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やりたい仕事がない人必見!年代別に仕事の見つけ方と注意点を解説

やりたい仕事がない・分からない人の探し方と注意点を紹介

やりたい仕事がない・わからないと悩んでいる時には、「楽しかった・評価されて嬉しかったなどの経験から考察する」「やりたくないことを考える」など、いくつかの有効な解決方法があります。

この記事では、やりたい仕事が見つからない理由、向いている仕事を見つけるための7つの方法と注意点を紹介します。

仕事選びに迷っている人に役立つ、新しい視点を提案しています。ぜひ参考にしてみてください。

記事のPoint
  • およそ半数の人はやりたかった仕事についていない
  • やりたい仕事は、「楽しかったこと」「好きなこと」の中から探してみよう
  • やりたい仕事がどうしても見つからない時は、条件を減らすか、向いてる仕事を考えてみよう
  1. 仕事に興味がない
    現職がやりたいことではなく、目標も見つからず、仕事以外に興味が強い
  2. 自分にできる仕事がわからない
    現職で仕事への自信をなくし、キャリアが浅い場合やスキルや自己分析が未発達
  3. 自分に自信がない
    他人からの評価を重視過ぎると、自分自身の望みや目標が曖昧になる
  4. 自分が将来どうなりたいかが見えていない
    自己分析を通して個人のキャリア目標持てば、方向性を見失いづらい
  5. なんとなく仕事をしている/自分から行動していない
    「仕事は仕方なくやるもの」という考え方を捨て、積極的な行動が重要
  6. 情報収集できていない
    多岐にわたる職種や業種に関する知識から新たな仕事の可能性が生じる
  7. 世間体・条件ばかり気にしている
    仕事選びの軸を「世間体」や「企業の知名度」から「自分がどんな仕事をしたいか」にする
  8. 失敗を恐れている
    自分の視野を広げ、新たな興味や適性を発見する機会が増やす
  9. 転職を漠然と考えていて本気ではない
    適切なスケジュールを立て計画的に行動することが成功への鍵となる
性格お仕事診断
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やりたい仕事がないことはよくある?

やりたい仕事がない、自分が何をやりたいかわからない。そんな悩みを抱えている人は、実は少なくありません。小さい頃は、「〇〇になりたい!」という明確な目標があったのに、大人になるとやりたい仕事がわからなくて困っている、という人は多いのではないでしょうか。

そんなときは、「やりたい仕事」のとらえ方について考え直してみてはいかがでしょうか。

やりたい仕事がない人は多い

そもそも、世の中のどれくらいの人が、やりたい仕事に就いているのでしょうか。

株式会社ビズヒッツが働く男女500人に行ったアンケート調査によると、「今の仕事はあなたがやりたかった仕事ですか?」という質問に対して、「はい」と答えた人は53%で、「いいえ」と答えた人は47%という結果でした。

およそ半数の人は、やりたかった仕事についていない現状にあることがわかります。

なんのために仕事をする?仕事をする目的・やりがい

やりたい仕事に就かないと、仕事にやりがいや面白みを感じられないのでしょうか?決してそんなことはありません。

ランキング仕事を楽しいと思うとき人数
1位感謝されたとき88
2位仕事がうまくいった時85
3位顧客や会社に貢献できた時40
4位人と関わっている時32
5位職場環境・人間環境が良い時24
6位仕事をやり切った時22
7位仕事自体が楽しい21
8位評価されたとき/上司に褒められた時17
9位ノルマや目標を達成した時15
10位人の成長を感じたとき11

調査によると、仕事でやりがいを感じる瞬間のベスト3は以下の通りでした。

  • 1位:感謝されたとき(88人)
  • 2位:仕事がうまく行ったとき(85人)
  • 3位:顧客や会社に貢献できたとき(40人)

1位の「感謝」や3位の「貢献」など、誰かの役に立てたときに、仕事のやりがいを感じる人が多いという結果になっています。

逆に「仕事自体が楽しい」と答えた人は21人で7位です。仕事の内容自体よりも、仕事をした結果何を生み出したかということが、ある程度やりがいに影響していることがわかります。

