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企画の仕事って?種類/やりがい/辛さ/向いてる人/資格/を紹介

企画の仕事って?種類/やりがい/辛さ/向いてる人/資格/

企画仕事にあこがれる人は多いですが、具体的な仕事内容についてイメージできますか?この記事では企画職の仕事内容や仕事に必要なスキル、仕事の向き不向き、持っていると有利な資格について詳しく紹介するとともに、就職活動の進め方についても詳しく解説していきます。

記事のPoint
  • 企画職には主に、「商品企画(商品開発)」「広報・PR」「営業企画」がある
  • 企画職の「やりがい」や「つらさ」、「活かせるスキル」について理解しよう
  • 「企画職に向いてる人と向いていない人」で、あなたの適性を見極めよう
性格お仕事診断
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企画の仕事の種類と仕事内容

企画の仕事 -種類と仕事内容-

企画職とは、商品(製品)に関わる全般の業務を担当する仕事のことを指します。その定義は会社によって異なるため一概にいえませんが、これからつくる商品やサービスの市場調査や競合調査といった「リサーチ業務」、どういった仕様にするかの「アイデア出し」がメインの仕事です。また、つくり出した商品を量産するためのオペレーション構築、生産コストと販売コストを踏まえた利益計画の策定、販売施策の立案など、一般的に「マーケティング」と呼ばれる仕事を行うこともあります。

では、企画の仕事について詳しく見ていきましょう。多くの会社では、以下の3つの仕事が「企画職」といわれています。

  • 商品企画(商品開発)
  • 広報・PR
  • 営業企画

では、それぞれの仕事について解説します。

企画の仕事1.商品企画(商品開発)

商品企画(商品開発)は、まさに「商品をつくり出す」仕事です。具体的には、新商品や新サービスの開発、また既存商品のアップデートをおこないます。またその仕事は通常チームで進めていきます。

商品企画で特に大切なのが商品の「コンセプト」の選定です。コンセプトとは、「どういった人の悩みを解決する商品なのか」といった、商品をつくるうえで“核”となるもののことです。コンセプトは商品企画チームの共通認識となり、そのコンセプトからぶれないように開発が進められていくため、コンセプトがしっかりしていることが商品開発の成否を握っているといえます。

商品コンセプトが決定後も、具体的な商品仕様やデザインの選定や、ネーミング、価格設定、プロモーションの方法や販売戦略など商品が実際に販売に至るまで商品企画チームが検討すべき事柄は山のようにあります。

商品企画と商品開発の違い

新商品のコンセプトを選定しイメージを明確化するのが「商品企画」、実際の商品に落とし込むのが「商品開発」です。商品企画と商品開発で部署を分け、上流工程(商品企画)から下流工程(商品開発)というかたちで企画をリレーしていく会社もあれば、企画と開発は切り離せないとし、商品企画と商品開発を同時に行っていく会社もあるため、この記事では商品企画と商品開発は「企画」の仕事であるととらえまとめています。

企画の仕事2.広報・PR

広報・PRも、会社によっては企画担当者の仕事のひとつです。広報・PRとは、生み出した商品やサービスを世の中に広める仕事のことです。たとえば、情報番組で自社の商品を紹介してもらえるようにテレビ局へ掛け合ったり、媒体に取り上げられることを期待して、報道機関向けのプレスリリース(新商品発表を伝える文面など)の作成をおこないます。自社SNSを活用する企業も多いです。

ちなみに、「広報・PR」と混同されがちな職務に「宣伝」がありますが、宣伝はテレビCMや新聞広告、街なかの看板などの宣伝枠を買い、ダイレクトに自社宣伝を行うことを指します。宣伝枠を買いさえすれが比較的自由に商品を伝えられるのが宣伝のメリットです。しかし、1回の宣伝には数百万~数千万円かかることもあるなど、宣伝費の多さがネックです。

そのため広報・PRの強化はどの会社にとっても重視すべきことがらであるといえるでしょう。

企画の仕事3.営業企画

営業企画は、営業活動が効率的に進むように、社内の営業社員をサポートします。具体的には、営業社員の負担を減らすために売上数値の分析や顧客向け資料の作成、また営業社員のモチベーションアップのための表彰制度の策定などをおこないます。

商品を多くの人に広め、手に取ってもらうためには、現場の第一線で働く営業社員の活躍が欠かせません。営業企画は、その営業社員を支え、縁の下の力持ちとして全面的にバックアップする大切な役割を担っているのです。

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企画職のやりがいは?どんなときに辛さを感じる?

企画職のやりがいは?どんなときに辛さを感じる?

多くの人がやりたいと願う企画職ですが、実際に企画職についている人は企画職のどういうところにやりがいを感じているのでしょうか。また辛さやしんどさを感じるシーンについても解説します。

企画職のやりがい

「企画」と聞くと、楽しそうで華やかな世界を思い浮かべるかもしれません。しかし現実の企画職は、どちらかというと裏方の仕事がほとんど。リサーチや生産計画の設計など、「数値」と常ににらめっこしつつ、商品を世に送り出したあとは利益やコストといった「数字」を気にする日々が待っているといいます。

そんな企画職の仕事のやりがい、喜びですが、まず自分が企画した商品を実際に目にするのは何度経験してもうれしいものです。そしてその商品がニュースで話題になったり、流行を生み出したりすることもあります。それどころか担当商品が一過性のヒットにとどまらず会社を支える主力商品になったときの喜びや誇らしい気持ちは何ものにも代えがたいものがあります。

企画職の辛さ

企画職の辛さについても考えてみましょう。

つらい理由1:商品化して売り上げが立つまで時間がかかる

商品企画の仕事すぐに結果が分かるものではありません。アイディアだしから商品企画~販売まで年単位の時間がかかることがほとんどなので、目に見える成果を上司にアピールしにくい時期が続きます。企画が順調に進んでいればまだいいのですが、難航しているときなどは何をモチベーションに仕事を続けていけばいいのか分からなくなったり、(周りはそうは思っていなくても)仕事していなくてすみません・・・という気持ちになってしまうこともあるといいます。また、長年の努力が実り商品化して売り上げが上がっても、企画のおかげというより、営業のおかげ、手柄、といった社内のムードになりもやもやするケースもあるようです。

つらい理由2:コミュニケーションが大変

企画職は多くの人を巻き込んで行う仕事です。自分の部署やチームはもちろんのこと、他部署や場合によっては他社の関係者も巻き込んで一つの目的に向かって足並みをそろえていかなければいけません。時には人間同士ぶつかることもあり、コミュニケーションの大変さに辛さをおぼえることも多々あるでしょう。

つらい理由3:アイディアが浮かばない

とにかくアイディアをたくさん出していかないと企画の仕事は進めていくことができません。調子のいいときはたくさん出るアイディアも、コンディションやテーマによっては何も浮かばないことが人間誰しもあるものです。結果平日、土日問わず仕事のアイディアを求めて頭を働かせることになり、休んだ気がしないと感じる人も少なくありません。

企画職で活かせるスキル

企画職で活かせるスキル

企画職で活かせるスキルを5つ解説します。

  • プレゼンテーションスキル
  • 統計知識
  • 情報収集力
  • コミュニケーションスキル
  • PCスキル

それでは見ていきましょう。

プレゼンテーションスキル

プレゼンテーションスキルは、企画職に欠かせないスキルです。なぜなら、商品のコンセプトの説明などを社内外に説明する機会が多いからです。特に、企画プレゼンはデータなどを用いることが多くあります。そのため、難しいデータも分かりやすく、かつ論理的に伝える力も求められます。

統計知識

統計知識も、企画職に活かせるスキルです。企画職は、データを読み取る機会が少なくありません。そしてデータの読み方を誤ると、違う結論が導き出されてしまうこともあります。そのため、そもそもデータが正しいかを判断し、その結果から導き出される事実を正確に把握するうえで、統計の知識が活かせる場面が多くあるのです。

情報収集力

情報収集の上手い/下手は企画の良し悪しに直結します。誰もがネットで安易に玉石混合な情報を集めることができてしまう現代だからこそ、幅広くアンテナを張るとともに良質な情報を数多く収集する方法を知っている人は企画職として重宝されます。

コミュニケーションスキル

企画職には社内外との調整・折衝シーンが多数発生します。とにかく人とコミュニケーションを取らないことには始まらない仕事なので、人とのコミュニケーションが苦にならない人ほど企画職には有利です。

コミュニケーションについて知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

仕事におけるコミュニケーションの重要性とは?苦手でも克服する方法を解説

PCスキル

プレゼン資料を作ったり、工程表をつくったり、WEB会議を多用したり。企画職ではPCを他部署以上に多用します。また、Photoshopやillustratorといった画像ソフトも少し触れると便利なシーンもあります。積極的にPCを使いこなしていきましょう。

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企画職に向いてる人と向いていない人

企画職に向いてる人と向いていない人

企画職に向いてる人と向いていない人の特徴を解説します。ここからは、企画をする仕事に適性がある人の特徴を紹介します。

企画職に向いてる人

まずは企画職に向いている人の特徴を紹介します。

好奇心が旺盛で世の中の流行に敏感な人

企画の仕事をするならば、世の中の動きに詳しくなければいけません。また、企画した商品が世の中に出るまでには1~3年ほどかかるため、今の流行を押さえることはもちろん、「この先の社会がどうなるか」「人の気持ちに変化はあるか」といったことを先読みして考える必要もあります。

そこで大切になるのが、好奇心を忘れず常にアンテナを広く張っていること、さまざまな最新情報に触れていることです。たとえば若者向けの商品を開発するのであれば、「くだらない」「興味がない」などといわずに人気のYouTuberをチェックする、高校生に人気のゲームを実際にやってみる、といったことも必要です。

このように楽しみつつ最新の情報を収集ができる人は、企画職に向いているといえるでしょう。

変化を楽しめる人

世の中の変化とともに市場ニーズや消費行動は変わり続けるため、変化を好まないタイプの人、固定観念にとらわれている人には商品企画の仕事は向いていないといえます。

例えば今となっては一人一台持っているのがあたりまえのスマートフォンですが、10数年前にスマートフォンの可能性に思いを巡らせず、ガラケーで十分だと言い張る人が商品企画側に多くいたとしたら、私たちはまだガラケーをポチポチする不便な社会にいたかもしれませんね。

変化を怖がらない、変化を楽しめる人ほど企画職として活躍できるといえるかもしれません。

コミュニケーションが苦にならない人

人とのコミュニケーションが苦にならない人は企画職に適性があるといえます。逆にコミュニケーションが苦痛な人は残念ながら企画職は向いていないでしょう。企画職はチームやプロジェクト単位で仕事をする機会が多い仕事であり、社内外のさまざまな人との調整が必要となる仕事です。たとえば、生産・流通に関係する部署や営業、そしてコストについての相談のために経理部に掛け合ったり、外部関係者とのミーティングも頻繁に行われます。

つまり企画職は、人と会話することなしに成り立たない仕事です。時に営業以上に高度なコミュニケーション能力が要求されると言っても過言ではないでしょう。

企画職に向いてない人

企画職に向いてない人の特徴を解説します。

コミュニケーション能力が低い人

企画職はとにかく人と調整・折衝することが多い仕事です。ただ仲よくすればいいのではなく、ほかの人の言葉に耳を傾けつつも言いにくくても言うべきことは言う、というビジネスマンとしてのコミュニケーションが、仕事をうまく進めるために必要になります。人と極力関わりたくないタイプの人が企画職についてしまうと、かなりのストレス負荷がかかってしまうことが容易に想像できます。

スケジュール管理ができない人

○年後の新商品発売に向けて細かくスケジュールをたてていきます。自分のスケジュールだけではなく、商品に関わる全ての人、会社のスケジューリングに目配りし、納期を守る、守らせる、きめ細やかに変更対応していく必要があるので、フィーリングだけで仕事したい人、納期に縛られるのことがものすごくストレスだ、という人は企画職に向いているとは言えません。

すぐに成果を求める人

前述のように、企画の仕事はすぐに成果が分かるものではありません。まず、商品化までに年単位の時間がかかりますし、売り上げの検証までにはもっとながい時間がかかります。短いスパンでいわゆるPDCAサイクルをぐるぐる回していきたいタイプの人にはじれったく感じてしまうかもしれないのが企画の仕事です。

企画の仕事に使える資格

企画の仕事に使える資格

次に、企画をする仕事で使える資格を紹介します。

  • ビジネスキャリア検定
  • 販路コーディネーター
  • 商品プランナー

では、それぞれの資格について紹介します。

ビジネスキャリア検定

ビジネスキャリア検定は、企画に必要とされる知識を網羅的に学べる資格です。

難しい順に1級~3級まで分かれていて、「営業」「生産管理」を始めとする8分野のなかから、自分が取得したい分野に挑戦することができます。企画職を目指す場合は、営業分野のなかでも「マーケティング」を選ぶのがおすすめです。

販路コーディネーター

販路コーディネーターは、マーケティングについての知識が幅広く身につく資格です。試験では、市場調査の方法や商品開発における注意点などが問われます。販売戦略立案や販売促進ツール作成に関する問題など、実務に即した出題も少なくありません。企画の仕事で必要なスキルを総合的に身につけられるので、企画職のイメージを膨らませたい人には特におすすめできる資格といえるでしょう。

商品プランナー

「商品プランナー」は日本商品開発士会が開催、実施している民間の資格試験です。商品戦略、販売戦略、販売促進戦略の基礎的な知識と技術が身に着いていることを示す資格です。合格率も8 ~9割と高いため、企画に興味がある人は就職活動と並行して試験勉強してみるのもいいかもしれません。合格後、初回資格登録料11,000円、年間登録料13,200円を納付すると協会認定の商品プランナーとして登録されます。

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企画をする仕事に就く方法

企画をする仕事に就く方法

企画をする仕事に就くためには、いくつかの方法があります。なかでも以下のふたつの方法は、現実的な選択肢といえるでしょう。

  • 営業として経験を積む
  • マーケティングスキルをアピールして転職する
  • 未経験に強い就職エージェントを使う

では、それぞれの方法についてお伝えします。

方法1.営業として経験を積む

営業職として経験を積むことで、企画職に近づける可能性があります。そもそも企画職に、新入社員がいきなり配属されることはまれです。なぜなら、企画をするためには、そもそも自社にどのような製品があるのか、他社がどのような商品戦略を立てているのか、といった知識が欠かせないからです。つまり、入社したばかりの新入社員は知識が少ないため、企画職にはまだ適さないと判断されるのですね。しかし、逆にいうと知識をしっかりつければ、企画職への異動が叶う場合もあります。その点、営業職は自分たちの商品に常に触れ、その魅力を知り尽くしている人。そのため、営業として数年経験を積み、十分な知識をつけたうえで企画職に異動する人は少なくありません。少し遠回りに感じられるかもしれませんが、まずは営業の経験を積み、そのうえで企画職に挑戦することが、実は企画職への「最短ルート」となることがあるのです。

方法2.マーケティングスキルをアピールして転職する

転職の際に、マーケティングスキルを持っていることをアピールすることも企画職に就くためのひとつの方法です。企画職は、商品の販売戦略、いわゆる「マーケティング戦略」を立てることも大切な仕事です。そして戦略立案は、企画職の人だけが身につけられるスキルではありません。たとえば、人事部であれば採用戦略、財務部であれば資金戦略と、さまざまな部署で戦略業務はおこなわれています。そのため、仮に企画職が未経験であっても、こうした戦略経験を転職の面接でアピールすれば、マーケティングスキルがあるとみなされ採用される可能性があるのです。

方法3.未経験に強い就職エージェントを使う

私たちジェイックは社会人経験の浅い方、職種未経験または就職未経験の方に特化した就職支援を行っています。無料で就職に役立つ研修やカウンセリング、企業紹介を行い、入社後のサポートも継続する面倒見の良さが特徴です。まずはお気軽にご登録ください。

就職エージェントと求人サイトの違い
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「企画 仕事」によくある質問

企画の仕事に向いてる人は?

企画の仕事に向いてるのは、好奇心旺盛、流行や変化に敏感、コミュニケーションが得意の3つの要素です。これらの要素がひとつもない、または真逆の性格という方は、あまり適性がない可能性もあります。

企画職がつらいって本当?

企画職は華やかに見える反面、その仕事ならではの大変さはあります。ジェイックの「就職相談」にお申込みいただければ、企画職の特徴についてお伝えすることも可能です。経験豊富なアドバイザーがさまざまな職種の良い面と悪い面を把握しているため、まずはお気軽にご相談ください。

企画職の仕事内容は?

主に商品やサービスをつくるためのリサーチやアイデア出しなどが業務となります。数値をチェックしたり追いかけたりしていく必要があるため、地道に取り組む必要のある仕事でもあります。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター