
仕事量が多いから辞めたい場合、状況によっては転職で不利になるリスクがありため、慎重に検討する必要があります。
この記事では、仕事が多いから辞めたい時の対処法を紹介します。辞めた方がいいケースと辞めない方がいいケース、上司への相談の仕方なども合わせてお伝えします。
以下を読めば、仕事を辞めるかどうかの判断基準と辞めたい時の対処法がわかるでしょう。
この記事の目次
仕事量が多いと感じる原因
仕事量が多いと感じる原因はさまざまです。主に以下のような要因があると考えられます。抱えきれないほど多くの仕事を処理している状態が長く続くと、辞めたいと感じるのは無理もありません。
原因を知ることで対策が立てやすくなります。以下を読めば、仕事量の多さを解決できるきっかけとなるので参考にしてみてください
人手不足
仕事量が多いと感じる原因として人手不足が挙げられます。人手が少なければ、単純に1人あたりの仕事量が増えるためです。
たとえば、本来2人で担当するはずの仕事を1人で処理することになったら、2倍の仕事量をこなさなければなりません。繁忙期や体調不良などで休む人がいれば、さらに忙殺されてしまうでしょう。
人手不足の状態が続くと、疲れやストレスが蓄積し、体調を崩す人がいるかもしれません。その結果、さらに仕事量が多くなる悪循環に陥ってしまうでしょう。
無駄な手順が多い
無駄な手順が多いために、仕事量が多いと感じているケースもあります。優先順位をつけられず、効率的に業務を処理できないからです。
たとえば、システム化できるところを手作業でやっていたり、定例の書類を毎回一から作っていたりなどが考えられます。
目の前の仕事をただこなしているだけだと、無駄な手順が増えて仕事量が多くなってしまいます。
マニュアルやこれまでのやり方にならうだけでなく、もっと効率よくできないか、無駄を省けないかと常に考えていくことが重要です。
イレギュラーな対応が多い
イレギュラーな対応が多い業種は、仕事量が多いと感じる傾向にあります。急な納期変更、無理なスケジュールの急ぎの仕事などがあると、1日あたりの仕事量が増えるからです。
たとえば、納期が1ヶ月から2週間になってしまえば、1日あたりの仕事量は単純に2倍になってしまいます。
特にサービス業では、契約をとるために顧客の要望に合わせる傾向があります。その結果、仕事量が多くなってしまうのは必然です。
イレギュラーな対応が多いと仕事量が多く感じてしまうでしょう。
上司が個人の仕事量を把握していない
上司が個人の仕事量を把握しておらず、仕事量が多くなっているケースがあります。部下はもうキャパシティがいっぱいなのに、まだ余裕があると誤解して仕事を振ってしまうからです。
また、上司があなたの能力を高く見積もっており、この量なら問題ないと思っているかもしれません。
仕事を振られた時に何も言わないと、上司はまだ余裕があると誤解してしまいます。一度、話し合う機会を儲けて自分の仕事量を把握してもらう必要があるでしょう。
仕事が早いため多く振られている
仕事が早いために、多く振られてしまうケースがあります。上司は仕事が早い部下に頼みたいからです。
効率的に仕事をこなし、他の人よりも早く終わらせてもその分他の仕事を頼まれてしまいます。しかし、他の人より多くの仕事をこなしても給料は変わりません。
他の同僚がマイペースで仕事を進めている中、自分だけ忙しく仕事をしていたら不公平だと感じるのも仕方ないでしょう。
仕事を早くこなした人が損をしてしまう仕組みがおかしいと言えます。
無理なスケジュールを組まれている
仕事量が多いと感じる原因として、無理なスケジュールが組まれているケースが考えられます。スケジュールに無理があると、1日あたりの仕事量が多くなるのは必然です。
たとえば、本来1ヶ月かかる業務を1週間で処理するスケジュールを組んだとしたら、単純に1日あたり通常の4倍の仕事量をこなさないといけなくなってしまいます。
常にタイトなスケジュールで業務を進めていると、負担が大きくなり、仕事量が多いと感じてしまうでしょう。
個人のスキル不足
個人のスキル不足から仕事量が多いと感じている場合もあります。
特に新人であったり、新しい仕事をはじめたばかりだったりするとスキル不足が原因のケースが多いです。
この場合、知識不足のために処理に時間がかかったり、効率の良い進め方がわからず無駄な手順を踏んでしまったりするでしょう。
しかし、スキル不足は時間とともに解決することが多いです。経験を積んで、仕事に慣れてくれば同じ仕事量でも多いと感じなくなるかもしれません。
スキル不足が原因の場合は一時的なものである可能性が高いでしょう。
いじめや嫌がらせ
いじめや嫌がらせによって仕事量が多くなっているケースがあります。残念ですが、感情を仕事に持ち込んで嫌がらせをする人がいます。
たとえば、上司が意図的に多く仕事を振ったり、同僚から雑用仕事を押し付けられたりといったことがあるかもしれません。
いじめやいやがらせなど、人間関係の問題は原因がはっきりせず、解決するのは難しいです。
この場合、一部の社員だけに仕事が集中してしまうことがあるでしょう。
仕事量が多いから辞めたい時の対処法
仕事量が多い状態が続いていたら、辞めたいと思ってしまうのも無理のないことです。とはいえ、すぐに辞めてしまうのは少し待ったほうがいいかもしれません。
仕事を辞める以外にもいくつか対処法があります。以下から紹介する対処法を実践すれば、仕事量が多い現状から抜け出すきっかけになるでしょう。
参考にしてみてください。
仕事量を可視化し現状を把握する
まずは現在のタスクをリスト化し、優先順位をつけてみましょう。実際に仕事量を可視化してみると、多すぎるわけではなくうまく整理できていなかった場合もあるからです。
頭の中で考えていると、実際よりも仕事量を多く感じてしまう傾向があります。まずは、手書きでノートにタスクを書き出してみるといいでしょう。
箇条書きでいいので、思いついたタスクを書いてみてください。すべて書き出したら優先順位をつけてみましょう。
すると、今やるべきことや、本当はやらなくてもいい仕事などがわかってきます。現状を把握し、整理することで仕事量を減らせるかもしれません。
このように仕事量を可視化し現状を把握することが重要です。
上司に相談する
現状を把握できたら、上司へ仕事量について相談してみましょう。現在抱えているタスクを上司へ伝えることで、業務の割り振りを再検討してもらえるかもしれないからです。
上司も個人の仕事量を把握できていなかったり、部下のキャパシティがわからなかったりする場合があります。
現状のタスクを可視化して伝えることで、上司も仕事量を把握でき、割り振りがしやすいでしょう。
上司に伝える際には、数字やデータを用いて客観的に説明したり、感情的にならず冷静に事実を伝えたりといった点に注意する必要があります。
仕事の不満を伝えるのではなく、あくまで現状のままでは業務に支障が出ることを論理的に説明しましょう。
具体的な上司への相談の仕方は後ほど詳しく解説します。
業務の効率化を図る
業務の効率化を図ることも重要です。仕事量が多いのは無駄な手順や効率の悪い仕事の進め方が原因であることも多いからです。
無駄を省き効率化することで、仕事量を減らせるかもしれません。たとえば、以下のようなアクションが考えられます。
- 手作業ではなくシステム化する
- 定例的な書類はテンプレート化しておく
- 業務のチェックリストを作成しておく
- メールの雛形を作成しておく
- マニュアルを見直し無駄な手順を削減する
- AIツールを使う
一つ一つのアクションで短縮できる時間は少ないかもしれませんが、積み重なると大きな差になっていきます。
もっと効率化できないかと常に考えながら仕事に取り組むと良いでしょう。
できない仕事は断る勇気を持つ
仕事量が多いから辞めたい時は、できない仕事を断る勇気を持ちましょう。頼まれた仕事をすべて受けていたら仕事量が増えるのは必然です。
中には自分がやらなくてもいい仕事も含まれているかもしれません。優先順位を考えて、受ける仕事を取捨選択することも大切でしょう。
とはいえ、できない仕事でも相手に悪いと思い断れない人も多いのではないでしょうか。
相手を思いやる気持ちはすばらしいですが、ときには毅然とした態度を見せるのも重要です。自分がやるよりも他の人に依頼したほうが早く終わる場合もあります。
自分が抱えている仕事を伝え、今は対応がむずかしいことを誠実に伝えれば、相手も納得するでしょう。
すべての仕事を受けるのをやめて、できないことは断る勇気を持つのが大切です。
休暇を取る
仕事量が多くて限界なときは、休暇を取るのも一つの手段です。キャパオーバーな状態が長く続くと、身体的にも精神的にも辛いからです。
