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転職エージェントを比較する方法を解説【比較のコツや注意点も紹介】

転職エージェントを比較する方法を解説【比較のコツや注意点も紹介】

転職エージェント比較したいと思っていませんか?この記事では、転職エージェントの比較の仕方、比較のポイントとコツや注意点などを解説しています。記事を参考に転職エージェントを選んでみてください。

この記事のまとめ
  • 転職エージェントは総合型と特化型で比較する
  • 転職エージェントのメリット・デメリットで比較する
  • 転職エージェントを比較するときはコツがある
  • 転職エージェントを選ぶ注意点を理解する

転職エージェントを比較する前に把握するべきこと

転職エージェントを比較する前に把握するべきこと

転職エージェントには、以下の2種類が存在します。それぞれ特徴が違うので、転職エージェントを利用する前に確認しましょう。

  • 総合型
  • 特化型

総合型の転職エージェント

総合型は、多くの業界や職種を紹介してくれる転職エージェントです。イメージでいうと「デパート」のような感じです。

様々な職種を網羅的に紹介してくれるのが総合型の転職エージェントの特徴であり、これは特に大手の転職エージェントによく見られます。

【紹介される職種の例】

営業/販売/医療/福祉/IT/建設/製造/金融/美容/教育 etc.

特化型の転職エージェント

特化型は、特定の業界や職種の紹介に強い転職エージェントです。イメージでいうと「専門店」のような感じです。

下記のような専門性の高い仕事の紹介をしてくれることが多く、これは特に中小規模の転職エージェントがに多くみられます。

【紹介される職種の例】

IT系/営業系/保育系/看護師系 etc.

転職エージェントの比較の仕方

総合型の方が全てを網羅していますし、大手が多いので良いのではないかと考える方は追いですが、一概にそうとは言い切れません。特化型にももちろんメリットがありますので、転職エージェントを比較する際には双方のメリット・デメリットをよく理解するようにしましょう。

総合型のメリットとデメリット

総合型のメリット・デメリットは下記のとおりです。

総合型のメリットとデメリット

総合型が合う人は、下記のような人です。ハイクラス向けの求人もありますので、年収がアップする方もいます。ハイクラスな人ほど、総合型を利用すると良いでしょう。

  • 自分1人でも転職活動できる人(ちょっとサポートしてくれればいい人
  • 多くの求人情報を見たい人
  • 求人情報さえ見せてくれれば、あとは自分で決めれる人
  • キャリアが素晴らしく、転職に困らない人
  • 特化型のメリットとデメリット

    特化型のメリット・デメリットは下記のとおりです。

    特化型のメリットとデメリット

    特化型が合う人は、下記のような人です。

    • 転職に自信がない人
    • 丁寧にサポートしてほしい人
    • 転職したい業界がある程度決まっている人
    • 都心や都心のベッドタウンに住んでいる人

    未経験から他職種に転職したい人なども、特化型はあっているかと思います。未経験職種だと丁寧なサポートが必要なので、良いでしょう。転職に自信がない人は、特化型の転職エージェントに相談して、手厚いサポートを受けてみてください。

    転職エージェントを比較するときのポイントとコツ

    転職エージェントを比較するときのポイントとコツは、下記の4つです。

    • 相性の良いキャリアカウンセラーがいる転職エージェントを選ぶ
    • どこまでサポートしてくれるか事前にチェック
    • 転職の実績はどれくらいか事前にチェック
    • 求人数を事前にチェック

    1つずつ解説します。

    ①相性の良いキャリアカウンセラーがいる転職エージェントを選ぶ

    担当してくれるキャリアカウンセラーとの相性は重要です。キャリアカウンセラーが親身になってくれると転職活動が上手くいきやすいからです。

    • あまり話を聞いてくれない
    • 高圧的
    • 誘導してくる
    • 説教される

    もしも上記のようなキャリアカウンセラーだったら、担当を変えてもらうか、転職エージェントを変えた方が良いでしょう。

    ②どこまでサポートしてくれるか事前にチェック

    転職エージェントを利用する前に、どこまでサポートしてくれるかチェックしておきましょう。サポート内容を知っておけば、「転職エージェントのミスマッチ」を防げるからです。

    • 会社の紹介だけなのか
    • 紹介 + 書類作成と面接の練習も対応してくれるのか
    • 年収交渉はしてくれるのか
    • 転職後も相談にのってくれるか
    • 適職診断はしてくれるのか
    • 研修もしてくれるのか

    上記の内容は最低限確認しておいた方が良いでしょう。ほとんどの項目は、転職エージェントのホームページを見ればわかります。

    「親身に相談にのってくれると思ったら、機械的に求人票を見せられただけだった」というミスマッチはよくあることです。事前に調べて、自分の要望にできるだけ応えてくれそうな転職エージェントを選びましょう。

    ③転職の実績はどれくらいか事前にチェック

    転職実績も事前にチェックしておきましょう。転職エージェントは17000社以上あり、中には実績が少ない会社もあるからです。

    チェックポイント
    • 転職に成功した人数
    • 入社後の定着率
    • 内定率
    • 表彰歴

    第三者から表彰・評価されている転職エージェントは実績が多いので、信頼してもよいでしょう。実績が少ない転職エージェントに相談すると、不慣れで手間も多くなります。

    ④求人数を事前にチェック

    求人数も事前にチェックしておきましょう。求人数=転職先の選択肢なので、やはり多い方が良いです。

    総合型だけでなく、特化型の転職エージェントでも求人数が多い会社はありますので、総合型だけにとらわれず、しっかり双方のホームページを確認しておきましょう。

    また、非公開求人の数もチェックしておきましょう。これは非公開にしている理由はいくつかありますが、「掘り出し物求人」である場合が多いです。

    非公開求人
    • 限られた人だけを採用したい
    • 公開求人にすると応募が殺到してしまう求人
    • 専門性の高い職種の求人

    非公開求人は優良求人であることも多いので、非公開求人をたくさんもっている転職エージェントは要チェックです。

    転職エージェントを比較する際の注意点

    転職エージェントを比較する際の注意点は、下記の5つです。

    1. 職業安定法で定められた項目を満たす求人票を見せてくれるか
    2. デメリットを教えてくれない転職エージェントに注意
    3. 特定の会社に転職させようと誘導してこないか
    4. 連絡が早いかチェック
    5. 質問に答えてくれるかチェック

    転職エージェント選びを間違えると、ミスマッチでトラブルになることもあります。

    1つずつ解説していきますので、注意点を事前に知った上で、転職エージェントを選びましょう。

    1.職業安定法で定められた項目を満たす求人票を見せてくれるか

    職業安定法では、求人票内に「最低限明示しなければならない労働条件等」が定められています。しかし転職エージェントの中には、不利益な情報を隠蔽した求人票を見せる会社があるので、注意してください。

    重大なデメリットを知らないまま転職してしまうと、短期退職で履歴書が汚れるなど取り返しのつかないことになります。

    職業安定法で定められた求人情報の必要情報は、下記の通りです。

      • 業務内容
      • 契約期間
      • 試用期間
      • 就業場所
      • 就業時間
      • 休憩時間
      • 休日
      • 時間外労働
      • 賃金
      • 加入保険
      • 募集者の氏名又は名称

    参考:厚生労働省「労働者を募集する企業の皆様へ

    例えば、長時間労働のブラック企業であることを隠すために「時間外労働」の項目を除外して、独自の求人票を見せる転職エージェントは要注意です。正しい求人情報を見せてくれる転職エージェントに相談しましょう。

    2.デメリットを教えてくれない転職エージェントに注意

    紹介する企業の良いところばかりを並べたてて、デメリットを教えてくれない転職エージェントにも要注意です。まったくデメリットがない会社は、存在しないからです。

    例えば、本当は離職率が高いブラック企業なのに、ホワイト企業であるかのように説明する転職エージェントには注意してください。きちんとメリットとデメリットを教えてくれる転職エージェントを信用しましょう。

    3.特定の会社に転職させようと誘導してこないか

    特定の会社を、やたらと勧めてくる転職エージェントも要注意です。人材紹介料目当ての可能性があるからです。

    転職エージェントの収入源は、求人している企業からもらう「人材紹介料」です。紹介した人材が入社したら、人材紹介料をもらう仕組みなのです。そのため、転職エージェントは転職してもらわないとお金になりません。

    人材紹介料は「転職者の年収×◯%」が多く、年収の高い会社ほど転職エージェントは儲かる仕組みになっています。

    キャリアカウンセラーにも目標があるので、なんとか人材紹介料が高い会社に入社させようとしてくる担当者もいます。

    誘導が強いキャリアカウンセラーに当たってしまうと、キャリアカウンセラーの報酬のためにあなたが転職することになってしまいます。

    やたらと誘導してくるキャリアカウンセラーだったら、注意してください。担当を変えてもらうか、他の転職エージェントに相談しましょう。

    4.連絡が早いかチェック

    キャリアカウンセラーの連絡・返信が早いことも大切です。連絡・返信が早い=あなたを大切にしている証拠だからです。

    返信が遅いと感じるのは個人差があるかもしれませんが、3日以上返信がない場合は疑ってもいいかもしれません。連絡がスムーズにできない場合は、相談する転職エージェントを変えましょう。

    5.質問に答えてくれるかチェック

    あなたが聞きたい質問に答えてくれるかも重要です。転職は人生の一大イベントなので、わからないことがあるまま転職できないからです。

    質問に対する回答をはぐらかされたり、答えてくれなかったりする場合は、相談する転職エージェントを変えましょう。

    転職エージェントはすべての希望に応えるわけではない

    いくら転職エージェントといえども、何でも希望を叶えてくれるわけではありません。

    無理なものは無理だからです。

    • 事務職
    • 週休3日
    • 残業なし
    • 自宅から15分圏内
    • 月給100万円
    • ボーナス10ヶ月分

    例えばですが、上記のような要望は、どこの転職エージェントでも無理でしょう。あくまでも存在している求人しか紹介できないので、無理なものは無理です。あるいは、全くの未経験であるにもかかわらず、超大手起業の技術者になりたいという要望もやはり難しいでしょう。

    転職エージェントは召使いではなく、あくまでも「あなたの転職をサポートしてくれる仲間」です。目的は、転職エージェントから良いサービスを受けることではなく、あなたの理想の会社に転職することですので、自分でも積極的に行動することが求められます。

    希望の求人がないなら、キャリアアップが必要なサインです。それをきっかけにキャリアアップを目指して行動するなど、前向きな行動ができれば転職は成功するでしょう。

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    ABOUT US
    池本 駿
    株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」