20代の人の中には、次を決めずに退職すべきかどうか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
次の転職先を決めずに退職することにはメリットだけでなく、リスクもあります。
特に退職後になかなか次の就職先を決められず、不安や焦りを感じるという点は見逃せないリスクと言えるでしょう。
この記事では、20代が次を決めずに退職するリスクやメリットに加えて、どんな人であれば次を決めずに退職していいのか、詳しく解説していきます。
現在働いている会社に不満を感じていて、すぐにでも退職してしまいたいと考えているような人は、記事の内容を参考にしてみてください。
この記事の目次
20代が次を決めずに退職するリスク
20代が次を決めずに退職するリスクとしては、以下の5点が挙げられます。
- 収入が激減してしまう
- 不安や焦りを感じる
- 20代ならではの成長機会を失う
- ダラダラとフリーターを続けてしまう可能性
- 転職活動で不利になりやすい
20代が次を決めずに退職することで、短期的なリスクだけでなく、中長期的なリスクも考えられます。
また、退職した事実は今後のキャリアに残り続けますので、それぞれのリスクを認識した上で後悔しない選択をするよう心がけてください。
収入が激減してしまう
20代が次を決めずに退職することで、収入が激減してしまうといったリスクが考えられます。
例えば、会社員として勤めている人が次を決めずに退職すると、一時的にフリーターになることになるでしょう。しかし、一般的に会社員よりもフリーターの方が、同じ時間働いても収入は下がるといった傾向にありますので、毎月の生活費が減ることも少なくないでしょう。
人間は一度体感した生活水準を下げる事は難しいと言われています。
収入が激減してしまえば生活水準を下げざるをえなくなることもありますので、生活そのものに困ってしまったり、ストレスを感じたりすることもあります。
不安や焦りを感じる
20代が次を決めずに退職することで、将来に対する見通しが立ちづらくなってしまうことから、漠然とした不安や焦りを感じることもあるでしょう。
「自分はこれからどうすればいいのか」「次を決めないまま退職した自分は仕事を探すことができるのか」といった観点で、自問自答を繰り返すことも考えられます。
また、同じ20代が仕事で活躍していることを目にすれば、意図せず自分と比較してしまい、焦りを感じることもあるかもしれません。
不安や焦りを感じる毎日を過ごしていると、精神的にプレッシャーがかかるだけでなく、結果的に焦って就職することで自分に向いていない仕事に就職してしまうリスクにもつながるでしょう。
20代ならではの成長機会を失う
長いキャリアにおいて、20代は社会人としての基礎知識を習得していく期間と言われています。20代は年齢的にも吸収力が高いと言われており、この期間で習得したスキルは、今後の長いキャリア人生の土台になってくるとも言えます。
もし20代が次を決めずに退職してしまうと、20代ならではの成長機会を失うことになります。
30代や40代になってくると、新しい職場に就職したとしても、20代の頃のように丁寧に仕事を教えてもらうことは難しくなってくることもあります。
今後仕事で成果を残し、少しでも生活が楽になるようお金をできるだけ稼いでいきたいという人は、20代で空白期間を作ることは避けておいたほうがいいとも言えます。
ダラダラとフリーターを続けてしまう可能性
20代の場合、まだまだ身体的に健康な人が多いため、次を決めずに退職してもフリーターとしてシフトにたくさん入れば一人で生活していけるだけのお金を稼げるでしょう。
しかし、フリーターとして生活していくことができるがゆえに、ダラダラとフリーターを続けてしまう可能性が考えられます。
特に夢や目的がないままフリーターを続けてしまうと、貴重な成長機会を逃し続けるだけでなく、空白期間が長引くことにつながります。
転職活動で不利になりやすい
先ほど解説した通り、次を決めずに退職することでフリーターという空白期間が長引くリスクがあります。一般的に空白期間が長引けば長引くほど、転職活動で不利になりやすいと言われています。
空白期間が長い人に対しては、面接官が「採用してこれから長く働いてもらえるのか」といった観点でネガティブな印象を持ちやすい傾向にあります。
企業は人1人採用するのにも低くないコストを支払っていますので、出来る限り長く働いてくれそうかという観点も踏まえて採用活動を行っています。
次を決めずに退職し、ダラダラとフリーターを続けて空白期間が長引くと、どんどん正社員として働ける可能性が低くなりかねないという点は注意してください。
20代が次を決めずに退職するメリット
20代が次を決めずに退職することにはリスクだけでなく、以下のようなメリットも挙げられます。
- 精神的に気持ちを落ち着かせられる
- 自分自身を客観的に見つめ直せる
- 資格取得などまとまった時間が取れる
- 転職活動に集中できる
これらのメリットを魅力的に感じる20代であれば、次を決めずに退職することを検討してみてもいいかもしれません。
精神的に気持ちを落ち着かせられる
何らかの理由で不満を感じている会社を退職することで、精神的に気持ちを落ち着かせられるといったメリットがあります。
例えば、現在働いている会社の雰囲気や仕事内容が自分にとって極端に向いていないと感じる場合、平日はもちろん休日においても常に仕事のことを考えなければならず、強いプレッシャーを受けていると感じることもあるでしょう。
精神的に追い詰められた状況になると、仮に安定したお金が入っていたとしても、徐々に思考がまとまらなくなってくることも考えられます。
また、プライベートを充実させようとする気持ちも薄まっていってしまう可能性もあり、人生に対してつらさを感じることもあるかもしれません。
そのレベルまでいってしまっている場合は、次を決めずに退職して精神的に気持ちを落ち着かせるといった選択を検討してみてもいいかもしれません。
自分自身を客観的に見つめ直せる
毎日会社の仕事に追われていると、常に目の前の仕事にしか視点が向かなくなり、自分のことを客観的に見つめることが難しくなってしまいます。
そういった状況であっても、退職することで会社という組織から離れることになりますので、自分自身を客観的に見つめ直せる時間や精神的余裕を確保することができます。
自身を客観的に見つめ直せば、自分が将来どういった仕事に本当は就きたいと思っているのかや、プライベートで成し遂げたい夢を自己認識することが可能です。
長い人生において、常に忙しなく体を動かし続ける必要はないと言われています。
どうしてもつらくなったら時には、一度立ち止まって自分自身のことを見つめ直し、今後取るべきアクションについて考えてみるのも良いでしょう。
資格取得などまとまった時間が取れる
会社員として働いていると、どうしてもまとまった時間を取りづらくなってしまいます。
そんな中で退職してフリーターとなれば、自分だけのために使えるまとまった時間を作り出すことが可能になります。
特にまとまった時間があることで、次の就職に役立てられるような資格取得に向き合えるようになるでしょう。
日商簿記検定やマイクロソフトオフィススペシャリスト、TOEICを始めとしたビジネス系の資格を取得できると、就職に役立つだけでなく、実務で活かせるスキルを習得することも可能です。
資格取得に興味があったものの、働いている期間はなかなか時間が取れなかったという場合は、次を決めずに退職してまとまった時間を取れるようになることは大きなメリットと言えます。
転職活動に集中できる
次を決めずに退職して時間ができることで、転職活動に集中できるといったメリットもあります。
もちろん、働きながら転職活動をすることは可能ですが、転職活動はやるべきことが非常に多いため、仕事が忙しい人にとってはなかなか手が出しづらいと感じることも少なくはありません。
次を決めずに退職して集中的に転職活動に取り組むことで、本来転職活動で行うべき自己分析や企業研究、面接対策などに時間を割けるようになるため、結果的に希望の職場に就職できる可能性を高めることも期待できます。
ただし、次の就職先が決まっていない現状に焦りを感じて就職活動を進めることは避けるようにしましょう。
焦って就職先を決めると、自分にとってミスマッチな就職になってしまうことが考えられます。就職活動に集中する場合は、あらかじめ期限を切った上で向き合うことを意識しましょう。
20代が次を決めずに退職したいと考える理由
20代が次を決めずに退職したいと考える理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- すぐにでも辞めたい
- 望まない異動や転勤の辞令が出た
- やりたい仕事がない
自分が次を決めずに退職すべきかどうか考える際は、そもそもなぜ自分が今働いている会社から退職したいと感じているのかを言語化することが大切です。
自分が退職したいと感じている理由を明らかにするためにも、ここでの解説内容を参考にしてみてください。
すぐにでも辞めたい
何らかの理由で今働いている会社をすぐにでも辞めたいと強く感じている場合は、転職先を決めないまま退職するケースが見られます。
特に以下のような状況に陥っていると感じている20代は、すぐにでも辞めたいと考える傾向があります。
- 残業時間が耐えられないほど長い
- 残業代が出ない
- 休日出勤が多い
- 職場の人間関係が悪い
- ハラスメントを受けている
- 仕事内容が自分に合わないと感じている
いずれかの状況に置かれたまま働いていると、些細なことですぐにでも辞めたいと感じることにつながるため、次の職場を決めることなく退職する人が見られます。
望まない異動や転勤の辞令が出た
総合職として雇用されている場合、配属は基本的に会社からの命令を受けて決まることがあります。場合によっては、自分が望まない部署への異動や、今住んでいる場所から引っ越さなければならないような転勤の辞令が出ることもあるでしょう。
今まで大きなストレスを感じることがなく仕事に向き合えていた人であっても、異動や転勤によって働く環境や仕事内容が変われば、職場に対して大きな不満を持つことも考えられます。
許容できるレベル以上にストレスがかかるようなことがあれば、次を決めずに退職するような判断をすることもあります。
やりたい仕事がない
現在働いている仕事に対して強い執着があるわけではなく、かつ、やりたい仕事がないと感じている20代も少なくありません。
やりたい仕事がないと感じている場合は、とりあえずフリーターとして働きながら自分探しをしたいと考え、退職するようなケースも見られます。
確かにやりたい仕事がない状態で働き続けるのは、精神的にも苦しいと感じやすい上、自分が働いている理由そのものに疑問を感じてしまうこともあるでしょう。
だからといって退職すればやりたい仕事が見つけられるかというと、必ずしもそういうわけではありません。
もしやりたい仕事がないという理由だけで次を決めずに退職しようと考えているのであれば、今の仕事に真剣に向き合ってみて、本当に自分がやりたい仕事ではないのか見つめ直してみることもおすすめです。
20代で次を決めずに退職していい人の特徴
20代が次を決めずに退職すると様々なリスクが考えられます。
リスクがあったとしても次を決めずに退職して良い人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 仕事が忙しすぎて転職活動ができていない人
- 精神的に耐えられないと感じている人
- なりたい姿が明確にある人
それぞれ詳しく解説します。
仕事が忙しすぎて転職活動ができていない人
そもそも今働いている会社を退職する決意が固まっていて、どういった仕事や業界を狙って転職活動をしていきたいのか目安が決まっているにもかかわらず、仕事が忙しいという理由で転職活動ができていないような人は、次を決めずに退職して良いと考えられます。
次を決めずに退職することの大きなリスクとしては、ダラダラとフリーターを続けて空白期間が長引くといったものが挙げられます。
次に転職したいと考えている職場の特徴が明確であれば、転職活動がスピーディーに進むことが期待できますので、空白期間を短く済ませることができるでしょう。
精神的に耐えられないと感じている人
次の職場に対して明確にイメージを持てていなかったとしても、今働いている職場で精神的に大きなストレスやプレッシャーを感じているような場合は、次を決めずに退職をしても良いと考えられます。
精神的につらい思いをしながら働き続けることは、自分の心に対しても体に対しても良いこととは言えません。
また、そのような状況下で働き続けていると、精神的な病気を患ってしまうことがあるだけでなく、働きたいという気持ちを失ってしまうこともあるでしょう。
自分が許容できるストレスを超えている期間が長く、職場に行くだけでもつらい気持ちをしてしまうような状況であれば、次を決めずに退職することも選択肢の1つとして考えてもいいかもしれません。
なりたい姿が明確にある人
自分がなりたい姿が明確にあり、今働いている会社ではその姿を実現できないことが分かっている場合は、次を決めずに退職しても良いと考えられます。
目指すべきゴールが決まっているのであれば、必然的に自分が次にやるべきことを見つけやすいため、退職が良い選択になると言えるでしょう。
ただし、夢に向かうために今働いている会社を退職するのであれば、具体的にどのようなステップで、いつまでに夢を実現させるのか計画を立てておくことが大切です。
ぼんやりと「〇〇になりたい」といった姿しか持っていないまま退職してしまえば、結局フリーターとして長く働くことになるかもしれません。
また、本当に今の会社を辞めないと、なりたい姿が実現できないのかについても改めて客観的に認識しておくことが重要です。夢の種類によっては、働きながらでも目指せることがありますので、自分の将来について信頼できる他人と相談しながら決めるようにしてみてください。
20代で次を決めずに退職すべきでない人の特徴
先程とは反対に、20代で次を決めずに退職すべきでない人の特徴としては、以下の3点が挙げられます。
- 上司や会社に悩みを相談していない人
- 既に複数回転職を繰り返している人
- 退職理由が明確でない人
もしいずれかの特徴に当てはまると感じた人は、次を決めてから退職することを検討してみてください。
上司や会社に悩みを相談していない人
次を決めずに退職したいと思った理由によっては、会社の人に相談することでその悩みを解消できる可能性があります。
例えば仕事が自分に向いていないと感じるのであれば、上司に相談することで自分の強みを活かせる職場に配属を変えてもらうことが期待できます。
また、望まぬ転勤を命じられた場合は、転勤をしたくない理由を説明することで辞令を変えてもらうこともできるかもしれません。
もちろん、相談をしても自分の希望通りにならないといったことが考えられますが、少なくとも会社に相談をしていないまま退職してしまうのは、適切な判断とは言えないでしょう。
もし上司に相談をするのがはばかられる場合は、人事に相談をするのもおすすめです。
また、キャリアについての相談であれば、会社の人だけでなく就職エージェントなどの第三者に相談してみるのもおすすめです。
既に複数回転職を繰り返している人
既に複数回転職を繰り返しているような20代の場合、次を決めずに退職することはできれば避けておいた方が良いと考えられます。
一般的に転職を繰り返せば繰り返すほど、次の転職活動の難易度が上がっていくと言われています。なぜなら、面接官からすれば「何度も転職を繰り返しているということは、今回採用してもすぐにまた転職してしまうのではないか」という印象を受けやすいからです。
複数回転職を繰り返している20代が、次を決めずに退職し転職活動に取り組むと、なかなか内定をもらえずに空白期間が長引いてしまうことが考えられます。
経済的にも厳しくなることが予想されますので、この場合は働きながら次の就職先を決めた上で退職した方が良いと考えられます。
退職理由が明確でない人
自分でもなぜ退職したいのかうまく言語化できていないまま、なんとなく会社を辞めてしまうことは避けた方が良いでしょう。
転職活動の面接においては、前職を退職した理由を高い可能性で聞かれます。
これは面接官によるネガティブチェックの一環であり、退職理由によって面接官に与える影響が変わってくる傾向にあります。
しかし、退職理由がそもそも明確でない人が面接官から退職理由を聞かれても、適切に回答できないことが考えられます。
面接官からの質問に回答ができないということは、そのまま面接官に悪印象を与えることに繋がってしまいますので、結果的に内定をもらうことが難しくなってしまうでしょう。
20代が次を決めずに退職したいのであれば、少なくとも自分がなぜ今働いている会社を辞めたいと感じているのか、分かりやすく言語化しておくよう意識しておいてください。
20代が次を決めずに退職しても問題ないと言われる理由
次を決めずに退職することで、転職活動に難航してしまうリスクが考えられますが、20代であれば次を決めずに退職しても比較的問題ないと言われることもあります。
20代が次を決めずに退職しても問題ないと言われる理由としては、以下の3点が挙げられます。
- 20代ならポテンシャルで採用してもらいやすい
- 20代を積極募集する求人が多い
- メンタル不調になってしまう方がリスク
それぞれ詳しく解説します。
20代ならポテンシャルで採用してもらいやすい
20代であれば、ポテンシャル枠として採用してもらいやすいという特徴があります。
ポテンシャル枠とは、これまでの職歴やスキルに関係なく、ポテンシャルを重視して採用してもらえる枠のことであり、次を決めずに退職しても内定をもらいやすいという点が特徴です。
企業によっても異なりますが、一般的にポテンシャル枠は20代を対象にしていることが多い傾向にあります。したがって、次を決めずに退職したとしても、20代であれば応募できる求人の選択肢が増えますので、結果的に転職先を見つけやすいと言えます。
20代を積極募集する求人が多い
企業によっては20代を積極的に募集しているケースも見られます。
企業が20代を積極募集する理由の1つに、仕事を覚えるスピードが他の年代よりも早い傾向にあるからというものがあります。これまで経験がない仕事で就職したとしても、20代は吸収力が早いことから、すぐに活躍してもらえる期待ができます。
また、会社組織として平均年齢が高いような場合、組織の若返り化を目指すために20代を積極募集しているケースも見られます。20代を積極募集しているかどうかは求人票に書かれていることが多いため、意識的に求人票をチェックしておくと良いでしょう。
また、求人だけでなく、スカウトという形で20代からの応募を集めている企業も見られます。
もし次を決めずに退職し、これから転職活動を進めていくのであれば、就職サービスを使う際にスカウトを受け取る設定をしておくことをおすすめします。
メンタル不調になってしまう方がリスク
次を決めずに退職することは確かにリスクが多い選択肢ではありますが、それ以上に仕事を通じてメンタル不調になってしまう方がリスクだと考えられます。
一度仕事でメンタル不調に陥ってしまうと、再び社会復帰をすることが難しくなるだけでなく、場合によってはもう働きたくないと感じてしまうこともあります。
もし20代でそのような状況になってしまえば、今後の長い人生において経済的に厳しい状況になることが避けられません。
20代は今後も長く生きていく年代です。
早い段階からメンタル不調になることを避けるという意味でも、次を決めずに退職して良いと言えます。
次を決めずに退職しようとする20代には就職エージェントがおすすめ
20代が次を決めずに退職しようとする場合は、転職活動の手法として就職エージェントを活用することがおすすめです。
就職エージェントが20代におすすめできる理由としては以下の3点が挙げられます。
- 自己分析で自分の長所と短所が分かる
- 自分の希望にマッチした求人を紹介してもらえる
- ネットにはない企業の生の情報で企業研究できる
就職エージェントは、登録から利用まで全て無料で活用することができます。
就職エージェントを利用したい場合は、20代の就職支援実績が豊富なエージェントを見つけて登録するところから始めてみてください。
自己分析で自分の長所と短所が分かる
就職エージェントに登録することで、無料のキャリア面談を受けることができます。
このキャリア面談によって、自分自身のことを理解する自己分析を進めることができ、自身の長所と短所が分かるといったメリットがあります。
転職活動を進めていくにあたって、自分の長所と短所を理解しておくことは非常に大切です。
強みを活かせる職場や求人を見つけやすくなるだけでなく、自分にとって避けるべき求人の特徴が理解できるため、就職した後の満足度を大きく高めることが期待できます。
自己分析は自分1人で進めるには難しいと考える20代も少なくありません。
就職支援のプロである就職エージェントに相談しながら自己分析をすることで、今後のキャリアで重要になる気づきを得られるでしょう。
自分の希望にマッチした求人を紹介してもらえる
就職エージェントは、自分専任のアドバイザーが転職活動を全面的にサポートしてくれます。
キャリア面談や自己分析のやり方だけでなく、自分の希望や強みにマッチした求人を紹介してもらえるという点も、就職エージェントを使うメリットと言えるでしょう。
あらかじめ自分の状況や今まで働いていた会社に感じた不満を就職エージェントに伝えておけば、今の自分の状況でも内定をもらえる求人を中心に紹介してもらうことができます。
自分でたくさんの求人の中から応募先を見定めていく必要がなくなりますので、転職活動を法律的に進められます。
加えて、次の就職先を決めるまでの期間が短く済みやすくなりますので、空白期間が長引かずに済むといった点も大きなメリットです。
ネットにはない企業の生の情報で企業研究できる
次を決めずに退職したいと考えている20代の中には、就職前に聞いていた話と実際の仕事内容が異なるといったミスマッチを感じていることもあるでしょう。
就職エージェントは企業の担当者と直接やりとりをしていますので、ネットにはない企業の生の情報を教えてもらうことも可能です。
加えて、求人を募集している企業の基本情報も就職エージェントから収集できますので、効率的に企業研究を進めることが可能です。
企業研究を進めて就職後に働くイメージを具体化できれば、就職におけるミスマッチを避けることもできます。
よくある質問
最後に、次を決めずに退職したいと考えている20代によくある質問を2つ取り上げて解説します。
いつ退職するのがいい?
最も良いのは、自分が退職をして次のステップに進みたいと感じた時です。
自分の意思で退職を決めた方が、ダラダラと職場探しを続けてしまうリスクを減らせますので、結果的にすぐに次の職場を見つけられると考えられます。
ただ、求人数的な観点でいうと、できれば求人が少ないタイミングに退職をして転職活動を進めた方が採用してもらいやすいと考えることができます。
10月から3月にかけては求人数が減少する傾向にありますので、退職日をコントロールできる状態にあるのであれば、秋ごろに退職して春までの再就職を目指して動くことが良いと考えられます。
20代の転職理由ランキングは?
パーソルキャリア株式会社が調査した20代の転職理由ランキングは以下の通りです。
- 1位:給与が低い・昇給が見込めない
- 2位:人間関係が悪い・うまくいかない
- 3位:社員を育てる環境がない
- 4位:他にやりたい仕事がある
- 5位:労働時間に不満
- 6位:働く場所を変えたい
- 7位:尊敬できる人がいない
- 8位:働き方に柔軟性がない
- 9位:会社の評価方法に不満があった
- 10位:離職率が高い
転職理由ランキングも参考にしつつ、自分がなぜ次を決めずに退職したいと考えているのか、理由を言語化するようにしてみてください。
まとめ
20代が次を決めずに退職することには様々なリスクがありますので、慎重に検討することが大切です。
ただ、20代であれば30代以上よりも次の職場を探す難易度が比較的低いと言われていますので、どうしても今の会社に耐えられないのであれば、次を決めずに退職しても良いと考えられます。
もし退職後の転職活動を1人で進めていくことに自信がない場合は、就職支援のプロである就職エージェントに相談してみることがおすすめです。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい