ENTJの得意な事は?
ENTJは高いコミュニケーション能力やカリスマ性を活かして、周囲の人をまとめ上げることを得意としています。どのような集団の中でも行動力を発揮する傾向にありますので、リーダーやマネージャーといった管理職のポジションにつく人も多いと言われています。
また、ENTJは対人能力に優れていることから、初対面の人とも交渉をすることを得意としています。一見不利な状況であっても、相手の懐に入り込みつつ、互いにメリットになる折衷案を提案して実現することができるため、会社においてもプライベートにおいても頼りにされることが多いでしょう。
ENTJの得意な事5選
ENTJはコミュニケーション能力や行動力だけでなく、以下のようなことを得意としています。
- リーダーシップを発揮できる
- 論理的に物事を考えられる
- 計画性を発揮して物事と向き合える
- 初対面の人とすぐに仲良くなれる
- 交渉力が高い
いずれも人と人との関係性が重要になる仕事や場面において、ENTJの力が存分に発揮されるでしょう。
ENTJの得意なことについてそれぞれ詳しく解説します。
1. リーダーシップを発揮できる
ENTJは指揮官タイプと言われている通り、リーダーシップを発揮して物事に取り組むことを得意としています。
誰かが進めなければならない物事を見つけたら、率先して手を挙げて周囲の人を引っ張っていく姿に、周囲の人も信頼を感じやすいでしょう。
また、自らが新しくチームを作って難しい課題に挑戦しようとすることもあります。
ENTJは常にリーダーシップを発揮する性格のため、ENTJの元には難しい課題の相談が来やすい傾向にあります。
2. 論理的に物事を考えられる
ENTJはコミュニケーション能力が高いだけでなく、論理的思考力にも優れた性格です。
複雑な事象であっても、物事を分解し、どういった点に問題があるのかを瞬時に把握することで、論理的に物事を考えることができます。
周囲の人を引っ張っていくためには、高い論理性が非常に重要です。
感情的に動いていては周りの人がついてきませんが、ENTJは誰もが納得するような論理性を発揮してチームを率いようとしますので、周りの人から反発を受けにくいといった特徴も見られます。
特に論理性の高さについては、仕事において強みとして発揮されます。
大抵の仕事は一定の論理に基づいて実施されていますので、ENTJの論理的思考力を発揮できれば、効率的に仕事をこなしていくこともできるでしょう。
3. 計画性を発揮して物事と向き合える
ENTJは、将来を見通して行動することも得意としています。
高い計画性を発揮して数年単位のスケジュールを組み、チームを引いて着々と仕事を進めていくようなことを得意としていますので、ディレクターやプロジェクトマネージャーといった役割にも適性が見られます。
また、プライベートにおいても計画性を非常に重視していますので、明確に自己のライフプランを持っているようなENTJも少なくありません。
パートナーからも信頼されやすい性格のため、公私ともに当事者意識を持って何事にも挑戦していける性格と言えます。
4. 初対面の人とすぐに仲良くなれる
ENTJは常に周囲の人に対するコミュニケーションを活発に行います。
初対面の人を目の前にしても、隠することなく話せるだけでなく、その交渉力や論理的思考力の高さが相手から信頼を置かれ、すぐに仲良くなることができます。
特に社会人になってくると、初対面の人と仲良くなれるかは仕事を行っていく上で非常に大切な要素となります。営業職やコンサルタントなど顧客接触が重要になる仕事において、ENTJは得意なことを存分に発揮して活躍していくことができるでしょう。
また、立食パーティーのような場においても、ENTJは活発にコミュニケーションを取ろうとします。初対面同士のパーティーであっても、持ち前のカリスマ性もあり、すぐに周りに人だかりができるといったことも珍しくありません。
5. 交渉力が高い
ENTJは頭の回転が非常に速く、どんな状況においても冷静に論理的思考力を発揮することができます。そのため、不利な状況でも相手を自分の思った通りに動かすような交渉力の高さが特徴として見られます。
社会に出ると、交渉術があればあるほど、自分にとって有利な状況を作り上げることができます。反対に、交渉力が低いと常に自分ばかりが我慢しなければならない状況になりかねませんので、ENTJの交渉力はENTJ自身の人生においてプラスに働くと言えるでしょう。
ENTJの得意な事を活かせる仕事3選
ENTJの得意とするコミュニケーション能力や交渉力の高さ、論理的思考力といった要素を存分に活かせる仕事としては、以下の3つが挙げられます。
- コンサルタント
- 広告代理店営業
- システムエンジニア
それぞれの仕事内容や、どんな点がENTJに向いているのかについて解説します。
これから仕事を探そうとしてるENTJの人は内容を参考にしてみてください。
1. コンサルタント
コンサルタントは、クライアントとなる会社の経営上の課題を分析し、論理的に解決策を提案する仕事です。仕事を進めていく上では、極めて高いコミュニケーション能力に加え、論理的思考力が求められるため、ENTJの強みを存分に発揮できる点が特徴です。
また、コンサルタントは時にクライアント顧客に対して交渉をすることも求められます。
自身が考えている解決策が正しいと思っていても、うまく交渉ができなければ仕事を前に進めることができません。ENTJの得意なことを発揮できれば、コンサルタントとして優れた実績を残していけるでしょう。
コンサルタントは年収が高い会社が多いことから、仕事に真剣に取り組み高年収も狙っていきたいENTJにおすすめできます。
2. 広告代理店営業
広告代理店営業は、広告を使って自社のプロモーションをしていきたいと考えている会社に対し、どういった広告手法を使うべきか提案する営業職です。
広告は目に見えない無形商材となりますので営業の難易度が高く、優れたコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が求められます。
また、広告代理店営業は自分を中心とし、複数人のクリエイターやデザイナー、アナリストなどを率いて仕事を進めていきます。
ENTJが得意とする強いリーダーシップを発揮することが求められるのも、ENTJに適性がある理由と言えます。
3. システムエンジニア
システムエンジニアは、ITサービスやシステムを導入したいと考えているクライアントを相手にし、設計書や要件定義書を作成する仕事です。
ITシステムの設計書を書くためには論理的思考力が求められますので、ENTJの強みを発揮することができます。
また、システムエンジニアは設計書を書いた後、複数人のプログラマーを率いてプロジェクトを進めていくようなリーダーシップが求められる仕事でもあります。
納期までに間に合わせるためにスケジュールやタスクを管理するだけでなく、進捗が遅れている場合は人員を増やすといった動きもしますので、周囲の人を巻き込み力強く物事を推進していけるENTJに非常に向いています。
システムエンジニアはこれからも需要が高まる仕事と言われていますので、ニーズの高い職種で実務経験を積み、市場価値を上げていきたいENTJにおすすめできます。
ENTJに向いている仕事について以下の記事で詳しく解説しています。
ENTJが強みを活かせる職場での振る舞い方
ENTJが強みを発揮していくためには、就職する仕事だけでなく、就職した後にどのように振る舞うかが重要になってきます。
ENTJが就職後に振る舞うべき姿としては、以下のようなものが挙げられます。
- 興味のある仕事には積極的に手を挙げる
- 周囲の人との人間関係を大切にする
- できる限りマネジメントと一緒に仕事をする
それぞれ詳しく解説します。
1. 興味のある仕事には積極的に手を挙げる
ENTJは積極的に行動することを得意としていますので、職場においても自ら手を挙げ、今まで挑戦したことがない仕事にもチャレンジしていく姿勢が重要になってきます。
仕事での経験値を積むことで、より信頼されるリーダーとして成長していけるでしょう。
もし自ら手を挙げたものの、自分ではどうしようもない仕事だと感じたら、周囲の人に働きかけチームを作るのもおすすめです。
ENTJは集団組織をまとめ上げるリーダーシップに長けていますので、自分の不得意なことであっても、チームに任せて解決することができます。
2. 周囲の人との人間関係を大切にする
ENTJは、どのような職場においてもカリスマ性を発揮できる性格です。
ただ、会社ではカリスマ性があるだけではうまく人間関係を築くことができませんので、積極的に周囲の人とコミュニケーションをとり、人間関係を構築していくように意識しましょう。
人間関係を作る上では、自分と同じ部署以外の人ともコミュニケーションをとっていくことが大切です。
人間関係を大切に働いていれば、やがて会社の中でもハブのような存在になれるため、結果的に職場に居心地の良さを感じ、働きやすさを実感できると考えられます。
3. できる限りマネジメントと一緒に仕事をする
特に新しい職場に就職したばかりのENTJの人は、自分の上司となるマネジメントと一緒に仕事をするのがおすすめです。
もともとマネジメントに向いている性格ですが、職場で実際にマネジメントと働くことで、将来自分が同じ立場になったときに発揮できるスキルを早いうちから習得することができます。
いきなりマネジメントと一緒に仕事をすることはできるのか不安に感じてしまうかもしれませんが、ENTJの人は交渉力にも長けていますので、上手くコミュニケーションを行い、自分を近くに置いてもらえないか相談してみてください。
ENTJの弱みになる事は?
ここまでENTJの得意なことを解説してきましたが、弱みもいくつか存在します。
ENTJの弱みになることとしては、以下の3点が挙げられます。
- 自分の感情をストレートに発してしまう
- 物事を批判的に捉えてしまう
- クリエイティブな作業
場合によっては、ENTJの弱みが人間関係のトラブルを引き起こすこともあり得ますので、これらの弱みがあるかもしれないことを自覚した上で、日々を過ごすようにしてください。
1. 自分の感情をストレートに発してしまう
ENTJはコミニュケーション能力が高すぎるがあまり、時折自分の感情をストレートに発してしまうことがあります。
自分の感情をストレートに伝えること自体には問題がありませんが、相手によっては「感情が強すぎる人」と感じてしまい、避けられることがあります。
また、組織を束ねるリーダーは、出来る限り自分の感情をストレートに出しすぎないことが重要だとも言われています。上を目指そうとするENTJの人は、自分の感情をうまくコントロールできるようにトレーニングすることが大切です。
2. 物事を批判的に捉えてしまう
ENTJは論理的に物事を考えようとするがあまり、常にネガティブシナリオを考えて思考を巡らせていきます。
ネガティブシナリオを考える事は決して悪いことではなく、むしろプロジェクトを失敗しないためにも重要な思考の癖ではありますが、人によっては批判的に捉えがちなENTJの姿に、嫌気を刺してしまうかもしれません。
加えて、感情をストレートに伝えてしまう性格のため、常に批判する人のようなイメージを持たれることもあるでしょう。
ENTJの人が何かを批判しようとするときは、相手の気持ちを汲み取りつつ発言をしていくように意識してください。
3. クリエイティブな作業
ENTJは課題に対する解決策を考えることに優れている反面、何もないところから何かを生み出すようなクリエイティブ力に弱みがあります。
想像力に欠けた一面も見られることから、クリエイティブな仕事に就職してしまうと、ENTJの強みを存分に活かすことができません。
もし仕事などでクリエイティブな作業が求められた際は、自分が新しいものを作るのではなく、新しいものを作ることが得意な人を引き入れ、チームで解決していくといった意識を持っておくと良いでしょう。
まとめ
ENTJはコミュニケーション能力やリーダーシップ、論理的思考力など、人と人とのやりとりが重要な場面において得意なことを発揮しやすい性格です。
その反面、相手の気持ちを考えずに発言をしてしまったり、物事を必要以上に批判的に捉えてしまうといった弱みがありますので、自分の弱みをしっかり理解した上で仕事やプライベートに向き合っていきましょう。