最初は特にやりたい仕事ではなかったとしても、真剣に向き合って、その結果人に感謝されたり成果を出したりできれば、やがてその仕事にやりがいや面白みを感じてきます。

結果として、自分の仕事が「やりたい仕事」になっていくこともあるでしょう。

人の役に立つ仕事や社会貢献できる仕事について以下の記事で紹介しています。誰かの役に立てるような仕事を探している人はご参考にしてください。

「やりたい」ではなく「やりがいを感じられるか」 で選ぶでこともできる

やりたい仕事がないからといって、そのことばかり考え「やりたい仕事を見つけなくては」と思い悩み停滞することは、おすすめしません。

前述の通り、仕事で感謝されたり成果を出したりすると、仕事にやりがいや面白みを感じられるようになります。

逆に「やりたい仕事」に就けたのに、実際に働いてみて「思っていたのと違う」というギャップを感じ、やりがいを感じられないのもよくあることです。

やりたい仕事がないからといって、いますぐ無理やり「やりたい仕事」を見つけようとしなくても問題ありません。まずは、いまやっている目の前の仕事を一生懸命やることも大切です。
ただし、本気でやりたい仕事を見つけたいという方は、そのために行動していく必要があります。

やりたい仕事がない・わからない理由9選

ここでは、やりたい仕事がない人の9つの特徴をご紹介します。 自分がどの特徴に該当するかを知っておくことで、これからご自身がどういう考え方で仕事を選んでいくかのヒントになるでしょう。

これからご紹介する特徴は以下の9つです。

  1. 仕事に興味がない
    現職がやりたいことではなく、目標も見つからず、仕事以外に興味が強い
  2. 自分にできる仕事がわからない
    現職で仕事への自信をなくし、キャリアが浅い場合やスキルや自己分析が未発達
  3. 自分に自信がない
    他人からの評価を重視過ぎると、自分自身の望みや目標が曖昧になる
  4. 自分が将来どうなりたいかが見えていない
    自己分析を通して個人のキャリア目標持てば、方向性を見失いづらい
  5. なんとなく仕事をしている/自分から行動していない
    「仕事は仕方なくやるもの」という考え方を捨て、積極的な行動が重要
  6. 情報収集できていない
    多岐にわたる職種や業種に関する知識から新たな仕事の可能性が生じる
  7. 世間体・条件ばかり気にしている
    仕事選びの軸を「世間体」や「企業の知名度」から「自分がどんな仕事をしたいか」にする
  8. 失敗を恐れている
    自分の視野を広げ、新たな興味や適性を発見する機会が増やす
  9. 転職を漠然と考えていて本気ではない
    適切なスケジュールを立て計画的に行動することが成功への鍵となる

1. 仕事に興味がない

現在の仕事に興味が持てないという人もいるでしょう。これにはいくつかの原因があり、それぞれに対処法が存在します。

現職がやりたい仕事ではない

現職が本当に望んでいた職種ではない場合、仕事への関心が失われ、出社するのもおっくうになります。

対処法として、自己分析を行い、本当にやりたい仕事を明確にし、転職を検討してみましょう。

現職の仕事に目標を持てない

仕事に具体的な目標や達成感がないと、モチベーションは保ちにくいです。
日々の業務も単調で生産性が低くなるため、仕事にハリがありません。

対処法として短期的および長期的な目標を設定し、小さな成功体験を積み重ねることで、仕事に対する興味を再燃させましょう。

仕事以外のことへの興味が強い

プライベートの趣味や遊びへの関心が高いと、仕事への関心が薄れるやすくなります。特に、仕事以外の活動に充実感を見出している場合に顕著です。

対処法としては仕事と趣味のバランスを見直し、仕事にも趣味に似た要素を見出すか、趣味を生かしたキャリアの可能性を探ってみましょう。

いまの仕事に興味を持つための方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

2. 自分にできる仕事がわからない

多くの人が自分に適した仕事を見つけるのに苦労しています。
自分にできる仕事が何かわからないと感じる場合、以下の理由が考えられます。

現職でミスが多いなど、仕事への自信をなくしている

職場での失敗やミスが重なると、自信を喪失し、自分の能力を疑うようになります。

対処法は失敗から学び、スキルアップのためのトレーニングやセミナーへの参加を検討しましょう。また、小さな成功体験を積むことで自信を回復できます。

社会人としてのキャリアが短い/まだスキルが乏しい

キャリアが浅い場合、自分の得意分野やスキルセットが未発達である可能性があります。

対処法としては職場での経験を積むことはもちろん、オンラインコースや研修プログラムを通じて新たなスキルを学ぶことをおすすめします。

自己分析が十分にできていない

自分自身の強みや適性を把握していない場合、自分に合った仕事を見つけるのが難しくなります。

対処法は自己分析ツールを利用するか、キャリアカウンセリングを受けて、自分の興味や適性を理解しましょう。

3. 自分に自信がない

自分に自信がないと、「自分の考え」を持ちにくくなります。
人々はしばしば他人の目や評価を気にしてしまうものですが、行き過ぎると自分自身の本当の望みや目標が曖昧になりがちです。

特に若年層では他人からの評価を重視する傾向が顕著で、20~24歳で53.9%、25~29歳で48.5%、30~34歳で40.9%という結果が出ています。
年齢が若いほど他人の意見や社会的評価を自分の意見よりも優先してしまう傾向があると言えるでしょう。

このような状態では、社会的地位が高いと見なされる会社や職業に惹かれ、自分が本当に望む仕事を見失いがちです。
また、安定や収入を優先し、自らの情熱や志向を犠牲にしてしまうでしょう。
一方で、周囲の期待や一般論に振り回されることなく、自分自身の内面に目を向ければ、本当に自分が望むキャリアを見つけられます。
まずは自分ファーストで「自分がどんな仕事がやりたいのか」「自分はどうしたいのか」を考えていきましょう。

4. 自分が将来どうなりたいかが見えていない

多くの就職活動中の若者や社会人は、将来のキャリアについて明確なビジョンを持っていないことが、いくつかの調査で明らかになっています。

株式会社DYMが2020年卒の884名の男女に対して行った就職活動に関する調査では、最も多くの回答者(504名)が「自分に合う企業がわからない」と答えました。
就活中の過半数以上の若者が自分自身のことを十分に理解できておらず、自分に適した会社選びに困っていることがわかります。

就活中の過半数の人が、自分に合う会社がわからない、つまり自分のことが理解できていないということがわかります。
また、日経BPコンサルティングが20~60代の2782名の男女を対象とした「調査結果 将来的なキャリアプランを描いていますか?」によると、男性の49.1%、女性の42.5%が「特に考えていない」と回答しています。

社会人でさえ、約半数が自分の将来のキャリアについて明確な計画を持っていないという驚きの結果です。
「どんな仕事をしたいか」「3年後、5年後、10年後にどうなっていたいか」といった個人のキャリア目標持てば、方向性を見失うことなく、とるべき行動を積み重ねられます。
明確なキャリアビジョンを持つためにも、自己分析やキャリアプランニングを実施してみてはいかがでしょうか。

5. なんとなく仕事をしている/自分から行動していない

多くの人が「なんとなく」仕事をしており、自ら進んで行動していない傾向があります。

ニュースサイトのしらべぇが全国20~60代の男女690名に実施した「今の仕事に満足している人の割合」によると、20代の男性で34.8%、女性で40%、30代の男性で24.2%、女性で38.2%が満足していると回答しました。
多くの人が現在の仕事に対してあまり積極的でないということが示されています。

自分から積極的に行動しない限り、やりたい仕事に出会うのは難しいです。
「仕事は仕方なくやるもの」という考え方では、理想の仕事に巡り合うのはなおさら難しいでしょう。

自分が本当にやりたいと思う仕事を見つけたいなら、自分自身の現状に対する危機意識を持ち、さまざまなことに挑戦したり、情報収集を積極的に行ってみてください。

6. 情報収集できていない

理想の仕事を見つけるためには、多岐にわたる職種や業種に関する知識を深めることが不可欠です。
自動車業界を例に挙げると、技術者、営業、教習指導員、レンタカー店員など、その職種は多様であり、それぞれに求められるスキルや経験も異なります。
このように、特定の業界に対する固定観念に捉われず、幅広い視野を持つことで、自分に合った職種を見つける可能性が高まるでしょう。

職業情報が豊富な職業情報提供サイト職業情報提供サイトjobtagのようなリソースを活用し、産業別、テーマ別に仕事を調べるのも効果的です。
また、専門的なセミナーや業界イベントへの参加も、業界の最新動向や具体的な職種の理解を深める上で大いに役立ちます。

自己分析を行い、自身の興味や強みを明確にしつつ、情報収集の範囲を広げて新たな可能性を探ってみてください。

7. 世間体・条件ばかり気にしている

仕事を選ぶ際、世間体や労働条件に重点を置き過ぎると、本当に自分に合った仕事を見逃しかねません。

大企業や有名企業である必要はなく、自分が本当に挑戦したい仕事ができる企業こそ、もしかすると理想の選択肢かもしれません。また、労働条件については、あまりに細かな希望を持ちすぎず、選択肢を広げて自分の新しい可能性に目を向けることも大切です。
さらに、転職エージェントやキャリアアドバイザーを活用することで、自分の強みやキャリアプランに合った職種を見つけるサポートが受けられます。

彼らは自分自身では気付かない新たな職種や業界の可能性を提示してくれるため、理想の職場を見つけるための大きな助けとなるでしょう。

仕事選びの軸を「世間体」や「企業の知名度」から「自分がどんな仕事をしたいか」にシフトさせてみてはいかがでしょうか。

8. 失敗を恐れている

失敗を恐れることは自分の可能性を制限し、やりたい仕事を見つけられない大きな要因となります。

たとえば未知の業界や職種に興味があっても、失敗への不安から一歩踏み出せずに現状に留まってしまうケースがあります。
このような状況を打破するためには、幅広い求人情報を積極的に確認し、転職イベントやセミナーに参加して様々な企業や業界の話を聞くことが効果的です。

自分の視野を広げ、新たな興味や適性を発見する機会が増え、失敗への恐れも次第に和らいでいくでしょう。

9. 転職を漠然と考えていて本気ではない

漠然と転職を考えているだけでは、やりたい仕事は見つかりません。

多くの場合、転職を考えるきっかけは現状への不満ですが、具体的な行動に移すためには、明確な目的やゴールが必要です。
また、年齢や状況によって、転職の難易度や求められるスキルも変わるため、本気で転職を考えているなら、適切なスケジュールを立て計画的に行動することが成功への鍵となるでしょう。

たとえば、30代以降の転職では、経験や専門性が重視されるため、スキルの棚卸しや業界研究が不可欠です。

転職に真剣に取り組むことで、自分のやるべきことや可能性が明確になり、満足のいくキャリアを築く可能性が高まるでしょう。

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やりたい仕事を見つける7つの方法

ここでは、やりたい仕事がわからない人に向けて、やりたい仕事を見つける7つの方法を紹介します。

1.「楽しかったこと」「好きなこと」の中から見つける

やりたい仕事を探す方法のひとつに、自分がやっていて楽しかった・好きなことから見つけるという選択肢があります。

まずは学生時代を振り返ってみて、学校行事、バイト、勉強、部活、スポーツなど、自分が熱中してチャレンジしたこと、楽しみながら取り組んでよい成果が得られたことなどを書き出す方法がおすすめです。

昔のことだけでなく、いまの仕事やプライベートのなかで楽しんでできていること、好きだと感じることも、同じく書き出してみましょう。

「楽しい」「好き」だと素直に感じられるものは、やりがいを持って取り組めることである可能性が高いといえます。ひととおり書いたら、そのなかで仕事と関連がありそうなものがないか、見つけてみましょう。

好きなことを仕事にしたいと考えている人は下記記事もご参考にしてください。

高藤さんの写真

高藤薫/就職アドバイザー

自己分析をさらに深堀りしよう!

「楽しかったこと」や「好きだったこと」が書き出せたら、そこからさらに深堀りして、「なぜ熱中できたか」「原動力は何だったか」についても考えてみましょう。

例えば、「英語を学ぶのが好き」を深堀りしていくと、英語が上達すること自体ではなく、人から褒められたり承認されたときにやる気が湧いてくることが見えてきます。

「人から褒められて嬉しかったから」「すぐに結果を得られるから前向きになれたから」など、自分のモチベーションの原点が見つかれば、適職探しの大きなヒントになるはずです。

2.「評価されたこと」「褒められたこと」の中から見つける

自分が周囲の人から評価を受けたり、褒められたりしたことはどんなことなのか、書き出してみましょう。どんな人でも、必ずそういった経験はしているはずです。

大げさなことでなくとも、どのようなことでも大丈夫です。たとえば以下のようなことも、もちろん書き出してOKです。

  • 表やリストをつくる
  • 人に何かを教える
  • 計画・スケジュールを立てて実行する
  • 「優しい」「話が上手」などの性格や行動面

自分では当たり前のように上手にできることが、ほかの人も同様にできるとは限りません。人からよい評価を受けたところというのは、第三者が客観的に見ても目立ってできているというレベルですので、自信を持ってよい部分です。

自分に向いてる仕事を探している方は以下の記事もご覧ください。

3.「やりたくないこと」を考えてみる

これまでを振り返ってみて「嫌だったこと」「やりたくないと感じたこと」を書き出していくのも効果的です。たとえば学生生活やバイト経験、社会人の方はいまの会社で経験したことでも構いません。

たとえば、以下のようなものが思い浮かぶかもしれません。

  • 不特定多数の人と接すること
  • 細かい数字やデータを扱うこと
  • 大勢の人の前で発表すること
  • 人との間に入って調整すること
  • ひとりで黙々と作業をすること
  • 長時間座ってじっとしていること

嫌だ・やりたくないと感じることは、人それぞれ違います。逆に、これらのことがまったく苦にならず、むしろ好き・得意という人も存在します。

たとえば、人と接する・人との間に入ってやりとりをすることが嫌だと感じる人は、少なくとも接客や営業の仕事は向いていないということになります。逆に、人との関わりが少ない・自分のペースで進められる仕事に適性があるのかもしれません。

このように、嫌だったことややりたくないことを本音ベースで書き出すことで、逆に自分のやりたい仕事や向いている仕事が見えてくる可能性が高まります。

下記記事では、人との関わりが苦手な人におすすめの仕事を紹介していますので、人との関わりが少ない仕事を探している人は参考にしてください。

4. どんな仕事があるのか調べてみる

世の中には、想像以上にたくさんの仕事が存在しています。厚生労働省「職業名索引」には、1万7209種類もの職業が掲載されています。

どのような仕事があるのか調べることで、以下が期待できます。

  • 思いつかなかった分野の職業を知ることができる
  • 自分に合いそうな仕事と出会うきっかけになる
  • 「あまり知られていない、おもしろそうな仕事」が見つかる

仕事というと、たとえば「事務」「営業」「エンジニア」「デザイナー」など、一般的によく知られている職業を想像する人が多いのではないでしょうか。

しかし実際には職業は細分化されており、なかには「世の中にはこんな仕事もあったのか」と感じるようなものもあります自分に適性がありやりがいを感じられる仕事に出会うため、まずはいろいろな職業を知るのも一案です。

世の中にある面白い仕事は、以下の記事でくわしくご紹介しています。

5. 身につけたいスキルから考える

「自分が身につけたいスキルは何か」から、考えるのもひとつの方法です。どんな職業にも応用できるおすすめの仕事のスキルとして「ポータブルスキル」があります。

ポータブルスキルとは「業種や職種が変わっても通用する持ち運び可能な能力」のことです(厚生労働省「ポータブルスキル活用研修」より)。つまり、その仕事に必要な専門技術・能力とはまた別のスキルということになります。

ポータブルスキルを身につけておいたほうがよい理由として、以下があります。

  • 転職したとき、専門技術・能力の獲得に専念できる
  • やりたいことが見つかったとき、安心して挑戦しやすい

ビジネスパーソンとしての「基礎」「土台」ができていれば、どんな仕事にもチャレンジしやすくなります。ポータブルスキルを身につけておくことで、将来の仕事選びの選択肢が広がるというメリットがあるのです。

6. キャリアプランから考える

数年後に自分がどうなっていたいかを考えることで、挑戦したい仕事が見つかることもあります。

たとえば、ひとつのことを極めたいから専門性の高い仕事がしたい、しっかりと稼ぎたいから成果が給与に反映される仕事がしたい、ライフワークバランスがとれる働き方がしたいなど、将来から逆算して考えてみましょう。

仕事を通して「なりたい自分」を探すことで、その理想像が実現できる仕事や働き方が見えてきます。

高藤さんの写真

高藤薫/就職アドバイザー

それでも見つからない人には、こんな方法も!

「なりたい自分」がピンとこない人は、「手に入れたい生活スタイル」から逆算して探してみましょう。

たとえば、場所に縛られない生活がしたいなら、パソコンがあればできる仕事が思い当たります。英語が話せるとさらに選択肢が広がるかもしれません。

つぎに、自由に使えるお金や貯金、生活費、保険料などを細かく見積もって逆算し、必要な収入の額を計算します。

これまでキャリアプランが想像できなかった人も、理想の生活スタイルと必要な年収を叶えるための仕事やスキルを通して、就活の方向性が見えてくるかもしれません。

7. 転職エージェントに相談する

自己分析・キャリアプランを自分で考えることが難しい人や、やりたいことがわからないと悩む人は、転職エージェントに相談することがおすすめです。

転職エージェントでは転職を希望する人はもちろん、「やりたいことがないけど転職すべき?」「自分の適職がわからない」といった転職活動をする前の相談にも乗っています。

自分の考えを第三者に話したり、キャリアのプロにアドバイスをもらったりすることで、目指したい仕事のヒントを得ることができるでしょう。

仕事の選び方については、以下の記事もご参照ください。

【年代別】やりたい仕事を見つけるための転職活動でのポイント

転職活動でやりたい仕事を見つけるには、年代ごとのポイントが重要です。

また年代によって企業から求められるスキルや経験も異なります。

それぞれのライフステージに合わせたアプローチで、理想のキャリアを実現しましょう。

20代で求められるスキルや経験

20代の転職市場において、企業は経験よりも意欲やポテンシャルを重視し、新しい環境に対応できる柔軟性に注目します。
特に、未経験分野への転職や高倍率求人への応募では、スキルよりも学ぶ意欲に対する評価は高いです。

特定のスキルを磨くことも長期的には重要になってきますが、20代では新しいルールや文化への適応力がより重宝されますので、採用後どのようなスキルを磨き、どのように企業に貢献する意欲があるかアピールしましょう。

30代で求められるスキルや経験

30代の転職市場では、即戦力となる知識や経験、実績が重視されます。
特に30代前半に期待されるのは、業務の基本スキルが身についていることと初歩的なマネジメント経験です。

30代後半では、これまでキャリアで培った専門スキルや、マネジメント能力が強く求められるようになり、即戦力としての活躍が前提となります。
また、リーダーシップや専門知識を活かし、組織を引っ張ることが期待されるため、これまでの経験をどう転職先で活かせるかを明確にアピールしましょう。

40代で求められるスキルや経験

40代の転職市場では、企業は高度な専門知識やマネジメント力を特に重視し、業界や事業分野への深い理解と即戦力を評価します。
また、40代には、自発性とマネジメントスキルが求められますが、若手を育成する力も求められます。

必ずしも管理職経験の有無だけで選ばれるわけではありませんが、リーダーシップを発揮した経験があれば、積極的にアピールポイントとして訴求してください。
また、協調性や柔軟性も重要視されるため、40代の転職活動では、新しい環境に適応し、組織の成長に貢献できる人材であることを具体的に示しましょう。

年代別のやりたい仕事の探し方は、以下の記事も参考にしてみてください。

やりたい仕事に転職できる年齢は何歳まで?

