フリーターでもクレジットカードを使用したいと考えている人は増えてきています。
しかし、クレジットカードを作りたくても、フリーターだと作れないのではないかと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
今回はフリーターでもクレジットカードが作れるのか、どうすれば審査員通る事ができるのか、そのコツを解説していきます。
この記事の目次
クレジットカードの審査の流れ
クレジットカードを作った事がないという人は、どういった流れで作る事になるのか気になるのではないでしょうか。
クレジットカード会社によっても変わりますが、基本的な流れはどこも一緒です。
審査Step1:申込み
まずWebや電話、郵送などで申し込みをします。最近はどこもネット上でも申し込みに対応しており、自宅にいながら簡単に申し込む事が可能です。
近くに店舗がない人は、手軽に手続を済ませたいという方はWebでの申し込みを利用すると良いでしょう。
申し込みの際には、運転免許証やパスポートなどの、本人確認書類が必要になります。何が必要かはカード会社によって変わるので、手続をスムーズに進めるためにも、事前に確認しておきましょう。
また、引き落とし口座を設定するために、キャッシュカードや通帳も必要になります。すでに口座を持っている場合にはカードの発行期間が短くなりますが、口座がない場合には別途手続が必要になる場合があります。
審査Step2:カード会社による審査
必要事項を入力し申し込みが済んだら、次はクレジットカード会社による審査に進みます。審査をしてる間は、特に自分がする事はないので審査結果を待ちましょう。
中には短時間で審査が終わるクレジットカードもありますが、これは審査が自動化されているためです。
審査Step3:カード会社からの確認電話
過去の利用状況などを見て、特に問題がなければ自動的に審査に通過する場合もあります。審査の期間中に、在籍確認や申し込みの確認のために電話がかかってくる事もあります。
在籍確認は申し込み時に記入したバイト先に掛かってくる事がありますが、特に悪い事をしているわけではないので、安心して電話に答えましょう。
この時に、クレジットカード会社の名前ではなく、個人名で電話が掛かってくる事がありますが、これはプライバシーに配慮しての事です。
あなたが本当にその職場に勤めているか確認するための電話なので、慌てず対処してください。
審査Step4:審査結果のお知らせ
審査が終わったらメールなどで審査結果がお知らせされます。もしここで審査に通らなかった場合は、残念ながら諦めるしかありません。
審査に通過したら、カードが発行されるので自宅に届くのを待ちましょう。カード発行までの日数は、カード会社によって変わります。
カード会社が記載している発行までの日数は、あくまで目安です。それ以上に掛かる場合もあるので、もしすぐにでもクレジットカードが必要な場合は注意してください。
中には即日発行しているクレジットカードもあるので、すぐに欲しい場合はそういったカード会社を選ぶと良いでしょう。
フリーターがクレジットカードを作るメリット
クレジットカードというと、正社員などしっかり仕事をしている人が持つものというイメージがあるかもしれません。
しかし、クレジットカードはフリーターの人が持っていても非常に便利なアイテムです。
まず、一番大きいのは現金がなくても買い物ができるという事でしょう。最近はコンビニやファミリーレストランなど、クレジットカード払いに対応しているお店が増えています。
クレジットカードがあれば、会計時にわざわざ現金を引き出す必要もありません。小銭も必要ないので、会計がスムーズに進むというのもメリットでしょう。
クレジットカードで買い物すると返済が大変では?というイメージがあるかもしれませんが、しっかり計画を立てて利用すればフリーターの方でも便利に活用できます。
フリーターはクレジットカードの審査に通る?通らない?
