「内向的な自分に向いてる仕事なんてあるのかな」と不安を感じていませんか?この記事では、内向的な人に向いている仕事と共に、内向的だからこそ得られるメリットもお伝えします。内向的という特徴を生かし、更にイキイキと働ける仕事を見つけましょう。
- 内向的な人に向いている仕事は、プログラマー、マーケッター、警備員など
- 内向的な人には、努力する姿勢、深い思考力、高い集中力などの強みがある
- 内向的な人は、少し気軽に構えてみよう。自分のペースで働けるスペシャリスト的な働き方もおすすめ!
内向的な人に向いている5つの仕事
「外交的な人のほうが仕事では有利だよね」と思ってしまう内向的の人は少なくありません。
しかし、内向的だからこそ向いている仕事もあります。
具体的には、下記の5つです。
- プログラマー
- インフラエンジニア
- マーケッター
- トラックドライバー
- 警備員
それぞれの仕事についてお伝えします。
向いてる仕事1.プログラマー
プログラマーは、内向的な人におすすめの仕事です。
システム開発にあたって「プログラミング言語」と呼ばれる言語を使い、プログラムを書き上げるのがプログラマーの主な仕事。
プログラマーは基本的に1人の作業が多く、内向的な人が多く活躍する仕事でもあります。
そのため、内向的ということが理解されやすい環境で働けることも魅力のひとつです。
向いてる仕事2.インフラエンジニア
内向的な人のなかには、インフラエンジニアとして働いている人も少なくありません。
インフラエンジニアとは、ITインフラの設計や構築、運用や保守を手掛ける人のこと。
インフラエンジニアには、細かい点まで気にする注意力が求められます。
なぜなら全てのシステムがうまく連動しないと、インフラとして機能しないからです。
その点、内向型の人はひとつのことに対する集中力が高い傾向があるので、インフラエンジニアに向いていると言えるのです。
向いてる仕事3.マーケッター
内向的な人は、マーケッターもおすすめです。
マーケッターとは、簡単にいうと「売れる仕組み」をつくる人のこと。
たとえば化粧品会社のマーケッターであれば、新商品の化粧水がどのターゲットに刺さって、どのように販売していけば良いかを考えるのが主な仕事です。
そしてマーケッターには、分析力が欠かせません。
「なぜ商品の売上が伸び悩んでいるのか?」といったことを考える仕事だからです。
そのため客観的にものごとを見ることが求められますが、内向的な人は冷静に思考を巡らせられることが多いもの。マーケッターは、内向的な人こそ活躍しやすい仕事と言えるのです。
向いてる仕事4.トラックドライバー
トラックドライバーも、内向的な人に向いている仕事のひとつです。
なぜなら、仕事中に1人で過ごすことが多い仕事だからです。
長距離トラックのドライバーであれば、まる1日誰とも話さない日もあります。
内向的な人は、1人で過ごす時間が好きな人が多いですよね。
そのためトラックドライバーは、内向的な人にこそ向いている仕事と言えるでしょう。
向いてる仕事5.警備員
内向的な人は、警備員もおすすめです。
警備員は、基本的に1人で行動することがほとんど。
そのため、多くの人と関わることが得意でない内向的な人にはぴったりな仕事と言えます。
大学や、企業が入るビルの警備員はトラブルに遭う頻度が多くなく、こうした場所で警備員として働く女性も少なくありません。
内向的な人に向いていない5つの仕事
次に、内向的な人に向いていない5つの仕事を紹介します。
具体的には、以下のとおりです。
- 公務員
- 事務
- タクシー運転手
- 工場のライン
- アパレル店員
それぞれの仕事の内容と共に、向いていない理由をお伝えします。
向いていない仕事1.公務員
公務員は、内向的な人におすすめできません。
なぜなら公務員として働く職場は、いわゆる「狭い世界」だからです。
つまり、勤続年数が長い人が多いことから、職員の出入りが多くありません。
そのため場合によっては、苦手な先輩とずっと同じ空間で働かなくてはいけないことがあるのです。
周りを気にしてしまう内向的な人にとっては、公務員として働くことに息苦しさを感じてしまうこともあるでしょう。
向いていない仕事2.事務
内向的な人には、事務職もあまりおすすめできません。
なぜなら、コミュニケーションを取る機会が意外に多い仕事だからです。
たとえば経理であれば、経費精算の方法についてほかの部署の社員と話し合うことは日常茶飯事。
営業社員のもとで働く営業事務であっても、その営業社員とコミュニケーションを取る機会が頻繁に発生します。
事務職は、1人で黙々と仕事ができるイメージを持たれがちです。
しかし実際は、高いコミュニケーション能力が求められる仕事であることは覚えておきましょう。
向いていない仕事3.タクシー運転手
タクシー運転手も、内向的な人に向いていない仕事のひとつです。
なぜなら、自分のペースで仕事ができないからです。
タクシー運転手は、お客さんの指定する場所に向かって運転するのが仕事。
お客さんを選ぶことは基本的にできないため、ときにはお酒に酔ったお客さんに絡まれることも。
内向的な人は、自分のペースで仕事を行えるときに力を発揮します。
一方でタクシー運転手のようにペースが乱される仕事だと、ストレスが溜まってしまう可能性が高いでしょう。
向いていない仕事4.工場のライン
内向的な人は、工場のラインも向いていません。
向上のラインとは、ベルトコンベアなどで流れてくる製品や部品を、指示書の通りに検品したりする作業のこと。
基本的に1人で行う仕事のため、内向的な人に向いているという一面もあります。
しかし延々と同じ作業の繰り返しで、精神的に参ってしまうことも。
内向的な人は、独自の発想をもとに新しいアイデアがひらめくなど、クリエイティブな面に長けている人が少なくないです。
こうした人は、ずっと同じ作業の繰り返しのライン作業をしていると力が発揮できません。
そのため仕事に対して、面白みを感じなくなってしまうことがあるのです。
向いていない仕事5.アパレル店員
アパレル店員も、内向的な人にとっては苦痛を感じてしまう仕事と言えます。
なぜなら、自分から提案することが求められる仕事だからです。
お店で洋服を見ていて、おすすめの服などを店員さんから紹介された経験がある人は多いのではないでしょうか?
もしあなたがアパレル店員になれば、このようにお客様に提案することが仕事のひとつとなります。
内向的な人は、自ら積極的に話しかけることが苦手な人が多いです。
そのため、アパレル店員も内向的にはあまりおすすめできません。
内向的であることの5つのメリット
内向的であることは、実はメリットが多いものです。
具体的には、下記の5つのメリットがあります。
- コツコツと努力できる
- 物事を深く考えられる
- 集中力が高い
- 空気を乱さない
- 社交的に見せることもできる
それぞれ説明しますね。
メリット1.コツコツと努力できる
内向的な人の強みは、コツコツと努力できることです。
努力する姿勢は、人からの信頼を得るうえで欠かせません。
仕事や勉強に黙々と打ち込む姿勢を、まわりの人は意外とよく見ています。
そして努力を重ねられる人には、大事な仕事などを任せたくなるものです。
つまりコツコツと努力を続けられることは、信頼を得やすいといったメリットがあるんですね。
メリット2.物事を深く考えられる
物事を深く考えられるのも、内向的だからこそ得られるメリットのひとつです。
この力が発揮されるのが、新しいアイデアを考えるときです。
新しいアイデアはパッと思いつくものではなく、実は深い思考の先に生まれてくるもの。
事実、世の中に大きな影響を与えてきた人には内向的な人がかなり多いです。
新規事業など、会社で新しいプロジェクトがスタートしたときなどに、内向的な人の深い思考力が発揮されることでしょう。
メリット3.集中力が高い
内向的な人は、集中力が高い人が多いです。
集中力が高いので、仕事ではあまりミスをしません。
逆にほかの人のミスに気づきやすく、大きなトラブルに発展することを未然に防げるといったメリットもあります。
メリット4.空気を乱さない
空気を乱さないことも、内向的な人のメリットです。
なぜなら、仕事はチームワークが基本だからです。
1人でもチームの輪から外れた行動をとる人がいると、チームがまとまりません。
そのため、その場の空気を読めて適切に行動できる内向的な人は、チームにとって貴重な存在と言えるのです。
メリット5.社交的に見せることもできる
内向的な人のなかには、自分を社交的に見せることができる人も多いです。
仕事では、第一印象が良いに越したことはありません。
その点、内向的な人は初対面の人にも明るく振る舞えるなど、良い印象を持たれやすいことも。
内向的だからといって、「暗い」というわけではないんですね。
内向的であることの5つのデメリット
仕事において、内向的であることがデメリットとなることもあります。
具体的には、下記の5つです。
- まわりに気を使い過ぎる
- 依頼を断れない
- すぐに決められない
- マルチタスクが得意ではない
- 人前で話すことが苦手
それぞれのデメリットをお伝えします。
デメリット1.まわりに気を使い過ぎる
まわりに気を使い過ぎることは、内向的な人にとってデメリットとなります。
なぜなら、精神的に参ってしまうからです。
内向的な人は、「相手がどう思うかな」と常に相手の顔色を伺う傾向があります。
相手の気分を害さないように行動しよう、というのは素晴らしい心構えです。
しかし相手の感情を気にし過ぎると、常に緊張した状態でいることになります。
そのため誰かと話したあとに、どっと疲れてしまうことがあるのです。
デメリット2.依頼を断れない
内向的であることのデメリットとして、依頼を断れないことも挙げられます。
自分が忙しいのに、同僚や先輩から頼まれごとをされたら断われない内向的な人は多いのではないでしょうか。
「断ったら、相手から嫌われてしまうかも」と心のどこかで思ってしまうからですね。
内向的な人は、自分の感情よりも、相手の感情を気にする傾向が強いです。
そのため依頼を断れず、結果としてさらに忙しくなってしまい、自分で自分を苦しめてしまうことが少なくないのです。
デメリット3.すぐに決められない
すぐに決められないことも、内向的な人のデメリットのひとつです。
つまり、優柔不断ということですね。
仕事では、多少ミスをしても、スピード感を持って業務を進めるほうが大切とされることがあります。
特に今のように変化が激しい時代では、まずは行動を起こし、そのあとで試行錯誤を重ねられる人は貴重な存在です。
その点、優柔不断だとスピードについて行けず、ほかの社員から置いて行かれてしまうこともあるでしょう。
デメリット4.マルチタスクが得意ではない
内向的な人のなかには、マルチタスクが得意ではない人も多いです。
働き方改革の影響もあり、多くの会社では複数の仕事を効率的にこなすことを社員に求めています。
しかし内向的な人は、複数の作業を並行して行うことが得意ではありません。
そのため仕事がうまく進まず、まわりから見ると「仕事が遅い人」と思われてしまうことがあるのです。
デメリット5.人前で話すことが苦手
人前で話すことが苦手な内向的な人は多いです。
そしてこれも、仕事ではデメリットになります。
なぜなら会議の場で発表したり、プレゼンテーションを行ったりする機会が仕事では多いからです。
話を聞くのは得意だけど、自分から話し始めるのは苦手な内向的な人も多いでしょう。
そのため会議などで意見が求められる場で委縮してしまい、チームに貢献できないこともあるのです。
内向的な人のキャリア形成
内向的な人がこの先もイキイキと働くためには、以下の2つのポイントを押さえておくのがおすすめです。
- 気軽に構える
- スペシャリスト的な働き方も視野に入れる
それぞれ説明しますね。
気軽に構える
内向的な人は、仕事にまじめに取り組み、その仕事ぶりが周りから評価されることが少なくありません。
一方で完璧主義のところがあり、うまく手を抜くことができないことも。
失敗を過度に恐れすぎて、自分で自分にプレッシャーを与えてしまうこともあります。
そこで大切になるのが、「少しくらい失敗しても大丈夫」と気軽に構えてみることです。
内向的な人は普段から仕事に真摯に取り組んでいるので、周りから信頼されています。
そのため少しくらい失敗しても、それによって周りからの信頼が大きく落ちることはないのです。
スペシャリスト的な働き方も視野に入れる
会社のなかでは、昇進することが美徳とされることが多いです。
たしかに昇進することで給料が上がったり、できる仕事の範囲が広がったりすることはメリットです。
一方で、昇進すると「人との関わり」が増えます。部下へ指示することや、得意先との懇親の機会などが増えるからですね。そのため多くの人と関わりを持つことが苦手な内向的な人にとっては、昇進することで窮屈な日々を送ってしまう可能性があるのです。
そこでおすすめなのが、スペシャリスト的な働き方を目指してみること。スペシャリストとは、自分のスキルを磨き続けて周りに貢献する人のことです。
たとえば、プログラマーとして難易度が高い言語を習得し続ける人もスペシャリストと呼べるでしょう。社内の誰も持っていないスキルを持つことで、その組織にとって欠かせない人材になることができます。
スペシャリストになると、相手からの干渉を受けにくいので、自分のペースで働けるといったメリットも。
昇進を目指すだけが全てではありません。内向的な人はスペシャリストを目指してみることで、この先も楽しく働ける未来を描けることでしょう。
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