
フリーターから起業することは可能です。なぜなら、現在は低コストで始められるビジネスモデルが増えているため、起業しやすくなっています。しかし「資金はどうする?」「何から始めればいいの?」と不安に思う方も多いでしょう。
本記事では、フリーターが起業できる理由やおすすめのビジネス、起業方法などについて詳しく解説します。これを読むと、起業の第一歩を踏み出す勇気が湧いてくるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
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フリーターから起業は可能!理由3つを解説
フリーターから起業することは可能です。フリーターは時間を比較的自由に使えるうえ、低コストでスタートできるビジネスもあるため、成功のチャンスがあります。ここからは起業が可能な理由を3点解説します。
- 起業の準備に時間を取れるから
- 低コストで始められるビジネスがあるから
- キャリアを中断するリスクが少ないから
起業の準備に時間を取れるから
フリーターの強みは、会社員と比べて自由に使える時間が多い点です。会社員は1日7〜8時間、週5日働くケースが多く、準備の時間を確保するのが難しい可能性があります。
しかし、フリーターは働き方を調整しながら計画的に準備できます。例えば、起業の準備期間は仕事を週3日に抑えて、残りの時間をビジネスの学習や実践に充てるなどの対応が可能です。
さらに、副業としてスモールビジネスをスタートしながらスキルアップを図れます。事前に収益化の目処を立てられるため、スムーズに起業できるでしょう。
低コストで始められるビジネスがあるから
近年では、低コストで始められるビジネスが多く存在します。例えば、Webライティングやプログラミング、SNS運用代行などは、パソコンとインターネット環境さえあればスタートできるのです。
資金が限られている場合でも、これらのスキルを習得すると、比較的少ない投資でビジネスを始められます。また、クラウドソーシングサイトを利用して、営業の費用をかけずに仕事を獲得できるため、収益を安定化しやすいのも特徴です。
キャリアを中断するリスクが少ないから
会社員が起業する場合、退職すると収入が途絶えるため、大きなリスクを伴います。しかし、フリーターの場合は、現在の仕事を続けながら起業できるため、収入がゼロになるリスクを抑えつつ、ビジネスを軌道に乗せるまで安定した収入を確保できます。
また、フリーランスや副業としてスモールビジネスを試しながら、少しずつ成長させる方法もあるのです。事業の方向性を見極めながら調整できるため、大きな負担をかけずに進められるでしょう。
フリーターが起業する場合のおすすめジャンル6選
フリーターが起業を成功させるためには、初期投資を抑えつつ、収益性の高いジャンルを選ぶことが大切です。ここでは、おすすめのジャンルを6つ紹介します。
- Webライティング
- プログラミング・Web制作
- 動画編集
- SNSの運用代行
- せどり・転売ビジネス
- コンサルティング
Webライティング
文章を書くのが得意な人には、Webライティングがおすすめです。企業のブログ記事やSEO対策記事、広告コピーなどを執筆する仕事で、パソコンが1台あれば始められます。ライティングスキルを磨くと、より高単価の案件を獲得するチャンスが広がります。
また、クラウドソーシングサイトやSNSを活用すると、初心者でも比較的簡単に仕事を見つけられるのがメリットです。初期投資がほとんどかからず、努力次第で安定した収益につなげられるため、副業や独立を目指す人にも適しています。
プログラミング・Web制作
プログラミングやWeb制作の専門スキルは需要が高いため、高単価の案件を獲得しやすくなります。主な仕事として、Webサイト制作やアプリ開発などがあり、スキルを磨くことで企業や個人からの受注も可能です。
近年は動画で学べるコンテンツが充実しており、独学でも学びやすい環境が整っています。そのため、未経験からでもスキルを習得し、副業として始めやすいのが魅力です。案件を徐々に増やしながら経験を積むと、安定した収益につながるでしょう。
動画編集
YouTubeやTikTokなどの急成長に伴い、動画編集の需要が増加しています。動画のカット編集やテロップ入れ、エフェクトの追加など、初心者でも学びやすく、比較的短期間で習得できるスキルです。
無料の編集ソフトを活用すると、初期費用を抑えながら学習できるため、気軽に始めやすいのも魅力です。案件はクラウドソーシングサイトやSNS経由で見つけられ、スキルアップすると高単価の案件にも挑戦できるでしょう。
まずは副業として始め、実績を積みながら収益を安定させると、フリーランスとして独立する道が開けるため、将来的に自由な働き方を目指す人にもおすすめです。
SNSの運用代行
SNSの運用代行は、企業や個人のSNSアカウントを管理し、投稿の作成やフォロワーの獲得をサポートする仕事です。InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのプラットフォームを活用し、ターゲット層に向けた効果的なコンテンツを発信します。
SNSマーケティングの知識を深めると、より高単価の案件を獲得することも可能です。特に、フォロワーの増加やエンゲージメントの向上を得意とする人に適した分野といえるでしょう。市場のニーズが高く、経験を積むとフリーランスとして活躍するチャンスも広がります。
せどり・転売ビジネス
せどりとは、安く仕入れた商品を高く販売し、差額で利益を得るビジネスモデルです。オンラインショッピングモールなどのECプラットフォームを活用すると、初心者でも手軽に始められます。
特に、限定品や希少価値のある商品は高値で取引されやすく、収益性が高いのが特徴です。ただし、在庫管理や仕入れルートの確保が課題となるため、リサーチ力や市場分析が求められます。コツを掴むと安定した収益を確保でき、独立も視野に入るビジネスといえるでしょう。
コンサルティング
コンサルティングは、自身の知識や経験を活かし、クライアントに専門的なアドバイスを提供する仕事です。マーケティングやキャリア相談、ビジネス戦略など、特定の分野で深い知識やスキルを持っていると、オンラインでもコンサルティングを実施できます。
オンライン会議ツールを活用すると、全国どこからでも対応できるため、時間や場所に縛られずに働けるのが特徴です。信頼性を高めるために実績を積み重ね、口コミや紹介を増やしていきましょう。さらに、SNSを活用して専門性を発信し、集客力を強化することも大切です。
起業の方法3選を解説
フリーターが起業する際の方法として、主に3つの選択肢があります。それぞれの概要や設立方法、メリットとデメリットを理解し、自分に合った方法を選びましょう。それぞれ解説します。
- 個人事業主
- 合同会社
- 株式会社
個人事業主
個人事業主は、税務署に開業届を提出するだけで始められる最も手軽な起業方法です。以下の内容について、それぞれ説明します。
- 概要と設立方法
- メリット
- デメリット
概要と設立方法
個人事業主は、法人を設立せずに個人で事業を営む人を指しています。この形態は、フリーランスや小規模ビジネスのオーナーなどに多く見られる起業方法です。
個人事業主は、事業を開始するために特別な法人登記を必要とせず、比較的簡単に始められるのが特徴です。ただし、業種によっては許認可や登録が必要な場合があります。
個人事業主として事業を始める場合は、以下の手順で進めましょう。
- 事業内容の決定
- 屋号の決定(任意)
- 開業届の提出
- 必要な許認可の取得(飲食業や建設業など)
- 青色申告承認申請書の提出(任意)
メリット
個人事業主のメリットは以下のとおりです。
- 設立が簡単で費用が安い:法人設立に必要な登記や資本金が不要で、開業届を提出するだけで事業を始められます。
- 自由な経営:事業主がすべての意思決定を行えるため、事業を柔軟に運営できます。
- 税務申告が簡単:個人事業主は所得税の申告のみで済み、事業所得は個人の確定申告に含めて処理されます。また、青色申告を利用すると、特別控除や赤字の繰越が可能です。
- 利益の全額を享受できる:事業の利益は、すべて事業主個人のものとなります。
- 柔軟な働き方ができる:働く場所や時間を自由に決められるため、ライフスタイルに合わせて運営できます。
デメリット
個人事業主のデメリットは次のとおりです。
- 業務負担が重い:経営や営業、経理など、すべての業務を1人で行う必要があるため、負担が大きくなります。
- 損失は事業主個人が負う:事業の負債や損失はすべて事業主個人が負うため、事業が失敗した場合は個人資産が差し押さえられるリスクがあります。
- 資金調達が難しい:法人に比べて信用力が低いため、資金調達が難しい場合があります。
- 事業継続に制限がある:事業主が死亡または引退した場合、事業は終了します。法人のように事業を他者に引き継ぐのは難しいとされています。
- 税負担が増加するリスクがある:所得が増えると、累進課税により税率が高くなるため、法人化した方が有利になる場合があります。
合同会社
合同会社は、株式会社に比べて設立費用や運営コストが低く、経営の自由度が高いため、小規模な事業やスタートアップに適しています。
社員全員が有限責任を負うため、倒産時のリスクは出資額に限定されるのが特徴です。それぞれのポイントについて詳しく解説します。
- 概要と設立方法
- メリット
- デメリット
概要と設立方法
合同会社は、2006年に施行された新会社法により設立が可能となった日本の会社形態の1つです。アメリカのLLC(Limited Liability Company)をモデルにしており、出資者と経営者が同一である点が特徴です。
この形態は設立費用が安く、経営の自由度が高いことから、中小企業やスタートアップに適しています。合同会社を設立する際は、以下の手順で進めます。
- 基本事項の決定(会社名、本店所在地、事業内容、資本金、社員構成)
- 定款の作成(公証役場での定款認証は不要)
- 資本金の払い込み(1円からでも設立可能)
- 登記の申請(登録免許税は6万円)
- 設立後の手続き(法人口座の開設、税務署への届出など)
メリット
合同会社のメリットは以下のとおりです。
- 設立費用が安い:株式会社の設立費用(約20万円)に比べ、合同会社は約6万円で設立できます。また、公証役場での定款認証が不要なため、手続きが簡単です。
- 運営コストが低い:株式会社のように役員の任期や決算公告の義務がないため、運営費用を抑えられます。
- 経営の自由度が高い:利益配分や意思決定の方法を社員間で自由に決められるため、柔軟な経営が可能です。
- 有限責任:社員は出資額を限度に責任を負うため、個人資産が保護されます。
- 小規模事業に適している:スタートアップやフリーランスが法人化する際に適した形態で、1人でも設立可能です。
デメリット
合同会社のデメリットは次のとおりです。
- 社会的信用がやや低い:株式会社に比べて知名度が低いため、取引先や金融機関からの信用度が劣る場合があります。
- 資金調達に制限がある:株式を発行できないため、外部からの資金調達が難しいと言われています。また、上場もできません。
- 社員間の対立リスクがある:利益配分や意思決定を社員全員で行うため、意見がまとまらない場合に経営が停滞する可能性があります。
- 事業承継が難しい:株式会社に比べて権利譲渡や事業承継が難しいため、長期的な事業運営には不向きな場合があります。
株式会社
株式会社は、株式を発行して資金を調達し、その資金で事業を運営する法人形態です。株主は出資額を限度とした有限責任を負い、経営は取締役が行います。所有(株主)と経営(取締役)が分離している点が特徴で、国内で一般的な会社形態です。
以下の点についてそれぞれ解説します。
- 概要と設立方法
- メリット
- デメリット
概要と設立方法
株式会社は社会的信用が高く、資金調達の幅が広いことから、事業拡大や上場を目指す企業に適しています。株式会社を設立するには、以下の手順を踏む必要があります。
- 基本事項の決定(会社名、本店所在地、事業内容、資本金、役員構成)
- 定款の作成と認証(定款認証には約5万円の費用が必要)
- 資本金の払い込み(1円からでも設立可能)
- 登記申請(登録免許税は15万円)
- 設立後の手続き(法人口座の開設、税務署への届出など)
メリット
株式会社のメリットは次のとおりです。
- 社会的信用が高い:株式会社は、合同会社や個人事業主に比べて社会的認知度が高く、取引先や金融機関からの信頼を得やすいと言われています。
- 資金調達の幅が広い:株式を発行して、多くの投資家から資金を集められます。また、株式発行による資金調達は返済義務がないため、資金繰りの負担が軽減できます。
- 有限責任:株主は出資額を限度に責任を負うため、個人資産が保護されます。
- 節税効果が期待できる:法人税は一定税率のため、個人事業主の累進課税に比べて税負担を抑えやすいといえます。また、法人では経費として認められる範囲が広く、節税効果も期待できます。
- 事業承継が容易にできる:株式を譲渡すると、事業承継がスムーズに行えます。
デメリット
社会的信用の高い株式会社にも以下のデメリットが存在します。
- 設立費用が高い:株式会社の設立には、定款認証費用や登録免許税など、最低でも20万円程度の費用がかかります。
- 運営コストが高い:決算公告の義務があるため、官報に掲載する際は約7万円の費用が発生します。また、役員の任期が最長10年と定められており、任期満了時には再登記が必要です。
- 手続きが複雑:株主総会の開催や決算公告など、法律で定められた手続きが多く、運営に手間がかかります。
- 赤字でも税負担が発生:法人住民税の均等割(約7万円)は、赤字でも支払う必要があります。
- 経営の自由度が低い:株主総会での決議が必要な事項が多く、経営者が自由に意思決定できない場合があります。
フリーターが起業した後にやること3選
フリーターが起業した後、事業を成長させるためには計画的な運営と継続的な努力が必要です。以下3つのポイントを意識しながら、長期的な成長を目指しましょう。
- 収益を安定化させる
- 業務を効率化させる
- 自分の価値を高める
収益を安定化させる
起業直後は収益が不安定になりやすいため、安定した収益モデルを構築することが重要です。例えば、単発の仕事に依存せずに月額契約のクライアントを獲得すると、安定した売上を確保できます。
また、複数の収入源を持ち、リスクを分散することも大切です。さらに、マーケティングやブランディングを強化すると、継続的な売上UPにつながります。リピート顧客を増やし、信頼関係を築くと、長期的に収益の安定化を図れるでしょう。
業務を効率化させる
業務を効率的に進めるためには、タスク管理ツールや自動化ツールを活用すると有効です。日々の業務を可視化しつつ、優先順位を明確にすると、無駄な作業を減らしながらスムーズに進められます。
また、自分の得意な業務に注力し、苦手な業務や手間のかかる作業を外注するのも効率化のポイントです。例えば、会計業務を専門家に委託すると、書類作成にかかる時間を削減できるため、本業に専念できる時間が増えます。その結果、より収益性の高い業務に集中でき、売上の向上にもつながるでしょう。
自分の価値を高める
持続的に成功するためには、自分のスキルや知識を常に向上させることが必要です。例えば、新しい市場動向を学びつつ、専門的な資格を取得すると、自分の市場価値を大きく高められます。
また、業界のイベントや勉強会に参加し、人脈を広げるのも有効です。成功している起業家や専門家と交流して、最新のノウハウを学ぶとビジネスチャンスが広がります。自分の価値が高まるほど、高単価の仕事や良質なクライアントとの取引が増えるため、安定した成功を収められるでしょう。
フリーターから起業する際のリスク3点
フリーターから起業するのは可能ですが、いくつかのリスクも伴います。主に注意すべき点を3つ、それぞれ解説します。
- 資金調達が難しい
- 収益が安定するまで時間がかかる
- 孤独でモチベーションを維持しにくい
資金調達が難しい
フリーターから起業する際の大きな課題の1つが資金調達です。銀行からの融資は信用が必要なため、フリーターの状態では安定した収入源がないと見なされ、審査が通りにくい場合があります。その場合はクラウドファンディングや補助金、助成金などを活用すると、必要な資金を確保できるかも知れません。
また、起業する前にできるだけ貯金をしておくと、資金不足のリスクを軽減できます。資金計画を立てて、無駄な支出を抑えることも大切です。
収益が安定するまで時間がかかる
事業を軌道に乗せるまでに時間がかかるため、安定した収益を得るのは難しいと言われています。特に、フリーターの場合は資金に余裕がないケースがあり、初期の売上が少ないと生活に影響を及ぼすかもしれません。
そのため「今までの仕事を続けながら徐々に事業を拡大する」「低コストで始められるビジネスモデルを選ぶ」など、リスクを抑える工夫を検討しましょう。また、固定費を最小限に抑えつつ、収益が安定するまでの期間を乗り切るための計画を立てておくと安心です。
孤独でモチベーションを維持しにくい
起業すると、すべての決断を自分で下さなければならず「本当にこの方法で正しいのだろうか」と不安に思う場面があります。同じ境遇の仲間がいない場合は誰にも相談できず、孤独を感じるでしょう。
また、収益が思うように伸びない時期が続くとモチベーションが低下し、事業を諦めたくなることもあります。これらを防ぐためには「起業家のコミュニティに参加する」「メンターを見つける」「定期的に目標を見直し、モチベーションを維持する」といった工夫が必要です。
まとめ
フリーターからの起業には多くの挑戦が伴いますが、大きな可能性も秘めています。時間の自由度を活かしてスキルを磨き、低コストで始められるビジネスを選ぶと、安定した収益を確保しながら成長できます。
また、資金調達や収益の安定化、孤独との戦いなどのリスクもありますが、計画を立てつつ適切な対策を講じることで乗り越えられるでしょう。
フリーターだからこそ、柔軟な働き方や独自の視点を活かした起業が可能です。 今回紹介したポイントを参考に、一歩を踏み出して起業家への道を切り拓きましょう。




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