クレジットカードを作りたいけれど、フリーターでは審査に通らないのではと不安に感じている方もいるでしょう。
確かにクレジットカードの審査は正社員の方が安定性はありますが、フリーターだからといって審査に通らないという事はありません。
フリーターという理由だけでは審査に落ちない
最近は契約社員やフリーターとして働いている人が増え、クレジットカードを発行している会社としても、フリーターだからといって審査に落とすという事はしなくなっています。
中にはフリーターの人でも審査に通りやすいカードを、積極的に発行している会社も出ている程です。
勤続年数は大事
ただし、フリーターの人が審査に通るためには、注意しておきたいポイントがあります。それは勤続年数です。
フリーターとして働き始めて、1年以上あるなら審査に通る可能性は十分にあります。しかし、クレジットカードを作りたいからといって、とりあえずフリーターとして働き始め、すぐに審査を受けても通る事は難しいでしょう。
ある程度の期間、安定した収入がある事を証明できる事が大切です。
とはいっても、審査がより通りやすいのはやはり正社員です。後程紹介するカード会社からの信用を得るためにも、出来るなら正社員就職をお勧めします
フリーターにおすすめのクレジットカード1.ポイント還元率が高い
クレジットカード会社は数多くあり、どれを選んだら良いか迷う事もあるでしょう。フリーターの方がクレジットカードを作るなら、まずポイントの還元率に注目してください。
クレジットカードは利用するとポイントが貯まる場合があります。このポイントは、他のポイントや商品と交換したり、現金の代わりに使う事もできます。
ポイント還元率が高いカードで買い物をすれば、どんどんポイントが貯まるのでとてもお得です。
一括払いをすれば利息手数料も掛からないですし、貯まったポイントがそのままお得になります。
せっかくクレジットカードを使うなら、少しでもポイント還元率が高いカードを選ぶようにしましょう。
普段の買い物で使用すれば、現金で支払うよりもお得に買い物ができます。
フリーターにおすすめのクレジットカード2.年会費無料
クレジットカードを作る場合、少しでも余計な費用は掛けたくない所です。
特にフリーターは正社員よりも所得が低くなりがちなため、なるべく費用を掛けずにクレジットカードを作りたいと考えている人も多いでしょう。
そういう人には、年会費が無料のカードがおすすめです。
クレジットカードには、年会費が掛かるものと無料のものがあります。年会費が掛かるカードは、その分サービスが充実していますが、普段あまり使わないと損してしまう事も。
年収があまり高くないフリーターは、年会費無料のカードを選ぶ方が無理なく使えるでしょう。年会費が無料といっても、サービスが悪いというわけではありません。
普通に買い物に使う事はできますし、ポイントもしっかりと貯まります。クレジットカードを、普通の支払いに使うだけなら年会費が無料のカードでも十分活用できます。
フリーターにおすすめのクレジットカード3.よく利用する店のカードを作る
クレジットカードは、提携しているお店で使うと、普段よりも多くポイントが貯まるサービスがあります。せっかくクレジットカードを使うなら、これを利用しない手はありません。
まず自分が普段良く買い物する店舗を調べ、そこでクレジットカードを発行していないか調べてみましょう。
もしクレジットカードがあるなら、そこのお店で利用する事でどれだけポイントが貯まるか見ておくと良いです。
ポイントが倍になるようなサービスをしていれば、全く関係ないカードを作るよりも、効率的にポイントを貯めやすくなります。
また、光熱費などもクレジットカード払いにするとポイントが貯まるので、コンビニ払いや口座引き落としにしている方は、クレジットカード払いにするだけでさらにポイントが貯められます。
クレジットカードの審査に通るコツ1.複数申し込みはしない
フリーターでもクレジットカードの審査に通る事は可能ですが、審査に通りやすくするためにはちょっとしたポイントがあります。
一度に複数のカードを申し込まない
一番重要なのは、一度に複数のクレジットカードを申し込まないという事です。
よくポイントサイト経由でクレジットカードを作ると、ボーナスポイントが貰えるというサービスがあります。
これを利用して、複数のクレジットカードをまとめて申し込む人がいます。しかし、ポイント目当てで申し込む人が多く、審査に通ったらすぐに解約してしまう人が多いです。
クレジットカード会社からすると、これでは審査をする手間が掛かるだけで何の得にもなりません。
複数申込をする人は警戒されている
そのため、複数の申し込みをしている人は警戒されてしまう恐れがあります。フリーターの方は、正社員に比べるとただでさえ審査に通りにくいので、複数同時に申し込みをするリスクは避けた方が良いでしょう。
クレジットカードの審査に通るコツ2.キャッシング枠は希望しない
クレジットカードには、キャッシング枠とショピング枠があるのをご存知ですか?ショッピング枠というのは、その名の通りショッピングで利用できる枠の事です。
ショッピングの定義
ここでいうショッピングというのは、お店やネットでクレジットカード払いをするという事なので、普通にカードを使って買い物をした分は全てショッピング枠に含まれます。
例えばショッピング枠が50万円になっているなら、50万円までの買い物ができるという事です。
キャッシング枠とは
キャッシング枠というのは、キャッシングで利用できる枠の事です。キャッシングはお金を借りる事で、消費者金融からお金を借りるのと同じ扱いになります。借りた分には金利手数料が掛かり、利用した分と金利手数料分を返済します。
このショッピング枠とキャッシング枠ですが、審査を受ける時に重要なポイントになります。
クレジットカードの中には、キャッシング枠を設定できるカードがあり、申し込む時にキャッシング枠をつけるかどうかの選択ができます。
しかし、キャッシング枠を希望すると審査が厳しくなるので注意してください。キャッシングはローンをするという事なので、ショッピングで利用するのとはわけが違います。
フリーターはキャッシング枠を希望すると厳しい
ローンを組む場合は、審査が厳しくなるのは当然です。特にフリーターの場合はキャッシング枠を希望すると、審査が通らない可能性が高くなります。
キャッシング枠は収入がある程度高くないと利用できないため、クレジットカードの審査に通りたいならキャッシング枠は希望しない方が良いでしょう。
審査に落ちたら別のクレジットカード会社に申し込んでもOK?
フリーターの方の場合、クレジットカードの審査に落ちてしまう場合もあるでしょう。しかし、落ちてしまったからといって落ち込む必要はありません。
審査におちたら次のカード会社を申し込む
クレジットカード会社はたくさんありますし、それぞれ審査基準も変わってきます。一つの会社で落ちたからといって、他の所も審査に落ちてしまうとは限りません。
もしクレジットカードの審査に落ちてしまったら、他のクレジットカードの審査を受けてみるのも良いでしょう。
しかし、タイミングには気をつける必要があります。クレジットカード会社の中には、他社の審査に落ちてしまった人を自動的に審査に通らないようなシステムにしている所もあります。
厳しいように感じてしまいますが、カード会社は利用者が支払いの延滞や遅延などを起こすと死活問題になります。
慎重に信用できる人物かどうかを審査で見極めているというわけです。一度審査に落ちたという事は、その信用を得られたかったという事なので、他のカード会社からも警戒されるのは当然の事でしょう。
カード会社は情報を共有している
世の中には個人信用情報機関というものがあり、審査に落ちた情報はそこに登録されてしまいます。
そのため、クレジットカード会社はまず個人信用情報機関に情報を問い合わせ、今までにクレジットカードの支払いの遅延はないかや、他社で審査を受けていないかを調べます。
審査に落ちてしまった履歴が残っている間は、他のクレジットカードに申し込みをしても審査に通らない可能性が高くなってしまいます。
もし、一度審査に落ちてしまった場合、半年くらいの期間をあけてから別のカード会社に申し込みをした方が良いでしょう。
フリーターでも正社員でも信用が無ければクレジットカードは持てない
正社員かフリーターかに関わらず、信用情報によっては審査に通らない事もあります。
いくら現在安定した収入があったとしても、信用情報に事故情報や延滞情報が残っていると審査には通りません。
クレジットカードを作ろうと考えている人の中に、これまでにクレジットカードの支払いを延滞した事があったり、金融事故を起こしてしまった人はいませんか?
こういった情報は残ってしまうので、クレジットカードを作るのが難しくなってしまいます。
クレジットカードを作れるように、信用情報は綺麗にしておく事が大切です。クレジットカードなんて必要ないと思っていても、いつ必要になるか分かりません。
もし今現在クレジットカードを使っているなら、支払いはしっかりとして、信用情報に傷をつけないように気をつけましょう。