
責任感が強い人に向いてる仕事は、医療関係の仕事や教育関係など影響力と信頼感が必要になる仕事です。
責任感が強いと仕事でも人から信頼されやすいでしょう。真面目な性格でもあるため、きちんと取り組むことができます。
あなたの性質を活かした仕事に就くために、責任感が強い人に向いてる仕事をご紹介します。職業のほかにも、責任感が強い人の強みや弱み、特徴についても解説しているため、ぜひ仕事選びに役立ててみてください。
この記事の目次
責任感が強い人に向いてる仕事 10選
責任感の強い人に向いてる仕事として、下記10個の職業を紹介します。
責任感が強みになることを前提に、さらにどんな性格の人におすすめなのかも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 児童指導員
- 医療関係全般
- 占い師
- 保育士・介護士
- 校正・校閲
- 消防士
- 自衛官
- 弁護士
- NPO職員
- 臨床心理士
仕事1:児童指導員
児童指導員は子供たちにとって保護者の代わりともいえる存在のため、責任感が強い人に向いています。
児童養護施設などに入所する子は複雑な事情や背景を抱えていることが多く、丁寧な対応が求められます。
そしてこうした状況を把握し、適切な支援を行う児童指導員は子供たちの未来に大きな影響を与える存在のため、「人生を背負っている」という責任感が欠かせないのです。
平均年収 | 425.8万円 |
役に立つ資格 | 指導員任用資格 |
おすすめな人 | ・子供が好きな人 ・子供や家族の気持ちに寄り添える人 ・状況を冷静に判断できる人 ・傾聴力がある人 ・コミュニケーション力が高い人 |
仕事に就くためには? | 「指導員任用資格」を取得後、児童養護施設などに就職する 指導員任用資格の取得条件(例) ・大学の社会福祉学部・心理学部・教育学部・社会学部を卒業する ・社会福祉士・精神保健福祉士のいずれかの資格を取得する |
出典:厚生労働省「児童指導員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
仕事2:医療関係全般
医療関係の仕事は人の命や健康に直接関わる仕事のため、責任感が強い人に向いています。
医療現場では、些細なミスが患者の命に関わります。そのため医療従事者は常に緊張感を持って業務に取り組み、「どんな状況でも職務を正確に遂行する」という強い責任感が求められるのです。
平均年収 | 医師:1436.5万円 看護師:508.2万円 |
役に立つ資格 | 医師:医師免許 看護師:看護師免許 |
おすすめな人 | ・人の役に立ちたい人 ・コミュニケーション力が高い人 ・向上心がある人 ・物事を冷静に判断できる人 ・体力に自信がある人 |
仕事に就くためには? | <医師>6年制の医学部に通い、医師国家試験に合格する <看護師>・中学卒業後に看護師養成課程校に通い、看護師国家資格に合格する ・高校卒業後、看護大学・看護短期大学・看護師養成所(看護専門学校など)を修了し、看護師国家試験に合格する |
出典:厚生労働省「内科医 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
出典:厚生労働省「看護師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
仕事3:占い師
占い師は相談者の人生に大きな影響を与える仕事のため、責任感が強い人に向いています。
悩みや不安を抱える相談者にとって、占い師の言葉は“未来への希望”になることがあります。ときには、人生の重要な決断を左右するほどの影響力を持つ場合もあるでしょう。
そのため占い師には、「その人の人生に責任を持つ」という強い覚悟が必要なのです。
平均年収 | 551万円 |
役に立つ資格 | 占いスクールや占い協会の認定資格 |
おすすめな人 | ・人の話を丁寧に聞ける人 ・共感力がある人 ・誠実で信頼できる人 ・学習意欲が高い人 ・コミュニケーション力が高い人 |
仕事に就くためには? | ・占いスクールや教室に通い、占い師として独立する ・占い館や占いサロンなどに就職する |
仕事4:保育士・介護士
