第二新卒の就活が厳しいと感じていませんか?この記事では、第二新卒の就活の厳しい現実、厳しいと感じる人の特徴、厳しい第二新卒就活の体験談、転職に成功する方法などを解説しています。記事を参考に就活してみてください。
この記事の目次
『第二新卒の就活が厳しい…』と感じる現実とは
ネットで検索すると「第二新卒は採用されやすい」という記事もありますが、現実はなかなか厳しいですよね?第二新卒の就活が厳しい現実を紹介します。
まずは、第二新卒の弱点を理解して対策していきましょう。
1. 経験が浅い
第二新卒の弱点は、仕事の経験が浅いことです。前職期間が短いため、スキルがたまっていないからです。
経験が浅いことが原因で、以下のようなデメリットが発生します。
- 自己PRが弱い
- 面接で話すネタがない
前職期間が短い人ほど、エピソードが少ないので不利です。仕方がないので学生時代のエピソードを話す人がいますが、それはNG。学生時代のエピソードを話すと「前職で何も学んでない」という印象を与えるからです。
2. 仕事をすぐに辞めた事実
第二新卒は「仕事をすぐに辞める人」という印象をもたれます。事実、すぐに前職を辞めている(辞める)からです。
採用担当者によっては、以下のような印象を与える可能性があるので、不利になります。
- 根性がない
- 計画性がない
- 嫌なことがあると逃げる人
面接時に不利になる可能性がありますが、企業側へ伝えないことで信頼関係を築けない場合があるので注意しましょう。
3. 新卒に負ける
大手企業ほど、新卒を優遇して採用しています。日本では「新卒至上主義」が残っているからです。新卒と並んで就活すると、かなり不利ですね。どんなに優秀な第二新卒でも、新卒至上主義の会社に転職するのは困難です。
4. 1人で転職活動
第二新卒の転職活動は孤独です。学生時代のように、みんなで就活しないからです。たった1人で、就活をしなければいけません。
途中で心が折れてしまい、甘んじてフリーターになる人もいますね。孤独との戦いも、第二新卒の辛いところです。
第二新卒の就活が厳しく感じる人の特徴を紹介
第二新卒の就活が厳しい人の特徴は、下記の11個です。
- 1年未満の転職
- 前職の悪口を言う
- ネガティブな転職理由
- やりたい仕事と応募企業が矛盾
- 自己分析をしてない
- 業界分析・企業分析をしてない
- 自己PRが弱い
- 第一印象が悪い
- 面接の練習をしていない
- 退職してから転職活動
- 大手企業ばかり狙っている
1つずつ解説しますね。また、就活に成功する人の特徴も併せて解説します。
特徴1. 1年未満の転職
前職期間が1年未満人は、苦戦します。「すぐ辞める人」という印象が強いからです。ビジネスマナーが身についてない人もいるので、不利です。
1年未満の転職で成功する人の特徴は、下記のとおり。
- 前職を辞めた理由が明確
- 新卒の就活の会社選びの失敗を、今回の転職に活かそうとしている
- 応募企業に強い興味と熱意をもっている
例えば、こんな感じだと印象が良くなります。
「私は新卒の就活で、企業分析を甘くみていました。
その結果、実際に働き始めたところ、思っていたものと違い後悔しました。
なので、今回の就活では同じ失敗を繰り返さないよう、企業分析にかなり時間を使いました。その結果、御社に強く興味を持ちました」
過去の失敗を認めて、失敗を活かせる人に見えますよね。1年未満の転職でも、伝え方次第で印象を良くすることができます。
特徴2. 前職の悪口を言う
面接で前職の悪口を言ってはいけません。応募企業の面接官は「うちも悪口言われるかも」と思うからです。
第二新卒の就活に成功する人は、前職の悪口は絶対言いません。仮に前職がブラック企業でも、悪口はNGです。
特徴3. ネガティブな転職理由
転職理由がネガティブだと、採用されません。応募企業の採用担当者が、あなたにネガティブなイメージを持つからです。
NGの転職理由は下記のとおり。
- 前職の人間関係が無理だったから
- 給料が少なかったから
- 上司と合わなかったから
- 休みが少なかったから
ネガティブな印象しか伝わってこないですよね。就活に成功する人は、ポジティブな転職理由を説明します。
- 御社の仕事をどうしてもやってみたいから
- キャリアアップしたいから
- 御社の売上に貢献したいから
転職理由はポジティブなものにしましょう。
特徴4. やりたい仕事と応募企業が矛盾
やりたい仕事と応募企業が矛盾していると、採用されません。志望動機が曖昧になるからです。
