高卒の求人に正社員はあります!
就活は大学生や職務経験者ばかりが主役ではありません。高校を卒業した後、すぐに就職し、社会人として働きたいと考える方も多くいます。しかし、高卒の場合に正社員の求人はあるのか、どのような職種に求人が多いのかなど、高卒の就活ならではの疑問もあるのではないでしょうか。そこでこの記事では、高卒での就活のコツなどをご紹介します。
この記事の目次
高卒の就職活動について!
まずは高卒の就職活動について説明します。高卒の就職活動は、新卒で行う場合と、フリーター期間があるなど卒業した後時間が経ってから行う場合があります。
新卒で就職活動を行う場合
新卒であれば、学校の就職支援を受けることができるため、既卒と比較すると正社員を目指しやすいでしょう。学校によっては就職支援専門のスタッフがいることもあります。高校あてに送られてくる求人を整理し、就職希望の生徒に紹介したり、企業に直接出向き求人募集を依頼するなど、就職活動に関するコーディネートをしてくれます。就職支援スタッフの中には、企業勤務の経験が豊富な人や、人事担当の経験がある人なども多いため、よく相談しながら就職活動を進めていくと良いでしょう。
また、企業の中には、その高校の卒業生が現在働いていて、その人の勤務内容が優秀であるなどの理由から、同じ高校の新卒を毎年採用してくれる場合などもあります。また、親や親戚などの身内が経営していたり、身内が重要なポストにいる会社に、いわゆる縁故で採用してもらえる場合もあります。縁故採用に抵抗を示す方もいますが、社会人として自立するにはまず就職先を見つけることが第一です。入社のきっかけは縁故であれ、確実に採用してもらえる就職先があることは大きな強みに違いありません。就職先が1つ多くてラッキーだと考え、縁故採用の利用も検討すると良いでしょう。
大卒と高卒で新卒として扱いが異なる企業も存在するのも事実です。高卒と大卒の違いを知りたい方は以下の記事を参考にしてみて下さい。
高卒として就職したものの後悔する場合もあります。自分で大学に進学するのか高卒として就職するのか考えてから行動していきましょう。
高卒フリーターから就職活動を行う場合
早めに正社員を目指す方が良いでしょう。高校を卒業した後、それほど期間が経過していなければ、これから仕事を教えて育てられる人材として、正社員に採用される可能性は高いでしょう。しかし、正社員として勤務した経験がないまま、フリーターを続けていると、年齢や職歴の部分をほかの新卒や中途採用者と比較され、就職活動の中で不利になります。高卒で正社員として働きたいならば、早めに行動することが大切です。
高卒で正社員になるためにすべきことは?
次に、高卒で正社員になるためにすべきことを紹介します。
とにかく前向きに行動すべき!若さは力になる!
まず大切なのは、初めからあきらめて投げ出さないことです。就職活動の中では、大勢の求人応募者と競わなければなりません。大卒や職務経験者など、自分より学歴・経験がある応募者と自分を比べ、不安に思うこともあるかもしれません。しかし、企業によって求める人材はさまざまです。
学歴よりも人となりを重視する企業もあります。まっさらな状態から社員教育を行うため、できるだけ若い人材を求める企業もあります。あるいは年齢や学歴、経験に関係なく、意欲にあふれた人材を採用したいと考える企業もあります。高卒だからほかの応募者よりも絶対に不利、ということはありません。ぜひ、高卒ならではのフレッシュさを活かしながら、前向きに就職活動を進めてみてください。
入念な企業分析をしよう!
次にすべきことは、企業についての情報収集です。求人票に載っているような事項だけでなく、内部環境までしっかりと調べましょう。企業の公式サイトやパンフレット、口コミなども見てみましょう。店舗を構えているような業種であれば、1度訪れてみるのも良いでしょう。勤務している卒業生などがいれば、実際働く人の観点から企業の感想などを聞いてみるのもおすすめです。採用された後、早期に離職する大きな理由の1つは、職場がイメージとしていたものと違うことです。就職した企業をすぐに辞めたくならないよう、応募の段階で企業の情報を集めておきましょう。
就職活動では、採用されやすい求人をねらうことも大切です。「経験不問」や「フリーター歓迎」と掲げている求人は、高卒で採用される可能性が高いでしょう。ただし、意欲や個人の能力・性格を重視するため、学歴や経験を不問にしている企業もあれば、業務が厳しかったり経営が不安定だったり、いわゆるブラック企業であるため、人手不足で求人募集の門戸を広げている場合もあります。求人を選ぶ際は、企業の情報をもとに、じっくり見極める必要があるでしょう。
どのような正社員の求人があるのか具体例を紹介!
それでは実際に、高卒ではどのような正社員の求人があるのかを紹介します。こちらに紹介するものは実際に高卒からの入社実績がある業種ですので、気になるところがあれば詳しく調べてみましょう。
高卒の仕事についてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
IT企業
まずは民間企業です。近年多いのはインターネット関連の事業部スタッフです。インターネットを扱う部署には、エンジニアやデザイナー、ディレクターなどさまざまな職種のスタッフがいます。現在は高校生でも自分のサイトやブログを持っていたり、SNSを使用したり、インターネットに関する知識を持っていることも多いため、馴染みやすい業種であると言えるでしょう。専門的な知識や技術が必要な職種もありますが、その分学歴ではなくスキルを求められる業界になります。また、IT企業は数が多く人手が不足しているところも少なくないので、求人をねらいやすい業界です。
営業職
また、業界を問わず存在する営業職も、経験を問わないことが多い職種です。外回りをしたり出張をしたりデスクを離れて動くことが多く、フットワークの軽さや体力を求められるため、運動部経験者などスタミナに自信のある方におすすめです。
道路パトロール
現場に出るような職種としては、高速道路パトロール業務などがあります。高速道路上を巡回し、道路の異常や、交通事故・故障といった緊急的事象、法令違反の車両がいないかなどを確認します。学歴や職歴のしばりが少なく、高卒でもトライできる職種の1つです。なお、自動車免許が必要になるので、留意する必要があるでしょう。
地方公務員
公的機関にも高卒で就職できる職種があります。市町村職員や都道府県職員など、地方公務員の採用枠には、高卒レベルの人を対象にした「初級」などの種別があります。業務の内容は、行政に関する事務全般を行う一般事務、公立の小・中学校や高校で事務を行う学校事務などがあります。公務員は人気の職種であるため、倍率が高く採用されるのは簡単ではありませんが、就職できれば安定した収入を得ることができます。いろいろな求人をチェックし、何に応募するかじっくり検討しましょう。
正社員の求人がおすすめの理由は年収!
高卒で正社員を目指し求人に応募することがおすすめの理由についても説明しましょう。大きな理由は年収です。フリーターとして働く場合と正社員として働く場合、10代や20代など若いうちはそれほど年収の差を感じることはないかもしれません。しかし、30代以上になると、両者にははっきりと差があらわれます。フリーターは年齢を重ねても、時給が大きく上がることはまずないでしょう。年収はおおよそ150万円ほどになります。
一方、正社員として勤務を続けていた人の年収は、30代で400万円以上にもなります。これは勤務年数に応じた給与のアップ、役職につくことによる手当のプラスなどが影響します。また、月収が上がることにより、ボーナスの金額も大きくなる場合もあります。30代辺りからは結婚や育児、家の購入など、プライベートでも大きくお金を使用する機会が増えます。そんなとき、まとまった年収があることは、安定した生活や精神面での安心につながるでしょう。
また、仕事をしていく中でさまざまな経験を積める点も、正社員の求人をおすすめする理由です。フリーターと正社員では、任される仕事の多さや責任の大きさが異なります。フリーターは最終的な判断を正社員にゆだねることもできますが、正社員は自分の判断で進めていかなければならない部分が多数あります。この正社員の経験の積み重ねが、給与や立場、その後の仕事にも大きく影響します。
責任の伴う仕事を辛いと感じることもあるでしょう。楽しいことばかりでなく、落ち込んでしまうこともあるかもしれません。しかし、頑張れば頑張った分、昇給や表彰をされたり大きな事業を任されるなど、自分の仕事にも還ってきます。そして、働く意欲ややりがいに繋がります。フリーターの仕事は、大きな責任を負わされることはありませんが、長く勤めても真面目に頑張っても、大きく待遇が変わることはほとんどありません。給与面や仕事の内容、経験など、さまざまな観点で総合的に考えても、長くしっかり働くならば、やはり正社員として働くのが良いでしょう。
高卒の方の平均年収についてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
高卒で正社員になるポイント
それでは、高卒で正社員になるため、押さえておくべきポイントを紹介しましょう。まず大切なのは求人選びです。正社員になりやすい求人を選ぶことで、効率的に就職活動を進められます。専門的な知識や経験をもった即戦力となれるような人材を求めている求人は、応募したとしても、採用される確率は低いでしょう。反対に、営業職やサービス業などは、未経験や若年層の応募者を採用することが多い職種です。また、職場もまだ仕事がわからない新人の受け入れに慣れているため、働き出してからのフォローが手厚い場合が多いというメリットもあります。
次に、面接など、企業とコンタクトする際のポイントです。高卒の応募者には高い技術は求められていません。学歴や仕事に関する知識・経験も求められていません。それでは、高卒の応募者に求められているものは何なのか、それは仕事に対する意欲です。高校生活で勉強や部活などを一生懸命頑張ったように、今度は社会人1年生として全力で仕事に取り組んで欲しいのです。あるいは、仕事に慣れたスタッフたちの中に入り、新人ならではの観点から職場を盛り上げていって欲しいという考えもあるでしょう。
したがって、面接では自分の熱意や意欲を余すことなく担当者に伝える必要があります。就職面接の対策本などに載っているテンプレート的な回答では、面接官に自分の考えを伝えることはできません。面接担当者は何十人何百人と面接を行う人事のプロです。既存の回答はすぐに見抜かれますし、印象にも残りません。しっかりと自分の言葉で、働く熱意を伝えることが大切です。
高卒で正社員を目指すなら転職エージェントへの登録がおすすめ!
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高卒で正社員の求人も多い!コツをつかんで就職しよう
高卒は就職活動において不利だと考える方も少なくないでしょう。しかし、若年層や未経験の人材を募集している正社員求人は数多くあります。そして、実際に高卒で正社員として就職している人も大勢います。また、効率的に多くの情報を得たい場合は、手厚いサポートのある転職エージェントを活用する方法もあります。ぜひこの記事で紹介したポイントやおすすめの方法などを参考にしながら、自分らしく就職活動に取り組んでみてください。
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