就活を失敗して、なぜ失敗してしまったのかもわからない就活生はいませんか。この記事では、就活を失敗してしまう就活生がなぜ失敗してしまうのか原因を紹介します。また、どのように企業との面接がうまくいき、内定・就職することができるのかについて解説します。
この記事の目次
就活を失敗した原因は?-理由を振り返って就活状況を整理-
まずはなぜ就活に失敗してしまったのか、ということをしっかりと見つめ直すことが何よりも重要です。
失敗した後はショックで何も考えたくないという人も多いでしょうが、巻き返しをするためにはできるだけ早めに失敗の理由を把握しておく必要があります。
自分が行ってきた就職活動を思い返して、どのような点に問題があったのか、就活失敗の要因はどこにあったのか、ということを知らなければまた同じ失敗を繰り返してしまい、就職できずにアルバイトやパートで食いつなぐという末路になってしまう可能性もあります。
自分の行動や思考を振り返る
ですからまずは、自分の行動や思考などを振り返りましょう。就活に失敗したばかりだと冷静に考えられないかもしれませんので、紙などに書き出して客観的に見るなどするといいでしょう。
なかなかどこが失敗だったのかわからないという場合もあるでしょうから、よく見られる失敗の理由を紹介します。
- 応募企業を絞り込みすぎている
- エントリー企業が少ない
- やりたいことが決まっていない
- 自分をアピールできない
- 就活のスタートが遅い
これらの理由から失敗してしまう人は少なくありません。これらのどこがダメだったのか詳しく解説します。
応募企業を絞り込みすぎている
安定性や給与などの面で条件が良い大手企業ばかり受けているという人も多いでしょう。プライドの高い人などは、名前の知れている企業じゃなければ嫌だと考えて、大企業にだけ応募しているというケースもあります。
しかし、大手企業は人気が高く志望者も多いですから、内定までの道のりは格段に険しいものです。
難易度の高い企業にだけエントリーしていると、その全てに落ちてしまった時に精神的な余裕がなくなって自分にとって良い企業を選べなくなってしまいます。
大企業志向が悪いとは言いませんが、並行して応募者が少なめな中小企業なども受けておいた方が精神的には楽に就活を進められます。
エントリー企業が少ない
書類や面接の準備が大変だから、と言って本命の数社だけにエントリーしているというのも失敗の理由になります。
数社程度を受けただけで内定をもらえるというのは極めて稀ですから、興味がある企業には積極的にエントリーをするようにしなければいけません。
やりたいことが決まりすぎていてどうしてもこの企業がいい、と数社だけを受ける人もいますが内定をもらえなかった時のことを考えれば、同じような事業を展開している企業にもエントリーをしておく方がいいでしょう。
やりたいことが決まっていない
漠然と、大企業がいいなと思って大企業ばかりにエントリーする、ネットで探した人気企業に片っ端からエントリーする、などの特にやりたいことはないけれどもとりあえずエントリーという状況はあまりよくありません。
志望動機が曖昧なことは採用担当にはすぐに伝わってしまいますから、なかなか内定をもらうことが難しくなります。
どのような仕事をしたいのか、自分に向いていることはなんなのかをきちんと整理しなければ失敗に繋がって、就活失敗という末路が待っているでしょう。
自分をアピールできない
就活において面接というのはとても大事な要素です。そこでどれだけ自分をアピールできるのか、その企業でどのように貢献していけるのか、そのようなことをしっかりとアピールしなければいけません。
しかし、自分のアピールポイントがわからないといった理由や話すのが苦手でという理由から、なかなか採用担当に自分のアピールポイントを伝えられないという人も多いです。
このような状態だと、採用しても上手くやっていけるのかと思われたり、採用するメリットがわからないということになりますから、しっかりと自分を伝えられるように準備をしなければいけません。
就活のスタートが遅い
就活というのは多くの学生が一斉に行うものですから、スタートの遅れというのは致命的になります。早い人は就活が解禁される前から周到に準備して、どの企業を受けるのか、どのように自分をアピールするのかといったことをしっかりとまとめています。
就活のスタートが遅くなればなるほど、受けられる企業は減っていきますし、自分の希望する企業の採用が終わってしまうということも考えられます。
まだいいか、とのんびりしていることは就活の失敗に繋がりますから、ある程度は準備をしておく必要があるでしょう。
就活の失敗は自己分析の不足
就活の失敗の主な原因については上記で説明しました。しかし、企業との面接で通らない人の多くが、自己分析の不足で不採用になっている現実を知りません。逆に言うと、自己分析さえしていれば面接は通ることが多いです。ここでは、改めて就職活動では自己分析をした方がいい理由と就活成功のコツを紹介します。
就活の失敗の原因の多くは自己分析の不足
就活失敗からの巻き返しを図るためには、自分自身を知るということも重要なことです。
失敗の理由にもありますが、自分の長所や短所について知らなければそれを踏まえた上手なアピールをすることができません。企業との面接というのはお見合いのようなものです。自分にはこんな強みがあります、といったことやこんな風に会社に貢献することができます、というアピールをして自分を選んでもらう必要があります。
そもそも長所や短所を自分自身で理解していなければ伝えることすら出来ませんから、しっかりと自分の内面を知る努力をしてください。自分を知ることはアピールポイントを知れるだけではなく、どのような企業や業種がいいのかといった判断材料にもなります。
入ってはみたけれども、自分には合わないといってすぐに辞めてしまうといった就活の失敗もあるのです。そのようなミスマッチを避けるためにも、自分に合った仕事はなんなのかを探っておく必要があるでしょう。自分自身を知る、と言ってもどのようにすればいいのかわからない人も多いでしょうから、自己分析の仕方を紹介します。
ノートに書きだす
まず、頭の中だけで整理するのではなく、あとから見直して客観的な思考ができるようにノートなどに書き出します。
何を書きだすかというと、自分史のようなものを書くといいでしょう。自分の過去の行動や打ち込んで行っていた活動、頑張った出来事などを書いていきます。この時に、どうしてその活動をしようと思ったのかといったきっかけなども一緒に書いておくと、思わぬ長所などが見つかる可能性がありますから、覚えていることをできるだけ細かく書くといいです。
また、一つの物事に対してなぜこうなったのか、というようなことを何度も繰り返し問いかけるようにすると深い自己分析になります。
例えば、部活でバレーを頑張っていたという場合には、なぜ頑張れたのかということを問いかけます。
仲間がいたから、という回答がでたら、なぜ仲間がいると頑張れるのか、というように順々に問いかけていくと、最終的に自分がどのようなことを重視しているのかを知ることができます。重視していることがわかれば、どのような会社で働くのが合っているのか知ることもできますから、最も大切にしていることを知るのも重要です。
行動パターンや癖などがあればそれも書き留めておくといいでしょう。
家族や友達に聞いてみる
自分1人で考えるだけでなく、身近な家族や親しい友人などに自分の長所や短所を聞いてみるというのもいい方法です。自分自身の良いところというのは中々見えにくいものですから、客観的な目線で見てくれている家族や友人の意見は参考になります。
それも一緒にノートに書き記しておくと、自分自身で分析した結果と照らし合わせて考えることができるので便利です。
就活を成功させて何がしたいのかはっきりさせる
自分自身にどのようなことが合っているのかということも重要ですが、何をしたいのかということもとても大事なことです。いくら自分に合っているといってもやりたくない仕事ではモチベーションが上がりませんし、嫌になって辞めてしまうということもあるでしょう。
そのようなことにならないために、自分自身は何をしたいのか、どのような企業でどんな風に活躍したいのか、明確なビジョンを思い描くことは就活だけではなくこれからの人生において重要です。
また、面接において目標ややりたいことをしっかりと伝えることができるかどうか、というのも大きな採用基準になっているという傾向があります。
やはり、きちんと活躍のビジョンを持っている人の方が採用したくなるものです。自分はこのようなことをしたくて御社を志望しています、と明確に伝えられる人と、素晴らしい企業だから御社を志望しています、と漠然とした理由しか伝えられない人では、前者の方が印象は良くなるのは当然でしょう。
ですから、志望動機にしっかりと目標を絡めて伝えられることが重要になるのです。しかし、やりたいことを明確にするというのは難しいことです。好きなことを仕事にできる人はごく一握りですし、好きだけど仕事にはしたくないという人もいるでしょう。
やりたいことが特にないという人も多くいますが、それでも就活に成功している人はたくさんいます。特別にやりたい仕事がないという場合でも、ある程度大まかな目標を立てておくことはできますから、職種や業種などを絞ってみるといいでしょう。
例えば、自分は人と話すのが好きだから営業をしたい、内勤で働きたいから事務がいい、などということでもいいので自分が挑戦したい職種を決めておくようにしてください。
この職種が良いと決めたら、そこから目標なども立てやすいですし、企業へどんな風に貢献していけるのかなども考えやすくなるでしょう。
やりたいことなんて見つからない、と諦めずに、自分がどのような場所で活躍したいのか、どのようなことなら頑張っていけるのか、ということをしっかりと考えて、それをもとにし
て職種や業種を選び志望動機を練るようにしてください。
就活を失敗しないために-事前に準備しておきたいことを解説-
就活に失敗したくないと考えていたり、これから就活をはじめようとしていたりする就活生は、以下の準備をしてのぞみましょう。
準備1.就活に必要な物を準備する
就活をするうえで、かならず必要になるものは事前に準備しておきましょう。いざ就活をスタートしてから「あれが必要になった」「これがない」とあわてることになってしまっては、肝心の就活に集中できなくなってしまいます。最低限必要なものは調べておき、すみやかに用意しておくことをおすすめします。
たとえば、リクルートスーツや一緒に着るシャツや靴・A4サイズの書類が入るカバン・面接や試験などで使う腕時計などを購入する、写真館へ行って就活用の証明写真を撮影する、などです。
最近ではWEB説明会やWEB面接なども導入されてきているため、自宅のインターネット環境をととのえたり、ノートパソコンを持っていない場合は準備しておいたりすることも大切です。
準備2.適性検査の対策をする
就活をはじめてからは、企業説明会や合同説明会への参加、OB訪問、エントリーシートや履歴書などの書類作成、面接対策など、なにかといそがしくなります。就活が本格化する前から対策をしておいたほうがよいものとして、適性検査の対策があります。適性検査は早めに対策をすればするほど、点数に差がつきやすくなります。
適性検査の点数が高い場合、企業の面接でもそのことを聞いてもらえるチャンスが増えます。「どうしても御社に入社したかったため、早い段階からコツコツと勉強をつづけてきました」などとアピールすることで意欲が伝わり、企業側からの好評価につながる可能性があるでしょう。
準備3.就活仲間をつくる
就活は、情報戦でもあります。また、ひとりだけで就活に取り組んでいると途中でめげそうになったり、モチベーションが下がったりしてしまうこともあるかもしれません。ともに就活をがんばったり、情報共有をしたり、他己分析や面接の練習などをしたりできる就活仲間をつくっておくとよいでしょう。
就活仲間は、インターンシップや企業説明会・就活イベントなどで出会った人、大学の同級生などが考えられます。SNS上で知り合い、ネットを通じてコミュニケーションを取ったり情報交換をしたりするのもひとつの方法です。
ただし、相手の素性がわからない場合、信頼できるかどうか人間性などを見てから付き合うようにしましょう。また、たとえ同い年や同性であっても、SNSで知り合った就活仲間と1対1で会うのはリスクが高いため避けましょう。
就活を失敗したが、継続して就活をする場合
就活に失敗して企業から内定がもらえなかった場合も、就活生にはいくつかの選択肢があります。「就活がもしもうまくいかなかったらどうしよう」という心配のある就活生も、ぜひ参考にしてみてください。
既卒として就職活動をする
大学を卒業して既卒になっても、就活をつづけることは可能です。既卒で就活をおこなう理由として、内定がもらえずやむを得ず既卒で就活をつづけるという理由だけでなく、いったんは就職したがミスマッチで早期退職して就活を再開した、なんらかの事情で在学中に就活ができなかった、などもあるでしょう。
アンケート調査によると、2018年度の既卒者の内定率は45%と、全体の半分以下であることがわかっています。ただしこれは調査時点のパーセンテージのため「既卒だと内定がもらえない」というわけではないでしょう。
(出典:2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査)
たとえば、学生の就職支援をおこなうキャリアセンターは在学生しか使えないイメージがありますが、卒業から3年以内は利用できるなどのルールをもうけているところもあるため、確認してみましょう。新卒向けのハローワークも、新卒からおおむね3年以内は利用できます。既卒者を対象とした就活エージェントに登録・相談するのもよいでしょう。
既卒の場合は就活に集中できるため、動きやすいという点がメリットです。仕事は生活費のためのアルバイト程度にとどめ、メインの時間を就活に使うことができるため、納得いくまで就活をおこなうことができます。
一方で、新卒時の就活のように周囲に多くの仲間がいるわけではないため、就活に関する情報は、どうしても入りづらくなります。なんらかの事情で既卒で就活をすることになった場合は、新卒で就活をしていたとき以上に積極的な情報収集をこころがけましょう。
就職留年する
企業から内定はもらったもののその結果にどうしても納得できなかった、内定がもらえなかったため学生としてあと1年就活をつづけたい、などの理由から、就職留年というかたちで大学を留年し、学生のまま就活をつづける方法もあります。
就活留年の注意点としてまずあげられるのは、1年分の学費がかかることです。マイナビが以前実施した調査によると、就職留年について「賛成しない」「どちらかといえば賛成しない」と回答した保護者は全体の64.2%という結果が出ています。就職留年の場合「まず自分の親を説得する」というハードルを超えなければいけないと理解しておきましょう。
面接でも、企業側からは「なぜ留年したのか」と聞かれる可能性は非常に高いといえます。きちんと納得してもらえる理由を準備する必要があるでしょう。
一方で「新卒」というブランドを残したまま就活ができるという点はメリットでもあります。大学生という立場のため最新の就活情報なども入ってきやすかったり、大学からも現役生と同じ支援を受けられたりするという点もあります。
安易に就職留年を選ぶべきではありませんが、たとえばサークルやアルバイトに没頭していたり、海外留学をしていたりして、就活に間に合わなかったというケースもあるかもしれません。やむを得ない事情があるのであれば、検討してみてもよいでしょう。
就職のための選択肢を増やす
就活に失敗した場合、そこから就職するために以下のような手段を活用してもよいでしょう。
ハローワーク
新卒向けのハローワークでは、新卒者や既卒からおよそ3年以内の若者の就職支援をおこなっています。書類の添削、キャリア相談、求人紹介などのほか、面接対策などのセミナー、合同企業説明会なども実施しています。
ただし、新卒向けのハローワークは各都道府県に1〜3箇所程度で開所時間も限られています。「行ったが役に立たなかった」ということにならないよう、計画的に活用しましょう。
就活エージェント
若者向けの就活エージェントに登録し、専門のキャリアコンサルタントに求人を紹介してもらう方法です。マンツーマンで相談できたり、書類や面接のアドバイスをもらえたり、自分に合った仕事や企業を教えてもらえたりするなどのメリットがあります。ほとんどの場合、無料で利用できます。
「紹介してくれる企業に魅力を感じない」などの可能性もあるため、就活エージェントまかせにせず、自分で情報収集をおこなうことも忘れないようにしましょう。
インターンシップ
実際に企業での仕事を体験できるため、自分のやりたいことや向いていることを明確にできます。企業や社員の雰囲気も肌で感じられるため、実際にはたらいたときのことをイメージしやすいでしょう。無給のものと有給のものがあり、給料をもらいながらできるインターンシップであれば、既卒者にとっては収入を得られる点もメリットです。
注意点としては、インターンシップの短期間ではその仕事や企業について深く理解することはむずかしいという点や、参加した企業にかならず就職できるわけではない点です。なんとなくではなく、目的意識を持って参加するようにしましょう。
就活を失敗した時の就職以外の選択肢
たとえ就活に失敗したとしても、企業に正社員として就職する以外の道もたくさんあります。「新卒で就活に失敗したら終わり」などと考えず、視野を広く持ちましょう。
大学を卒業してから、就職以外には以下のような選択肢が考えられます。
大学院へ進学する
まだ学びたいことがあったり、大学で学んだことをさらに深掘りしたり研究をつづけたいという思いがある場合、大学院へ進学する方法もあります。とくに自分が通う大学に併設する大学院であれば、一部をのぞき、進学のハードルはそこまで高くないことが考えられます。ひとつのジャンルに対する知識や研究を、じっくりと深めていくことができるでしょう。
注意点としては、大学院にすすんだからといってそのことが就活に有利になるわけではない点、費用の問題がネックとなり進学がむずかしい可能性がある点などがあげられます。「就職がうまくいかなかったら大学院へ行こう」と簡単に考えるのはやめましょう。
専門学校へ行く
たとえば「大学では文系の学部にすすんだが、料理の道にすすみたくなった」「理系の学部で学んだが、ファッションについて学びたい」など、大学に入るときとはやりたいことが変わったり、在学中にはできなかった勉強をしたくなった場合、専門学校へ行く方法もあります。専門的なことに特化した授業を受けられるため、効率よくスキルを身につけられます。
学費がかかるほか、新卒とくらべると就職のタイミングが遅くなる、通ってはみたものの途中で合わないと気づいてやる気がなくなるなどの可能性もあるため注意しましょう。夜間の専門学校などもあるため「仕事をして収入を得ながら通う」という選択肢もおすすめです。
派遣社員になる
派遣会社へ登録し、派遣社員としてはたらく方法です。すでに持っているスキルを強化していったり、実際にはたらきながら、自分のやりたいことや向いていることを再確認したりできます。時間や曜日などが決まっているため、たとえばバンド活動などやりたいこととの両立も可能です。まずは派遣社員からスタートし、将来的に正社員を目指すこともできます。
ただし、派遣の求人は未経験でも可能なシンプルな作業ができる人材か、実績があり即戦力となる人材のどちらかを求める傾向があるため、新卒の場合は求人そのものが少ない可能性がある点には注意しましょう。
アルバイトをする
興味・関心のある場所でアルバイトとしてはたらく方法です。正社員よりも入りやすいため、憧れの職場ではたらくこともできるかもしれません。社員登用前提のアルバイトならば、仕事ぶりが認められれば正社員になれる可能性もあります。また、学生時代から働いているアルバイト先でそのまま正社員になるのもアリです。
ただし、ある程度自由にシフトを入れられるため、目的がないままズルズルとフリーターをつづけてしまうことがあります。自分のなかで期間を区切る、社員を目指してはたらくなどけじめをつけたほうがよいでしょう。
海外留学をする・ワーホリへ行く
数ヶ月〜数年程度海外へ留学したり、外国へ1年間滞在し、語学学校へ通ったり滞在費用の一部を現地ではたらいて稼いだりできるワーキングホリデー(ワーホリ)の制度を使う方法です。異文化に触れることで自分の価値観を深めたり、本当にやりたいことや向いている時間を見つける時間をつくることができます。
一定の費用が必要になる点や、帰国後の進路が決まらない可能性があるという点に注意しましょう。「ただ遊んで帰ってきただけ」ということにならないよう、目的意識を持つことをおすすめします。
フリーランスになる
たとえば在学中から自分で仕事をしていたり、専門的なスキルを身につけたりしていた場合、フリーランスとして企業から雇われずにはたらく方法があります。たとえば、エンジニア、カメラマン、ライター、デザイナー、ヨガなどの講師、ブロガーなどの職業が考えられます。現在は、新卒時点で就職しない「新卒フリーランス」という言葉も登場しています。
注意点としては、そもそも実績やスキルがないと仕事がない点、社会人経験がないためだまされたり不当な金額で仕事を頼まれる可能性がある点です。一度は企業に就職して社会のことを知ったり、会社のなかで経験を積んでからフリーランスになっても遅くはありません。
起業する
起業をしてみずから自分で会社をおこしたり、仕事をつくりだしたりする方法です。在学中からすでにはじめていた会社をそのままつづけたり、ビジネスの勉強をしたり、ビジネスコンテストで入賞して起業のための資金を集めたりするなどの方法があります。
「どうしても起業することでしか叶えられないことがある」という場合は別ですが、新卒者のいきなりの起業はリスクが高いといえます。会社に入って数年間はたらき、実際のビジネスを通じてスキルを身につけたり資金を貯めたりしてからなど、計画的にすすめたほうがよいでしょう。
就活成功のためにスキルを身につける
自分の長所や短所、この業種や職種がいいという目標を明確にしたら、それを実現できる企業に入るためにスキルを身につけるようにしましょう。
目標が定まったといっても、能力やスキル自体に変化がないのでは同じことを繰り返してしまって、就職できない、就職してもあまりいい会社ではなかった、という末路になってしまう可能性があります。その目標を叶えるためには自分に何が足りないのか、どのようにすればそのスキルを身につけられるのかなどをしっかりと調べて実践していく必要があるでしょう。
たとえば、グローバルな会社で世界を舞台に活躍したいと思うのなら語学力が必要不可欠になりますし、営業ならコミュニケーション能力や話術、事務ならWordやExcelなどといったパソコンの操作スキルが必要になります。
なんのスキルもない人よりも、ある程度のスキルを持っている人の方が採用されやすくなりますから自分がしたいことに必要なスキルを見極めて習得を目指してください。
就職支援サイトなどもありますから、それらを利用するというのも一つの方法でしょう。無料の就職セミナーやビジネスマナーなどの講座を受けることができたり、エージェントからのアドバイスなどを受けることができる就職エージェントもあります。
どのようなスキルを身につければいいのかわからないという時には、そのような就職支援サイトで就活の基本的な情報やマナーなどを学んでおくのも役立ちます。
自信をつけて就活失敗から巻き返そう!
就活に失敗してしまったからといって、そこで人生が終わってしまうわけではありません。
失敗して落ち込んでしまう気持ちはわかりますが、そこで前を向かずにいたら良い人生を歩めませんし、経済的にも精神的にも困窮してしまうというような末路になってしまう可能性もあります。一度就活に失敗したくらいで人生が決められるわけではない、自分次第で巻き返しを図ることはできるのだという強い気持ちで前に進みましょう。
まず、失敗の理由や自分自身をよく知ることが重要です。その上で、目標を持ってそれを実現するためのスキルをつけましょう。そうすることで、自分自身に自信を持つことができるようになります。
一度失敗してしまうと自信がなくなってしまって不安に駆られてしまいますが、目標を持ち自分自身をスキルアップさせることで気合も入りますし、自分自身を信じることができるようになるでしょう。同じ失敗を繰り返さないためにも、新たなアピールポイントや自信をつけて就活に挑むようにしてください。
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