「転職は35歳までしかできない」という説は、かつての人材市場の特徴や年功序列制度に基づいて生まれましたが、現在そのようなことはありません。

長期にわたる少子高齢化の影響で、20代はもちろん、35歳以上のミドル世代の人材も不足しているのが現状です。

そのため、35歳を過ぎても、マネジメント経験を持つミドル世代への需要が高まり、転職市場において十分な機会があります。
また、現代では、転職市場において年齢よりもスキルや経験が重視されており、30代以降の転職では、持っているスキルがどのように即戦力として役立つかが重要です。
さらに、長期間のキャリア形成以外を目的とする年齢に基づく採用は違法なので、本当にやりたい仕事であれば、年齢に関係なくこれまでのスキルと経験を生かしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

やりたい仕事を見つける際の転職活動での注意点4つ

やりたい仕事を見つける方法についてご紹介しました。やりたい仕事に就くことは一見メリットだらけのように見えますが、慎重になることも必要です。やりたい仕事を探すときに、注意しておいたほうがよいことをご紹介します。

1. 安易に転職をしない

現職がやりたい仕事ではないことを理由に転職することは、失敗のリスクが高いため避けましょう。特に入社して短期間で離職すると、転職活動の際に企業から「採用してもすぐに辞めるのでは?」とネガティブな印象を持たれる可能性があります。そのため、体調を崩すような状況でなければ、2~3年は仕事を続けてみることをおすすめします。
また、職場を変えてもやりたい仕事に出会えるとは限りません。入社してみると期待していた仕事と実際の業務にギャップを感じ、「前の職場の方がよかった」と後悔するケースもあります。

転職の判断は「やりたい仕事の探し方」を試すなどして、自分のやりたい仕事をしっかりと理解した後でも遅くはありません。

2. やりたい仕事を追い求めすぎない

「もっとおもしろい仕事があるのではないか」「現職よりも、もっと好きになれる仕事があるかもしれない」と考えてもきりがありません。いまの仕事がやりたい仕事ではなかったとしても、まずはいま与えられている仕事に対してベストを尽くすほうが、間違いなく有意義です。

自分が真剣に取り組もうとすれば必ず、どんな仕事にもおもしろいと感じられる要素はあるものです。一方で、表面上のイメージや憧れだけのやりたい仕事は、実際にやってみたら思いのほか自由度が低かったり、華やかに見えても実際は地道な作業ばかりだった、ということもあるものです。

将来やりたい仕事に就くためにがんばるのはよいことですが、いまの仕事に価値や魅力を感じる努力をせず、理想のやりたい仕事ばかりを追い求めようとするのは、おすすめできません。

3. 希望条件にこだわり過ぎない

転職活動においてやりたい仕事を見つける際、希望条件にこだわり過ぎるのは避けるべきです。

会社を選ぶ際に条件を設定すること自体は重要ですが、条件が多すぎたりすべての希望を満たそうとすると、かえって選択肢が狭まります。

そのため希望条件に優先順位をつけ、自分にとって本当に重要なポイントを見極めることが大切です。

たとえば給与や勤務地、職場環境など多くの条件を満たすことは理想的ですが、すべてが揃う仕事を見つけるのは現実的ではありません。

まずは何を最優先とするかを明確にし、その他の条件については柔軟に考えることで、適した仕事に出会える可能性が高まります。

結果的に優先順位を明確にすることで、長期的に満足できるキャリアを築くことができるでしょう。

4. 面接でネガティブなことは話さない

転職活動の面接では本心であってもネガティブな発言は避けるべきです。

たとえば、「やりたくない仕事だったから」といった理由を伝えると、面接官に悪い印象を与える可能性があります。

例として今後のキャリアで新しい挑戦をしたい、自分のスキルをさらに活かしたいといったポジティブな理由を述べることで、面接官に好印象を与えることができるでしょう。

一人で考えるのが難しい場合は、転職エージェントに相談し、効果的な伝え方をアドバイスしてもらうのも一つの方法です。

こうした準備をすることで、自分の強みをより効果的にアピールでき、面接の成功率を高めることができるでしょう。

やりたい仕事がどうしても見つからない場合の対処法3つ

やりたい仕事を見つけるための注意点についてご紹介しました。最後に、やりたい仕事を探しているけれどどうしても見つからないという方のために、取り組んでみてほしいつの方法をご紹介します。

1. 条件をいくつか減らす

なかなか応募したい会社が見つからない場合は、転職先の希望条件を緩めることもおすすめです。希望する労働条件に優先順位をつけて、優先度が低い条件や妥協できる条件を外して仕事探しをしてみると、グッと選択肢が広がります。

自分の希望条件がすべて叶う会社を探すのは難しい可能性がありますが、いくつかの希望条件を外してみることで「働きたい!」と思える会社に出会える可能性が高まるでしょう。

2. 今やっている仕事を面白くする

たくさんの職を転々としてやりたい仕事を探していくよりも、いまやっている仕事をおもしろいと感じられるようにするほうが、結果として、やりたい仕事に出会える近道という場合もあります。

たとえば「自分にとっては簡単で物足りない」「つまらない」と感じる仕事であっても、以下のようなことを考えながら取り組めば、また違ったものになるでしょう。

  • より効率的に取り組んで成果を出すためには何が必要か
  • いまの仕事からどんなスキルが身につきそうか/そのスキルを何に活かせるか
  • 担当している業務のなかで、比較的興味を持って取り組めている部分はどこか
  • やっている仕事や自分がいる会社は、世の中に対してどのような意味があるのか

同じことをやるとしても、自分なりに工夫や努力をしてよりよい仕事の方法を生み出すことで、力がついてきます。たとえば営業力や提案力など、将来的にどの仕事でも使えそうなスキルが身につきそうであれば、意識的にそのスキルを磨くのもよいでしょう。
また、やりたい仕事ではないとしても、仕事のなかでひとつやふたつは興味を持って取り組める業務もあるはずですから、そこを深堀りする方法もあります。自分の仕事や会社の社会的な立ち位置や意義を考えてみることもまた、いまの仕事への姿勢や意識を変えることにもつながりそうです。

3. やりたい仕事ではなく「向いている仕事」を考える

自分の適性から仕事を選ぶのもひとつの方法です。たとえば、性格別の向いている仕事には以下があります。

性格・特徴向いてる仕事例
積極的に行動できる販売・営業・企画など
気配り上手介護・医療関係・教育関係など
受け身な性格受付・事務・公務員など
几帳面な性格経理・プログラマー・職人など
人づきあいが苦手製造・トラック運転手・Webライターなど

上記は性格から向いている仕事例ですが、このほかに人から評価されたことや他の人よりも早くできることなどから適職を考えることもおすすめです。

自分の適性に合った仕事は成果が出やすくなるため、仕事へのモチベーションが高まり、最初はそれほど好きではない業務でもいつの間にか楽しく業務に取り組めることがあります。

自分に向いてる仕事をくわしく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

「やりたいかどうか」ではなく、向き不向きから仕事選びをしてみるのもよいでしょう。

やりたい仕事がすぐに見つからくても根気強く探そう!

今回ご紹介した方法なども参考に、まずは、自分にとってのやりたい仕事とは何かを把握しましょう。やりたい仕事が見つかってもすぐに転職するのではなく、失敗しないために分析したり、仕事について理解を深めたりすることも必要です。

また、転職したからといって、必ずしもやりたい仕事で活躍できる保証はありません。「転職=やりたい仕事ができる」と考えるのではなく、いまの仕事を続けながら、そのなかでやりたい仕事を見つける選択肢も頭に入れておきましょう。

やりたい仕事についてのよくある質問

やりたい仕事がないです。どうしたらよいでしょうか?

やりたい仕事がないのは悪いことではありません。この記事では「やりたい仕事の探し方」を紹介していますので、参考にしてみてください。

どうしてもやりたい仕事がみつからないときは?

やりたい仕事がどうしても見つからない場合は「今やっている仕事を面白くする」という観点を持つとよいかもしれません。どうしても今の仕事以外からやりたい仕事をみつけたい場合には、ジェイックに相談してください。あなたのやりたい仕事を考えるお手伝いをさせていただきます。

「やりたい仕事」と「向いてる仕事」、どちらがいいですか?

やりたいことが明確なのであれば、やりたい仕事を重視してもよいでしょう。やりたい仕事であれば、モチベーションも自然と上がり、スキルアップにも繋がるでしょう。「やりたい仕事」も「向いてる仕事」もわからない、という方はこちらのフォームよりオンライン相談が出来ますので、一緒に見つけていきましょう。

やりたい仕事をみつける際の注意点はありますか?

注意点はあります。記事内の「やりたい仕事を見つける際の注意点」にて詳しく解説しているので、参考にしてみて下さい。

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高藤 薫キャリアアドバイザー

株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就活チャンネル」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター