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既卒者の履歴書の書き方!履歴書の選び方や作成のステップを解説

既卒者の履歴書の書き方とは?履歴書の選び方や作成のステップを解説!

既卒者履歴書書き方はどうすればよいのか、迷っている方も多いのではないでしょうか?

既卒者の履歴者の書き方は、新卒/転職者と書き方が異なります。既卒者が学生時代のままの意識で履歴書を作成してしまうと、企業からマイナスイメージを持たれる可能性があるため、注意が必要です。

こちらの記事では、既卒者の履歴書の選び方や作成のステップを解説しています。既卒者の履歴書の書き方を学ぶことができ、既卒就職の準備を有利に進められる内容となっていますので、是非最後までご覧ください。

既卒になると、履歴書で落ちる人が多いって聞いたことがあるよ。

既卒と新卒の違いを理解して、履歴書対策をしないと履歴書で落ちてしまう可能性があるわ。しっかりと準備しましょう。

既卒の履歴書は書き方が新卒や転職者と違う

既卒の履歴書は書き方が新卒や転職者と違う

当然ですが、既卒は新卒(学生)ではありませんので、履歴書の書き方は新卒のころとは違ってきます。

学校を卒業している以上、既卒であっても学生ではなく社会人という扱いです。既卒が履歴書を書くときは社会人として一定の常識や、既卒からの就職は簡単ではないと理解していることを企業にアピールすることも大切です。

学生目線で書いた既卒者の履歴書は「学生気分が抜けていない」と厳しく見られがちです。既卒は、新卒と比較すれば就職活動においてどうしてもハンデがあるので、現状を把握したうえでの内容にした方が書類通過率が高いといえます。

もちろん、既卒だって大きい夢をもってもいい。だけど、実際にどのようにして達成していくのかというビジョンは、履歴書の段階から伝えるようにしていかないとね。

既卒者が履歴書を選ぶ3つのポイント

既卒の方が就職活動をする際には、履歴書の適切な書き方について知る前に、まずは履歴書の選び方のポイントについて知っておきましょう。

ポイント1:自己PRのスペースが広い形式の履歴書にする

履歴書は市販のものを購入するか、インターネット上のテンプレートに直接記入・またはダウンロードして手書きをする方法があります。ある程度書式は決まっていますが、自己PR欄があまりにも小さい履歴書は、避けたほうが良いかもしれません。既卒者は職歴がないぶん、自己PRで自身の強みや適性を具体的にアピールしたほうが、企業に関心を持ってもらえる可能性が高まります。

ポイント2:職歴欄が目立たない履歴書を選ぶと良い

既卒で就職活動をする場合、正社員経験はなくアルバイトのみ、または就労経験がない、という方が一般的です。履歴書には「学歴・職歴」を記載する欄が用意されていますが、書式によってはその欄が多く取られていることがあります。転職者や、数社で勤務経験がある場合にはこのほうが便利ですが、既卒の場合は職歴を記載しないため、空欄が多いとかえって目立ってしまうことがあるのです。

ポイント3:既卒者は大学指定の履歴書を使わない方がいい

履歴書には、大学が発行している大学指定の履歴書もあります。新卒で就活をする場合、大学指定の履歴書を使う人もいます。大学指定の履歴書は大学名が印字されていて学部・学科を記載する欄があったり、新卒就活向けのフォーマットになっていたりと、学生・企業の双方にとって効率的ではあります。

一方、既卒が大学指定の履歴書を使うことはあまりおすすめしません。「既卒なのになぜ大学指定のもの?」と疑問に思われたり、場合によっては「新卒時代の履歴書を使いまわしているのでは」と誤解されるリスクがあります。

履歴書の形式はいろいろあるけれど、既卒者の場合はこの3点に注意して選ぶことで、企業からの印象もよくなりそうだね。

既卒者の履歴書は自己PRで勝負

既卒者の履歴書でもっとも重要な項目のひとつが、自己PRです。スキルやキャリアがなくとも、企業へ自分をアピールできるチャンスです。

既卒の自己PRのコツは、以下の通りです。

  • 結論を最初に書く
  • 目標達成能力、コミュニケーション能力、自主的に学ぶ姿勢、失敗を活かす力などどんな仕事にも活かせそうな強みを書く
  • 応募する企業で活かせる強みを伝える
  • 志望動機を混ぜて説明する

自己PRの例を4つご紹介しますので、履歴書の自己PRを考える際のひとつの参考にしてみてください。

自己PR例(営業職)

私の強みは、目標を達成する力があることです。大学卒業後に家電量販店で携帯電話を販売するアルバイトをしていました。目標販売台数が設けられていたため、毎月、達成に向けて努力していました。携帯電話販売のアルバイトは2年間続けましたが、個人成績では販売台数1位を15回達成しています。

私は、目標に向かって数字を積み上げることは得意です。販売の仕事にはお客様とのコミュニケーション能力も重要と考え、コミュニケーションに関する本も読んで勉強し、コミュニケーション能力も向上しました。

御社を志望した理由は、事業内容自体に興味を持ったことももちろんですが、販売職での経験を活かせると考えたためです。まだ就業経験は浅いですが、目標達成能力やコミュニケーション能力を活かし、営業職の業務を通じて御社に貢献できたらと考えております。

目標達成能力、コミュニケーション能力、自主的に学ぶ姿勢をアピールできていますね。

自己PR例(IT系)

私の強みは、探求心があることです。以前は、俳優を目指し、劇団に所属して舞台に出演していました。たくさんの舞台や映画を鑑賞し、好きな俳優の演技を徹底的に研究していました。

演技には天性の部分が多いように思われがちですが、実は、優れた俳優は緻密に計算された演技をしていることがわかりました。その研究結果を劇団メンバーとも共有し、演技力の向上に活かしました。その結果、観客動員数が200名を超える舞台も実施できました。

私は御社の〇〇の事業において、強みである探求心を活かし、エンジニアとして御社に貢献したいと考えております。

自主的に勉強して学んだことを活かしたいという熱意が伝わります。

自己PR例(経理職)

私の強みは、数字に強いことです。大学時代に公認会計士に興味を持ち、勉強を始めました。ですが、次第に資格を取得するよりも、実際に企業会計の実務に取り組んでみたいと思うようになりました。公認会計士の模擬試験では高得点を取っており、現在も自主的に学び続けています。この能力を活かし、経理として御社に貢献できたらと考えています。

なぜ資格取得をやめて就職を考えたのかについて、具体的に理由を説明できています。

自己PR例(語学力アピール)

私の強みは、語学力です。イギリスに留学していたため、新卒での就職活動を行うことができませんでした。イギリスではビジネス英語を中心に学んでおり、TOEICでは〇点を取っていることもあり、ビジネスシーンで通用する英語力はあると自負しております。

御社の〇〇という事業で、自身の語学力を活かせるのではないかと考えております。一般的なタイミングよりも就職活動が遅れましたが、強みを活かして御社に貢献できたらと考えております。

既卒になった理由が明確で、自分の強みを明確に説明できています。

具体例を参考にして、自分なりの履歴書を作成していこう!

履歴書に書くことが無い既卒はどうする?

アルバイトや海外留学などである程度の実績やスキルがある人はまだ良いですが、既卒期間に特に何もしてこなかった人、胸をはって言えるようなエピソードがない人もいます。

最後に、履歴書に書くことがない既卒は何を書けばいいかについてご紹介します。

バイトすらしたことがない

既卒期間にアルバイトをしたことがない人は、たとえば以下から書けることを探してみると良いでしょう。

  • 既卒期間に勉強したこと(資格や公務員の勉強など)
  • 学生時代のアルバイト経験
  • ボランティア経験
  • 学生時代の部活やサークルの経験

例文を以下、ご紹介します。

私の強みは、コミュニケーション力があることです。〇〇地震のボランティアに参加した際には、初対面のボランティアの方たちと共同作業をしていくうちに仲良くなり、現在も交流しています。

当時の経験から、共通の目標に向かって頑張る者同士は仲良くなると気づきました。それまでは自分のことを人見知りだと思っていましたが、ボランティアをきっかけに、初対面の人と親しくなるのが得意になりました。

御社の営業職においては自身の強みを活かし、商品をただ売ろうとする姿勢ではなく、お客様の困りごとをヒアリングしたうえで、共感を深めながら、お客様の課題解決をしていけたらと考えております。

コミュニケーション能力の高さ、ボランティアの経験が営業職に活かせる説明をしています。

昔は人見知りだったけれど今はそうではないことを伝えることで「変化できる人材」「成長できる人材」であることをイメージさせます。

このように、既卒でアルバイト経験などがなくても書けることがあるはずですので、改めて大学時代などの棚卸しをしてみましょう。

バイトはしていたが頑張っていなかった

既卒期間にアルバイトをしていたが頑張っていなかった人もいるでしょう。その場合、当時を反省していて、今は心を入れ替えていることを伝えましょう。

例文を以下、ご紹介します。

私は大学卒業後、コンビニでアルバイトをしていました。大学の同級生たちが社会人として活躍しているのに自分はアルバイトのままであることに劣等感を感じて仕事に集中できなくなり、結果、退職してしまいました。

「このままの状態でいても何も変わらない。いま頑張らないと成長できないし、自分のためにも決して良くない」と反省し、就職することを決意しました。

今後は、社会人として責任ある仕事をしながら御社や、ひいては世の中に貢献できる人間になりたいと考えています。現在は、御社の業務に必要な〇〇の勉強をしております。

反省を素直に伝えることで実直な人柄が伝わり、印象が良くなります。採用担当者によっては「まだ若いし、失敗もあるよね」と理解してくれる人もいます。格好つけずありのままの自分を伝えるのも、ときには効果的なのです。

企業がほしいのは「失敗しない人」ではなく「失敗から学び行動できる人」です。失敗を認め反省し、今は努力・行動をしていることを伝えると良いでしょう。

強みや長所が見つからない

どんなに自分の強みや長所を探しても見つからない場合は、周りの人に聞いてみましょう。思いもよらないあなたの強みが見つかることがありますし、第三者からの評価のほうが説得力が増す、というケースもあります。

親、友人、お世話になった先輩や恩師など、あなたのことを理解している人に聞いてみましょう。

自分には、自己PRできることがないと考えて不安な人も多いかも。ジェイックの「就職エージェント」なら履歴書・面接対策がしっかりとできるから、相談してみよう!

まとめ

既卒の履歴書の書き方は、新卒とは違うことを意識して適切に書けば問題ありません。それだけでも、書類選考の通過率をアップできる可能性が高まります。既卒からでもきちんと準備・対策をすれば正社員就職は可能ですので、早めに就職活動の準備を進めていきましょう。

「一人で既卒の就活をするのは不安」「履歴書の書き方がよくわからない…」という方は、お気軽に弊社ジェイックまでご相談ください。プロのキャリアアドバイザーがアドバイスいたします。

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近藤 浩充常務取締役
株式会社ジェイック 常務取締役 20~30代の既卒/フリーター層の就職支援事業、キャリア教育事業の統括責任者を歴任、マーケティング開発部門の事業部長(現任)として東証上場を果たす。IT×教育×職業紹介などテックを活用し、変化し続ける顧客のニーズを追求している。【著書】社長の右腕 ~中堅企業 現役ナンバー2の告白~