できれば1週間以上の休みをとれるといいでしょう。休暇の間は、やりたいことをやるのもいいですし、逆に何もせずゆっくり過ごすのもおすすめです。
自分が休んだら仕事がまわらなくなるのではと心配な人もいるかもしれません。しかし、会社はあなたがいなくても業務がまわるようにできています。
万が一仕事がまわらないのならそれは上司や経営者の責任です。新しい職場を探したほうがいいかもしれません。
仕事のことは考えず思いっきりリフレッシュしましょう。疲労とストレスが取れれば、新たな気持ちで仕事に取り組めるでしょう。
部署異動を申し出る
いろいろと試してみても改善がみられないようなら部署異動を申し出るのもいいでしょう。現在所属している部署が特別忙しい部署なのかもしれません。
部署によって仕事量が偏っているケースもあります。比較的仕事量が少ない部署へ異動ができれば、悩みが解決するかもしれません。
いきなり仕事を辞めるのはリスクが大きいですが、部署異動であれば同じ会社なのでリスクが少ないでしょう。
仕事を辞めたい気持ちがあるなら、退職する前に部署異動できないか相談してみるのも一つの手段です。
部署異動を申し出る時は、ポジティブな理由を伝えるようにするのがポイントです。たとえば、今の環境よりも異動先の方が活躍できるといった理由を伝えるといいでしょう。
転職を視野に入れる
さまざまな対処をしても仕事量の多さが改善されないのなら、転職を視野に入れましょう。
なぜなら、その会社にいる限り、悩みを解決するのは難しいからです。ストレスを抱えたまま働き続ければ、体調不良になってしまう可能性もあります。
今の職場を変えようと努力するより、あなたに合う新しい職場を探したほうが懸命でしょう。
その場合は自己分析が大事です。自分がどんな仕事が苦手なのか、得意なのかといったことを分析し、次の職場で同じことを繰り返さないようにしましょう。
転職市場では年齢が若いほど価値が高いとみなされます。早めに転職活動を開始することが重要です。
本当に転職するかどうかは内定をもらってから考えればいいので、思い立った日から行動していきましょう。
仕事量が多いことを上司に相談する時のポイント
仕事量の多さを解決するための対処法として、上司に相談することは重要です。一方で、どう相談したらいいかわからない人も多いかもしれません。
そこでここからは、上司に相談する時のポイントをお伝えします。重要なのは、具体的に自分から冷静に伝えることです。
以下の点に注意すれば、上司にスムーズに相談でき、仕事量を減らすことにつながるでしょう。
具体的にどの業務が負担なのかを伝える
仕事量が多いことを上司に相談する時は、具体的にどの業務が負担なのか伝えるのが重要です。漠然と仕事量が多いと伝えても、上司もどう対処したらいいか困ってしまうからです。
どの仕事が多いか、どの仕事が負担なのか詳しく伝えましょう。たとえば、以下のような項目を具体的な数字やデータで示せるとなおいいです。
- 1日の労働時間
- 1日の残業時間
- 担当する業務の数
- 業務にかかる時間
数字やデータを用いて説明すれば、上司も仕事量を把握しやすいでしょう。具体的な仕事量がわかれば、業務の割り振りの再検討もしやすく、仕事量を減らせるかもしれません。
現状抱えている仕事を可視化し、具体的に上司に伝えましょう。
解決策があれば自分から提案する
具体的にどの業務が負担なのかを数字やデータを用いて伝えたあとは、自分なりに考えた解決策を一緒に伝えるといいでしょう。
上司に丸投げしているのではなく、自らも積極的に考えていることを示せるからです。
たとえば、以下のような提案をしてみるといいでしょう。
- タスクをリスト化し、優先順位を見直す
- マニュアルを改善し、無駄な手順を減らす
- データの入力や集計などの単純作業はツールの導入で時短する
- 書類で管理している資料をデータ化する
- チームメンバーとの協力体制を強化する
上司もすべての仕事の詳細までは把握していません。現場目線で考えた業務効率化を提案することで、一緒に解決策を考えてくれるでしょう。
感情的にならず冷静に話す
上司に相談する時は、感情的にならず冷静に話すことが重要です。なぜなら、感情的になるとうまく意思疎通ができず、上司に不快な思いをさせてしまうかもしれないからです。
