風邪で仕事は休めないと思っていませんか?この記事では、風邪で仕事を休むのはアリかナシか?や、風邪で仕事を休む時の注意点や連絡方法、仕事を休めないヤバイ会社の特徴を紹介しています。風邪で会社を休みたいと思ったら、参考にしてください。
風邪で仕事を休むのはアリ?ナシ?
風邪で仕事を休むのはアリです。
体調が悪いのに無理して出社すると、他の社員に風邪をうつしてしまう可能性があるからです。
- 他の社員に仕事を任せられない
- 自己管理能力が甘いと思われたくない
- 欠勤連絡をすると診断書が必要でめんどうくさい
- 休んだ分仕事が増えそう
しかし、出社したものの他の社員にうつすとマズイと判断され、仕事をせずに帰される人もいます。
また、他の社員に風邪がうつれば業務もスムーズに進まなくなります。業務がスムーズに進まなくなり、結果仕事量もふえて納期に大幅に遅れが出たという人もいます。
あなたが風邪をうつしたことで、周りにとても迷惑がかかります。
また、仕事だけがあなたの人生ではありません。たかが風邪と思って仕事を優先していたら、悪化して重症化する可能性もあります。
風邪が重症化して仕事に復帰できなくなった人もいます。
仕事のために、あなたの健康を疎かにするのは間違っています。「今どき、風邪くらいで休むなんて…」と言う考えの上司がいたら時代遅れな考えだと思いましょう。仕事を優先するより、あなたの健康が第一です。
ですので、体調が悪いと感じたら、無理せず休みましょう。
風邪で仕事を休むかどうかに関するアンケート結果
風邪で休むかどうかに関するアンケート結果も出ています。
第一三共ヘルスケア株式会社のアンケート調査では、30代~40代のうち風邪を引いた経験がある人の6割が、風邪でも休みにくいと答えています。
また、責任ある役職に就いている人ほど、風邪でも休みにくいと答えている人が多いという結果です。
- 普段から他の社員にも、仕事を任せられるようにデータを作っておく
- 仕事復帰後に仕事がスムーズに進むように、他の社員への割り振りを考えておく
「風邪で休むなんて甘い…」と考える方がおかしいです。他の社員にうつしてしまったら、元も子もないですよね。
無理をせず休んだ方が、得策といえます。
風邪で仕事を休む時の注意点
次に、風邪で休む時の注意点が3つあります。
- 平熱は人それぞれなので、何度以上で休むという基準はない
- 症状を見極める必要がある
- ウソはやめる
以下に、注意点をくわしくまとめましたので、参考にしてください。
平熱は人によって違うので何度以上で休むという基準はない
平熱は人によって違うので、何度以上なら休むという基準はありません。平熱は36.5℃が基準とされていますが、中には平熱が37℃以上の人もいるからです。
そのため、何度以上出たら休みましょうとは言い切れません。
しかし、平熱が37℃以上と言っても37℃台後半の体温になると、さすがに身体がしんどくなってきます。
あきらかに、普段と違うだるさを感じたら、無理をせず休むようにしましょう。
本当に風邪なのか症状を見極める必要がある
本当に風邪なのか、症状を見極める必要があります。
- インフルエンザ
- ストレスによる体調不良
インフルエンザの場合
風邪ではなく、インフルエンザだった場合は即休む必要があります。
- 高熱
- 全身倦怠感
- 食欲不振
- 関節痛
- 頭痛
- 筋肉痛
上記のような症状が、急激に現れるのがインフルエンザの特徴です。
風邪と違い感染力が強いです。
風邪と思い込み出社していたら、実はインフルエンザで他の社員にうつってしまい、取り返しのつかない事態になったという人もいます。
熱はなくてもいつもよりだるく、筋肉痛や関節痛のような症状があれば、無理をせず病院を受診しましょう。
早めに、あなたの身体の異変に気付いて対策することが、周囲に感染を広めないためにも必要です。
ストレスによる体調不良の場合
次に、風邪ではなくストレスによる体調不良の場合もあります。
ストレスによる体調不良でも、風邪と似たような症状があるので判断が難しいです。
ストレスによる体調不良で出る症状の例としては以下が挙げられます。
- 身体がだるい
- 頭がボーっとする
- めまいがする
- 微熱がある
ストレスによる体調不良は、少し働きすぎている可能性もあります。仕事がまともにこなせないなら、無理をせず休みましょう。体調不良のまま、仕事をしていても会社に迷惑がかかるだけです。
有給休暇が残っていれば、いい機会なので有意義に使いましょう。休んで、体調を万全にしてから仕事に取り組む方が、効率が良くなります。
また、ストレスによる体調不良が、休んでもなかなか良くならなければ、病気が潜んでいる可能性もあります。
心配であれば、専門家に相談してみましょう。
ウソはやめる
風邪だとウソをついて、会社を休むのはやめましょう。ウソをついて休むのは、高確率でバレます。
また、社会人として恥ずかしい行為です。ウソをつけば、あなたへの信頼が無くなります。
あなたへの信頼が無くなれば、会社にも居づらくなります。
最悪、クビになることもあるので、絶対にやめましょう。
風邪で仕事を休む時の連絡の仕方
風邪で仕事を休む時の連絡の仕方について、紹介します。
風邪で会社を休む時の連絡方法は、2通りあります。
- 電話で連絡
- メールで連絡
以下に、2通りの連絡方法の解説と、連絡をする時の注意点をまとめましたので、参考にしてください。
電話で連絡
まず、電話で連絡する場合です。
連絡を入れる相手は、基本的に直属の上司です。
会社によっては、連絡を入れる相手が違う場合もあるので、よく確認しておきましょう。
連絡を入れるタイミングは、就業開始時間の10分前~15分前には入れるようにしてください。
また、電話で伝えるポイントは5つあります。
- 休む理由
- 症状の説明
- 仕事の進行状況
- 仕事の引継ぎ説明
- 急ぎの仕事があれば伝える
電話での切り出し方は、
「おはようございます。○○(名前)です。昨夜から風邪を引いて熱が出てしまったので、本日お休みをいただいてもよろしいでしょうか?」
と言った、切り出し方で大丈夫です。
上司から休む許可が下りたら、担当している仕事の状況を伝えてください。
また、電話で連絡を入れる際は休ませていただくワケなので、低姿勢を心がけましょう。
- 申し訳ない気持ちをこめる
- 上司や会社に配慮を心がける
- 「お休みをいただいてもよろしいでしょうか?」などへりくだった言い方を使うと角が立ちにくい
- 電話が終わるまで、失礼のない態度を取るようにする
また、電話の際ヘタに演技をすると逆効果になる場合もあるので、やり過ぎには注意しましょう。
メールで連絡
次に、メールで連絡する場合です。
メールで連絡するタイミングは、就業開始時間の1時間前~30分前には連絡するようにしてください。
メールで連絡するときのポイントは3つあります。
- 件名で内容がわかるようにしておく
- 本文は上記であげた5つのポイントを記入
- メールで連絡したあと、フォローの電話を入れるとなお良い
件名:〇月〇日 欠勤連絡「○○課の○○(名前)です。本日、熱があるためお休みをいただきたいです。」
本文:○○課○○様(上司の名前)
上記であげた5つのポイントを順番に書いていきます。
- 休む理由
- 症状の説明
- 仕事の進行状況
- 仕事の引継ぎ説明
- 急ぎの仕事があれば伝える
これらを書いたあと、最後にあなたの名前を書きます。
メールで連絡する場合は、おおまかな文章でかまいません。
また、メールの場合休みの許可がいらないので、「お休みをいただきます」と断定的に書いて大丈夫です。
そして、最後に日付と欠勤連絡と名前の記入漏れがないか、必ず確認してください。
メールで連絡後、フォローの電話を入れると、誤解も生じずスムーズです。
また、欠勤連絡用のテンプレートも、インターネットで検索すると出てきますので、参考にしてください。
また、相手が読みやすいように、本文は長文にならないように注意しましょう。
風邪で仕事を休めない会社はヤバい
風邪で仕事を休めない会社はヤバいと思った方がよいです。
風邪を引いているのに、出社を強要してくるなら「ブラック企業かも…」と疑ってください。
風邪を引いているのに休めない会社は、社員を大切にしていない証拠です。
その他、下記のような特徴が当てはまる場合はブラック企業である可能性が高いです。
- 会社や上司に思いやりがない
- ほめられたことがない
- 残業が多い
- 会社全体が殺伐としている
- 圧力をかけられている
社員を大切にしていない会社で働き続けていれば、あなたの身も心もボロボロになっていくのは、目に見えています。
今の会社はヤバいかもと思ったら、転職を考えるのもアリです。転職は逃げではありません。
あなたの身体を守るための、1つの手段です。本気でヤバいと感じたら、転職を検討しましょう。
風邪の予防方法
では、風邪を予防するためには、どんな方法があるでしょうか?
昨今では、新型コロナウィルスの流行も叫ばれていますが、基本的な風邪の予防方法について紹介します。
- うがい
- 手洗い
- マスクを着ける
すぐ思いつくのは、上記の3つでしょう。
うがいや手洗いを徹底したり、マスクを着けるだけでも効果はあります。
また、ウィルスは乾燥した粘膜に付きやすいので、のどや鼻を潤すために加湿器をデスク周りに置いておくことも効果的です。
また、外からだけではなく、内側から強い身体を作ることも風邪予防に効果的です。
内側から身体を強くするには、以下の方法を試してみましょう。
- 十分な睡眠を取る
- しっかり栄養を取る
- 運動をする
- サプリメントを補助的に飲む
免疫が低下していると風邪を引きやすいです。免疫を上げるには、十分な睡眠や食事で栄養をしっかり取り、運動をして体を鍛えると良いです。運動は、無理のない範囲で継続できるものが理想です。
そして、栄養補助的にサプリメントを摂取するのも良いでしょう。
また、寒暖差にやられて風邪を引く場合もあります。寒暖差で、自律神経の調整がうまくできず、体調を崩してしまうのです。寒暖差が原因の場合でも、規則正しい生活を送り、睡眠や栄養をしっかり取って免疫を上げるようにしましょう。
ここまで、基本的な風邪の予防方法について紹介してきました。
今後の参考にしてみてください。