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最近話題の「ギグワーカー」って?ギグワーカーの仕事の始め方

最近話題の「ギグワーカー」って?【ギグワーカーの仕事の始め方も】

ギグワーカーって言葉を最近知ったけど、そもそも何のことなんだろう?」と思っていませんか?

そこでこの記事では、ギグワーカーの定義を含め、ギグワーカーとして仕事を始める方法も紹介します。この記事で、ギグワーカーについての理解を深めましょう。

ギグワーカーとは

ギグワーカーとは

「ギグワーカー」とは、単発の仕事を受注して仕事を行う人を指す言葉です。

一般的には、インターネットやSNSで募集されている、単発、または短期の仕事を請け負う人のことを指すことが多いですね。

ギグワーカーとは、「ギグ(単発)」+「ワーカー(労働者)」の造語。

ちなみに「ギグ」とは、ミュージシャンが単発(即興)で行う演奏を指す言葉です。もともと、単発で仕事を請け負う形態は以前から存在していました。

しかし近年、インターネットの発達によって人と人との結びつきがより緊密になっていることから、多くの仕事を発注しやすくなり、一方で仕事を受注しやすくなっています。

こうした流れのなかで、単発の仕事を請け負うギグワーカーがより働きやすい環境が生まれ始め、事実、ギグワーカーとして働く人が増えているのです。

ギグワーカーのメリットとデメリット

ここからは、ギグワーカーとして働くメリット、そしてデメリットを紹介していきます。

「ギグワーカーには興味があるけど、もっと詳しく知ってから挑戦したい」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ギグワーカーのメリット

まずは、ギグワーカーとして働くメリットから解説します。

具体的には、下記の2点がメリットとして挙げられます。

  • 好きな時間に働ける
  • 隙間時間を活用できる

では、それぞれのメリットについて見ていきましょう。

好きな時間に働ける

ひとつ目のメリットが、好きな時間に働けるということです。

会社に勤めていると、始業時間をはじめ、働く時間が当然のように決められています。

しかしギグワーカーとして専任で働くと、働く時間を自分で自由に決められるようになります。なぜなら、ギグワーカーの仕事の多くは「納期」が定められている仕事だからです。

つまり、「何時から何時まで働いてください」といった拘束がほぼないのですね。そのため納期にさえ間に合えば、いつ働いても大丈夫。

たとえば朝が苦手な人の場合、お昼過ぎから働き始めたとしても誰からも文句は言われません。

逆に、早朝からしっかり働いて、夕方からは自分のプライベートの時間に充てよう、といった働き方もできるでしょう。

このように、自分の生活リズムに合わせて仕事をしやすい点は、ギグワーカーとして働く大きなメリットといえるのです。

隙間時間を活用できる

ギグワーカーとして働くメリットとして、隙間時間を活用できることも挙げられます。

ギグワーカーとして働く人のなかには、昼間は会社員として働く人も少なくありません。

会社員と両立しつつ働けるのは、ギグワーカーが請け負う仕事の多くがそこまで難しいものではなく、隙間時間でもできるような仕事が多いからです。

そのため、仕事が終わり、家に帰ってからの時間をギグワーカーとしての時間に充てている人も多くいます。

また、休日は家でゴロゴロして過ごしていたのが、ギグワーカーとしても働き始めたことで「空き時間を有効に使えるようになった」と感じる人も少なくありません。

このように、隙間時間をムダにすることなく、さらにお金も稼げるということから、会社員とギグワーカーの「二足のわらじ」で働く人も増えています。

ギグワーカーのデメリット

次に、ギグワーカーとして働くデメリットを紹介します。

具体的には、以下の2点です。

  1. 収入が不安定になりやすい
  2. 自己管理ができないと信頼を落とす

では、それぞれのデメリットについてお伝えします。

収入が不安定になりやすい

ひとつ目のデメリットが、収入が不安定になりやすいということです。

ギグワーカーが請け負う仕事の多くは、短期で完結する仕事。

そのため常に新しい仕事を探す必要があり、仕事が見つからなければ収入は減ってしまいます。

また、仕事によって報酬も異なります。つまり、月ごとに稼げる金額に差が生まれるため、生活の予算が立てづらいという面も。

このように収入が安定せず、常にお金のことを気にする必要があるのは、ギグワーカーとして働くデメリットといえるでしょう。

自己管理ができないと信頼を落とす

自己管理ができないと信頼を落とすことも、ギグワーカーとして働くデメリットのひとつです。

ほとんどの場合、ギグワーカーは仕事の発注者から直接仕事を請け負います。そのため、たとえば納期に遅れた、返信を忘れていた、といったことが起きた場合、それらはすべて自己責任。

つまり自己管理ができていないと、発注者からの信頼を落とすことに直結するのです。

一方、会社員として働いていれば、いやでも自己管理をせざるを得ない環境に身を置くことになります。上司や同僚など、常にまわりからの「目」に囲まれているため、適度な緊張感をもって働けるからですね。

その点、ギグワーカーはひとりで働くことがほとんどです。

そのため自己管理に自信がない人だと、発注者からの信頼を得られず、場合によっては再度仕事を発注してもらえる可能性を自ら摘んでしまうこともあるでしょう。

ギグワーカーの種類

社会全体で「働き方」が見直され始めてきているなかで、ギグワーカーとして働ける領域も広がりつつあります。

そこでここからは、ギグワーカーとして請け負うことができる仕事について、近年新しく生まれた仕事も含め紹介します。

具体的には、以下の4つです。

  • Webライティング
  • プログラミング
  • 配達
  • コンサルティング

では、それぞれの仕事について見ていきましょう。

Webライティング

Webライティングは、ギグワーカーの仕事の代表格ともいえる仕事です。

具体的には、企業がもつWebサイト内の記事作成、個人のブログ記事の執筆といった仕事を中心に行います。なかには、「映画やドラマを見た感想を書いてください」といった仕事も。

Webライティングは、基本的にはパソコン一台あればできる仕事です。そのため、カフェで仕事をする、といったこともWebライティングであれば夢ではありません。

また、自身の専門外の仕事であっても、インターネットで調べれば書けることがほとんど。

「何かを書く」という経験をしてきていない人はいないため、仕事を始めやすいという点も魅力のひとつでしょう。

事実、ギグワーカーとして働くうえでWebライティングを真っ先に選択する人は少なくありません。

プログラミング

プログラミングも、ギグワーカーから人気を集める仕事のひとつです。

プログラミングとは、Webサイトやアプリといった、いわゆるコンピュータープログラムの設計で必要となる「言語」を書く人のこと。

プログラミングの基礎を押さえていることが必要ですが、ある程度の基礎を押さえていれば、多くの仕事にチャレンジできる可能性が生まれます。

インターネットサービスが増え続けているなかで、プログラミングができる人が活躍できるフィールドが広がってきているからです。

また、プログラミングはギグワーカーと相性の良い仕事。なぜなら、プログラミングで請け負う仕事の多くが、成果物を納品することが求められる仕事だからです。

つまり、自分で仕事量を調整しやすいのですね。

そのため、昼間はエンジニアとして会社で勤め、夜はプログラミングを書く仕事を別途請け負う人も少なくありません。

配達

配達も、ギグワーカーと相性の良い仕事のひとつです。

たとえば、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を知っている人も多いことでしょう。

そもそも、Uber Eatsの配達員にはシフトが存在しません。なぜならUber Eatsは、自分が好きときに、好きなだけ働くことができる仕事だからです。

そのため、「マイペースに働きたい」「自由に働きたい」といったギグワーカーから特に人気を集めています。

また、インターネットの通販サイトでものを買うことが一般的になり、物流量も飛躍的に増えていることから、商品を運ぶドライバーが不足しているという問題も出始めています。

そのため、配達を行う人の価値は、今後もますます上がっていくことでしょう。

体力勝負の一面はありますが、特別なスキルを必要としない仕事のため、ギグワーカーとして働きたい人にとっては「狙い目」の仕事ともいえますね。

コンサルティング

現在、「コンサルティング」を中心に請け負うギグワーカーも増えています。

コンサルティングとは、専門知識をもとにアドバイスを行う仕事のこと。

たとえば採用経験が長い人であれば、新卒採用の3か月間だけ企業の採用に外部アドバイザーとして参加するといった仕事も。

会計に強い人であれば、企業の財務改善のための助言を行う仕事などもあります。

今の日本では、高度な知識やスキルを持った人が活躍できる領域が広がってきています。

その理由として大きいのが、企業の人手不足。社内でプロジェクトを起こそうにも、人手が足りないため、そのプロジェクトをなかなか進められないことは珍しくありません。

こうしたときに重宝するのが、社外人材です。特に専門知識をもった人は、プロジェクトを成功に導く「キーパーソン」とも呼べる存在です。

そこで、こうした人材を好待遇で迎え入れる企業も少なくありません。

一方でギグワーカーからすると、会社員として特定の企業で働くよりも、企業のプロジェクトに単発で参加したほうが多くのお金が手に入ることも。

そのため、より高い給料を目指して会社を辞める人も少なくないのです。

事実、40代や50代であっても、これまで培ったスキルや経験を武器に、企業のコンサルティングを担うギグワーカーとして「第二の人生」を歩み始める人も増えています。

ギグワーカーの仕事を始める方法

最後に、ギグワーカーの仕事を始める方法についてお伝えします。

特に、初めてギグワーカーとして仕事をする人は、以下の2つの方法を試してみましょう。

  • 「クラウドソーシングサイト」を使う
  • スキルやノウハウを販売する

では、それぞれの方法について解説します。

「クラウドソーシングサイト」を使う

ギグワーカーとして初めて仕事をする場合は、まずは「クラウドソーシングサイト」を使うことをおすすめします。

クラウドソーシングサイトとは、仕事をお願いしたい人と、仕事をしたい人が出会うプラットフォームのこと。「クラウドワークス」や「ランサーズ」が有名ですね。

こうしたサイトには、多くの仕事が掲載されています。

そして、初心者であっても取り組みやすい仕事が多いことも特徴のひとつ。

そのため、「お小遣い稼ぎをしたい」といった会社員であっても、簡単に行える仕事に巡り合える可能性が高いのです。

スキルやノウハウを販売する

スキルやノウハウを販売することも、ギグワーカーとして働き始めた人が検討したい方法のひとつです。

「スキルやノウハウの販売」とは、たとえばライティングに自信のある人が、「ブログ記事を執筆しますよ」といった形で自分のスキルを売ることなどを指します。

そもそも、ギグワーカーとしての一般的な働き方は、仕事を「受注」することです。

一方で、スキルやノウハウを販売することは、仕事を「発注」することを意味します。

しかし、仕事を受注しても発注しても、「単発で仕事を請け負って働く」というギグワーカーとしての本質は変わりません。

スキルやノウハウを販売できるサービスは多くありますが、まずは「ココナラ」に登録してみるのがおすすめです。

ココナラは利用者が多いため、自分が販売するサービスを買ってくれるお客さんに多く出会うことができるでしょう。

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古庄 拓執行役員兼マーケティング開発部長
株式会社ジェイック執行役員兼マーケティング開発部長。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等