例えば、下記はNGです。
- たくさんの人と出会いたい→事務職に応募
- 体力があるのを活かしたい→事務職に応募
- ITスキルを伸ばしたい→営業に応募
矛盾があると、意欲が伝わりません。就活に成功する人は、矛盾がありません。
- 手に職をつけたい→IT企業に応募
- 人脈を広げたい→営業職に応募
- 服が好き→アパレルに応募
矛盾がないと採用されやすいです。
特徴5. 自己分析をしてない
自己分析していないと、採用されにくいです。強みが伝わらないからです。
自己分析をしないと強みがわからないので、採用されない可能性があります。
- 応募する企業がボヤける
- 自己PRがボヤける
- 志望動機がボヤける
上記のように、すべてが悪循環になります。第二新卒の就活に成功する人は、自己分析を徹底しています。
- 自分の強みを活かせる企業に応募
- 自分の強みをわかりやすく伝える自己PR
- 志望動機は「自分の強みを活かして、御社に貢献したいから」でOK
上記のように、すべてが明瞭になります。
特徴6. 業界分析・企業分析をしてない
業界分析や企業分析が甘いと、採用されにくいです。志望動機が曖昧になるからです。どんな業界で、どんな会社なのかもわからずに志望動機を作れるはずがありません。
「志望動機がわからない」という人ほど、業界分析と企業分析が足りないです。その結果「御社の企業理念に共感しまして…」など、インパクトのない志望動機になってしまいます。
業界分析や企業分析をしないと、応募企業の軸もブレるので「一貫性がない人」と悪い印象をもたれます。就活に成功する人ほど、業界分析と企業分析を徹底しています。分析すれば自然と志望動機が出てきます。
特徴7. 自己PRが弱い
自己PRが弱いと、採用されにくいです。あなたを採用するメリットを感じないからです。
「自己PR=あなたの売り」です。
例えば、電気屋さんで家電を買うとき、商品の売りがないと買わないですよね。それと一緒で、あなたにも売りが必要です。
就活に成功する人は、自己PRがハッキリしています。ハッキリした自己PRを作るには、自己分析をしましょう。
特徴8. 第一印象が悪い
第一印象が悪いと、採用されにくいです。人の印象は、半分以上が見た目で決まるからです。
例えば、以下のような点に注意しましょう。
- 寝ぐせがついている
- ヒゲが生えている
- 肩にフケが落ちている
- 鼻毛が出ている
- 厚化粧
- 香水の香りが強烈
- 靴が汚れている
- スーツがシワだらけ
どんなに良いことを言っても説得力がありません。就活に成功する人は、第一印象に気をつけています。第一印象が良いだけで、採用される確率は上がります。
特徴9. 面接の練習をしていない
ぶっつけ本番で面接に臨むと、不採用になりやすいです。言いたいことが伝わらないからです。練習しないで面接に臨むのは、練習しないでスポーツの試合に出るようなもの。
ぶっつけ本番で採用されるほど、面接は甘くないです。第二新卒の就活で成功する人は、面接の練習もしています。
- 練習相手を見つけて練習する
- スマホで自分が話しているのを撮影して、改善点を探す
上記のような努力が必要です。
特徴10. 退職してから転職活動
退職してから転職活動をすると、採用されにくいです。計画性がない人に見えるからです。転職先が決まらない場合、無収入期間ができてしまいます。
辞めてから転職活動するのは、ある意味「賭け」のようなもの。なので「計画性がない」と判断されることがあります。
就活に成功する人は、現職中に水面下で転職活動をします。仕事をしながらなので忙しいですが、印象は良いですね。
特徴11. 大手企業ばかり狙っている
大手企業ばかり狙うと、第二新卒の転職は失敗しやすいです。大手企業は倍率が高いので、なかなか採用されないからです。
前述のとおり「新卒至上主義」の大手企業もあるので、そもそも不利です。第二新卒の就活に成功する人は、大手企業にエントリーしつつも、中小企業に応募しています。
「もし大手企業が不採用だった場合、中小企業に行く」と計画的に考えています。企業分析をすれば、優良な中小企業を見つけることができます。
極論ですが、あなたがやりたい仕事ができれば、会社の規模は関係ありません。中小企業でも、以下のような優良企業はたくさんあります。
- 健全な経営ができている会社
- 給料が高い会社
- 福利厚生がしっかりしている会社
中小企業にも目を向けて、計画的な就活をしましょう。
第二新卒の就活が厳しいと感じた体験談を紹介!
第二新卒の就活に苦戦した、23歳Aさんの体験談を紹介します。新卒で不動産営業の会社に就職したAさんは、会社の厳しいノルマに苦しみました。
そして、入社半年で転職することを決意。
「次は営業以外の仕事がいい」と思ったAさんは、事務職を中心に転職先を探しました。営業の合間をぬって面接を受けにいきましたが、結果は軒並み不採用。
「第二新卒は転職に有利って聞いたんだけどなぁ…」と思いながらも、転職活動は難航しました。
6ヶ月ほど転職活動を頑張りましたが、どこからも内定はもらえず。不動産営業にも耐えかねて、退職してしまいました。
生活しなければならないので、とりあえずフリーターに転向。転職活動に疲れたこともあり、Aさんは今でもフリーターに甘んじています。
Aさんの就活の失敗を解説
上記のAさんが第二新卒の就活に失敗した理由は、下記の5つ。
- 倍率の高い事務職を狙ったこと
- 「営業が嫌だから事務職」という、志望動機の曖昧さ
- 自己分析をしていない
- 事務職を軸に応募先を選んでいるので、企業分析していない
- フリーターになってしまったこと
ちょっと厳しい意見ですが、企業側がAさんを採用するメリットがないですよね。第二新卒が就活に失敗すると、そのままフリーターになってしまうのもよくあるケース。
フリーター歴が長くなるほど、正社員に戻りにくいので要注意です。
第二新卒の就活が厳しくならないための対策を解説!
第二新卒の就活を成功させるには、下記の2つが重要です。
①事前準備を怠らない
②第二新卒に強い転職エージェントに相談する
1つずつ解説します。
対策1. 事前準備を怠らない
事前準備に重点を置いてください。具体的には、上記でお伝えしてきたとおり、
- 自己分析
- 業界分析
- 企業分析
- 志望動機作り
- 自己PR作り
- 面接の練習
なんの準備もなしに転職活動すると、失敗します。面倒でも準備に時間を割きましょう。
対策2. 第二新卒に強い転職エージェントに相談する
上記の「事前準備」を1人でやる自信がない人は、第二新卒に強い転職エージェントに相談しましょう。
第二新卒に強い転職エージェントでは、以下のサービスがすべて無料で利用できます。
- プロのキャリアカウンセラーによる自己分析のサポート
- 業界分析や企業分析の情報提供
- 志望動機や自己PRを一緒に考えてくれる
- 面接の練習相手
あなたが転職のプロになる必要はないので、手間を省きたい人は転職エージェントに相談してください。
ちなみに、私たちジェイックは「第二新卒に強い転職エージェント」です。
上記すべてのフォローができることはもちろん、ビジネスマナー研修も行っています。短期退職でビジネスマナーに自信がない人には、最適です。
第二新卒の就活で失敗したくない人は、私たちジェイックに相談してください。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい