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手取り20万円で一人暮らしをする場合、どのぐらいの家賃が目安になるのでしょうか。
住む場所を探して新しい生活を始めようと考えているのなら、家賃だけではなくどのような生活レベルになるのかも知っておきたいところです。
そこで今回は、手取り20万円の家賃相場と生活費の内訳や、無駄使いを減らすための節約方法について説明していきます。
手取り20万円の家賃目安が知りたい!
給料に対してどのぐらいの家賃なら生活していけるのか、知っておくのはとても大切なことです。
一般的に家賃の目安は、給料の25%~30%と言われています。
手取り20万円の場合25%なら5万円、30%だと6万円になるので毎月の家賃はだいたい5~6万円が目安になります。
住む地域によっても家賃相場は変わる
家賃の目安が分かった所で、次は住む場所です。どんな地域に住むかによって家賃相場が違ってきます。
毎月5~6万円の家賃だと、どんな物件に住むことが出来るのでしょうか。
家賃5万円台だと東京都心部では古いワンルームにしか住めない
地価も家賃相場も高い東京の都心部周辺の場合、家賃5~6万円で探すとなるとワンルームや1Kの築年数が古いアパートや賃貸マンションが主になります。
築50年以上も経っている古い建物もめずらしくはありません。
レトロな建物が好きな人なら良いかもしれませんが、古い建物はセキュリティや耐震性の心配があります。いくら便利な場所でも住み心地は大切です。
また、築年数が古くてもリフォームしてある場合もあります。ですが費用が掛かっている分、家賃も高くなります。
東京の中心部を避けたら家賃は下がる
東京に限らず地価の高い中心部は家賃相場が高いです。
中心部にこだわらず、その周辺で家賃相場の安いスポットを探せば、同じワンルームや1Kでも比較的築年数が新しい部屋に住むことが可能になります。
広くてきれいな部屋に住み家賃を低く抑えたいのであれば、立地条件を妥協するという手もあります。
ですが、地方に行くほど交通費が掛かりますので、家賃と交通費のバランスを考えることも必要になります。
交通費を考え立地条件を優先した場合は、家賃が5~6万円の物件になるとワンルームや1Kがほとんどです。
家賃7万円台の生活
手狭なためもう少し広い部屋に住みたいとなれば、必然的に家賃相場も高くなります。妥協点が見つからず家賃を7万円まで上げた場合、どんな生活になるのでしょうか。
家賃が7万円になると、手取り20万円のうちの35%が家賃になります。
家賃6万円の物件と比べた場合、家賃を支払った残金が14万円になるか13万円になるかの違いですが、その分のしわ寄せは生活費に来ます。
毎月1万の生活費があるとどれくらい生活が変わる?
毎月約1万円分の生活費があると無いのとでは、生活の質に大きな違いが出てしまいます。
たとえば、友人との食事代や飲み代、洋服代などを減らさなければいけません。
節約が趣味、人付き合いが苦手で交際費は掛からないといった場合は別になりますが、生活費を圧迫しないためにも、手取り20万円ならば家賃は6万円に抑えておいた方が良いでしょう。
家賃の他にも発生する費用がある
良い物件が見つかり、部屋を借りる際に気を付けたいことがあります。それは、家賃の他に発生する費用です。
アパートやマンションでは、エレベーターやゴミ置き場、廊下やエントランスなどの共有スペースの維持や修復のための共益費や、建物の維持や管理のために管理費が必要になることがあります。
これらの費用は家賃とは別に支払うようになりますが、物件によって無い場合もありますし共益費と管理費が一緒になっていることもあれば、それぞれ別に支払う場合もあります。
相場は家賃が6万円ならば3千円~6千円ぐらいと言われています。家賃に共益費や管理費がプラスされてしまうと、住居費が大幅にアップすることになります。
賃貸契約を結ぶ際は、きちんと確認するようにしましょう。
具体例!手取り20万円の生活費内訳
一人暮らしで手取り20万円の場合、平均的な生活費の内訳は下記のようになります。
- 家賃 6万円
- 食費 4万円
- 通信費 8,000円
- 光熱費 1万円
- 保険料 5,000円
- 雑費 5,000円
- 趣味娯楽費 1万円
- 交際費 2万円
- 衣類 1万円
- 貯蓄 3万円
合計すると19万8000円になり、貯蓄が毎月3万円も出来る理想の生活プランです。
ですが、手取り20万円でのやり繰りなので、気を抜けばすぐに赤字になってしまいます。毎月どのぐらいの金額が必要なのか、それぞれの項目について見ていきましょう。
家賃や食費
家賃が手取り20万円の30%で6万円、食費が20%の4万円、この時点で50%の10万円を使ってしまうことになります。
食費は自炊が基本ですが、弁当代や外食費も含まれます。
作るのが面倒になり外食が多くなると、4万円では足りなくなる場合が多いです。4万円を31日で割ると、1日あたりの食費は約1,290円になります。あまり贅沢は出来ません。
通信費
通信費の8,000円ですが、これはインターネット環境やスマホの契約によって変わってきます。
プロバイダーとスマホの契約をお得なプランにしていれば可能な金額です。
契約時の割引が終わっていたり、最新機種のスマホやiPhoneを分割払いにしていればもっと高くなるでしょう。
光熱費は抑えやすい
光熱費は一人暮らしの場合、抑えやすい費用です。
仕事が忙しければ部屋には寝に帰ってくるような状態になりますし、外食をした日は水道代もガス代も掛かりません。留守がちになるほど節約出来ます。
保険は加入したままの方が良い
保険は万が一を考えると必要です。しかし、いったん契約してしまうと解約手続きが面倒なので、そのまま払い続けている人も多いのではないでしょうか。
終身保険や医療保険はたくさん掛けておいた方が安心はできますが、家計の負担になってしまうことも多いです。独身の一人暮らしでしたら5,000円ぐらいが妥当でしょう。
交際費や娯楽費には要注意
一番オーバーしてしまいがちなのが、趣味娯楽費や交際費、衣類代です。予算を立てても、その場のノリでついつい使ってしまうことが多いのではないでしょうか。
カード支払いならもっと気がゆるみます。
ですが、これらの費用は楽しむためのものです。使いすぎてはダメですが、削り過ぎてしまうのも良くありません。生活のハリが無くなってしまいます。
一人暮らしは貯蓄がなくなりがち
生活費を使い過ぎてしまった場合、少なくなってしまうのが貯蓄です。一人暮らしは気楽な面もありますが、生活費のすべてを自分で支払わなければなりません。
計画性が無い人ほど貯蓄が難しくなります。ですが、手取り20万円あれば毎月3万円の貯蓄はけして無理な金額ではありません。
貯蓄があると気持ちに余裕が出来ます。貯蓄は使えないお金というわけではなくイザという時に使うためのお金です。
急な出費になった時、カードローンやキャッシングで借金をするような事態を避けることが出来ます。
一人暮らしを続ける以上、毎月20万の給与の中でやり繰りしなければいけません。節約するのとしないのとでは掛かるお金が違ってきます。
賢く節約!手取り20万円の節約方法
節約をするにあたって一番大切なのは、現状を知ることです。簡単でも良いので家計簿を付けるようにしましょう。
家計簿のメリット:支出が見えるといろんなことがわかる
家計簿を付けたことがないと面倒に感じるかもしれませんが、毎日お金をいくら使ったかが分かると色んな事が見えてきます。
たとえば、毎日何気なく買っている自販機のジュースやお茶。1本130円のものを1日2本買えば260円です。
1ヶ月、31日で計算すると8,060円になります。1回に使う金額は少ないですが、1ヶ月分の食費が4万円と考えると8,060円は大きいです。
こんなふうに、家計簿を付けるだけで今まで何気なく使っていたお金がどれだけ多かったかを知ることが出来ます。
自分の生活スタイルに合った予算割り振りを行う
また、生活スタイルによっては前述したような生活費の内訳にはならない人もいるのではないでしょうか。
その場合、自分の生活スタイルに合った項目ごとの予算を決めることが大切です。そして、予算が決まったら賢く節約していきましょう。
自炊することで手っ取り早く節約!
節約をするうえで、一番手っ取り早く始められるのが食費の節約です。外食が多いとどうしても出費がかさむので出来るだけ自炊することをおすすめします。
料理が苦手という人は、節約のために簡単な料理を覚えてみてはいかがでしょうか。
料理に慣れてくれば節約料理のレシピが増えていき、上手に食費を抑えることが出来ます。
自炊の節約効果とは?
1ヶ月の食費を4万円にした場合、節約料理でうまく食費を抑えれば1万円ぐらいは節約出来るでしょう。
徹底的に節約すれば2万も可能かもしれません。ですが、極端な節約で栄養不足にならないよう注意が必要です。
病気になれば会社を休むようになってしまいますし、治療費や薬代が掛かり余計な出費が増えてしまいます。
趣味娯楽費、交際費は節約する?
食費の次に節約出来るのは、趣味娯楽費、交際費です。一回に掛かる金額が大きくなるので、人付き合いが多い人ほど出費がかさみます。
楽しみが減ってしまうのは悲しいことですが、頻繁に飲みに行ったりしていれば回数を減らすだけでかなりの節約になります。
通信費と保険料は節約しやすい
食費は節約出来ても趣味娯楽費や交際費はそう簡単に減らせないという場合、意外に節約出来るのが通信費と保険料です。
プロバイダー料金やスマホ代は、毎月決まった金額が引き落とされる固定費になります。この固定費を節約出来るかどうかが、生活を大きく左右します。
なぜかというと、食費や光熱費などはコツコツ節約していくものなので、数百円、数十円単位の積み重ねで出費を減らして行くことになりますが、固定費を増やしてしまうとその努力が水の泡になってしまうことがあるからです。
たとえば、プロバイダー料金やスマホ代は契約時はとても格安です。しかしキャンペーン期間が終わってしまえば大幅な値上げが待っています。
料金を抑えるには定期的な見直しが必要になります。面倒だからと放置してしまうと、契約時より何千円も多い料金を払い続けるようになってしまいます。
保険料も毎月同じ金額が引き落とされる固定費です。
保険は万が一の時のために加入するものなので、いろいろ考えると備えておきたくなりますが、独身で一人暮らしなら必要最低限なもので十分です。
負担を少なくするのであれば掛け捨てタイプや共済など掛け金が格安な保険もいろいろあります。
通信費や保険料などの固定費は見直しをすると、毎月の支払金額を大きく減らせることが多いです。
減った分の料金を年間で考えると結構まとまった金額になります。そのため固定費の節約は、食費や光熱費をコツコツ節約するよりも効率が良いと言えます。
手取りを増やすには?
手取り20万円で一人暮らしをする場合、家賃と食費で生活費のほぼ半分を締めてしまいます。
さらにそこから光熱費や通信費、保険料など口座から自動的に引き落とされてしまう分を考えると、手元に残る自由に使えるお金はそれほどありません。
ですが、それは単純に「全体的に使えるお金が少ない」という理由であって、無駄使いをしているせいでは無いかもしれません。
手取りさえ上がれば生活レベルも高まる
実際、家賃の目安である給料の25~30%も、手取り20万円だから家賃も生活費も低く抑えなければいけないのであって、手取り金額が上がれば全体的に生活レベルを上げることが出来ます。
具体的な金額で見ると、手取り20万円で家賃の目安が5~6万円、残りの生活費が15~16万円になりますが、手取り30万円の場合は、家賃が7万5000円~9万円、残りの生活費は22万5000円~21万円になり全体的にボリュームアップします。
手取り金額が上がると、給料に対する家賃の割合は同じでも、家賃の目安と生活レベルが格段に上がります。
正社員になって手取り20万円を安定的に得る
家賃が1万円以上違えば住む場所や部屋の広さも違ってきますし、生活費が5万円以上も多くなれば食費や光熱費をコツコツ節約する必要もありません。
そう考えると、手取り20万円で家賃を払い生活出来る場所を探すのならば、転職をして手取りを増やすこともひとつの手段ではないでしょうか。
正社員と契約社員でも年収は大きく異なる
同じフルタイムで働く会社員でも、雇用形態によって年収がかなり違ってきます。
たとえば、ボーナスが出る正社員とボーナス無しの契約社員や派遣社員の場合では、手取り20万円で毎月の給料が同じだったとしても、年収は正社員の方が断然多くなります。
正社員に住宅手当を出す会社も
さらに、住宅手当が出る会社なら、もっと一人暮らしがしやすくなるでしょう。
また、時給や日給で給料を多くするために休みなく働くよりも、毎月決まった金額がもらえる月給制の方が生活が安定します。
結局、毎月安定した給料がもらえてボーナスまで出る正社員が一番お得ということになります。
ですが、「仕事よりもプライベートを大切にしたい」という場合、自由度が高い契約社員や派遣社員が自分に合っているという人もいるでしょう。
働き方は人それぞれですが、もし今の生活と仕事に不満があり、もっとレベルアップしたいと思っているのならば、給与や雇用条件の良い会社への転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい