高卒でハローワークで就職活動を考えていませんか?この記事では、ハローワークを使うメリットやデメリット、転職エージェントのお勧め理由などを紹介しています。高卒でハローワークで就活を考えてる人は、参考にしてください。
- 高卒でハローワークを利用するメリットとデメリットを理解しよう
- 高卒の人にはハローワークよりも転職エージェントがおすすめ
- 高卒の就職に適した「業界と業種」や「資格と経験」を知ってから就活しよう
高卒でハローワークを利用するメリットとデメリット
高卒でハローワークを利用するのにも、メリットやデメリットがあります。
ここでは、高卒でハローワークを利用する時のメリットとデメリットについて解説します。
メリットとデメリットがあるということを、よく理解した上でハローワークを利用するようにしましょう。
以下に、高卒でハローワークを利用する時のメリットとデメリットをまとめましたので、参考にしてみてください。
高卒でハローワークを利用するメリット
高卒でハローワークを利用するメリットについて紹介します。
メリット1. 地元の中小企業の求人が多い
メリット1つ目は、地元の中小企業の求人が多いことです。地元で就職を考えている人にとっては、メリットがあります。転職サイトには載っていないような、地元企業の求人情報を知りたい人には有効です。
メリット2. 若い人向けのサービスも充実している
2つ目は、若い人向けのサービスも充実していることです。「わかものハローワーク」という施設もあります。
※ちなみに、わかものハローワークとは45歳未満で正社員を目指している人を対象に就職支援を行うサービスです。
年齢が若い高卒の人も利用可能です。
メリット3. 職業訓練を受けることもできる
3つ目は、職業訓練を受けられることです。給付金を受けながら勉強することもできます。職業訓練を受ければ、資格を取得することも可能です。資格を取得すれば、就職の選択肢を増やせます。
メリット4:履歴書や職務経歴書の添削を受けられる
最後は、履歴書や職務経歴書の添削を受けられることです。履歴書や職務経歴書の書き方の指導や添削をしてくれる講座があります。初めて書類を書くので心配という人には、メリットがありますね。
高卒でハローワークを利用するデメリット
次に高卒でハローワークを利用するデメリットを紹介します。高卒の人は両面を理解してから、ハローワークの利用を検討しましょう。
デメリット1. 相談員が固定ではない
デメリット1つ目は、相談員が固定ではないことです。丁寧に対応してくれる人もいれば、事務的対応な人もいて、相談員によって差があります。どんな相談員に当たるかわからないので、賭けのような部分があります。
デメリット2. 効率がよくない
2つ目は、効率がよくないことです。ハローワークは、窓口に呼ばれるまで時間がかかることもあるからです。就職活動中に待ち時間が長いと、時間がもったいないと感じますよね。
窓口に行ってからも、相談員が電話で企業へ状況確認の電話をかけたりと、またさらに時間がかかります。1つの求人へ応募するのに、時間がかかる上に内定がもらえなかった場合、また同じ作業の繰り返し。
時間がもったいないし、効率が悪いというデメリットがあります。
デメリット3. 求人の質が一定ではない
3つ目は、求人の質が一定ではないことです。ハローワークへの求人の掲載には、費用がかからず審査もないため、どんなに経営状態が悪い会社でも掲載することができます。
ですので、求人票を見ただけでは、実態がわからない企業も混ざっています。また、相談員も企業についての知識が乏しい人もいるため、絶対に優良企業に当たるとは限りません。
デメリット4. 面接を1人で練習する必要がある
4つ目は、面接を1人で練習する必要があることです。ハローワークでは、特に面接のやり方の指導は行っていないからです。初めて面接を行う時も、面接のやり方を誰も教えてくれないため、すべて自己流になってしまいます。
1人で面接の練習をしていても、どこを改善すれば良いのかわかりません。
デメリット5. 自分に合う企業がわからない
最後は、自分に合う企業がわからないことです。ハローワークは、求職者に合った企業を探してくれるわけじゃないからです。
あくまで、ハローワークは求職者が望んだ求人を基に、企業と連絡を取って求職者がいますということを伝える役割を担っています。
なので、求職者とも企業とも平等な対応をしなければいけません。ハローワーク側から、おすすめの求人を紹介されることもないので、自分に合う企業はあなたから見つけに行くしかありません。
高卒の方に転職エージェントをお勧めする理由
高卒の方には、転職エージェントでの就活がおすすめです。転職エージェントのメリットとデメリットをご紹介します。
転職エージェントを利用する時のメリット
高卒の方には転職エージェントの利用をオススメしますが、実際にどのようなメリットがあるのか理解していないと利用しづらいと思います。ここでは、メリットを紹介します。
転職エージェントのメリット1. アドバイザーが担当制
アドバイザーが担当制のため、親身に相談にのってくれます。ハローワークのように、毎回担当が変わることがないため、信頼関係を築きやすいです。信頼できる担当者に、じっくり相談したい人に向いています。
転職エージェントのメリット2. 就活の効率が良い
転職エージェントの就活は、効率が良いです。企業選びから内定後までを、一括でサポートしてくれるからです。
※ハローワークは基本、すべて自分で行動する必要があります。
また、ハローワークのように待ち時間が長くなく、時間をムダにすることもないので効率よく就活できます。
転職エージェントのメリット3. 企業が厳選されている
転職エージェントでは紹介する企業を厳選しているので、質の良い企業のみを紹介してくれます。ハローワークでは先述した通り、審査もなく費用もかからないので実態がわからない企業も掲載していることがあります。
ですが、転職エージェントは実態のわかる質の良い企業しか扱っていないので、安心です。
また、非公開求人を紹介してくれることもあります。
転職エージェントのメリット4. 面接の指導もしてくれる
転職エージェントでは、面接の指導もしてくれます。自分の欠点や改善点も見えてきます。
また、書類の書き方や添削もしてくれるので、初めてでも安心できるというメリットがあります。
転職エージェントのメリット5:あなたに合う企業を紹介してくれる
転職エージェントは、あなたに合う企業を紹介してくれます。転職エージェントは、面談でヒアリングしてくれるからです。自分で求人を探すと、合っているかわからないものですよね。
高卒で、就職活動自体が初めてという人には、転職エージェントを利用するのがお勧めです。
転職エージェントを利用するときのデメリット
次の転職エージェントを利用するときのデメリットを紹介します。実際に、オススメですが、合う人と合わない人がいるのも事実です。自分が利用するべきなのかどうか検討しましょう。
転職エージェントのデメリット1. 働ける場所が限られている
1つ目のデメリットは、働ける場所が限られていることです。転職エージェントは、割と主要都市の求人しか扱っていないことが多いです。選択肢にない地元で働きたいと思っている人には、あまりメリットがありません。
転職エージェントのデメリット2. 転職エージェントによって得意分野が違う
転職エージェントによって得意分野が違い、どんな求人にも対応しているわけではありません。相談する転職エージェントはどんな職種を得意としているか、下調べをしておく必要があります。
高卒で就職する際に押さえるべきポイント
高卒で就職する際に押さえるべきポイントは、高卒就職にオススメな「業界と業種」や「資格と経験」を知っておくことです。あらかじめ知っておけば、就職に有利になり内定をもらいやすいです。
以下に、高卒で就職しやすい「業界と業種」と「資格・経験」をまとめましたので、参考にしてください。
高卒で就職しやすい業界と職種とは
高卒で就職する際に、就職先と多い業界や職種について紹介します。
1. IT業界
1つ目のオススメは、IT業界です。
IT業界は、高卒の初心者では入りにくいと思われがちですが、入社できる会社もあります。
初心者からでもできる仕事には「プログラマー」と「インフラエンジニア」があります。
IT業界は今後も伸びていくので、安定しているでしょう。
2. 営業
営業は、未経験者でも可能です。コミュニケーションの仕事なので、特別な資格やスキルがいらないからです。人と話すのが好きという人は、営業職は向いています。
ただしノルマがあるので、プレッシャーのある仕事です。あると有利な資格は、普通自動車免許くらいです。販売などコミュニケーション系のアルバイト経験があると、就職に有利です。
3. 建設業
建設業も就職しやすいです。肉体労働のイメージがありますが、施工管理という仕事がおすすめです。
施工管理とは現場監督のことです。特に施工管理は人手不足のため、高卒でも就職できます。特に資格もいらないので、始めやすいです。
※普通免許はあった方がいいですね。
建設業のアルバイト経験があると、入っていきやすいですね。
4. 飲食業
飲食業も未経験からでも始めやすく、高卒就職にオススメです。飲食業も深刻な人手不足に陥っていて、高卒で未経験でも就職しやすいです。
人と話すことが好きな人や、手際よく仕事がこなせる人に向いています。飲食も特に資格は必要ありません。飲食のアルバイト経験があれば、就職に有利です。
高卒の就職で有利になる資格とは
高卒の就職において有利になる傾向が高い資格について紹介します。
IT系で有利になる資格
以下の資格があると、高卒では就職に有利になるケースがあります。
- 基本情報技術者試験
- ITパスポート
あると有利な経験は、初歩のプログラミング経験です。
宅地建物取引士
宅地建物取引士があると、就職に有利です。不動産を扱う企業は、宅地建物取引士を雇用しないといけないからです。
宅地建物取引士とは、不動産の契約を行う資格者です。「不動産の売買」、「賃貸借契約」の締結を行います。不動産会社や建設会社に就職できます。
宅地建物取引士は1年くらい本気で勉強すれば、取得できます。ただし、合格率が高いスクールに通わないと厳しいですね。就職しやすい資格がほしい人は、目指してみましょう。
電気工事士
電気工事士は、その名の通り電気工事を行う資格です。電気工事は危険が伴うため、電気工事士の資格保持者しか行うことができません。
つまり、独占業務です。電気工事がなくなることは考えにくいので、今後も需要がある資格と言えるでしょう。資格試験はそこまで難しくないので、興味がある人は検討してみましょう。
実技試験があるので、練習も必要です。ただし、お給料はそこまで高くありません。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい