「大学がつまらないから中退してしまおうかな」と考えている大学生もいるのではないでしょうか。授業やサークルが退屈だったり大学に仲のよい友達がいなかったりする場合、大学で過ごす時間が苦痛だと感じている人もいるかもしれません。
この記事では、大学がつまらないと思う理由や大学生活を楽しくする方法についてご紹介します。
- 「大学がつまらないと思う理由 5選」を読んで、あなたのケースを見極めよう
- 「大学生活を楽しくするための4つの方法」の内、できることをやってみよう
- もし中退するなら、期間を置かずに就活しよう。早い方が成功率が高い傾向がある
この記事の目次
大学がつまらないと思う理由
大学がつまらないと思う理由としては、以下のことが考えられます。
授業がつまらない
「授業が退屈だ」と感じている場合、大学自体がつまらないと感じてしまう学生もいるでしょう。せっかく受験勉強をして入学したのに、教授の話がおもしろくないと感じたり、ただ一方的に長い講義を聞くだけで飽きてしまったりするケースもありそうです。
一方で、研究や実習、フィールドワークなど自分で行動する機会が多い学部や学科に所属している場合は、退屈してしまう機会は少ないでしょう。
サークルがつまらない
大学生活の楽しみのひとつにサークルがありますが、サークルに所属していても「思っていたよりも楽しくない」と感じることがあります。サークルにもさまざまあり、熱心に活動するサークルもあれば、飲み会やイベントなど遊びが中心のサークルも存在します。
サークルの雰囲気やメンバーに馴染めない、サークル活動が思っていたよりも少ない多いなど、入る前とのギャップを感じてしまうと、つまらないと感じることがありそうです。
友達がいない・少ない
大学の場合は高校までとは異なり、クラス単位で授業を受けるわけではありません。人数も多いため、同じ学部や学科に所属していても、全員の顔と名前はわからないという人も多いでしょう。自分から積極的に声をかけるなどして、友達をつくっていくことになります。
そのため人見知りだったり友達づくりのタイミングを逃したりした場合、キャンパス内でいわゆる「ぼっち」になってしまう、数少ない友達が休みの日は話す人がいない、ということにもなりがちで、大学生活に魅力を感じなくなる原因になることがあります。
周りのレベルが低い
たとえば第一志望の大学に落ちてしまい、希望していたよりもランクの低い大学へ通うことになった場合「周りのレベルが低い」と感じることがあるかもしれません。
「勉強へのやる気がない」「発言や行動が子どもっぽい」など自分と周囲の学生との温度差があると、大学へ通うのが楽しくなくなってしまうことがあります。また「第一志望に受かっていれば」ということばかり考えて落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
彼氏・彼女がいない
大学生活では、彼氏や彼女などがいるとより一層楽しく過ごせます。周囲の友人にはみんな恋人がいるのに自分はいないとなると、孤独感を持つことがあるかもしれません。
また、カップル同士で集まって遊ぶグループデートなどにも呼ばれないため、仲間外れになったような感覚になる人もいるでしょう。恋人がほしいのにできない状況が続くことで「どうせ自分なんて」とネガティブな感情になってしまうこともありそうです。
どうしたら大学生活が楽しくなるのか?
大学がつまらない場合、大学生活を楽しくするための方法としては、以下があります。
勇気を出して行動してみる
大学生活がつまらないと感じる原因のひとつに「行動していない」ということがあるかもしれません。たとえば友人がいないのであれば授業で隣の席に座っている人に話しかけてみる、サークルに入っていないのであれば途中からでも参加してみる、などです。
大学時代はその若さゆえに、周囲の目が気になったりして行動できないこともあるかもしれません。しかし人は、他人のことは思っている以上に見ていないものです。「どう思われるか」ばかり気にするのではなく、思いきって一歩踏み出してみることをおすすめします。
別の学部や学科の授業を受けてみる
自分が所属する学部や学科の授業がつまらないと感じる場合、興味のある学部や学科の授業を受けてみる方法があります。もちろん受講できないものもありますが、大人数の講義などの場合、別の学部生や学科生でも参加できることがあります。
自分の興味や関心がある授業を受けてみることで刺激になり、また、知識も蓄えることができます。大学に転部・転科制度などがある場合、チャレンジしてみてもよいかもしれません。
ほかの大学とつながりを持つ
自分が通う大学がつまらないと感じている場合、ほかの大学の学生が集まるイベントに参加する、他大学との交流があるサークルに入る、などもよいでしょう。自分の大学には親しい友人ができなくても、ほかの大学でよい仲間と出会えるかもしれません。
ほかの大学の学生と知り合うことで、自分の大学にはないカラーの人たちとも出会うことができ、自分の価値観や考え方などによい影響をもたらすこともあります。
自分なりの楽しみを見つける
たとえば「おいしい学食を食べる」「キャンパスで好きな人をつくる」「キャンパス内の図書館で映画を借りて見る」など、自分なりの大学の楽しみ方を見つける方法です。
大学内に楽しいことがない場合「帰りに○○に寄る」など、大学の近くや沿線沿いなどに自分の好きなお店や街を見つけるのも有効です。つまらないことを嘆くのではなく「楽しいことをひとつでも見つけよう」という姿勢でいれば、気持ちも前向きになれるでしょう。
大学がつまらないなら中退も考えてみる
大学がつまらないと感じていて改善できそうにない場合、大学中退を考える人もいるかもしれません。大学の授業料と満足度の関係性、コロナが原因で中退を検討する学生が増えている理由についてご紹介します。
授業料と大学の満足度が見合うのか考える
文部科学省の「国公私立大学の授業料等の推移」によれば、平成28年時点での大学の入学金と1年あたりの授業料の平均額は、以下の通りです。
- 国立大学…入学金28万2,000円/授業料53万5,800円
- 公立大学…入学金39万3,426円/授業料53万7,809円
- 私立大学…入学金25万3,461円/授業料87万7,735円
引用:文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」
大学によって金額に差はあるものの、約50〜80万円もの授業料を4年間毎年支払うことになります。そのため、大学の授業がつまらないと感じている人のなかには「金額に見合っていない」と感じることもあるかもしれません。
親に大学費用を出してもらっているのではなく、奨学金を借りているのであればなおさらです。
中央労福協が2016年に発表した「奨学金に関するアンケート調査結果」によれば、奨学金の借入総額の平均は312.9万円で、毎月の返済額の平均は約1万7000円という結果です。奨学金の借入総額が500万円以上である人も全体の1割で、この場合は、月3万円以上の返済をしている人が4割となっています。
引用:中央労福協「奨学金に関するアンケート調査結果」
たとえば私立大学の4年間の学費を500万円と仮定し、その全額を奨学金で賄って進学した場合、社会人になってから月3万円の返済をしたとしても、全ての返済を終えるまでには合計13年以上もかかる計算となります。
また、就職をしても何らかの事情で働けなくなったり、収入が減ったり、予想外の支出などが必要になる可能性もあります。その場合はさらに生活が苦しくなってしまい、奨学金返済の負担がより重くのしかかってしまうことになるかもしれません。
大学がどうしてもつまらないと感じていて意欲ややる気もなく「つまらない大学に通うために、社会人になっても奨学金返済を続けるのは嫌だ」という場合には、中退という選択肢を検討してみるのもひとつの方法かもしれません。
ただし中退は、大学がつまらないという悩みを解決する最後の手段といえます。大学中退にはリスクも多いため、深く考えずに決断するのはやめましょう。
コロナの影響で中退を検討している大学生が多い理由
新型コロナウイルスの影響により、以下のような理由で、大学がつまらないと感じている学生が増えています。
- 経済的事情で学費を支払うことがむずかしくなった
- 対面授業などができないことに不満がある
- キャンパスライフを楽しめずつまらない
コロナを理由に大学中退を考えている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
「コロナで大学へ通えないしつまらないから、もう辞めてしまおう」と安易に考えるのではなく、慎重に検討することをおすすめします。
中退者専門の支援サービス「中退就職カレッジ」
中退したけど「就職できずに困っている」という人は、就職支援サービスを利用してみましょう。私達ジェイックでは「中退者専門の支援サービス」を用意しています。
こちらは「中退就職カレッジ」といって、大学や専門学校を中退した人を対象に、正社員への就職をサポートするサービスです。
大学がつまらないときのよくある質問
大学がつまらないという理由で中退しようか迷っている方は、一度ジェイックの「就職相談」へお申込みください。経済的または家庭の事情などがない限り、大学を中退するかどうかは慎重に考えるべきです。ジェイックのアドバイザーが、あなたが本当に大学中退すべきかどうかを親身になって考えます。
大学がつまらない理由として考えられる主なものには、授業やサークルがつまらない、同級生のレベルが低い、友だちや恋人がいない、といったことがあります。「大学がつまらないと思う理由」で、詳細をご紹介しています。
「どうしたら大学生活が楽しくなるのか?」で触れていますが、勇気を出して自分から交友関係を広げたり、ほかの大学とのつながりを持ってみたりして自分の世界を広げるのはよい方法です。新型コロナウイルスにより学校生活に影響が出ている人も多いかもしれませんが、楽しむための工夫はしましょう。
まとめ:「大学がつまらない」から抜け出すのは自分次第
大学がつまらないと感じている場合、そこから抜け出すのも、つまらないまま大学生活を過ごすのも、自分次第といえます。大学は高校までとは異なり、担任の先生やクラスメイトなどが気にかけてくれるというわけでもないため、自分から行動を起こしていくことが何より大切です。「大学がつまらないから中退して就職しようかな」「中退したいけれど就職ができるか心配」という方は、ジェイックの就職アドバイザーまでお気軽にご相談ください。
大学を辞めたいと考えている方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
こんな方におすすめ!
- 学歴に自信がないから就職できるか不安
- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている
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- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている