要領が悪い人に向いてる仕事にはどんなものがあるのかと疑問に思う人も多いのではないでしょうか。要領が悪くても自身の特徴を理解したうえで仕事を選ぶことで、活躍は十分可能です。
この記事では、要領が悪い人に向いてる仕事や、要領が悪い人の特徴などについて解説します。
注意点として、今回は要領が悪い人に向いてる仕事をご紹介しますが「要領が悪い」という短所を改善することが一番の解決方法です。
- 要領が悪い人に向いている仕事には、コールセンター、芸術家、データ入力などがある
- 要領が悪い人には、必死で取り組むひたむきさや、適性がある仕事では能力を発揮できるという強みもある
- 要領が悪い人は、「仕事や職業の向き不向きの差が大きい」「自分のペースでできることが得意」など、自分の特徴を知ったうえで仕事を探そう!
この記事の目次
要領が悪い人に向いてる仕事12選
要領が悪い人に向いてる仕事としては、要領が悪い人の特徴を加味して考えると、以下が挙げられます。
- 公務員
- 受付
- コールセンター
- 葬儀関係
- 芸術家
- 酪農
- あん摩マッサージ指圧師
- マンション管理人
- 警備員
- データ入力
それぞれの業務内容や、要領が悪い人に向いてる理由についてご紹介していきます。
ただし、どの仕事も「要領が悪い人ならば誰でもできる」わけではない点は注意してください。
向いてる仕事1.公務員
マイナビが2020年3月に2021卒向けに実施した調査によると「公務員を選択肢として考えたことがあるか」という質問に対し「考えたことがある」と回答した人は21.2%です。
参考:マイナビ「2021年卒大学生公務員イメージ調査」
公務員は以前から安定した職業として人気でしたが、現在は、新卒の大多数が積極的に選ぶ選択肢というわけではなさそうです。
「公務員=要領が悪い」ということではなく、公務員の仕事はリストラや倒産の可能性がないため要領が悪い人でもずっと働くことができることから、向いてる仕事といえます。
公務員は国や地方自治体、国際機関などで働く仕事です。役所などで働くだけが公務員ではなく、教師、消防士、警察、官僚なども公務員です。
国家公務員と地方公務員がありますが、いずれも、試験に合格しなければ就くことができません。試験の種類や学歴などによって、給与や昇進などにも関係します。難易度は高いものの、試験を突破すれば要領が悪い人でも働く場所を得られます。
向いてる仕事2.受付
企業や施設などの受付で来客対応をしたり、代表電話やメールなどの対応をしたり、訪問者の管理をしたりするのが仕事です。
会社のみならず、学習塾、公民館や市民ホール、百貨店、美術館など、さまざまな職場があります。場合によっては、外国語を使用したやりとりや金銭授受の対応などがある職場もあります。
ノルマなどがないことや、基本的に同じ場所にいる仕事のため、要領が悪い人でも働きやすいでしょう。キャリアアップがしにくい、給料があまり高くない、などの点には注意しましょう。
向いてる仕事3.コールセンター
コールセンターの仕事はきちんとしたマニュアルが用意されており、基本的にはその通りに取り組めばよいため、要領が悪い人に向いてる仕事といえます。
とはいえ、いわゆる営業電話のように契約を取ったり、厳しいノルマが課されたりしているコールセンターの仕事は不向きです。プレッシャーに感じるだけでなく、成果をあげにくいことが考えられるためです。
要領が悪い人がコールセンターの仕事をする場合、たとえば会員向けに決められた連絡事項を伝える、契約更新や新サービスのお知らせをするなどの業務内容がよいでしょう。
向いてる仕事4.葬儀関係の仕事
葬儀会社の職員など、お通夜や告別式をの備や運営をしたりする仕事は人の死に向き合う仕事のため、効率やスピーディーさよりも、相手に寄り添ったりじっくりと向き合ったりすることが求められます。
