「いい加減な人に向いてる仕事はなんだろう」「いい加減な自分にできる仕事は何だろう」と考えている人もいるかもしれません。いい加減に仕事をすることはミスやトラブルにつながるため、結論からいえば直すのが一番です。
一方で、あなたのいい加減なメンタルが、ときによい方向に働く仕事も存在します。この記事では、いい加減な人に向いてる仕事、強みと弱み、特徴についてご紹介します。
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いい加減な人に向いてる仕事
いい加減な人に向いてる仕事には、以下があります。
- お笑い芸人
- プラカード持ち
- チラシ・ティッシュ配り
- 海外での仕事
- 居酒屋店員
- 飛び込み営業
- 不労所得を得る
- YouTuber
- 実演販売士
- リゾート地での仕事
それぞれの業務内容と、いい加減な人に向いてる仕事である理由をご紹介します。ただし、これらの仕事は「いい加減だからできる」というわけではありません。いい加減さを改善する努力は怠らないようにしましょう。
向いてる仕事1.お笑い芸人
お笑い芸人は、自分のいい加減なキャラクターを笑いに変えて人を楽しませることができるため、向いてる仕事といえます。短所や失敗を笑ってもらえたり評価されたりするお笑い芸人の仕事は、うまくいけば、いい加減な性格の人の天職となるでしょう。
お笑い芸人になるためには、養成所に通ったり、独学でネタを作りコンテストやライブなどに出場したりする方法があります。ほとんどの場合は事務所に所属することになりますが、フリーでやっていたり、ほかの仕事をしながらお笑い芸人と両立させたりする人も存在します。
本格的にブレイクするまでは収入が低かったり、才能や努力が必要であったりするなどの注意点はあるものの、この仕事ならではのやりがいや醍醐味を感じられるでしょう。
向いてる仕事2.プラカード持ち
街中などで、モデルルームの展示会場やイベント会場などの場所を示すために、プラカードを持ったり、身体に宣伝内容が書かれたプレートを身につけたりする仕事です。
基本的には指定の場所に立っていればよく、場所などを聞かれたときに答えるだけでよいため、高度な技術などは必要ありません。そのため、いい加減な人でも働きやすい仕事といえるでしょう。
注意点としては、日雇いや単発のアルバイトなどがほとんどになるため、ずっとプラカード持ちだけの仕事をして生活していくことはむずかしい点です。
向いてる仕事3.チラシ・ティッシュ配り
英会話教室やマンション販売、新規オープンの飲食店、美容院などの宣伝内容が書かれたチラシや、広告の入ったティッシュを配る仕事です。基本的には用意された分をはけてしまえばOKのため適当に手当たり次第配ることもでき、いい加減な人に向いてる仕事です。
とくにティッシュの場合は実用性があるため、もらってもらいやすいでしょう。現場によっては、予定時間よりも早く仕事が終了することもあります。
こちらもプラカード持ち同様、それだけで安定した生活ができる仕事とはいえません。ほかの仕事とのかけもちや副業、次の就職までのつなぎとして働くのが現実的だといえるでしょう。
向いてる仕事4.海外での仕事
海外旅行へ行ったことがある人であればわかるかもしれませんが、海外は、日本のように細やかなサービスなどを提供する場所がそれほど多くありません。雑さや適当さ、生真面目さがあまりないケースも見受けられるため、いい加減な人は楽だと感じるかもしれません。
高級店は別ですが、庶民的な飲食店や小売店などで働けば、ちょっとした間違いやミスなどは気にされないことも多いため、日本のきっちりとした雰囲気が苦手な人には適性があるといえます。
ただし、就労ビザなど働くための条件がある、賃金が日本とくらべて安いこともある、外国語が話せる必要がある、などの点には注意が必要です。
向いてる仕事5.居酒屋店員
「居酒屋店員=いい加減」というわけでは決してありませんが、いわゆる酔っ払いを相手にする仕事は、真面目すぎる人はストレスになってしまうことがあります。お酒がある場の雰囲気を楽しめる人は、適性があるといえるでしょう。
お客様におすすめのドリンクやフードメニューを伝えたり、積極的にお酒の追加オーダーを取ったりするなどコミュニケーションも必要になるため、あまり深く考えず人に話しかけられるタイプの人は向いてる仕事です。
ただし、オーダーミスや会計時のミスなどはクレームにつながることがあるため、責任を持って取り組む必要があります。正社員を募集しているところもあるため、しっかり休みが取れる、長時間労働が少ないなどの労働環境が適切な職場を選べば、いい加減な人でも働くことができるでしょう。
向いてる仕事6.飛び込み営業
入社時には営業職を希望していない場合でも、新入社員は入社後、仕事を覚えたり研修の一環だったりして、飛び込み営業を経験することがあります。まったく面識のない人や企業を相手に営業をすることを、苦手だと感じる人もいるでしょう。
いい加減な人の場合、知らない人にアプローチすることにそれほど抵抗を感じないことが少なくありません。深く考えないゆえに度胸があり、マニュアルなどがきちんと整備された飛び込み営業であれば、成果をあげられることがあるでしょう。
ただし、いわゆる悪質な営業会社は無理やり顧客に契約を結ばせようとしたり、社員に過剰なノルマを課したりすることもあるため、企業選びは慎重になったほうがよいでしょう。
向いてる仕事7.不労所得を得る
たとえば株式投資などで得たリターン、所有する不動産に支払われる賃料、アフィリエイトサイトなどで入ってくる広告収入など、いわゆる不労所得を得て生活する方法です。
不労所得は、その名の通り自分が働かなくてもお金が入ってくる仕組みのため、いい加減な人でも収入を得ることができます。
ただし、不労所得を得られる仕組みをつくることは決して簡単ではありません。親からお金や不動産などの資産を引き継いだ場合などは別として、生活していけるだけの不労所得を自分の力で得られるようなスキルや知識を持つ人は、決して多くはないといえるでしょう。
向いてる仕事8.YouTuber
YouTube上で自らの動画を配信し、動画の再生時間数やチャンネル登録数などに応じて、広告収入を得る仕事です。
学研ホールディングスが2018年に全国の小学生男女100人ずつに実施したアンケートでは、将来つきたい職業で、男女の3位が「YouTuberなどのネット配信者」という回答結果です。それくらい、YouTuberは職業のひとつとして認知されているといえます。
参考:学研ホールディングス「小学生白書Web版」2018年9月調査
YouTuberはユニークな企画を考えて実行したり、興味を引く編集をしたり、マメに公開したり、自らをブランディングしたりする能力が求められます。誰でも成功できる仕事ではもちろんありませんが、いい加減なキャラクターが個性と捉えられ、受ける可能性はあります。
注意点としては、YouTubeに代わるコンテンツが登場したときにどうなっていくのかという将来性、大勢いるYouTuberの中では差別化などが必要になってくることなどがあります。
向いてる仕事9.実演販売士
店頭などで実際に商品を使って見せ、来客者への購入促進をうながす仕事です。商品の魅力についてきちんと伝えたり、質問に答えられたりするだけの知識が必要です。
キッチン用品や掃除用品、手品のグッズなど、店頭販売ではさまざまな商品を取り扱います。お客様に「買いたい」と思ってもらえるトークスキルが必要となるため、器用さは必須ですが、いい加減な人で口がうまい人には向いてる仕事といえます。
全国さまざまな場所に出向くため「同じ場所でずっと働くのが苦手」という人にも適性があります。注意点としては正社員募集が少なく、そもそも求人自体があまりない点です。
向いてる仕事10.リゾート地での仕事
いい加減な人のなかには、企業のなかでビジネスマンとして働くことを息苦しく感じる人もいます。そのような人は、都会を離れてリゾート地で働く選択肢もあります。
たとえば土産物店での販売、レジャー施設の受付、ホテルや旅館の住み込みなどがあります。メリハリをつけて働き、休みの日は遊んでリフレッシュもできるため、仕事自体はきちんとやる必要がありますが、いい加減な人に向いてる仕事といえるでしょう。
注意点としては、働き方によっては仕事が不安定になる点です。年間を通じて仕事があり収入が見込める、労働環境や待遇に問題がない職場を選ぶことをおすすめします。
いい加減な人の強みと弱み-向いてる仕事を探す前に-
いい加減な人の強みと弱みを知り、向いてる仕事選びに役立ててみましょう。
いい加減な人の強み
いい加減な人の強みとしては、以下があります。
強み1.クヨクヨしない
たとえばなんらかのミスを注意されたり失敗をしてしまったりしたら、多くの人は落ち込んだりショックを受けたりするでしょう。いい加減な人には、それがあまりありません。
仕事では、うまくいかない時期やトラブルに遭遇することもあります。そこでクヨクヨせずめげずに取り組んでいける姿勢は、いい加減な人の強みであるといえるでしょう。
強み2.憎めない
いい加減な性格で周囲に迷惑をかけるのは困りものですが、いい加減なキャラクターの人は、どこか憎めない雰囲気を持っていることがあります。
「あいつならしょうがないか」と思ってもらえたり「いい加減だけど根はいいやつ」などと評価されたりすることもあるでしょう。ある意味人間味がある性格といえるため、いい加減なところがあっても、愛嬌があり人から好かれる人もいます。
強み3.周囲によい影響を与えることも
度が過ぎたいい加減さは信頼をなくしてしまいますが、多少いい加減なところがある、という程度の性格ならば、場合によっては周囲によい影響を与えることもあります。
たとえば完璧主義できっちりとした性格の人がいい加減な人を見て、相手にイライラすることはあっても「自分も少しは肩の力を抜いてもいいのかな」と考えるきっかけにもなるかもしれません。
いい加減な人の弱み
いい加減な人の弱みには、以下があります。
弱み1.信頼されにくい
仕事では、頼まれたことをきちんとやってくれたり、てきぱきと取り組みアウトプットできたりする人が評価されたり重宝がられたりします。
そのため、やるべきことをしない、ミスがあまりに多いなどのいい加減な人は職場での信頼を得にくいだけでなく、迷惑をかけてしまうことになるでしょう。
いい加減な仕事ぶりが続けば、不真面目な勤務態度が原因で解雇になる可能性もゼロではありません。働くうえでは、たとえいい加減な要素があっても責任感を持つことは必須です。
弱み2.スキルが身につくのが遅い
真面目な人や向上心のある人であれば、仕事を覚えることはもちろん「もっとよい方法はないか」「どうすれば効率的にできるか」などを考えながら働くため、上達したりスキルを身につけたりしていくことができます。
いい加減な人の場合はそのような思考をしないため、その場しのぎになっていたり、あまり考えずに目の前のことに取り組んだりするため、仕事の上達が遅いといえるでしょう。
能力が求められない単純作業であればそれでよいかもしれませんが、ほとんどの仕事にはある程度のスキルが求められます。いい加減な姿勢のまま働いていると、いずれ自分が困ってしまうことになりかねないのです。
弱み3.人としての深みがない
いい加減な人は、仕事ぶりだけでなく、生き方もちゃらんぽらんになっていることが少なくありません。通常であれば、人はさまざまな経験を通して深みが出てくるものですが、いい加減な人は薄っぺらく見えてしまうことがあります。
若いうちであればそれでも問題ないかもしれませんが、年齢を重ねてもいい加減なままだと「考えが浅い」「実年齢と精神年齢が見合っていない」と思われてしまうことがあります。
一方で、地味でもコツコツと仕事や生活を積み重ねてきた人は知識や教養、人間性などにも深みが出てくるため自分自身の人生が充実するだけでなく、周囲からの評価も高くなるでしょう。
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いい加減な人の特徴-向いてる仕事を探す前に-
いい加減な人の特徴を知り、向いてる仕事を選ぶ際の参考にしましょう。
特徴1.深く考えることが苦手
いい加減な人は、ものごとを深く考えることが苦手な傾向があります。深く掘り下げていくことが苦手で、どちらかというと「その場さえうまく切り抜けられればよい」という考えになりがちです。
一方、いい加減な人は自分を追い込むような発想になりにくいため、仕事でトラブルなどに見舞われても過剰に落ち込んだり、メンタルに影響が出たりすることは少ないといえます。
特徴2.口がうまい
いい加減な人は、話が上手である人も多くいます。いい加減な性格だからこそ適当な言葉が次々と出てきたり、積極的に発言できたりすることもあるでしょう。
この能力を上手に活用すれば、人と接する仕事で効力を発揮できることがあります。自社商品やサービスの魅力を伝えたり、相手を的確に褒めたりすることで、結果として売り上げや好感につながることもあるからです。
特徴3.おおらか
いい加減な人は、ちょっとしたことに動じたり気にしたりしないため、おおらかな印象を与えることができます。ギスギスした雰囲気とは無縁のため、何事にも厳しい人とくらべると、周囲からは付き合いやすいと思われることもあるでしょう。
ただし、仕事で頼まれたことをやらない、ミスを連発するなどはもちろん問題です。自分のいい加減さとうまく付き合い、周囲に迷惑をかけないようにする努力が求められます。
いい加減な人が向いてる仕事を見つけるためには
自分がいい加減な性格だと自覚している人はあらためて自分について知り、悪い部分は改善する努力が必要です。そのうえで、いい加減な特徴をよい方向に活用できる、向いてる仕事に就くとよいでしょう。自分に合った仕事をしっかりと見つけてから就職したいと考えている人は以下の記事も参考にしてみましょう。
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