「自分らしく生きる」ことにあこがれる人は多いでしょう。ではいったいどうすれば自分らしく生きることができるのでしょうか。自分らしく生きるとはなんでしょうか。
この記事では自然体で人生を楽しむことを「自分らしく生きる」ことととらえ、その方法を紹介していきたいと思います。
※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
自分らしく生きるとは?自分らしく生きている人の特徴は?
まずは自分らしく生きるとは何か考えてみましょう。
自分らしく生きるとは?
自分らしく生きるとは、自分の気持ちに正直になり生きていくことを表します。他人のことを気にせず、楽しいと思うこと、やりたいことを自らが選び生きていくことです。他人の目を意識すると、どうしても世間の基準に自分の発言や行動を当てはめて、皆と同じような生き方をしなければならないと思いがちですが、無理に皆と同じような生き方に自分を当てはめる必要はないのです。
自分らしく生きている人の特徴
自分らしく生きている人にはさまざまな特徴があります。代表的なものを解説しましょう。
特徴1.自分の好きなことをして生活している
自分らしく生きるということは、すなわち自分のやりたいことをし、自分に正直に生きるということです。自分の好きな仕事をする、自分の好きな趣味に打ち込むなど、自分の好きなことの示す範囲は広く、人によって異なるでしょう。何をするにしろ、それが自分の好きなことで、毎日それを行いながら日々を過ごしているなら、自分らしい生き方をしていると言えます。
特徴2.自分に自信がある
自分らしく生きるためには、自分で自分を肯定しなければなりません。なぜならば、自分らしさを保つためには、自分の行動は自分にとって正しいこと、すべきことだという考えでなければならないからです。すなわち、自分に自信を持つことが求められます。
特徴3.他人を尊重することができる
自分らしく生きることは、自分のわがままを押し通しながら生きることではありません。自分らしさを持つと同時に、他人を尊重しほかの人に迷惑をかけないよう行動することが大切です。
特徴.4仕事・プライベートの双方に充実感がある
「なぜ今自分はこんなことをしているのだろう」と、日々の中で自分のライフスタイルに疑問を持つ方もいるでしょう。仕事とプライベート、どちらか一方でも不満がある状態では、真に自分らしい生き方をしているとは言い切れません。自分らしさを大事にしている人は、仕事もプライベートも、どちらも充実させています。
自分らしく生きることのメリット
自分らしく生きることにはさまざまなメリットもあります。具体的にどんなものがあるのか見ていきましょう。
メリット1.自分のことを理解してくれる人と関われる
自分らしく生きていると、好きなことややりたいことが絞り込まれる傾向にあります。そのため、日々の中で関わる人数は少なくなりがちです。しかし、関わる人数が減るからこそ、自分のことを本当に理解してくれる人とコミュニケーションをとることができます。自分らしく生きるということが、周りの人皆に受け入れられるとは限りません。中には、自分らしく生きる姿を、自分勝手だと考えたり、協調性がないと考えたりする人もいるでしょう。
ただし、自分らしさを貫いている自分と、変わらず関わりをもってくれる人や、新たに関わりをもとうとしてくれる人もいます。自分らしく生きるスタイルを尊重してくれる人こそ真の理解者と言えます。自分の本質を分かってくれない人と表面上の付き合いをするよりも、人数は少なくても自分のことを理解してくれる人と関わる方が幸福度がより上がるでしょう。
メリット2.ストレスを感じない
他人の目線・評価を気にしているときは、無難なことをしたり、受けが良いことをしたりと、自分の本来の意図にそぐわないことをしてしまいがちで、そのことがストレスになってしまう人も多いでしょう。しかし自分らしく生きている人は、他人の目線・評価に動じることが少なく、他人からの評価由来のストレスを感じずにいられるいうメリットがあります。
メリット3.自分に自信が持てる
自分らしく生きることにより、やるべきことが明確になり、自分に自信を持てるようになるのもメリットです。「自分の人生はこれでいいのだろうか」と悩んだことがある方は少なくないでしょう。自分の生き方に迷いが生じている状態では、自分に自信をもつことはできません。自信の無さは、モチベーションや効率の低下、メンタルの落ち込みなど、さまざまなデメリットを生む可能性があります。
しかし、自分らしく生きるためには、自分自身を肯定し、これでいいのだと自分を認めることが必要です。これが自分への自信となり、よりエネルギッシュな行動へと繋がっていくでしょう。さらに、自分の気持ちを優先して行動することにより、自分の生き方がはっきりとします。自分の指標が定まれば、迷うことなく力強く人生を歩いて行けます。
※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
自分らしく生きるための方法
自分らしく生きることにはさまざまなメリットがあり、とても理想的に見えます。しかし、実際自分らしく生きるためにはどのようなことが必要なのでしょうか。自分らしく生きるためにやらなければならないことについて解説します。
方法1.自分を大切にする
まずは自分を大切にすることが、自分らしく生きるために重要です。自分を大切に考えられれば、自身の価値観を尊重することに繋がります。自分らしく生きるためには、自分の在り方、考え方を自分自身が受け入れ、認めてあげなければいけません。自分の考えは普通ではない、こんなことを考えるなんて社会人として失格、このように自分を卑下することはないのです。自分らしく生きるために最も優先すべきなのは自分の気持ち。自分の気持ちを無視したり、ないがしろにしたりせず、しっかり向き合いましょう。自身の価値観を尊重することにより、より自分をオープンにして、自分らしい生き方ができます。
方法2.自分の意見・信念を持つ
自分の意見・信念を持つことは、自分らしく生きることに直結します。自分らしく生きるためのベースには、自分の考えがなければなりません。誰の考えでもない、自分自身の意見です。周囲の目や評価を気にしたり、忖度したりしてしまったら、それは純粋な自分の考えとは言えないでしょう。自分は一体どう思っているのか、それのみを純粋に考えてみてください。そして、もし自分の考えがほかの人と異なっていたとしても、そのことに関し迷いや不安を抱かないことです。人はそれぞれ育った環境が異なります。現在の生活もおかれている状況も異なります。もっている知識やできることできないことも異なります。これだけ異なる状態でありながら、皆が同じ意見を持つということ自体が難しいのです。
自分の考えには、これまで自分が経験してきたことなども反映されます。皆それぞれ考えが異なって当たり前です。常識という概念に縛られないことが大切です。「普通はこうだ」という枠に自分を当てはめてしまうと、自分らしさを抑えることになってしまいます。固定観念にとらわれず、自然で自由な発想を大事にしながら、自分の考えをしっかり見極めてみましょう。
方法3.一人旅をする
一人旅をすることは、自分らしく生きていくことに繋がります。旅行と自分らしく生きることに何の関係があるのかと不思議に思う方もいるかもしれませんが、一人旅は自分の考えなどを見つめ直す良い機会なのです。その理由は、日常生活を離れられるから。仕事や日常生活がすぐ身近にある環境の中では、全てのしがらみを排除して自分の考えをまとめるのはなかなか難しいものです。しかし、旅に出ることにより、いつも自分が過ごす環境を離れ、身軽な気持ちで自分自身のことを考えられます。
旅に同行する人がいると、自分以外の人とのコミュニケーションの時間が発生するため、深い考え事をするには向きません。誰からも干渉されない時間を多くもつため、一人旅がベストです。さらに、一人旅は自分の意思で選択・行動をする必要があります。どの交通機関を使うか、どのような経路で向かうか、どのような宿に泊まるか、滞在中は何をするかどこへ行くか、全て自分で決めなければなりません。これは、自分の考えを持ち自分らしくいきていくための訓練にもなります。
方法4.興味のある新しいことに挑戦する
興味のある新しいことにチャレンジすることにより、自分の視野・可能性を広げられます。自分らしく生きたい、そう漠然に考えてはいても、具体的に自分が何をしたいのかが見えてこないと悩む方もいるかもしれません。そんなときは、興味のあることに積極的に挑戦してみてください。まだ自分が出会っていないことの中に、自分がこれだと思えるものが眠っている可能性もあります。挑戦した結果、成功するか失敗するかは問題ではありません。失敗しても大きなヒントが見つかる可能性もあります。完璧を求めず、経験を増やすことを目指しましょう。
いろいろな経験をすることにより、心に余裕が生まれてきます。人は経験のないことに関しては、不安を感じるものです。関心のあることに挑戦してどんどん経験を増やしていけば、自分の考えを構築する材料がたくさんできます。その材料を使って自分の特性などを加味しながら、自分の好きなことやりたいことを見極めていけば、自分らしい生き方に近づくことができるでしょう。
方法5.理想とする生き方をしている人のまねをする
いきなり自分らしい生き方に挑戦しようとしても、どのようにすればよいのかわからない場合も多いでしょう。そのようなときは、理想とする生き方をしている人のまねをするのも有効です。自分らしい生き方を模索する上で、他人の目や評価を気にする必要はありませんが、参考にできる情報として他の人のやり方を取り入れるのはありです。自分の中でしっかりとした形になっていない自分らしさを、明確にするためのステップだと思ってください。世の中には自分らしさを大切に生きている人が大勢います。もし自分の理想とする生き方を実践している人がいたら、自分が考えている生き方が、不可能ではないという実証にもなります。これから自分の生き方を模索する上で、大きな励みにもなるでしょう。
また、理想とする生き方のまねをする中で、自分はこうしたいと新たな考えが生まれてくるかもしれません。つまり、さらに自分らしく生きるためのヒントを得ることができます。始めから自分だけで自分らしい生き方を確立する必要はありません。人のまねをしながら、少しずつ自分らしい生き方に近づけていく方法も良いでしょう。
方法6.他人に頼る
自分らしく生きるためには、他人に頼ることも重要です。もちろん、ほかの人に迷惑をかけて自分らしさを貫くのはいただけません。しかし、人には得意・不得意というものがあります。不得意なことは他人に任せて、得意なことに集中し自分らしさを高めるという方法もあるでしょう。得意分野は上手にこなすことができるので、好きだと感じている人も少なくないはず。ほかの人とお互いに得意分野を活かすことで意見が合致すれば、何も問題はありません。
不得意分野をカバーし合える仲間と生きていくことにより、お互いが自分の得意分野に集中できます。1人で得意・不得意分野どちらも行うよりも、効率的に進められるでしょう。また、お互いに効率がアップするため、相乗効果でさらに成果を上げることも期待できます。
自分らしくいきるには~まとめ~
自分らしく生きることにより、人生が更に豊かになります。ただし、現在の身の回りの環境を全て精算し、すぐに全ての生活を自分らしくすることは難しいでしょう。一気に自分らしい生き方に方向転換をする必要はありません。自分の興味関心のあることを見つけ、さまざまな経験を身に付けながら自分らしさを考えるのも大切です。そして少しずつ自分らしい生活に変えていき、素晴らしい人生にしましょう。
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