テキパキと進めていくことよりも、心づかいや丁寧な対応などが利用者から評価されるでしょう。要領が悪い人でも、相手を思いやれる心がある人には向いてる仕事といえます。
ただしほかの仕事と同様に、ミスなどをしないことはもちろん大切です。デリケートなことを扱う仕事だからこそ、確認などは入念におこなう必要があります。
向いてる仕事5.芸術家
たとえば絵画や彫刻などの場合、商業的な目的でつくるものを除けば、自分が納得いくまでじっくりと作品に向き合ってつくりあげていくことになります。そのため、要領が悪いことが短所にはなりにくいといえます。
そのほかに、写真を撮る、戯曲を書くなども同様です。人々を感動させたり影響を与えたりする作品をつくりあげるためには、一定の時間を必要とすることも多いでしょう。
ただし、芸術家として安定した収入を得て生活していくハードルは高いため、アルバイトをしたり講師の仕事をしたりするなど、ほかに収入源を得る必要がある可能性もあります。
向いてる仕事6.酪農
販売するための牛乳の搾乳、牛のお世話、牛舎の掃除や仔牛の育成などをする仕事です。基本的に仕事の内容が決まっているため、決して簡単な仕事ではないものの、要領が悪い人でも手順ややり方を覚えれば取り組むことが可能です。
基本的には人間でなく牛という動物を相手にするため、体力や根気は必須ではあるものの、要領が悪い人でもリラックスして仕事に取り組めるでしょう。未経験からスタートする人も多く、資格などは不要です。
平成29年に実施された中央酪農会議「酪農全国基礎調査」によると、50歳以上の酪農家の経営主のうち、北海道では20.2%、他府県では35.1%が「後継者なし」と回答しています。
参考:一般社団法人中央酪農会議「『酪農全国調査』からみる日本酪農の現状」
人手不足な仕事であることが予想されるため、就業先は比較的見つけやすいといえるでしょう。
向いてる仕事7.あん摩マッサージ指圧師
あん摩、マッサージ、指圧の技術で、身体のコリや疲れなどを和らげる仕事です。国家資格であり、所定の専門学校、短大、大学などで3年以上学び、試験に合格する必要があります。
時間内に施術を終わらせる必要はありますが、大勢ではなく一人ひとりを相手にする仕事のため、要領が悪い人でも焦らずに取り組むことができるでしょう。
注意点としては、給与水準がそれほど高いわけではないこと、技術のほかに、顧客の身体の悩みなどを的確に知って施術をするヒアリング能力なども求められるという点です。
向いてる仕事8.マンション管理人
マンションの受付や点検、事務処理、各種立ち会いなど、マンションの住人が快適に生活するための業務をおこなう仕事です。管理会社に就職してマンションへ配属されるケースのほか、管理組合に直接雇用されるケースもあります。
注意点としては、新卒や若者向けの求人は少ないことと、住民からのクレームやトラブルなどにも対応する必要があるため、そのようなことが苦手な人は不向きである点です。
ただし、高級マンションやタワーマンションなど住人の層が良い職場であれば、クレームやトラブルなどに遭遇する確率を減らすことができるでしょう。
向いてる仕事9.警備員
警備や警護をおこなう仕事です。百貨店やショッピングモールなどの商業施設、学校、イベント会場、工事現場など、職場は多岐にわたります。また、貴重品の輸送警備や要人の警護などをおこなう警備員の仕事もあります。
安全を守る仕事のため責任感を持って取り組む必要はありますが、施設警備や交通警備などは基本的にはルーティーンワークのため、覚えてしまえば要領が悪い人でも働くことが可能です。
警備会社に就職するのが一般的ですが、長期的なキャリアを考えるのであれば、教育制度が充実していたり管理職登用制度があったりする会社を選ぶことをおすすめします。
向いてる仕事10.データ入力
数字や文字などの情報を、指定のフォーマットに入力していく仕事です。顧客情報や売り上げに関する数字など、企業の機密情報を取り扱うことも多いため、情報漏洩などには注意をはらう必要があります。
間違えることなくスピーディーに取り組むことが求められる仕事ですが、とくにむずかしい技術が必要な仕事ではないため、慣れれば要領が悪い人でも取り組みやすいでしょう。
注意点としては、データ入力専属の正社員を募集している職場はほとんどなく、アルバイトなどの雇用が中心となっている点です。短期的な仕事としてや副業などで考えるのであれば問題ありませんが、本業として長期的に働くのはむずかしいといえるでしょう。
向いてる仕事11.ルート営業
ルート営業とは、既存顧客のもとに定期的に足を運び、商品やサービスを紹介・販売する営業のことです。過去に購入してもらった商品やサービスのアフターフォローも行います。
ルート営業では営業する相手や営業ルートが既に決まっているため、要領が悪い人でもスムーズに仕事を進めることが可能です。知らない相手を対象とする新規営業と違い、高いコミュニケーションスキルも求められません。
ただし、ルート営業の相手は会社との付き合いが長いため、失礼な印象を与えると相手が取引を止めてしまう恐れもあります。顧客を失って会社に損害を与えることがないよう、親しい関係になっても真摯にやり取りを行い、良好な関係を維持することが大切です。
向いてる仕事12.バス運転手
あらかじめ決められた路線を運行するバス運転手は、道順を考える必要がないため要領が悪い人に向いています。最初にルートを覚える必要はありますが、一度覚えてしまえば後は楽です。
バス運転手は仕事中に多くの乗客と接することになるため、人とコミュニケーションを取るのが好きな人にも適しています。乗客に感謝されることも多く、「いつもありがとう」のひと言をかけられたら、仕事に対するモチベーションも上がるでしょう。
バス運転手の仕事を探す際の注意点は、観光バスの運転手ではなく路線バスの運転手を探すことです。観光バスの運転手の場合は、道順や駐車場所に関して機転を利かせなければならないケースがあるため、要領が悪い人には不向きです。
要領が悪い人に向いてるアルバイト3選
要領が悪い人に向いてるアルバイトとしては、以下が挙げられます。
- Webライター
- 配達員
- 倉庫内作業
いずれも正規雇用ではなくアルバイトとして働くことになるため、就職のハードルは低いでしょう。それぞれの仕事内容や要領が悪い人に向いてる理由を解説します。
向いてるアルバイト1.Webライター
Webライターのアルバイトは、インターネット上に掲載するコンテンツを、決められたテーマに沿って執筆する仕事です。文章を書くのが好きな人や、ライティングスキルが高い人に向いています。
Webライターの仕事は在宅でもできるため、出社して働くケースと違い、業務中に関わる人を最小限に抑えられます。作業を邪魔されることも少ないため、要領が悪い人でも自分のペースで仕事を進められるでしょう。
Webライターのアルバイトで注意すべき点は、決められた納期に遅れないようにすることです。納期に間に合わなければクライアントからの信頼を失い、仕事を受注できなくなる恐れもあるため、マイペースになりすぎないようにすることが大切です。
向いてるアルバイト2.配達員
最近はオンラインでショッピングやデリバリー注文をする人が増えているため、配達員アルバイトの需要も高まっています。要領が悪い人に向いてるのが、自転車・バイク・自動車を使って食べ物や荷物を届ける配達員のアルバイトです。
働く時間や日数を自由に決められるため、要領が悪い人でもマイペースで取り組めます。配達中は1人で黙々と働けることから、仕事の人間関係で悩みたくない人や、誰にも邪魔されずに仕事を進めたい人にもおすすめです。
配達員のアルバイトの注意点は、配達依頼数によっては収入が少なくなる恐れがあることです。また、自転車で配達する場合はある程度の体力を必要とするほか、交通違反や事故にも気を付ける必要があります。
向いてるアルバイト3.倉庫内作業
倉庫内作業のアルバイトは、会社で決められたマニュアルやルールに従って作業を進めていくことになります。要領が悪く臨機応変な対応が苦手な人も、マニュアルやルールに従うだけで無難に業務をこなしていくことが可能です。
作業員数が少ない職場なら、勤務時間の大半を1人で作業するケースもあります。他の人と一緒に仕事をすると、注意力が散漫になりミスをしがちになる人でも、1人で作業できる職場ならコツコツと仕事に取り組めるため安心です。
ただし、アルバイト先によっては、仕事に体力を必要とする場合や密なコミュニケーションを求められる場合もあります。仕事内容によっては自分に向かないケースもあるため、事前の確認が大切です。
要領が悪い人とはどのような人?5つのタイプを解説
要領が悪いと一口に言っても、実際には様々なタイプがいます。要領が悪いと自覚する場合に自分のどの特徴を見ているかが異なってくるのです。
サンクチュアリ出版が2020年4月に実施したアンケートによると「自分は仕事の要領が良い方だと思いますか?」という質問に対して「あまり良くない」と回答した人が30.2%、「とても悪い」と回答した人が7.8%という結果です。
参考:サンクチュアリ出版「仕事の要領の良さに関するアンケート結果」
要領が悪いことを自覚している人は、一定数いることが考えられます。ただし、ひと言で「要領が悪い」と言っても、具体的にどのようなことが悪いのかは人それぞれです。
それでは、「自分は要領が悪い」と思っている人は、どのような理由で自分の要領の悪さを実感しているのでしょうか。要領が悪い人が考えがちな理由をご紹介します。
頭が悪いと思っている人
自分は頭が悪いと思っている人は、自分のことを要領が悪いと思いがちです。
例えば、仕事の優先順位をつけるのが苦手な人は、今すべき作業を後回しにしてしまいます。納期に遅れたり周囲とペースが合わなかったりするため、「自分は頭が悪い」と感じてしまうのです。
また、仕事を抱え込み過ぎてしまう人も、自分は頭が悪いと思いやすくなります。自分の能力を正確に把握できないことに悩んでしまい、「自分は頭が悪いのではないか」と落ち込んでしまうのです。
このように、自分のことを頭が悪いと感じている人は、要領の悪さにつなげて考えてしまいます。自分のペースで仕事ができなくなり、最終的には今の仕事も嫌になってしまうでしょう。
物覚えが悪いと思っている人
自分は物覚えが悪いと思っている人も、自分のことを要領が悪いと考えやすくなります。物覚えが悪いと、仕事にさまざまな悪影響を与えるため、要領が悪いと感じてしまうのです。
物覚えが悪い人は、重要なことをメモに残さない傾向があります。周囲からすると、「要領が悪いのになぜ記録に残さないんだ」と思われるかもしれません。
人の話を中途半端にしか聞かないことも、物覚えが悪い人の特徴です。相手が話した重要なことが頭に残っていないため、「自分は要領が悪い」と悩んでしまいます。
物覚えの悪さは努力次第で改善が可能です。きちんとメモを取ったり、相手の話をしっかりと聞くようにしたりすれば、自分が要領が悪いと思う機会は少なくなるでしょう。
効率が悪いと思っている人
自分のことを要領が悪いと思っている人の中には、仕事における効率が悪いと思っているケースがあります。業務効率が悪ければ仕事がスムーズに進まないため、「自分は要領が悪いのではないか」と思いやすくなるのです。
効率良く仕事を進める人は、最初に仕事の優先順位を決め、適切なスケジュールを組んだ後に業務を始めます。また、同時に複数の仕事をしなければならないケースでも、効率良く仕事を進める人はマルチタスクが上手です。
一方、効率が悪い人は目の前の仕事からいきなり取りかかるため、後から軌道修正をしにくくなります。マルチタスクが苦手な人も多く、同時に複数の業務をうまく進められないため、「自分は要領が悪い」と思い込んでしまうのです。
数字が苦手と思っている人
「自分は数字が苦手だ」と思っている人も、要領の悪さを感じやすくなります。経理や会計の仕事をしている人は、特にこのような思いを抱きやすいでしょう。
業務の大半で数字を扱う経理や会計にとって、数字に対する苦手意識があることは大きなマイナスといえます。仕事がうまく進まないケースも多くなるため、要領の悪さを感じやすくなるのです。
また、主に数字を扱う仕事ではなくても、業務によっては数字と向き合う場合があります。数字を扱う仕事で手こずってしまうと、「自分は要領が悪いのではないか」と思いやすくなります。
数字に対する苦手意識がある場合、数字に触れる機会が少ない仕事に変えれば、要領が悪いことを自覚しにくくなるでしょう。
能力が低いと思っている人
今の業務に必要な能力が低いと思っている人も、「自分は要領が悪い」と悩みがちです。仕事をする上で求められる能力が実際に低ければ、そもそもその業務をスムーズに進められないため、要領の悪さを感じやすくなるでしょう。
例えば、プログラマーとして働いている人がプログラミング中につまづいてしまった場合、自分のプログラミング能力の低さで悩むかもしれません。特に、未経験から仕事を始めた人は、このような状況に陥りやすくなります。
能力が低いことが要領の悪さにつながっていると思っている場合は、能力を高めるために努力する必要があるでしょう。スキルアップして自信が付けば、要領が悪いと思うことも少なくなる可能性があります。
要領が悪い人の強みと弱み-向いてる仕事を探す前に-
要領が悪い人の強みと弱みを知り、向いてる仕事選びや企業選びに役立てていきましょう。
要領が悪い人の強み
要領が悪い人の強みには、以下が考えられます。
強み1.ひたむきさを評価されることがある
要領が悪い人の場合、そうでない人とくらベてものごとを覚えたりコツを掴むのに時間がかかることがあります。必死で取り組もうとするため、そのひたむきさを評価してもらえることがあります。
要領が悪くても一生懸命仕事をやっている場合、周囲も「応援したい」「しばらくは見守ろう」と思う可能性が高いでしょう。
ただし、あまりに要領が悪い、ちっとも仕事を覚えようとしないなどの場合はもちろん問題です。周囲に感謝しながら、仕事を覚えていく姿勢は忘れないようにしましょう。
強み2.適性のあることには能力を発揮する
要領が悪い場合でも、能力を発揮できる仕事がないわけではありません。仕事のなかには、むしろ時間をかけてじっくりやったほうがよいなど、要領のよさがそれほど問われないものもあるからです。
自分の向いてる仕事さえ見つけられれば、要領が悪い人でも成果をあげたり、貢献したりしていけるでしょう。
自己分析をする、いろいろな仕事や業界を調べてみる、アルバイトやインターンシップなどで実務を経験してみるなど、適性をはかるための努力をおすすめします。
強み3.他に良いところがある
要領が悪いことは基本的には短所ですが、そのぶん周囲の人に優しい、会話がおもしろい、安心感があるなど、ほかによいところがあるケースが少なくありません。
働くうえでは一定の成果が求められるものの、たとえば取引先への対応がよく好かれている、細かい資料づくりは得意、業界のことにくわしいなど、要領が悪いことをカバーできる長所を持っていれば、職場でも重宝されるでしょう。
要領が悪いところを改善する努力は必要である一方で、それ以外の長所を活かせる仕事をすることもひとつの方法です。
要領が悪い人の弱み
要領が悪い人の弱みとしては、以下があります。
弱み1.要領がいい人から理解されにくい
要領がいい人からすると、あきらかに要領が悪い人を見ていると「なんでこれができないんだろう」「もっとこうすればいいのに」などと思われ、理解してもらえないことがあります。
要領が悪い人からすれば、要領がいい人に憧れていてもすぐにその人と同じ通りにやることはなかなかできないため、要領がいい人をイライラさせてしまったり、重要な仕事を任せてもらえなかったりすることもあるかもしれません。
要領が悪い人が仕事をする場合、真面目に取り組む、遅刻をしないなど、基本的な部分で信頼を得る必要があるでしょう。
弱み2.自信をなくしがち
要領が悪いとなかなか仕事を覚えられなかったり注意されたりすることが多いため、自信をなくしてしまう機会が多いでしょう。
一向に覚えない、効率が悪い、ミスが多いなどのことが続くと、仕事で貢献できている実感が得られないことも考えられます。長くそのような状態が続くと落ち込んだり、人によっては「しょうがない」とあきらめてしまったりする人もいるかもしれません。
要領の悪さで職場に迷惑をかけてしまうことが多い場合、本格的に自信を失ってしまう前に、そもそも自分に向いてる仕事なのかを振り返ってみたほうがよさそうです。
弱み3.頑固なところがある
要領が悪い人の場合、人から効率的な方法などを教えてもらっても、その通りにせず自分のやり方を貫こうとするケースもあります。
要領が悪く仕事などであたふたしている人は一見頑張っているように見えますが、実際には、自分を変えず人の意見を聞き入れようとしない頑固なところもありそうです。
ただしアスペルガー症候群などのような性質によって、本人にそのつもりはないのに要領が悪くなってしまっていることもあるかもしれません。自分の要領の悪さが気になったり人から指摘されたりすることが多い場合、一度医療機関を受診してみることをおすすめします。
要領が悪い人の特徴-向いてる仕事を探す前に-
要領が悪い人の特徴を知り、向いてる仕事を探す際の参考にしてみましょう。
特徴1.理解したり覚えたりするのに時間がかかる
要領が悪い人は、そうでない人とくらべて、ものごとを理解したりやり方を覚えたりするのに時間がかかることがあります。
要領がよい人は、どこが大事なのか、どうすれば効率的にできるかなどを素早く考えて行動に移すことができます。要領が悪い人はそれが苦手で、取捨選択がなかなかできません。
要領が悪いことを自覚している人は、新しい仕事をする場合は必ずメモを取る、自分なりに復習しておく、わからないことは積極的に質問するなどの工夫が必要です。
特徴2.向き不向きの差が大きい
要領が悪い人は、その業界や業種によって、仕事や職業の向き不向きの差が大きいといえるでしょう。
「ノルマが厳しい」「覚えることが多い」仕事は不向きですが、要領よくやることよりも丁寧にやることや、時間をかけてもお客様によい印象を与えたりすることが求められる仕事は向いています。
要領が悪い人の場合、仕事選びの際には、その仕事が本当に自分に向いてるのかどうかを確認することが大切です。
特徴3.自分のペースでできることが得意
要領が悪い人の場合、あらかじめ決められたことをやることそのものが苦手というケースがあります。その反面、自分のペースでできることは得意だという人もいるでしょう。
たとえば場所や時間にとらわれない、やりかたを一切強制されないなどであれば、自分なりのペースですすめていくことも可能です。
ただし、それが趣味などであれば問題ありませんが、仕事の場合は何かしらの決まりがあることがほとんどのため、最低限の要領のよさを身につけることは必要だといえるでしょう。
要領が悪い人が向いてる仕事を見つけるためには
要領が悪いこと自体は長所とはいえないものの、自覚してある程度改善したり、ほかの強みを活かした仕事に就いたりすることは可能です。いずれにしても、要領が悪いことを自覚したり、理由を解明したりすることは必要だといえるでしょう。理由の解明は自己分析が必須になるので以下の記事も参考にしてみましょう。
ジェイックでは10年以上、数多くの方の仕事選びや自己分析をサポートしてきました。「自分に向いてる正社員の仕事を探したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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