保育士は子供の成長に大きな影響を与える仕事のため、責任感が強い人に向いています。
子供たちが安心・安全に過ごせる環境を作ることも大切な仕事のため、「子供の命を預かっている」という気持ちを常に持てる人にも適しているでしょう。
介護士は高齢者の生活を支える仕事のため、保育士同様に強い責任感が求められます。
高齢者のサポートはケガのリスクと隣り合わせのため、常に安全に配慮し、慎重に行動することも欠かせません。
平均年収 | 保育士:396.9万円 介護士:371.4万円 |
役に立つ資格 | 保育士:保育士免許、幼稚園教諭免許 介護士:介護福祉士、介護職員初任者研修 |
おすすめな人 | ・コミュニケーション力が高い人 ・細かな配慮ができる人 ・人のためになる仕事がしたい人 ・体力に自信がある人 ・協調性がある人 |
仕事に就くためには? | <保育士> ・保育士養成課程のある大学・短大・専門学校を卒業する ・保育士国家試験に合格する <介護士> ・介護職員初任者研修を修了する ・介護施設や訪問介護事業所などに就職する ・実務経験を積みながら介護福祉士などの資格取得を目指す |
出典:厚生労働省「保育士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
仕事5:校正・校閲
校正・校閲は情報の正確性を左右する仕事のため、責任感が強い人に向いています。
校正・校閲とは、本や説明書、Webページなどの文章の誤字脱字や表記の揺れ、文法的な誤りなどをチェックする仕事です。
誤字脱字や表現の誤りがあると読者に誤解を与えたり、 メディアへの信頼を損なったりする可能性があります。
そのため校正・校閲者には、読者に正確な情報を提供するために強い責任感を持って仕事に取り組むことが求められるのです。
平均年収 | 424万円 |
役に立つ資格 | ・校正技能検定 ・日本語検定 |
おすすめな人 | ・日本語の表現力に自信がある人 ・誤字脱字を見つけるのが得意な人 ・集中力がある人 ・論理的思考力がある人 ・学習意欲が高い人 |
仕事に就くためには? | ・出版社、印刷会社、編集プロダクションなどに就職する ・校正・校閲の専門学校や講座でスキルを身につけ、フリーランスの校正者 ・校閲者として独立する |
出典:求人ボックス 給料ナビ「校閲の仕事の年収・時給・給料」
仕事6:消防士
消防士は「人命救助」という重大な任務を担う仕事のため、責任感が強い人に向いています。
火災現場は時間との戦いです。一分一秒も無駄にできない状況のなか、怠惰な行動は許されず、人命救助に向けて全身全霊をかけて取り組む姿勢が求められます。
こうした仕事であるため、消防士は「自分の行動一つで人々の命が左右される」という責任感を常に持って任務にあたることが欠かせないのです。
平均年収 | 350.2万円 |
役に立つ資格 | ・「消防官採用試験」合格 ・救急救命士 ・危険物取扱者 ・大型自動車運転免許 |
おすすめな人 | ・人の役に立ちたい人 ・体力に自信がある人 ・精神的にタフな人 ・チームワークを大切にできる人 ・状況を冷静に判断できる人 |
仕事に就くためには? | 各自治体が実施する消防官採用試験に合格後、消防学校に入学する |
出典:厚生労働省「消防官 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
仕事7:自衛官
自衛官は国民の生命や財産を守る仕事のため、責任感が強い人に向いています。
ときには災害現場に派遣されることもあるなど、危険と隣り合わせの状況に身を置く場面も少なくありません。
こうした厳しい環境の中でも、国の安全保障を任された存在として、自衛官には「国を守る」という強い責任感を持って任務を遂行することが求められるのです。
平均年収 | 370万円~652万円 |
役に立つ資格 | ・「自衛官採用試験」合格 ・「高等学校卒業程度認定試験」合格(一部隊員を除く) ・普通自動車運転免許 |
おすすめな人 | ・愛国心が強い人 ・体力に自信がある人 ・精神的にタフな人 ・団体行動が得意な人 ・規律を守れる人 |
仕事に就くためには? | ・一般曹候補生や自衛官候補生の試験に合格する ・大学や大学院を卒業し、自衛隊幹部候補生として入隊する ・防衛大学校や防衛医科大学校で学び、幹部候補生として入隊する ※その他いくつかのルートあり |
仕事8:弁護士
弁護士は依頼者の人生を左右する可能性がある仕事のため、責任感が強い人に向いています。
自身の交渉力や訴訟戦略などによって量刑が変わったり、依頼者が得られる賠償額が大きく変わったりすることは珍しくありません。
そのため弁護士は「依頼者の未来を託されている」という強い責任感を持って職務にあたる必要があるのです。
平均年収 | 1121.7万円 |
役に立つ資格 | ・弁護士資格 ・外国法事務弁護士 ・知的財産管理技能検定 ・MBA(経営学修士) |
おすすめな人 | ・正義感が強い人 ・論理的思考力が高い人 ・コミュニケーション力が高い人 ・粘り強い人 ・学び続ける意欲がある人 |
仕事に就くためには? | 以下いずれかの条件を満たしたうえで司法試験に合格し、司法修習を1年受ける ・法科大学院を修了する・予備試験に合格する |
出典:厚生労働省「弁護士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
仕事9:NPO職員
NPO職員は人々の生活に直結する仕事のため、責任感が強い人に向いています。
NPOとは、営利を目的とせず、社会課題の解決を目指して活動する民間団体のことです。
たとえば途上国を支援しているNPOでは、現地の教育支援や医療支援などの活動を行います。
社会課題はすぐには解決できないケースも多く、その道のりは困難の連続ですが、NPOによって救われている人が世界中にいることも確かです。
そのためNPO職員には、「困難な状況に負けず、世界平和に向けてアクションを起こし続ける」という責任感と強い覚悟が求められます。
平均年収 | 645.5万円 |
役に立つ資格 | 特になし |
おすすめな人 | ・社会貢献意欲の高い人 ・コミュニケーション力が高い人 ・企画力がある人 ・行動力がある人 ・問題解決力が高い人 |
仕事に就くためには? | ・NPO法人に就職する ・NPO法人を立ち上げる |
出典:厚生労働省「NPO法人職員(企画・運営) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
仕事10:臨床心理士
臨床心理士は患者の「心の支え」ともいえる存在のため、責任感が強い人に向いています。
臨床心理士とは、心の問題を抱えた患者さんの話を聞き、問題の解決に向けて適切なアドバイスを送る仕事です。
患者さんの心の奥底にある悩みや苦しみに向き合い、信頼関係を築きながらサポートすることは簡単ではありません。
それでも「患者さんの人生を任されている」という強い責任感を持てる人であれば、常に心に寄り添いつつ、患者さんと一緒になって困難を乗り越えていけるでしょう。
平均年収 | 459.3万円 |
役に立つ資格 | ・臨床心理士資格 ・公認心理師 ・社会福祉士 ・精神保健福祉士 |
おすすめな人 | ・思いやりを持って相手と関われる人 ・相手と一定の距離を保てる人 ・相手の話を根気強く聞ける人 ・人の役に立ちたい人 ・倫理観が強い人 |
仕事に就くためには? | 指定大学院などを修了し、日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格する※その他いくつかのルートあり |
出典:厚生労働省「カウンセラー(医療福祉分野) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
責任感が強い人の強み
責任感が強い人には、主に3つの強みがあります。
- プレッシャーに強い
- ものごとを覚えるのが早い
- 物事に真面目に取り組める
では、それぞれの強みについて見ていきましょう。
特徴1:プレッシャーに強い
責任感が強い人は、自分の身の回りのことに対して常に自分が責任を背負う意識があり、それが自然とプレッシャーになっています。普段から自らにプレッシャーをかける環境に慣れているため、いざというときも普段通りに力を発揮しやすいと言えます。
たとえば、いきなり仕事の責任者を任されたとしても、物おじせずチームをまとめられます。普段から自分の仕事はもちろん、チーム全体に対して責任を持って仕事に取り組んでいるためです。
特徴2:ものごとを覚えるのが早い
責任感が強い人は、ものごとを覚えるのが早いのも特徴です。仕事に対する責任感が強いため、どんなことでも吸収して成長しようとする意識が強いためです。もの覚えが早いためすぐに新しい仕事に適応できたり、他の人が気づかなかった観点まで考えたりできるでしょう。
特徴3:真面目である
さらに責任感の強い人は、どんな仕事にも真面目に取り組みます。また私生活においても自分の価値を高めるべく自己研鑽に励む傾向にあります。小さなことをコツコツと積み上げることで次第に周りの人よりも1歩、2歩と先を行けるようになり、会社でも一目置かれる存在となるでしょう。
責任感が強い人の弱み
責任感が強い人の中には、次のような弱みを持っている人が少なくありません。
- 一人で抱え込んでしまう
- 完璧主義になりがち
- 柔軟性に乏しい
では上記3点について、それぞれの弱みを克服する方法を含めて解説します。
一人で抱え込んでしまう
責任感が強い人は「周囲に迷惑をかけたくない」という思いから、仕事を一人で抱え込んでしまう傾向があります。
これは「自分が責任を持ってやり遂げよう」という真面目さからくるもので、決して悪いことではありません。
しかし一人で抱え込みすぎるとやるべきことが増え、自分のキャパシティを超えてしまう可能性があります。結果として仕事の質が低下したり、納期に遅れたりするなど、かえって周りに迷惑をかけてしまうケースも多いのです。
一人で抱え込んでしまう人は、まずは次の2つを意識してみましょう。
- 抱えている業務をリスト化し、一人で対応できそうか考える
- 仕事の進捗状況を上司やチームメンバーに定期的に報告する
完璧主義になりがち
責任感が強い人は完璧主義な傾向もあります。
これは責任感が強いゆえに仕事に対して高い目標を設定し、それを達成しようとする真面目さからくるものです。
しかし完璧主義にこだわりすぎると細部に気を取られ、一つの仕事に必要以上に多くの時間を割いてしまう可能性もあります。
ミスを恐れるあまり行動に移せなくなったり、プレッシャーを強く感じて精神的に参ってしまったりする人も多いかもしれません。
完璧主義を改善するには、自分の中の「完璧」の基準を下げることが重要です。
具体的には、次のような方法を試してみましょう。
- 80%の完成度で手を止め、上司にフィードバックを求める
- 仕事の優先順位を決め、重要度の高い仕事に集中する
柔軟性に乏しい
責任感が強い人は柔軟性に乏しい傾向もあります。つまり、自分が正しいと信じる方法や手順に固執(こしつ)してしまうことが多いのです。
しかし現代は変化が激しいため、これまでのやり方ではうまくいかない場面も出てくるでしょう。
周りの意見を受け入れられなかったり、新しい方法に挑戦できなかったりすると、自分自身の成長の機会を逃してしまう場合もあります。
柔軟性を身につけるには、まずは「自分のやり方は絶対ではない」という考えを持つことが大切です。
そのうえで、以下のようなことを意識してみましょう。
- 周囲の意見に耳を傾け、自分にはなかった考えや行動を取り入れてみる
- 自分とは考えが真逆の人の発信に触れてみる(芸能人・インフルエンサーなど)
責任感が強い人が仕事を探す3つの方法
ここまで、責任感が強い人に向いてる仕事を紹介しました。では実際に上記の仕事に就職するにはどうしたら良いでしょうか。本章では上記の仕事に就くための具体的な行動を3つご紹介します。
方法1:ハローワークを利用する
ハローワークとは全国にある「公共職業安定所」のことです。ハローワークは国が運営している公的機関で求職者と事業者双方への情報提供をしています。国の公的機関の為、サービスはすべて無料で利用可能です。
ハローワークは地元の企業や、今住んでいる場所で働きたいと考えている人に特にオススメです。ハローワークは全国に500箇所以上あり、地域に根ざした企業と求職者のマッチングを主目的としているためです。生まれ育った地域に貢献することは、責任感の強い人にとって大きなモチベーションにもなるはずです。あなたの街にも必ずあるので、一度行ってみると良いでしょう。
なおハローワークを利用する際は、次の2点に注意してください。
- 求人情報が周辺地域に限られる
- 質の低い求人が紛れ込んでいる場合がある
質の低い求人については、ハローワークの求人掲載には費用がかからないことに起因します。「人材採用にできるだけお金をかけたくない」という考えの企業の求人も載せられてしまうためです。人材への給与や採用にかかる経費を「投資」と考えず、費用を投下できない企業ほど給与が低かったり、待遇が悪かったりする可能性が高い傾向にあるので注意してください。
特に責任感が強い人は、不正な待遇であってもその責任感から仕事を辞められず、悪質な企業に利用されてしまう危険も高いと言えます。悪質な求人を避けるためには、後述する就職サイトや就職エージェントも利用し、多角的な視点で企業を見極めることをおすすめします。
方法2:就職サイトを利用する
就職サイトとは、就活関連の情報をまとめたサイトです。「リクナビ」や「マイナビ」などが代表例です。新卒者限定のイメージが強いかもしれませんが、既卒やフリーター向けの就職サイトも数多くあります。全国にある多数の求人情報の中から、自分の希望条件をいくつも選択しながら求人を絞り込んでいくことが可能です。たとえば上述した職種での絞り込みや自分の強みを活かせる条件を選択すれば、あなたに理想的な求人を効率的に見つけられます。
また就職サイトの一部には自分のプロフィールを登録することで、企業の方からアプローチしてもらえる機能があります。自分からは積極的に企業にアプローチできない受け身の方には最適なシステムでしょう。就職サイトのデメリットとしては、人気企業の倍率が高くなることです。就職サイトはインターネットさえあればいつでもどこでも応募できるため、人気企業には応募者が殺到します。掲載されている求人も多いのですが、条件の良い求人は競争が激しくなるようです。
方法3:就職エージェントを利用する
就職エージェントは、就職希望者にアドバイザーがつき、企業探しから就職までサポートしてくれるサービスです。一人ひとりに担当がつき、さまざまな相談やアドバイスをくれるので、効率的に就職活動を進められます。エージェントは求人情報に精通しているため、求職者に相性の良さそうな企業を紹介してくれるのも魅力です。責任感が強いということだけでなく、あなたの適性をしっかりと見極めた上でエージェントが企業紹介をしてくれます。
転職エージェントのデメリットとしては、担当アドバイザーとのやりとりが手間と感じる場合があることでしょう。アドバイザーは求職者にマッチする企業への就職をサポートすべく面談を繰り返し実施し、選考対策を促します。これらのやりとりを、中には鬱陶しいと感じる人もいるようです。
ただ、実際にはアドバイザーを通した方が、求職者の負担が軽減される場合が多いでしょう。面接練習や応募書類の添削等のやりとりは億劫ですが、プロの目を通すことで通過率は上昇するのも事実です。自力で何社も応募して全滅するより、アドバイザーと二人三脚で志望企業を絞り、合格率を高める方が、求職者の負担も軽くなるでしょう。
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責任感の強さを就職でアピールするコツ
責任感の強さを就活や転職でアピールするコツを紹介します。
- 「責任感」を違う言葉で言い換える
- 自己PRには具体的なエピソードを盛り込む
- 「完璧主義な人」と思われないように注意する
それぞれのコツについて例文を交えて紹介しますので、就職成功率を高めたい人は参考にしてみてください。
「責任感」を違う言葉で言い換える
「責任感」という言葉は漠然としているため、違う言葉で言い換えることを意識してみましょう。
たとえば「私は責任感が強い人間です」と言うのではなく、「どんな困難な状況でも最後までやり遂げられる責任感があります」と表現してみる、といったことです。
こうして具体的に伝えることで、自分がどういう性格で、どういう考えを持っているか、ということを企業にダイレクトに伝えられます。
- 最後まで挫(くじ)けずにやり遂げられる
- 目標達成に向けて周りを巻き込める
- プレッシャーに強い
自己PRには具体的なエピソードを盛り込む
だと、その人に本当に責任感があるのか、企業としては判断できないからです。
