザーに正社員になりたい理由の伝え方や志望動機の伝え方のアドバイスをもらい、面接に通過するようしっかりと対策をしましょう。

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ABOUT US
近藤 浩充常務取締役
株式会社ジェイック 常務取締役 20~30代の既卒/フリーター層の就職支援事業、キャリア教育事業の統括責任者を歴任、マーケティング開発部門の事業部長(現任)として東証上場を果たす。IT×教育×職業紹介などテックを活用し、変化し続ける顧客のニーズを追求している。【著書】社長の右腕 ~中堅企業 現役ナンバー2の告白~