感情をぶつけると、ただ仕事の不満を言っているだけだと思われ、上司も相談に乗ってくれない可能性があります。最悪の場合、その後の上司との人間関係が悪くなり、仕事がやりづらくなってしまうこともあるでしょう。
不満や感情をぶつけるのではなく、冷静に状況を説明することで、自分の主張や提案を的確に伝えられます。
数字やデータなどの客観的な根拠を示せば、上司も真剣に相談に乗ってくれる可能性が高まります。冷静に話すことは、相談する時に重要なポイントと言えるでしょう。
仕事量が多いと感じても辞めない方がいいケース
仕事量が多いと感じる状態が続いていたら、辞めたいと考えるのも無理はありません。しかし、すぐに辞めない方がいいケースもあります。
ここでは仕事量が多いと感じても辞めない方がいいケースについて紹介します。以下を読めば、仕事を辞めた後に後悔しないで済むので参考にしてみてください。
まだ仕事に慣れていない
入社して間もないなど、まだ仕事に慣れていない状態で仕事量が多いと感じる場合は、辞めるのはまだ早いかもしれません。どんな仕事でも慣れるまで一定の時間がかかり、仕事量が多く感じるからです。
これは一時的なものであり、時間が解決してくれることもあります。業務に必要な知識を勉強したり、先輩や同僚に教えてもらったりしながら仕事に慣れていきましょう。
とはいえ、何事にも例外はあります。どうしても辛いときは、信頼できる先輩や上司に相談してみるのも良いでしょう。
繁忙期
繁忙期が原因で仕事量が多い場合はすぐに辞めないほうがいいでしょう。どんな仕事にも繁忙期はあり、一時的なものだからです。
業種によって異なりますが、仕事量は時期によって左右されることが多いです。一般的に、以下のような時期は繁忙期で仕事量が多くなる傾向があります。
- 決算期
- 年度末
- 月末
- 新年度
その時期を抜ければ、時間的余裕が生まれることもあります。特定の時期の仕事量の多さだけで、退職を決めるのは避けた方がいいでしょう。
自分のキャリアに役立つ経験を積める
今の職場で自分のキャリアに役立つ経験を積める場合は辞めないほうがいいでしょう。なぜなら、今後、キャリアを築く上で役に立つからです。
今は仕事量が多くて大変かもしれませんが、乗り越えれば大きな財産になります。自己管理能力やストレス管理能力、タイムマネジメント能力など多くのスキルを鍛えられるでしょう。
いつか会社を辞めるとしても、このときの経験が武器となります。
仕事量が多い状況でも、諦めずに取り組むことで、今後のキャリアに役立つスキルを得られるでしょう。
仕事の頑張りが評価に反映されている
仕事の頑張りが評価に反映されている場合は、辞めないほうがいいでしょう。頑張り次第で、出世・収入アップにつながるからです。
上司からの評価が高くキャリアアップができれば、将来状況が改善されるかもしれません。
社員の頑張りや成果が正当に評価されるのは働く上で重要です。自分の頑張りがちゃんと評価されるとモチベーションを高く保って仕事ができます。
将来を見据えたキャリア形成において、このような職場は貴重です。簡単に辞めることは避けた方がいいでしょう。
仕事量が多いという理由で辞めてもいいケース
仕事量が多い状態が続いていてどうしてもつらい場合は、辞めるのも選択肢の一つです。しかし、ほんとうに辞めていいのか不安な方もいるでしょう。
そこで仕事量が多いという理由で辞めてもいいケースを紹介します。以下を読めば、仕事を辞めてもいいか判断する基準がわかります。
自分の状況と照らし合わせ、参考にしてみてください。
精神的な不調が出ている
精神的な不調が出ている場合は、仕事量が多いことを理由に辞めてもいいでしょう。なぜなら、うつ病や適応障害などの病気になって働けなくなってしまう可能性があるからです。
具体的には以下のような症状が挙げられます。
- 常に憂鬱感がある
- 夜眠れない
- 朝起きれない
- 食欲がない
- 理由もなく涙が出る
上記のような症状が続いている場合は危険信号です。病院で治療やカウンセリングを受ける必要があるかもしれません。
うつ病や適応障害なども病気になってしまうと、回復するまでに長い時間がかかります。手遅れになる前に、仕事を辞めた方がいいでしょう。
上司や会社に相談しても改善されない
仕事量が多いことを上司や会社に相談しても改善されない場合、その職場は辞めた方がいいでしょう。
改善する気がない、もしくは改善できないのであれば、その職場にいても現状は変わりません。
人手不足が常態化、上司の能力不足などが原因であれば、会社の問題であり解決は困難です。
職場を変えようと努力するより、新しい環境を探したほうが懸命でしょう。
違法な労働環境
長時間労働や残業代の未払いなど、法的に問題がある労働環境の場合、その仕事は辞めた方がいいでしょう。
倫理的な問題はもちろんですが、その職場に勤めているとキャリアに悪影響があります。違法な長時間労働で身体を壊してしまったり、残業代の未払いで正当な報酬が支払われなかったりするかもしれません。
このような職場で働き続けて、将来にプラスになることは少ないでしょう。
できるだけ早く新しい職場へ移ることをおすすめします。
業務内容が自分のキャリアに繋がらない
業務内容がキャリアに繋がらない場合、辞めてもいいでしょう。そのまま働き続けても自分の望むキャリアを築くことができず、市場価値が上がらないからです。
たとえば、今の仕事が単純作業を繰り返す業務内容だった場合。データ入力やルーティーン作業など誰でもできる業務しかやらないでいると、年数を重ねてもスキルが身につきません。
スキルが身につかない仕事をやり続けて年齢を重ねてしまうと、その後のキャリアアップは難しいでしょう。
仕事量の多さを理由に辞める前にすべきこと
辞めてもいいケースに該当した場合でも、すぐに退職するのはおすすめしません。どうしても辞めたいのであれば、その前にやるべきことがあります。
ここからは仕事を辞める前にすべきことを紹介します。以下を読めば、仕事を辞めても後悔しない、あなたに合った新しい環境を見つけられるでしょう。
自己分析をする
現在の仕事が今後どんなことに活かせそうか、自分はどんなことが得意か不得意か改めて自己分析をしましょう。
なぜなら、自己分析をしないと、次の仕事で同じことを繰り返してしまうからです。具体的には、以下のような点を書き出して分析するといいでしょう。
- あまり努力しないできたこと
- どんなに努力してもできなかったこと
- 趣味や興味のあるジャンル
- 現在の仕事で好きな業務
- 現在の仕事で嫌いな業務
- 現在の仕事で達成できたこと
上記を考えることで、自分の得意や不得意な仕事、向いている仕事などがわかります。次の仕事で同じ悩みを抱えないために、しっかりと自己分析しましょう。
退職理由をポジティブに説明できるよう準備する
面接で退職理由を聞かれた時、ポジティブに説明できるように準備しておきましょう。前の会社を悪く言う人を採用したい企業は存在しないからです。
うそはいけませんが、仕事量が多いから退職したとそのまま伝えるのはおすすめできません。面接ではポジティブに言い換える必要があります。
たとえば、仕事量が多いことは以下のように言い換えられます。
- 人手不足により業務量が増え、顧客対応の質の低下を招いたため
- もっと効率的に仕事を進めて、成果を上げていきたいため
伝え方によって面接官からの印象は大きく変わるので、ポジティブに説明できるように準備しておきましょう。
転職エージェントを利用する
今の仕事を辞める前に転職エージェントを利用しましょう。無料で転職のプロのサポートを受けられるからです。
転職エージェントを利用すれば、以下のようなサービスが無料で受けられます。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 自分に合いそうな求人を選別してくれる
- 履歴書・職務経歴書のアドバイスをくれる
- 自己分析・志望動機・自己PRを一緒に考えてくれる
- 面接のアドバイスをしてくれる
- 面接の日程調整をしてくれる
仕事で忙しい中転職活動をするのは大変です。しかし、転職エージェントを利用すれば効率よく転職活動を進められるでしょう。
まとめ
今回の記事では、仕事量が多いから辞めたい時の対処法について紹介しました。仕事量が多い状態が長く続くと、ストレスや疲労が蓄積し、辞めたいと思うのは自然なことです。
とはいえ、すぐに仕事を辞めてしまうのは得策とは言えません。まずは、現状の仕事を整理して効率化したり、上司に相談したりといった対処法を試してみましょう。
その上で、辞めた方がいいケース、辞めない方がいいケースのどちらに当てはまるか考えてみてください。
それでもどうしても辞めたい時は、今回紹介した辞める前にすべきことを参考に、新しい仕事を探す準備をするのがおすすめです。