そこで大切なのが、具体的なエピソードを盛り込むことです。
たとえば、目標に向けてアルバイトで努力したエピソードや、部活でチームをまとめたエピソードなどを盛り込むことで、責任感を持って行動できる人物ということを効果的にアピールできます。
強みは責任感があることです。
個人経営のカフェで3年間アルバイトをしていますが、後輩の教育係を任されたときに、その子がなかなか仕事を覚えられずに苦労したことがあります。
しかし「小さなお店なので、一人ひとりの従業員が戦力にならないとお店に迷惑がかかってしまう」という強い思いから、「自分が責任を持って後輩を一人前に育てよう」と考え、後輩の指導に粘り強くあたりました。
結果的に、後輩の子がアルバイトとして働き始めて2ヶ月後には全ての仕事を覚え、その子だけでなく、店長からも感謝の言葉をいただけました。
このように「最後までやり遂げられる」という責任感を活かし、貴社の仕事にも誠心誠意取り組んでいきます。
「完璧主義な人」と思われないように注意する
責任感をアピールするときに注意したいのが、「完璧主義な人」と思われないようにすることです。
完璧主義という印象を持たれてしまうと、「視野が狭い」「周囲を気遣えない」といったマイナス評価を受けてしまう可能性があるからです。
そこで責任感を伝えるときは、「常に周りを見るようにしている」といったアピールも盛り込んでみましょう。
責任感と協調性をバランスよくアピールすることでマイナス印象を払拭でき、企業にさらに良い印象を与えられます。
強みは責任感があることです。
大学時代の野球サークルにおいて、夏合宿のイベント係を務めていました。日々の練習に疲れている部員の“憩いの場”にする、という強い思いのもと、「参加者全員が楽しめる合宿にしよう」と考え、まずは55人の部員全員にアンケートを取りました。
合宿でやりたいことや、希望する企画などをヒアリングした結果、肝試しや料理対決など、例年にはないイベントを実施でき、参加者満足度も95%と過去最高を記録できました。
こうした経験から培った、自分の仕事に責任を持ち、周りを巻き込んで行動を起こせるという強みを活かし、貴社の業務にも全力で取り組んでいきたいと考えています。
まとめ
本記事では責任感が強い人の強み・弱みを解説し、向いてる仕事を紹介しました。紹介した仕事の情報を参考に自分の適性を見極めて、あなたに合った仕事を選んでください。
責任感の強さは、就職活動において大きな武器になります。より有効に強みをアピールするためにも、エージェントやハローワークのアドバイザーにも助言を求めると良いでしょう。
責任感が強い人に関するよくある質問
責任感が強い人がきになる質問についてまとめました。併せてご覧ください。
責任感が強い人の短所はある?
自分を追い込んで無理をしがちだったり、周囲の人がやる気がないように見えたりしがちという点は短所です。「責任感が強い人の強みと弱み-向いてる仕事を探す前に-」で、詳細をご紹介しています。責任感が強いことは、一般的には長所とみなされ評価されやすい要素ですが、短所もあるのです。
責任感が強い人に向いてる仕事は?
責任感が強い人に向いてる仕事は、消防士や弁護士、保育士、医療関係などです。責任感が強い人はどんな仕事でもまっとうできる可能性は高いですが、特にやりがいを感じやすいのは、民間企業のなかでもでも人の助けになるような職種です。「責任感が強い人に向いてる仕事」も参考にしてみてください。
責任感が強いかどうかの診断方法は?
自分は責任感が強い傾向があるのか、その場合はどんな仕事に適性があるのか、自分ではわからない方もいるかもしれません。ジェイックでは、プロの就職アドバイザーがあなたの自己分析をサポートします。ご自身が責任感が強い性格なのか気になる方は、ジェイックの「就職相談」へお申込みください。
責任感が強すぎて仕事にストレスを感じる場合は?
責任感が強いこと自体はいいことです。しかし、仕事で過剰に責任を感じてあまりにもつらい場合は、いまの職場での仕事内容や人間関係などに問題がある可能性もあります。ジェイックは未経験の就職・転職に強いため、別の職種への転職支援も可能です。まずはお気軽に「ジェイック」へお申込みください。


