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転職エージェントの面談とは?-成功させるポイントを紹介!-

転職エージェントの面談とは?-成功させるポイントを紹介!-

転職エージェント面談で何をするのか把握していますか?この記事では実際に、エージェントでの面談前の準備や流れについて紹介します。また、相談員の担当に伝えるべきポイントやコツも紹介するので、転職を考えている方は参考にしてみてください。

転職エージェントの面談とは

転職エージェントの面談とは

「転職エージェントの面談」と言われても、ピンとこないかもしれません。なにが目的で、どんなことを話すんだろう?と、疑問な点も多いのではないでしょうか。

そもそも「転職エージェントの面談」は本当に必要なの?と思っているあなたに、面談の目的や大まかな流れなどを、わかりやすくご紹介します。

面談の目的

「面談の目的」は、ずばり理解しあうことです。転職エージェントが転職をお手伝いする際に、必要なものはあなたの情報です。

お会いして直接話すことによって、情報を共有しあい、人となりを知って、理解を深めていくのです。あなたのことを理解したうえで、どのような企業や仕事が向いているのか選別していきます。

面談は、より満足度の高いサポートを受けるために、また、あなたの転職成功への第一歩として必要不可欠です。

自分ひとりで考えることには限界がありますが、転職のプロとの面談を通じて、新たな可能性を知るきっかけにもなります。

例えば、自分では気づかなかった職種に適正があったり、思いもよらないアピールポイント見つかったり・・・といったことです。

また、あなたにとっても転職についての不安や疑問を解消する、良いチャンスになります。

「スキルがなくて不安」、「将来のビジョンが思い浮かばない」など、思ったことを口に出してみましょう。

転職エージェントとの面談は、コミュニケーションの場だと思って下さい。

面談に必須なものと事前準備

転職エージェントからアナウンスがあるかと思いますが、面談に必須なものは下記の3つです。

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 筆記用具

現職の名刺は不要です。

特に職務履歴書は重要です。以下のような情報はエージェント側に必ずチェックされています。

  • 勤務してきた企業の情報
  • どのような職種で、なにに力をいれてきたか
  • どのような強みがあり、どんなスキルがあるのか など

具体的に書き込んでおくと、面談の内容がグッと濃いものになります。

また、業種や収入などの希望や条件も、ある程度事前に考えておいて下さい。転職理由や、不安な点や疑問に思っていることも、まとめておくと良いでしょう。

限りある面談時間を、より有意義に使うことができます。余裕があれば、履歴書・職務経歴書と希望や条件をまとめた書類を、先に送付しておくとよいでしょう。

エージェント側も準備ができ、よりスムーズに話しを進めることができます。

面談の流れ

面談の流れは、大まかにいうと下記のようになります。

  • 自己紹介
  • 職務経歴の確認
  • 転職理由と今後のキャリアビジョンの共有
  • 希望の労働条件などの確認
  • 求人紹介

まずは、お互いに自己紹介をし、転職エージェントのサポート内容などを説明してもらいます。そして、今度はあなたの今までの経歴や仕事の内容、頑張ってきたことや強みなど、自身の説明をして下さい。

次に、転職理由や、今後どのような仕事をし、将来どうなっていきたいか、方向性の共有をします。

収入や労働時間・勤務地などの労働条件に希望があれば、遠慮なく伝えるようにしましょう。最終的に、あなたに合った求人情報を紹介してくれます。

面談の服装

面談の時の服装はスーツでなくてもかまいません。

しかし、ラフすぎる格好はだらしない印象を与えるため、避けたほうが無難です。オフィスカジュアルのような、ビジネスマナーを感じさせる服装にしましょう。

面談場所

面談場所は、転職エージェントのオフィスで行われる場合が多いようです。

面談用の個室や専用のブースが設けられているので、周囲を気にすることなく、会話をすることができます。なかには、カフェなどで面談するところもあるようです。

また、忙しくて面談に行けないという方のために、電話やSkypeで面談をしてくれるエージェントもあります。

どうしてもという時は、相談してみましょう。

面談の所要時間

面談の時間は、だいたい1~2時間程度をみておいて下さい。

「一度の面談だけでは不安だ」、「もう少し話しをつめておきたい」などという場合は、2度目の面談をセッティングしてくれる場合があります。

事情を説明し、相談してみましょう。

転職エージェントの面談のメリット・デメリット

転職エージェントの面談のメリット・デメリット

転職エージェントの面談に、メリット・デメリットはあるのでしょうか?それぞれ具体的にご紹介します。

転職エージェントの面談のメリット

「転職エージェントの面談のメリット」には、下記のようなものがあります。

  • 自分のスキルに合った、またはスキルを活かせる企業を紹介してもらえる
  • 自分では気づいていなかった長所や、やりたい仕事を見つけ出してくれる
  • 転職サイトなどには載っていない求人がある
  • 内定までの期間が短い
  • プライバシーの配慮がある
  • 遅い時間(20時前後)でも対応してくれる
  • 土日祝でも対応してくれる
  • 無料サポートが充実しており、面談後も履歴書添削や面接対策などもしてくれる

転職エージェントという、プロの視点から客観的な意見をもらうことで、自分の新たな可能性を見つけることができます。

直接会って話すことで、人となりを知り得たからこその結果です。

転職エージェントの面談のデメリット

「転職エージェントの面談のデメリット」として、特にこれといったものはありません。しかし、人によっては「そもそも面談をするのが面倒」という方もいます。

面談を断ることもできますが、理由をきちんと伝えるようにしましょう。

相手も人間ですので、理由も無く断られたら、あなたのために「良い求人を探そう!」という気をなくしてしまうかもしれません。

また、電話やメールでのやり取りでは、なかなかニュアンスが伝わりづらくなります。

希望の労働条件や業種、どんな求人情報が欲しいのか、よりきちんと伝える必要があります。

面談のような密なやり取りがない分、「自分に合わない情報ばかり届く」などの問題が起こりやすくなります。

転職エージェントの面談のポイントとコツ

転職エージェントの面談のポイントとコツ

転職エージェントとの面談をより有意義にするためには、どうしたら良いのでしょうか?ポイントとコツをご紹介します。

言いにくいことも隠さず伝える

転職エージェントの面談で重要なのが、「言いにくいことも隠さず伝える」という点です。例えば、転職理由がネガティブなものだった場合、伝えて良いのか迷うかもしれません。

しかし、転職の際に求めるものが明確になるため、正直に伝えたほうが無難です。「今後どうしたいか」という視点で、説明するとよいでしょう。

経歴に不安がある場合など、自分ではマイナスに思っていることも、思いきって伝えるようにしましょう。

マイナスイメージを緩和させる方法など、素人では思いつかないことを教えてくれます。

また、他の転職エージェントを使っている場合も、正直に伝えるようにしましょう。転職意欲が高い人という印象を与え、より熱心なサポートを受けられることがあります。

希望条件を伝える

面談では、明確な「希望条件を伝える」ことも重要です。相手に明確な情報がないと、より自分の理想に近い企業を紹介してもらうことが難しくなるからです。

年収や労働時間、勤務地など、まずは本音を伝えてみましょう。本音を全て伝えたところで、実現可能かどうか、すり合わせをして下さい。

将来像をかためる

「将来どうなっていたいか」など、漠然とした状態であっても、自分の将来像を伝えることも大切です。

良い転職エージェントならば、「そもそも転職する必要があるのか?」という段階からアドバイスをくれます。

また、「将来のことを考えたけど、上手く整理できなかった」という人こそ、面談をフル活用して下さい。

面談では、頭を整理する方法や考え方のコツをアドバイスしてくれ、「将来像をかためる」手伝いをしてくれます。

自分をアピールする

何か資格を持っていたり、明確な実績がある場合は、積極的に自分をアピールしましょう。

転職エージェント側が、企業にあなたを推薦する時に役立ちます。明確なスキルやキャリアがない方も、不安に思わないで下さい。

やる気やコミュニケーション能力など、人間性も評価の対象になります。「仕事でこんなことを頑張った」「将来は○○の分野で貢献したい」など、前向きな気持ちを伝えて下さい。

自分でも気づかなかったアピールポイントを、見つけ出してくれることがあります。

転職エージェントと人間関係を築く

転職エージェントといえども、ひとりの人間です。深い人間関係を築くことができれば、より良いサポートをしてくれるようになります。

面談は、人と人とのコミュニケーションの場です。あまり硬くならずに、会話のキャッチボールを心がけて下さい。

転職エージェントの面談で注意するべきこと

転職エージェントの面談で注意するべきこと

「転職エージェントの面談で注意するべきこと」はあるのでしょうか?いくつかポイントを、ご紹介します。

最低限のマナーは守る

社会人として、最低限のマナーは守りましょう。緊急の場合は仕方ありませんが、面談当日のキャンセルやドタキャンはしてはいけません。

何かあった時は、早め早めに連絡を入れるようにしましょう。遅刻も同様です。

挨拶ができないなど、基本的な礼儀がない人も、企業に紹介しづらいと思われてしまいます。

ネガティブな発言ばかりしない

現職や他の転職エージェントの、不平不満ばかりを言うのもやめましょう。解決策を見つけることが目的なのに、一方的に不満を言っていては、先へ進めません。

転職エージェントにも、良い印象を持たれないでしょう。

嘘をつかない

経歴などで嘘をつくのはご法度です。全てのやりとりをデータ化して残しているため、嘘が発覚した場合は、虚偽報告をするリスキーな人材だと見なされてしまいます。

信用のできない相手には、紹介される案件も限られてしまうでしょう。

やる気を見せる

「とりあえず話しだけ聞きに来た」などの、やる気のない発言をしたり、全て丸投げのような態度はいけません。

転職エージェントも暇ではないため、やる気のない人には注力してくれなくなってしまいます。

良い転職エージェントを見極める

転職で気をつけたいポイントとして、「良い転職エージェントを見極める」という点があります。

あまり質の良くないエージェントに当たってしまうと、見当違いの求人を紹介されたり、思うように転職活動ができなくなってしまいます。

  • 自分のノルマのために応募を急がせたりせず、あなたにとって良い選択をしてくれるか
  • 自分の経験や先入観にとらわれず、きちんと話しを聞いてくれるか
  • 言動が上から目線ではなく、まるで自分のことのように親身になってくれるか
  • 紹介した理由をきちんと説明できるような、質の良い求人を紹介してくれるか
  • 目先の転職のことだけでなく、長い目で見たキャリアプランを考えてくれるか

質の良し悪しの判断ができるようにしておきましょう。

基本、担当者は選ぶことはできませんが、あまりにもヒドイ対応をされた場合は、担当の交代を依頼してみましょう。

転職に対して不安な気持ちがあるかもしれませんが、まずは気軽に転職エージェントに相談してみましょう。

思ったよりも簡単に、次の扉が開けるかもしれません。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」