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フリーターの平均年収はいくら?手取りや税金・年収を上げるコツを解説

フリーターの平均年収とは?おすすめの職業も解説!

フリーターの平均年収はどのくらいなのか、知りたい方も多いのではないでしょうか?

実は、フリーターの平均年収は150万円への到達は難しいと言われています。なぜなら、ボーナスなどがないからです。

こちらの記事では、フリーターの年収やおすすめの職業を解説しております。気になった方は是非参考に読んでみてください。

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フリーターの平均年収

国税庁の発表している令和5年分民間給与実態統計調査によれば、フリーターを含む正社員以外の平均年収は201万円となっています。

社会全体の平均年収は459万円であり、そのうち正社員だけに絞ると530万円であることから、フリーターの平均年収は正社員に比べると低いと言えます。

フリーターの平均年収を直近10年の推移で見てみると、以下の通りです。

年度フリーターの平均年収
平成26年170万円
平成27年170万円
平成28年171万円
平成29年175万円
平成30年178万円
令和元年175万円
令和2年175万円
令和3年195万円
令和4年200万円
令和5年201万円

令和3年から急にフリーターの平均年収が上がっていますが、これは直近の賃上げの動きが影響していると考えられます。

現状賃上げは一時的なものという見方もされていますので、このまま将来的にフリーターの平均年収が上がり続けるとは限らない点に注意が必要です。

フリーターと正社員の平均年収の差

フリーターと正社員の平均年収には大きな差があることが分かっています。
これは、雇用形態によってそもそも年収に大きな差が出るような状況になっています。

例えば令和5年のフリーターの平均年収は201万円ですが、正社員であれば新卒の時点で年収が240万円以上のケースが多いといった事実もあります。

フリーターと正社員の平均年収の差分について、先程と同じく国税庁が発表している令和5年分民間給与実態統計調査のデータをもとにまとめると、以下の通りとなっています。

年度平均年収正社員の平均年収フリーターの平均年収
平成26年420万円489万円170万円
平成27年423万円493万円170万円
平成28年425万円495万円171万円
平成29年433万円498万円175万円
平成30年439万円506万円178万円
令和元年438万円508万円175万円
令和2年435万円501万円175万円
令和3年445万円515万円195万円
令和4年457万円523万円200万円
令和5年459万円530万円201万円

この10年間の推移を見てみても、フリーターの平均年収は正社員よりもおよそ300万円〜330万円も低いことが分かります。

特に現在に近づくにつれて、正社員とフリーターの平均年収の差額が大きくなっていることが特徴です。

このようにフリーターと正社員の平均年収には大きな差がありますので、フリーターが年収を上げるためには、正社員になることが最も近道であると考えられます。

フリーターの月収について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

年収シミュレーション
年収シミュレーション

フリーターの平均年収と手取りの違いとは?

フリーターの中には、たびたび年収と手取りを勘違いしてしまっているケースがあります。

年収と手取りを勘違いしてコミュニケーションをとってしまうと、認識に違いが生まれてしまうことがありますので、これらの違いをしっかりと認識しておきましょう。

平均年収と手取りの違い

年収とは、税金や社会保険料などのお金が差し引かれる前の、1月から12月までに雇用元から支給されるお金の総額を言います。

年収に含まれるものと含まれないものをまとめると以下の通りです。

年収に含まれるもの年収に含まれないもの
・基本給
・賞与
・時間外手当
・在宅手当
・資格手当
・家族手当
・通勤手当
・祝金
・退職金
・引っ越し費用

フリーターの場合は、基本給と賞与が年収となります。交通費は年収には含まれませんので、間違えないようにしておきましょう。

手取りは年収から税金や社会保険料など、給料から天引きされる額を差し引いたお金のことを言います。
言い換えれば、実際に自分の銀行口座に振り込まれるお金の1年間の総額が手取りということになります。

シフトに入った時間と最終的に振り込まれた給料とで計算が合わないと悩んでしまうフリーターがいますが、それは年収と手取りの違いから説明できます。

なお、先ほどフリーターと正社員の平均年収の差分を解説しましたが、手取りに直したとしても、フリーターと正社員の平均年収の差額が大きい事は変わりません。

フリーターが支払う税金

フリーターであっても、給料をもらう際に様々な税金が引かれることになります。
主にフリーターが支払う税金として、代表的なものは以下の3つが挙げられます。

  • 所得税
  • 住民税
  • 社会保険

中には、年収によって支払いが免除される税金もありますので、お金に詳しくなりたいフリーターの人はしっかりと税金の種類について理解しておきましょう。

所得税

フリーターが年収103万円を超えると所得税が発生します。フリーターで年収200万円の場合、所得税は26,950円です。

所得税は給与所得から控除額の合計を差し引いたお金に、あらかじめ規定されている税率を掛け合わせて算出されます。

  • 給与所得(132万円)=年収(200万円)-給与所得控除(68万円)
  • 課税所得(53.9万円)=給与所得(132万円)-基礎控除(48万円)-社会保険料(72.804万円)
  • 所得税(26,950円)=課税所得(53.9万円)×税率(5%)-控除額(0円)

参考:国税庁「No.1410 給与所得控除
参考:国税庁「No.2260 所得税の税率|国税庁

フリーターが所得税を支払うことになる場合は、給料から天引きされる形となります。

月々に分けて所得税を納付していくため、年収200万円の場合、毎月およそ2246円の所得税が給与から天引きされます。

住民税

住民税は、自分の住民票が属している自治体に納める税金です。
自治体によってやや異なるものの、前年の年収が100万円を超えてくると発生するケースが大半です。

住民税の計算方法は自治体によって異なるため、詳しくは自分の住んでいる自治体のホームページで確認することをおすすめします。

おおよその住民税については、以下のように計算できます。

  • 住民税=均等割+所得割
  • 均等割= 5000円
  • 所得割=課税所得金額(手取りから基礎控除等の控除額を差し引いた金額)× 10%

例えば、年収200万円のフリーターの場合、1年間に支払う住民税はおよそ60,000円程度と試算できます。

社会保険

勤めるバイト先の規模や収入条件などに合致すると、フリーターであっても社会保険に加入することになります。

社会保険とは、健康保険や年金など社会を維持するために必要になってくるお金であり、支払い義務が発生する場合は、給料から天引きされる形で納付することになります。

社会保険料として差し引かれる金額はおおよそ以下の通りとなります。

  • 年収120万円:9000円
  • 年収150万円:11,600円
  • 年収200万円:15,600円
  • 年収250万円:13,800円
  • 年収300万円:23,800円

所得税や住民税と異なり、社会保険に関しては健康保険や年金に加入できるなどメリットがある点が特徴です。

フリーターと社会保険について詳しく理解を深めたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

フリーターの平均年収で一人暮らしはできるか

フリーターの平均年収は、先ほど解説した通りおよそ200万円となっています。
フリーターの中には、自分の年収で一人暮らしができるかどうか不安を感じている人も多いでしょう。

ここからは、フリーターの平均年収で一人暮らしはできるかどうかについて詳しく解説していきます。

単身世帯の平均支出からは可能な範囲

フリーターの平均年収がおよそ200万円であることから、月々の手取りは約16万円と計算できます。

一方、支出としては総務省統計局の発表によると、単身世帯で平均15.5万円となっていますので、平均だけで計算すれば一人暮らしは可能な範囲と言えるでしょう。

なお、この平均支出に含まれる住居費もあくまで全国平均となります。

東京や大阪など都心部の場合は家賃もその分高くなってしまうため、契約する物件によってはフリーターの年収だと生活がままならないことがある点は注意が必要です。

参考:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)

体調不良になると家計が厳しい

月々の手取りと平均支出の関係から、フリーターが一人暮らしをする場合は、収支が常に0に近い状態が続きます。したがって、余裕のない生活になることが考えられます。

加えて、フリーターの場合は体調不良などでシフトを休んでしまうと、その分収入が減るため、一気に家計が回らなくなることもあるでしょう。

今は健康でも、将来的に何が起きるか分からないため、ギリギリの生活を続ける事は精神衛生上もあまりおすすめできません。

もしフリーターが一人暮らしを始めようとする場合は、あらかじめ家計のシミュレーションをしておくことをおすすめします。

入居審査に通らないことがある

たくさんシフトに入っているフリーターの場合は、平均年収である200万円を超えているケースもあるでしょう。

その場合、平均支出から考えてある程度余裕を持った生活ができる可能性がありますが、一方で、入居審査そのものに通らないことがある点は注意が必要です。

不動産の契約をする際は、入居にあたっての審査に通らなければなりません。

入居審査には様々な項目が設けられていますが、その1つに安定した収入があることが挙げられます。

フリーターの場合は毎月の収入が安定しないため、入居審査に通らないことが考えられます。

入居審査に通らなければ不動産の賃貸契約を結ぶことができないため、一人暮らしをすることはできません。

確実に一人暮らしをしたいのであれば、フリーターではなく毎月安定した収入が稼げる正社員になることをおすすめします。

フリーターが平均年収を上げる方法

フリーターが年収を上げたいと考えている場合は、以下のような方法が挙げられます。

  • 複数のバイト先を掛け持ちする
  • 時給の良いバイトに変える
  • 正社員に転職する

平均年収以上の収入を稼ぎたいと考えているフリーターは、これらのいずれかの方法で稼げるお金を増やしていく検討をしてみてください。

1. 複数のバイト先を掛け持ちする

フリーターが年収を上げるために今すぐにでもできる方法は、複数のバイト先を掛け持ちすることが挙げられます。

基本的にフリーターは、働く時間を増やした分だけ収入を上げていくことができます。

バイト先を掛け持ちする分体力が必要にはなりますが、着実に収入を上げられる点は大きなメリットと言えるでしょう。

バイト先が1つだけだと、シフトに入りたくても入れずに働けない時間ができてしまうことがあります。うまく掛け持ち先とのシフトを調整しながら働くことで、平均年収以上のお金を稼ぐことも可能だと言えます。

2. 時給の良いバイトに変える

既にたくさんのシフトに入っているようなフリーターの場合は、掛け持ちによって収入を上げることが難しいと考えられます。

働く時間を長くできないような場合は、バイトに変えることもおすすめです。

フリーターの収入の計算方法は時給×労働時間と非常にシンプルです。時給の高いバイトの例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 家庭教師
  • 塾講師
  • リゾート施設のアルバイト
  • 深夜時間のシフトに入れるバイト
  • イベントスタッフ
  • 試験監督
  • パチンコ店スタッフ
  • データ入力
  • ジムのインストラクター
  • 配達員

時給の高いバイトには高いスキルが求められるものもあります。

もしアピールできるような特別なスキルがない場合は、コンビニや居酒屋など深夜にシフトを入れられるアルバイトにすることもおすすめです。

3. 正社員に転職する

フリーターと正社員では平均年収に大きな差があることを解説した通り、本気で年収を上げたいのであれば、正社員を目指すのが最もおすすめだと言えます。

正社員になることで、ほとんどのケースでフリーターよりも収入を上げることが可能です。

フリーターから正社員になることができるのか不安を感じている人もいるかもしれませんが、昨今は多くの企業で人手不足となっていますので、フリーターを通じて得たスキルを面接でしっかりとアピールをすれば内定を獲得することができます。

どうしても正社員への転職に自信がない場合は、フリーター向けの就職エージェントを活用することもおすすめです。

フリーターが正社員になる年収以外のメリット

フリーターが正社員になることで年収を大きく上げることが期待できますが、それ以外にも以下のようなメリットがあります。

  • 収入が安定する
  • 社会的信用が手に入る
  • スキルを身につけて収入を上げられる

これらの1つにでもメリットを感じる場合は、すぐにでも正社員を目指すための就職活動に取り組むとよいでしょう。

1. 収入が安定する

フリーターは、シフトに入れないとその分給料が下がってしまいます。

また、自分が働ける状態にあったとしても、何らかの理由でシフトを入れてもらえなければ、その分働くことができずに収入が減ることに直結します。

正社員の場合は毎日必ず働くことができますし、体調不良になったとしても、有給休暇を取得すれば月々の収入を減らさずに済むことができるため、収入が安定するといったメリットがあります。

収入が安定することで生活も安定しますし、精神的な不安が少なくなるといった様々なメリットに繋がるでしょう。

2. 社会的信用が手に入る

正社員になることにより、社会的信用が手に入るのも大きなメリットです。

社会的信用とは、収入や地位に裏付けられた信用のことであり、社会的信用が高いと物件の入居審査や異性からの見られ方など大きく変わることになります。

信用が必要な場面において、フリーターはどうしても正社員より見劣りしてしまいます。

これからの人生をなるべく自分の希望通りに進めていきたいと感じている人は、正社員になることをおすすめします。

3. スキルを身につけて収入を上げられる

フリーターだと、どれだけ真面目に働いていても時給を数十円程度しか上げることができません。

しかし、正社員になればスキルを身に付けて年収を数万円単位で上げることもできますし、転職をして大幅な年収アップを実現することも可能になります。

働きながらキャリアでアピールできるスキルを身に付けられるのは、正社員ならではのメリットと言えますので、長期的な目線で年収を上げていきたい人は、今すぐにでも正社員になること検討してみてください。

平均年収を増やしたいフリーターにおすすめの職種

「平均年収を増やしたい」と考えているフリーターは、年収の高い職種で働きましょう。具体的には以下5つの職種がおすすめです。

  • 事務職
  • 営業職
  • 技術職
  • ITエンジニア
  • ドライバー

これらの職種における共通点は「未経験からでも働きやすい」ことです。そして経験やスキルを身につければ、キャリアアップもしやすいでしょう。

フリーターとして働くと「プライベートの時間を自由にとれる」「仕事を掛け持ちできる」といったメリットがあります。
一方で「仕事が安定しない」「正社員に比べて福利厚生が充実していない」などのデメリットもあります。

時給の高いアルバイトをする方法もありますが、高時給のものは重労働や深夜労働などで生活リズムが乱れやすく、体調に影響が出てしまう可能性も高いです。
体力的にも、年齢を重ねると長く続けることは難しいでしょう。

このような理由から「正社員を目指したい」と考える人は、ぜひ以下の内容を参考にして働く職種を考えてみてください。

職種1:事務職

事務職は、業務がマニュアル化されていることも多く、未経験からでも働きやすい職種として人気です。
一言で「事務職」といっても、実際の仕事内容は以下のように分かれています。

  • 一般事務
  • 総合事務
  • 営業事務
  • 人事事務
  • 経理事務
  • 貿易事務
  • 医療事務

共通しているのは、書類作成やデータ入力、電話・メール対応などの業務です。
未経験者におすすめなのは「一般事務」で、多くの企業が募集していることと、高度な専門知識がなくても働きやすいことが特徴です。

事務職では、一般的に以下のスキルが必要とされます。

  • 社会人に必要なビジネスマナー
  • 業務を連携できるコミュニケーション力
  • パソコンの基本操作
  • 分かりやすい書類作成能力
  • 業界知識

人事院による「職種別民間給与実態調査」の結果から算出すると、事務職の平均年収は約405万円です。おすすめできるのは、真面目にコツコツと仕事を進めるのが好きな人やチームワークを円滑に進められる人といえるでしょう。

事務職における注意点は、臨機応変な対応を求められることも多いことです。
定型業務以外に、普段は誰の担当にもなっていない突発的な業務を任されることも多いため、上手くコミュニケーションをとりながら仕事を進める柔軟さが求められます。

参考:国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査

職種2:営業職

営業職の主な仕事は、顧客の悩みを引き出し、適切な解決方法を提案することです。決して商品やサービスを売るだけが営業ではありません。

営業職も事務職と同様、さまざまな働き方が存在します。

  • BtoB(法人営業)とBtoC(個人営業)
  • 有形商材(不動産や自動車など)と無形商材(保険やコンサルティングなど)
  • 新規顧客と既存顧客(ルート営業)

厚生労働省による「令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金」から算出すると、営業職の平均年収は237〜284万円です。
営業成績によってインセンティブがつく会社も多く、未経験からでも活躍次第で年収を大きく上げられます。

営業職は、人と関わるのが好きな方におすすめです。
特に相手の要望をヒアリングするため、話し上手よりも聞き上手な人に向いています。

営業職で働く際は、働き方をよく考えることが大切です。
特に以下のような離職率の高い業種・職種に就く際は注意しましょう。

  • 住宅営業
  • 保険営業
  • 訪問販売
  • その他、完全歩合制の営業

未経験の人は営業職の中でも、ルート営業のような既存顧客をターゲットにした仕事に就くことをおすすめします。

参考「厚生労働省:令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金」

職種3:技術職

技術職の主な仕事内容は、工場で作る製品の開発や製造ラインの管理です。
技術職には大きく以下の3つの種類があります。

  • メーカーの技術職
  • 建築の技術職
  • ITの技術職

どの技術職でも専門的な知識や技術を必要としますが、未経験歓迎の求人や入社後の育成・教育に力を入れている会社も多いので、比較的スムーズに仕事ができるでしょう。
平均年収は約430万円と、比較的高い職種といえます。

技術や知識は時代によって変化していくものです。
そのため、新しいことを学ぶのが好きな人や、1つの作業に集中できる人に向いています。
また、日々モノ作りをする技術職ですが、コミュニケーション力が求められる一面もあり、他部署と話し合ったり連携する場面も多いです。

技術職はいつの時代も一定数の需要が存在します。

特に建築業界の技術職は、団塊世代の引退や建物の老朽化が進んでいることもあり、ニーズが高まっています。

注意点としては、細かなところまで手を抜かず、妥協しない姿勢が求められることです。
そのため、大雑把な考えを持っている人にとっては、ストレスを感じやすいかもしれません。

職種4:ITエンジニア

ITエンジニアは、技術が進化し続けているため近年需要が高まっており、未経験者向けの求人も多い職種です。ITエンジニアも、以下のように様々な種類があります。

  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • ネットワークエンジニア
  • Webエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • セールスエンジニア
  • ITアシスタント

共通点は、コンピューターを動かすためのシステムを設計することです。

ITエンジニアの平均年収は438万円ですが、中には1000万円以上を稼いでいる人もいます。
自らIT技術を学んでスキルを磨いていけば、平均年収を大きく上回ることも可能でしょう。

ITエンジニアは、問題に対して筋道を立ててシステムを構築するため、物事を論理的に考えるのが得意な人や、トラブルが起きても柔軟な対応ができる人に向いています。
他にも緻密な作業が多く、1度で問題が解決できないこともあるため、継続力と集中力がある人も向いているでしょう。

注意点は、継続的な学習を求められることです。
専門的な知識が多く、新しい技術がすぐに生まれるため、知識を常にアップデートしていかないと長く活躍することはできません。
プログラミング言語など、常に最新の知識を取り入れる姿勢を忘れないようにしましょう。

職種5:ドライバー

運送ドライバーも運転免許証を持っている方にはおすすめです。ドライバーの仕事内容もさまざまですが、一般的には「目的地まで人や物を運ぶ仕事」を指します。

バスやトラックになると大型の免許も必要ですが、多くの求人は普通自動車免許を持っていれば応募できます。そのため正社員としても始めやすく、未経験者歓迎の求人も多くみられます。

ドライバーの平均年収は約499万円です。歩合給制を導入している企業もあり、長距離ドライバーとして働けば、走行距離に応じて年収も上がりやすいです。

参考「人事院:令和3年職種別民間給与実態調査 職種別、年齢階層別平均支給額」

参考「厚生労働省:令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金」

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フリーターを続ける末路

「今のところはお金に困っていないし、フリーターとして働けばいいや」と考えている人もいるでしょう。しかし、フリーターを続けることで起こりうる3つの末路があります。

  • 結婚できない
  • 簡単に失業する
  • 正社員就職が難しい

ここではフリーターを続けた場合どうなるのかを解説していきます。

末路1:結婚が出来ない

フリーターを続けていると、結婚できる可能性が下がります。
その大きな理由は、正社員に比べて収入が不安定であり、失業リスクも高いからです。
さらに仕事が安定しないため社会的信用も低くなりがちで、車や住宅のローンも組めない場合も多々あります。

そのため相手や家族が不安を抱え、結婚に踏み切れないのも仕方ありません。

末路2:簡単に失業してしまう

フリーターのような非正規雇用で働いていると、簡単に失業するリスクも抱えています。
正社員でない場合、雇用契約の形態は「有期雇用」です。
文字通り契約には期限が決まっており、更新されなければ失業となります。

一方、正社員は無期雇用のため、フリーターと比べて失業する可能性は大きく減ります。
将来を考えるうえでも、雇用の安定性は重要といえるでしょう。

20〜30代のうちは失業してもアルバイトやパートをして生活できますが、年齢を重ねると体力的に長時間働くのが苦しくなったり、病気やケガのリスクも上がります。
そうなると働ける仕事も限られ、失業した時のリスクも大きいので注意しましょう。

末路3:フリーター歴が長いと正社員就職が難しい

フリーター歴が長くなるにつれて、正社員への就職が難しくなります。
実際、労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.199」によると、フリーター継続期間と正社員になれた割合は以下の結果でした。

フリーター継続期間と正社員になれた割合

このようにフリーターの期間が長くなるほど、正社員になれる可能性が下がっていきます。
これは多くの企業が「長く働ける若手の人材」を求めているからです。
正社員として働きたい人は、フリーター期間が1年以内のうちに就職活動を始めましょう。

参考「労働政策研究・研修機構:労働政策研究報告書No.199」

フリーターの末路について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

フリーターで正社員就職を成功させる方法

ここまでの内容を踏まえて「正社員になりたい」と考える人もいるのではないでしょうか。
そこで、フリーターから正社員就職を真剣に目指す人に向けて、おすすめの方法を3つ紹介します。

  • ハローワーク
  • 就職サイト
  • 就職エージェント

それぞれの方法について、順番に解説していきます。

方法1:ハローワークを利用する

ハローワークは厚生労働省が設置している「公共職業安定所」のことで、求職者や中小零細企業を対象に国が無償で支援を行っています。
求職者に対しては、主に以下のサービスを提供しています。

  • 就職活動の相談
  • キャリアコンサルティング
  • 職業紹介
  • 就職活動に役立つセミナー
  • 職業訓練

このようにハローワークでは、多岐にわたる就職支援サービスを受けられます。
子育て中、障害があるなど、求職者の状況に合わせた相談がしやすいのもハローワークの特徴です。

ハローワークは全国に設置されていますが、設置された自治体との連携を図ることで、地域に密着した就職支援を行っています。
そのため、地元の中小企業への就職を考えている人にとっては、相性の良いサービスといえるでしょう。

ハローワークを利用する際の注意点としては、以下の2点です。

  • ブラック企業の求人が紛れている
  • ハローワークの相談員は、企業の内部事情までは把握していない

ハローワークは求職者だけでなく企業も無料で利用できるため、中には「ブラック企業」と言われる求人が紛れている可能性もあります。
さらにハローワークは多くの求人数を取り扱っており、職員が企業の詳しい情報までは把握できていません。
このようなリスクを避けるためにも、ある程度働きたい企業が決まっている人やブラック企業を見極められる人は、ハローワークの利用が有効になるでしょう。

参考「厚生労働省:公共職業安定所の主な取り組みと実績」

方法2:就職サイトを利用

就職サイトとは、様々な求人情報をインターネット上で閲覧できるサイトです。
求人情報の掲載はもちろんですが、他にも就職に役立つセミナーの予約や就職関連のコラムが読めるサイトもあります。

一言で「就職サイト」と言っても、幅広い求人を掲載しているものから専門性を持ったものまであり、対象者もサイトによって異なります。
そのため、自分の属性にあった就職サイトを選びましょう。「どのサイトが自分に合うかわからない」「1つに絞れない」という人は、複数のサイトを組み合わせて利用するのがおすすめです。

就職サイトを利用する際の注意点は、ハローワークと同様、自分で応募する企業を見極めなければならない点です。
また、エントリー後のやりとりは全て自分で行います。今回紹介する3つの方法の中では、最も手間のかかる方法といえるでしょう。

一方で、就職サイトは好きなタイミングで利用できるため「自分のペースで就職活動を進めたい」「とりあえず今は情報収集したい」という人に向いています。

方法3:就職エージェントを利用

就職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスです。
求職者に担当のキャリアアドバイザーがつき、以下のサービスを提供しています。

  • 求職者の相談に乗る
  • 求職者に適した企業を紹介する
  • 就活のサポートや手続きを代行する

就職サイトと同様、エージェントによって特徴があるので、自分に適したエージェントを選ぶことが重要です。

基本的にはエージェントの紹介で求人に応募するため、自ら企業を探すことはありません。
疑問や悩みを専門家に相談しながら就職を進められるので、1人で就活するのが不安な人や就活の経験が少ないフリーターにおすすめの方法です。

担当のキャリアアドバイザーがつくのが良さでもありますが、担当者と合わない場合はストレスを感じることがあるかもしれません。
その場合は、担当者変更を申し出るのも1つの方法です。

私たちジェイックも、就職エージェントを運営しています。
特に20代のフリーター・既卒・第二新卒の就職支援を得意としているので、以下のような人におすすめです。

  • フリーターから正社員に就職して年収を上げたい
  • 就職活動を何から始めていいか分からない
  • やりたい仕事が定まらない

就職活動に不安のある人は、無料の就活講座でビジネスマナーや自己分析など、就活の基本を学べます。
しっかり基本を学んでから就活を始めるので、就職成功率は81.1%と高水準です。

さらに、弊社を通じて就職された方には、入社後のサポートも行っており、悩みがあればいつでも専任のキャリアアドバイザーに相談できます。

フリーターの平均年収に関連する質問

フリーターが損しない年収はいくらですか?

フリーターが損しない年収は、親の扶養に入る場合は103万円以内、扶養を外れて働くなら、150万円以上が良いでしょう。

以下の記事で詳しく解説しているので、併せて読んでみてください。

まとめ

「フリーターの年収が気になる」という人に向けて、以下の内容を解説しました。

  • フリーターと正社員の平均年収
  • 正社員を目指す際におすすめの職種
  • フリーターを続けるリスク
  • フリーターから正社員になる方法

正社員とフリーターでは、働き方も年収も大きな差があります。
本記事の内容をご理解いただき、あなたにとってどのような働き方が合っているのかを一度よく考えてみてください。
「収入を上げたい」「正社員を目指したい」という人は、本記事で紹介した方法を参考にしながら、早めに就職活動を始めましょう。

私たちJAICもフリーターから正社員への就職支援を得意としていますので、よろしければ就職活動に活用してください。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター