専門学校卒業した後、正社員として就職せずフリーターをし続けることは、自分の人生にとってどうなのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、専門学校を卒業後フリーターを続けることで、どういったデメリットや末路を迎える可能性があるのかについて解説します。
合わせて、専門学校卒業後にフリーターを続けている人が、今後正社員として就職を目指すにあたって知っておきたい知識や方法をご紹介します。
現在フリーターで将来どうすべきか悩んでいる人は、記事の内容を参考にしてみてください。
この記事の目次
専門学校卒業後就職しないでフリーターはあり?
専門学校を卒業すると、卒業したコースの知識を活かせる仕事に就職するケースが一般的です。
多くの専門学校卒業生が就職という進路を選ぶ中で、フリーターとしての生活を決断する選択は、実際のところ人生にとってどういった影響をもたらすのでしょうか。
まずは、専門学校卒業後就職しないでフリーターはありなのかどうかについて解説していきます。
1. 目的があるならフリーターでもいい
目的があって専門学校卒業後に就職せずにフリーターとして働くならいいでしょう。
例えば専門学校でデザインの勉強をし、デザイナーとして実力が認められるまでアルバイトで経験を積む、夢を追うためにシフトを調整しやすいアルバイトで働くなど、夢の実現に向けた活動と両立しながら生計を立てる手段としてアルバイトをするという手もあります。
2. 将来を見据えるなら避ける方がいい
専門学校卒業後もフリーターといった形で生活費を稼ぐ事はできますが、将来を見据えるのであれば、フリーターをし続けることは避ける方がいいでしょう。
なぜなら、アルバイトは雇用や収入が不安定な上に、就職したいと思ったときに、フリーターをしていたことがマイナスに捉えられる可能性があるからです。
専門学校卒業後にフリーターをしている人に対して、企業からは「責任感を持って働いてくれるのか」「組織に馴染むことができるのか」などと懸念されます。就職市場では、アルバイトの経験は職歴として認められないため、空白期間と捉えられ、就職でも不利になります。
また、企業によっては新卒しか採用していないところもあるため、専門学校を卒業する前に新卒として就職活動をした方が就職先の選択肢が多く、長期的に見ても正社員として働いた方が収入が高いため、一般的には専門学校卒業後にフリーターになるより就職した方が良いと言われています。
専門学校卒業後フリーターをするデメリット
専門学校卒業後にフリーターをし続けるデメリットとしては、以下の5つのポイントが挙げられます。
- 収入が安定せず生活に不安が残る
- 収入が低く趣味にお金を使いにくい
- 正社員就職が難しくなる
これらの1つにでも大きなデメリットがあると感じた場合は、すぐにでもフリーターから正社員を目指す行動を取ることをおすすめします。
それぞれ詳しく解説します。
1. 収入が安定せず生活に不安が残る
正社員ではなくフリーターという生き方を選ぶということは、金銭面で不安を感じやすくなることとも言えます。
フリーターだとシフトに入った分お金を稼げるような働き方になりますが、裏を返せばシフトに入れなければ収入が減るということになります。
多くのアルバイト先では、毎月必ず決まったシフトに入れてもらえるということはほとんどありません。したがって、収入が安定しないといったデメリットと考えられます。
収入が安定しないことは一見すると大きなデメリットとしては感じないかもしれませんが、例えば家賃や携帯代といった固定費が毎月かかってくるにもかかわらずに月の収入が変動してしまうと、固定費以外で使えるお金が変動してしまい、カードの支払いが間に合わなくなるといったこともあるでしょう。
一度借り入れの返済を延滞してしまうと、金融機関のブラックリストに載ってしまったり、生活を立て直すために複数の金融機関から借り入れをするといった将来にも繋がるかもしれません。
2. 収入が低く趣味にお金を使いにくい
フリーターは正社員よりも収入が低いことの方がほとんどです。
収入が不安定なことに加えて収入そのものが少ないといったことから、自分の趣味にお金を使いにくい、将来のための貯金がしづらいといったデメリットも挙げられます。
自分の人生をより良いものにしていくためには、仕事だけでなくプライベートも充実させていく必要がありますが、専門学校卒業後にフリーターを続けてしまうと、プライベートで使えるお金は少なくなり、人生に対する満足感も下がってしまうことが考えられます。
もちろんお金がないと趣味を楽しめなくなるわけではありませんが、少なくとも趣味を選ぶ選択肢が少なくなることは間違いないと言えます。
自分がやりたいと思ったことがあったとしても、お金のせいで挑戦できないというのはフリーターを続ける大きなデメリットと言えるでしょう。
3. 正社員就職が難しくなる
専門学校卒に限らず、フリーターの場合は正社員になることが難しくなる傾向が見られます。
フリーターは自由に生きることができる働き方ですが、同時に責任を持つことなく仕事に向き合える方法とも言えます。
したがって、企業が正社員面接でフリーターを目の前にするときは「本当に責任を持って働けるのか」、「フリーターを採用しても長く働いてもらえないのではないか」などと考えがちです。
それだけでなく、フリーターが就活する際には「なぜ専門学校卒業後、すぐに就職しなかったのか」などの質問をされやすく、適切に答えることができないと、企業からネガティブに評価されてしまって選考に落ちてしまうことが考えられます。
これらの理由から、いざフリーターから正社員になろうとしても中々正社員として採用してもらえないといったデメリットを感じることもあります。
専門学校卒業後フリーターをし続けた後の末路
専門学校卒業後にフリーターになるだけでも多くのデメリットがあることを解説しましたが、もしフリーターを数年〜数10年と続けたときには以下のような末路が考えられます。
- 生涯賃金で正社員と大きな差が出る
- 働きたくても働けない状況が続く
- 友人や同年代と比較して焦りや悲しみを感じる
それぞれ解説しますので、このままフリーターを続けて本当にこれらの末路を迎えていいのか考えてみてください。
1. 生涯賃金で正社員と大きな差が出る
専門学校卒業後フリーターをし続けることで、正社員になった人に比べて生涯稼げる賃金に約1億円程度の差が出てきてしまいます。
厚生労働省が発表している「正社員とフリーターとの格差」を見てみると、正社員とフリーターは20代前半であればそこまで大きく収入の差があるわけではありません。
しかし、年齢を重ねることに正社員は稼ぎを増やしていけるのに対し、フリーターはほとんど収入を増やすことができません。
結果的に定年である60歳を迎えた際、正社員は平均して2億円から2億5,000万円稼いでいるのに対し、フリーターは約5,000万円しか稼ぐことができないといったことがデータからも分かっています。
人生で稼げる賃金が1億円も変わってくると、もはや人生そのものが変わってくると言っても過言ではありません。
2. 働きたくても働けない状況が続く
専門学校卒業後すぐにアルバイト先を見つけたようなフリーターは、バイト先を見つけることにそこまで難しさを感じることはなかったはずです。専門学校卒業後の人がすぐにバイトをし始められるのは年齢が若いからです。
しかし、フリーターとして年齢を重ねていくと徐々にシフトに入れてもらえなくなったり、バイトに採用すらされないといったことが増えてくる傾向にあります。
フリーターは雇用が安定しない働き方になりますので、雇用主の判断で突然解雇されたり、シフトが削られてしまうといったことが珍しくありません。
そのため、将来働きたくても働けないといった末路を迎えることが考えられます。
収入を増やしたくても働けないため、月々の支払いのために借金を繰り返し、最終的には誰に頼ることもできず生活に悩み続けるような毎日が待っているようなこともあるかもしれません。
3. 友人や同年代と比較して焦りや悲しみを感じる
専門学校を卒業し、正社員として働いているような人の多くは、結婚や子育てといったライフイベントを経験する傾向にあります。
一方、フリーターになった場合はプライベートを充実させられるだけの収入がなかったり、収入面を不安視されて結婚相手を探すことに苦戦するでしょう。
つまり、専門学校を卒業してフリーターになった人は、友人や同年代の人が多く経験しているライフイベントに無縁な生活を送ることも考えられ、自分の人生に焦りや悲しみを感じるといった末路も考えられます。
専門学校卒業後にフリーターを脱する方法
専門学校卒業後にフリーターをし続けることには多くのデメリットがあるだけでなく、将来悲惨な末路を迎える可能性があることを解説しました。
このような未来を防ぐためにフリーターを脱したいのであれば、以下のような方法が考えられます。
- バイト先で正社員登用を目指す
- 仕事に役立つ資格を取得する
- 正社員を目指して就職活動する
それぞれ詳しく解説します。
1. バイト先で正社員登用を目指す
バイト先によっては、真面目に働き続けることでそのまま正社員になれる制度が整っているケースがあります。専門学校卒のフリーターが正社員になるのに最も手早い方法が、バイト先の正社員登用制度を活用することです。
正社員登用制度で正社員になることができれば、今までのバイトの経験をそのまま活かした形で正社員になることができるため、フリーターのデメリットである収入や雇用が安定しないことを解消できます。
それだけでなく、正社員になることで毎月もらえる給料を大幅に上げることもできるでしょう。
しかし、バイト先によっては正社員登用制度がそもそもないといったことがありますので、制度が気になる人はバイト先の店長に確認してみることをおすすめします。
2. 仕事に役立つ資格を取得する
フリーターを脱する準備として、今後の就職や正社員としての仕事に役立てる資格を取得するといったことも挙げられます。
資格はたくさんありますが、正社員になることを見据えるのであれば、以下のようなビジネスに直接関わるようなものを選ぶことがおすすめです。
- マイクロソフトオフィススペシャリスト
- ビジネスマナー検定
- 秘書検定
- 日商簿記検定
- ITパスポート
- TOEIC
また、将来営業職などで働く場合は車が運転できることが必須条件のケースもありますので、普通自動車免許を取得しておくのも良いでしょう。
3. 正社員を目指して就職活動する
専門学校卒のフリーターが現状から抜け出したいと考えるのであれば、すぐにでも正社員を目指して就職活動することがおすすめです。
専門学校卒のフリーターの中には、正社員になれるのか不安を感じている人がいるかもしれませんが、現在の日本においては学歴や職歴に関係なく募集されている求人が多くなっており、自己分析や面接対策をしっかり行えばフリーターでも正社員になることが可能です。
専門学校を卒業してフリーターをしている人が正社員を目指す場合は、とにかく就職対策が大切になってくることを認識しておきましょう。
専門学校卒業後フリーターが正社員を目指す手段
専門学校卒業後にフリーターをしている人がこれから正社員を目指すのであれば、以下の3つの方法が挙げられます。
- 就職エージェント
- 求人サイト
- ハローワーク
それぞれ特徴について詳しく解説します。
1. 就職エージェント
就職エージェントに登録した後は、自分専任のアドバイザーが担当に付き、就職活動のあらゆるサポートをしてくれるようになります。
特に自分の希望や強みに合った求人を紹介してくれるため、忙しいフリーターであっても就職活動を進めやすいといった特徴があります。
また、就職エージェントでは、フリーターの就職活動で重要になってくる自己分析や企業研究のやり方を教えてもらえるだけではなく、応募先の企業に応じた模擬面接を実施してもらうことも可能です。
理想の職場に内定をもらえる可能性を高められるというのは、就職エージェントならではのメリットと言えるでしょう。
2. 求人サイト
求人サイトに登録することで掲載されている求人に応募できるようになります。
求人サイトには非常に多くの求人が掲載されているため、自分の希望条件にマッチした求人をたくさん見つけられるといったメリットがあります。
また、求人サイトは自分1人で就職活動を進めていくことになるため、好きなタイミングで求人に応募ができるというのも特徴です。
バイト先への通勤の間でスマホから求人に気軽に応募できますので、特に忙しい人におすすめできます。
3. ハローワーク
全国各自に設置されているハローワークに行くことで、就職活動を進めることも可能です。
ハローワークでは募集されている求人に応募したり、ハローワークの職員に求人を紹介してもらったりすることで就職活動を進めていきます。
不定期に就職活動のセミナーも開催されていますので、まずは就職活動がどういったものなのか掴みたいという人におすすめできる方法です。
ただし、ハローワークには地元密着型の中小企業の求人が多いことや、現場職の求人が中心であることはあらかじめ認識しておく必要があるでしょう。
専門学校卒業後フリーターに就職エージェントがおすすめな理由
専門学校卒業後にフリーターをしている人が正社員を目指すのであれば、以下のようなサポートを無料でしてもらえる就職エージェントの活用がおすすめです。
- 自己分析を始めとして就活の基礎を教われる
- 自分にマッチした求人を紹介してもらえる
- 企業との連絡を代行してくれる
就職エージェントは様々なサービスが展開されていますが、出来る限り自分が応募できる求人の選択肢を増やしたいという人は、複数の就職エージェントを併用することをおすすめします。
ここでは、就職エージェントが専門学校卒のフリーターにおすすめできる理由について詳しく解説します。
1. 自己分析を始めとして就活の基礎を教われる
就職エージェントに登録した後は、フリーターが正社員を目指す上で必ず知っておくべき自己分析や企業研究のやり方を教わることができます。
特に専門学校卒業後にフリーターをしている人が、正社員を目指す上で企業から聞かれやすい質問として、「なぜ専門学校を卒業してからフリーターをしているのか」といったものが挙げられますが、こうした答えにくい質問を効果的に答えるには自己分析が非常に大切です。
自己分析とは今までの経験を棚卸しし、強みと弱みを言語化した上で、自分のアピールポイントやフリーターという選択肢を選んだ理由について明らかにすることを言います。
フリーターが自己分析をしておけると、面接での回答で説得力やポジティブさを伝えられるようになるだけでなく、自分にどんな仕事が向いているのかを知れるようになります。
1人で自己分析のやり方を習得することに自信がない人は、就職エージェントの担当アドバイザーにイチから教えてもらうことがおすすめです。
2. 自分にマッチした求人を紹介してもらえる
就職エージェントに登録した後は、無料のキャリア面談を受けることができます。
キャリア面談を通じてアドバイザーから自分に向いてる求人の特徴や職業を教えてもらうことができるため、現在就きたい仕事がないといった人でも就職活動を進められるようになります。
それだけでなく、キャリア面談で判明した自分にマッチした求人を、アドバイザーが自動的に紹介してくれるようになりますので、求人の比較検討を効率的に進められるのもメリットです。
専門学校を卒業したものの、興味のある求人が見つけられないという理由でフリーターをしているのであれば、就職エージェントのキャリア面談を活用することを強くおすすめします。
3. 企業との連絡を代行してくれる
通常、正社員を目指して就職活動をする場合は、企業と直接やりとりをして面接日時の調整を進めていく必要があります。しかし、企業とのやりとりでは正しいビジネスマナーを遵守しないと、それだけで印象が大きく悪くなってしまいかねません。
就職エージェントを活用すると、企業とのやりとりをアドバイザーが代行してくれるようになります。わざわざビジネスマナーを習得しなくても良くなるため、就活にかかる時間を大幅に短縮することが期待できます。
それだけでなく、フリーターとして忙しく働いていて企業とやりとりする時間がない場合であっても、アドバイザーが連絡を代行してくれることでスピーディーなやりとりが実現できます。
面接日時の調整で時間をかけてしまうと、他の候補者に内定が決まってしまうこともありますので、スピード感のあるレスポンスが重要になってきます。
すぐにでも正社員になりたいのであれば、就職エージェントを使ってスピーディーに就職活動を進めていくと良いでしょう。
専門学校卒業後フリーターが知っておくべき就活の流れ
専門学校卒業後にフリーターが就職エージェントを使って正社員を目指す際は、以下のような流れで就職活動を進めていくことになります。
- 会員登録・Web履歴書入力
- 無料のキャリア面談
- 自己分析と企業研究のレクチャー
- 自分にマッチした求人の紹介
- 応募
- 面接〜内定
これらの流れをあらかじめ知っておくことで、いざ就職活動を始めたときにスムーズに正社員を目指していけるでしょう。それぞれ詳しく解説します。
1. 会員登録・Web履歴書入力
就職エージェントを活用して就職活動を始める場合、まずはサービスへの会員登録を行います。
会員登録については無料で行いますので、気になるサービスを見つけたらとりあえず登録をしてみるということがおすすめです。
会員登録時には基本的な個人情報に加え、Web履歴書の入力が必要になります。
卒業した専門学校や年次、どんな勉強をしてきたのかといった学生時代のことだけでなく、フリーターとしてどれぐらい働いているのかやどういった業務に従事しているのかを記入していきます。
Web履歴書の入力欄は多いものの、面倒だからといって登録をそこでやめてしまわないようにしましょう。もし登録時の入力項目が多くて面倒だと感じた場合は、一旦仮の内容を登録しておき、求人に応募する直前でブラッシュアップするといった進め方がおすすめです。
2. 無料のキャリア面談
会員登録をした後は、自分の担当アドバイザーとキャリア面談を行います。キャリア面談では主に以下のようなことが聞かれます。
- なぜ専門学校を卒業した後にフリーターになったのか
- 正社員を目指そうとしている理由は何か
- どういった仕事につきたいと思っているのか
- いつまでに正社員になりたいのか
- 自分の強みや弱みだと感じているところは何か
アドバイザーによって聞く項目は異なりますが、いずれもキャリア面談で話した内容が直接就職活動の結果に影響することはありませんので、気軽な気持ちで面談を受けてみましょう。
キャリア面談を行うことで自分の思考が整理されるだけでなく、今後アドバイザーに紹介してもらえる求人の特徴が変わってきますので、登録後に面談実施に関する連絡が来た時はできるだけ早く対応することをおすすめします。
3. 自己分析と企業研究のレクチャー
アドバイザーとキャリア面談を行った後は、自己分析と企業研究のレクチャーを受けます。
いずれも専門学校卒のフリーターが正社員を目指す上で重要なアクションとなってきますので、しっかりと教わりましょう。
なお、自己分析と企業研究のレクチャーは任意での実施となっています。
そのため、複数の就職エージェントを活用する場合、自己分析と企業研究のやり方をマスターできたと感じたのであればスキップすることも可能です。
4. 自分にマッチした求人の紹介
自己分析と企業研究のやり方を覚えた後は、無料のキャリア面談の結果に従ってアドバイザーが求人を紹介してくれるようになります。
1度の紹介で20件から30件程度の求人を紹介してもらえますので、紹介された求人の中から気になる求人を見つけていきましょう。
また、紹介された求人の全てに興味がなかった場合は、担当アドバイザーにその旨を伝えましょう。自分の希望をアドバイザーにしっかり伝えることで、今後紹介される求人の精度が高まっていくため、より効率的に就職活動を進められるようになります。
5. 応募
気になる求人を見つけたら、就職エージェントに応募したいことを伝えて求人に応募してきます。就職エージェントを活用している場合は、企業に応募する際にアドバイザーが紹介文を企業に書いてくれるようになるため、企業からの印象が良くなる傾向にあります。
また、専門学校卒業後にフリーターをしている場合、どうしても書類選考通過率が低くなりやすい傾向にありますので、できるだけ多くの求人に応募することを意識しましょう。
目安としては、最低でも10社以上の求人には応募するようにしてみてください。
6. 面接〜内定
求人に応募して無事に書類選考へ通過することができたら、企業との面接に入ります。
企業との面接の前にはアドバイザーと模擬面接を行い、あらかじめ想定される質問に対して回答を準備しておくことをおすすめします。
面接で聞かれる内容は企業によって様々になりますので、アドバイザーに質問の傾向を聞いてみたり、就職口コミサイトなどを確認して、どういった面接内容になるのかをリサーチしておくことが大切になります。
面接の回数については企業によって大きく異なります。
面接の回数については企業によって大きく異なります。
一回だけで内定を出してもらえる企業もあれば、複数回に渡って面接を行う企業もあります。あらかじめ応募時に面接回数を確認しておきましょう。
よくある質問
最後に、専門学校卒業後にフリーターになった人の中によくある質問を2つ取り上げて解説します。
1. 専門学校卒は就職に有利ですか?
専門学校を卒業していることが就職活動で有利になることはほとんどありません。
確かに学歴で言えば高卒よりも有利とは言えますが、同時に大卒よりは学歴上低い扱いとなりますので、大きなアドバンテージとは言えないでしょう。
また、求人の募集条件では高卒か大卒かの2つのくくりで募集される傾向にありますので、専門学校卒だからといって応募できる求人が大きく増えるといったことは見られません。
2. 専門学校卒業後にフリーターをしていても就職できる?
専門学校卒業後にフリーターをしていたとしても、自己分析を行ってしっかりと面接対策に取り組めば正社員として就職する事は可能です。
特に専門学校卒業後にフリーターをしている人が正社員を目指す上では、求人に応募するまでの事前の準備が大切になってきます。少しでも就職活動の準備に自信がない人は、就職エージェントを活用して就活のやり方を教わるようにしてください。
まとめ
専門学校卒業後にフリーターをし続けることは、収入の面だけでなく、将来働きたくても働けない状況になる可能性があるといった点でおすすめできません。
フリーターを続けると様々なデメリットやネガティブな末路が考えられますので、できるだけ早く正社員を目指すための行動を意識しましょう。
初めての就職活動で何からやればいいか分からないような人は、就職エージェントの活用を検討してみてください。