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子供と関わる仕事20選!資格や保育士以外の一般企業も紹介

子供と関わる仕事20選を紹介【保育士以外の一般企業もご紹介】

子供と関わる仕事には、乳児期、小学生など、年齢や発達段階ごとに多岐にわたる職種があり、保育士などの資格が必要な仕事と、塾講師などの資格なしでも携われる仕事に分けられます。

子供相手の仕事は、責任が大きい反面、やりがいも大きく、天職だと感じる人もいます。

この記事では、資格が必要な仕事と資格なしでもできる仕事、向いている人の特徴などを解説します。
ぜひ、仕事探しの参考にしてみてください。

記事のPoint
  • 子供と関わる仕事はおおまかに2タイプ:資格が必要な仕事か資格なしでもできる仕事【一般企業を含む】
  • 資格が必要な仕事は、保育士や幼稚園教諭など
  • 資格なしでもできる仕事【一般企業を含む】は、ベビーシッターや学童スタッフなど
  • 子供と関わる仕事に向いてる人の特徴は、責任感が強い人や相手の気持ちを考えられる人
  1. 保育士
    未就学児の生活習慣や社会性を育むサポートを行う。保育士資格が必要。
  2. 幼稚園教諭
    保育園と比べ、短い時間の保育を行い、より教育的な要素が多い。幼稚園教諭免許が必要。
  3. 小学校教諭
    「教科指導」と「学級経営生活指導進路指導」を通して子供の人生に関わる。
  4. チャイルドマインダー
    少人数の保育を家庭の教育方針に沿って専門的に進めるイギリスで生まれた職業。
  5. スクールカウンセラー
    学校に通う年齢の子供たちの心のケアを行う専門家で、今後もニーズが高い仕事。
  6. 児童福祉司
    児童相談所に勤務し、子供や保護者の抱えている問題の解決の手助けをする仕事。
  7. 認定こども園
    保育士と幼稚園教諭が連携し、子どもたちの発達に応じた保育・教育プログラムを実施する。
  8. 企業保育士・院内保育士
    企業や病院が従業員の福利厚生として提供する保育サービスで、保護者が安心して働けるようサポートする仕事。
  9. 乳児院
    保護者の事情により家庭での養育が難しい0歳から2歳までの乳児を生活支援や情緒の安定を図るためのケアを行う仕事。
  10. 児童養護施設
    家庭での養育が困難な子どもたちを保護し、生活の場と養育を提供する施設で、18歳までと対象も幅広い。
  11. 児童発達支援施設
    保育士、発達支援員、作業療法士、言語聴覚士が各子どもの発達段階に合わせた発達支援プログラムを運営する。
  12. インターナショナルスクール
    主に外国籍の子どもや、国際的な教育を希望する家庭の子どもたちを対象に、英語を主言語として教育を行う学校。
  1. 保育士や幼稚園教諭以外の園職員
    給食調理や清掃、事務スタッフ、保育補助、看護師など
  2. 学童スタッフ(放課後児童支援員)
    小学校の放課後に子供が過ごす学童で働くスタッフ
  3. 塾講師
    さまざまなニーズに合わせて、児童を指導していくが、資格は必須ではない
  4. キッズ用品の販売スタッフ
    子供向けに提供する商品やサービスを扱う企業の顧客接点部門
  5. ベビーシッター
    子供の自宅で保護者に代わり生活全般をサポートする
  6. 習い事の講師
    少人数の子供と向き合い、自分の得意なことを教えることができる
  7. 小児クラーク
    医療機関の小児科や産婦人科など、小児を対象とした病棟で働く事務スタッフ
  8. アミューズメント施設・テーマパークスタッフ
    さまざまな年齢の子供達が訪れるため、職種も多岐にわたる

子供と関わる仕事とは?年齢別に紹介

子供と関わる仕事とは

子供に関わる仕事を、以下の子供の年齢別に解説します。

  • 乳児期(0〜1歳)
  • 幼児期(1歳〜6歳)
  • 小学生以上

ぜひ、仕事選びの参考にしてみてください。

乳児期(0~1歳)

乳児期の子供と関わる仕事は、以下があります。

    資格が必要なもの
  • 助産師
  • 保育士
    資格が必要ないもの
  • ベビーシッター
  • 保育施設スタッフ
  • 小児クラーク
  • アミューズメント施設・テーマパークスタッフ

産まれて間もない乳児を扱うため大変な部分もありますが、自分ひとりで数多くの子供を見るわけではないため、小さな子供とじっくり向き合うことができます。

助産師や保育士は専門の資格が必要になりますが、ベビーシッターや保育補助スタッフのように、資格が不要な仕事もあります。

幼児期(1歳~6歳)

幼児期の子供と関わる仕事は、以下があります。

    資格が必要なもの
  • 保育士
  • 幼稚園教諭
  • チャイルドマインダー
    資格が必要ないもの
  • 幼児教室講師
  • キッズ用品販売スタッフ
  • カメラマン
  • 小児クラーク
  • アミューズメント施設・テーマパークスタッフ

幼児相手の仕事というと保育士や幼稚園教諭が一般的に思い浮かびますが、幼児教室のスタッフなど、資格が不要な仕事もあります。子供を対象とした写真スタジオのスタッフや、幼稚園で販売する写真を撮影するカメラマンも、幼児と関わる仕事のひとつです。

幼児教室では、リトミックや英会話、スポーツ、音楽、工作など、自分の得意なことを子供に教えることもできるでしょう。

小学生以上

小学生以上の子供と関わる仕事は、以下があります。

    資格が必要なもの
  • 小学校教諭
  • 学童スタッフ(放課後児童支援員)
  • スクールカウンセラー
  • 児童福祉司
    資格が必要ないもの
  • 塾講師
  • 習い事の講師
  • 小児クラーク
  • アミューズメント施設・テーマパークスタッフ

小学生以上になると子供の学力や体力もあがるため、より専門的な知識や技術を教えることができます。塾講師や各種習い事の講師など、仕事の選択肢も増えてきます。

また、スクールカウンセラーや児童福祉司など、デリケートな事情を抱える子供たちやその保護者をサポートするような社会的意義のある仕事もあります。

子供と関わる資格が必要な仕事12選

多くの子供と関わる仕事

子供と関わる資格が必要な仕事は、以下の12つです。それぞれ解説していきます。

  1. 保育士
    未就学児の生活習慣や社会性を育むサポートを行う。保育士資格が必要。
  2. 幼稚園教諭
    保育園と比べ、短い時間の保育を行い、より教育的な要素が多い。幼稚園教諭免許が必要。
  3. 小学校教諭
    「教科指導」と「学級経営生活指導進路指導」を通して子供の人生に関わる。
  4. チャイルドマインダー
    少人数の保育を家庭の教育方針に沿って専門的に進めるイギリスで生まれた職業。
  5. スクールカウンセラー
    学校に通う年齢の子供たちの心のケアを行う専門家で、今後もニーズが高い仕事。
  6. 児童福祉司
    児童相談所に勤務し、子供や保護者の抱えている問題の解決の手助けをする仕事。
  7. 認定こども園
    保育士と幼稚園教諭が連携し、子どもたちの発達に応じた保育・教育プログラムを実施する。
  8. 企業保育士・院内保育士
    企業や病院が従業員の福利厚生として提供する保育サービスで、保護者が安心して働けるようサポートする仕事。
  9. 乳児院
    保護者の事情により家庭での養育が難しい0歳から2歳までの乳児を生活支援や情緒の安定を図るためのケアを行う仕事。
  10. 児童養護施設
    家庭での養育が困難な子どもたちを保護し、生活の場と養育を提供する施設で、18歳までと対象も幅広い。
  11. 児童発達支援施設
    保育士、発達支援員、作業療法士、言語聴覚士が各子どもの発達段階に合わせた発達支援プログラムを運営する。
  12. インターナショナルスクール
    主に外国籍の子どもや、国際的な教育を希望する家庭の子どもたちを対象に、英語を主言語として教育を行う学校。

1. 保育士

保育士は、0歳から小学校入学前の6歳までの未就学児の子供の保育をする仕事です。子供の年齢があがるほど、ひとりで担当する子供の数は増えます。

子供たちの生活全般をサポートしながら、食事、トイレ、着替え、表現などの生活習慣を身に着けられるように教えていきます。

子供にとってははじめての集団生活となるため、社会性を身に着けられるようなサポートも行います。

保育士になるには「保育士資格」という国家資格が必要です。資格を取得するためには、専門学校や短大、大学などの保育士養成校で、保育や福祉に関する単位を一定取得し卒業する方法と、国家試験を受けて合格する方法があります。

平均年収396万円
必要な資格・保育士資格
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力
・観察力
・応急処置や保育関連の知識
・忍耐力
向いている人・子どもが好きで、子どもと接するのが得意な人
・忍耐強く、責任感のある人
・チームワークを大切にする人
仕事に就くためには?・専門学校や大学等で保育士の資格を取得する
・保育施設や自治体の採用試験を受け、就職先を見つける

保育士について以下の記事で詳しく解説しています。

厚生労働省:「保育士 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

2. 幼稚園教諭

幼稚園教諭は、年少といわれる3歳から年長といわれる小学校入学前の6歳までの未就学児の教育保育を行う仕事です。幼稚園の規模にもよりますが、20~30人程度の自分のクラスを受け持つこともあるでしょう。

幼稚園は「教育をするところ」というイメージがありますが、近年では、保育園にも教育の要素があったりもします。大きく違う部分は、子供を預かる時間です。

保育園では基本的に朝の7時台~18時台の間で子供を預かりますが、幼稚園では一般的には9時~14時ごろまでとなっています。ただし、預かり保育を実施する幼稚園もあります。

仕事のやりがいも保育士と重なる部分もありますが、幼稚園教諭は勉強、芸術、運動など、やはり教育的な要素が多いことが特徴です。

幼稚園教諭になるためには「幼稚園教諭免許」が必要です。免許は幼稚園教諭養成課程のある専門学校、短大、大学で、所定の課程を修了して卒業することで取得可能です。

平均年収407万円
必要な資格・幼稚園教諭免許状
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力
・教育プログラムの作成能力
・創造力と計画力
・観察力と柔軟性
向いている人・子どもが好きで、成長を支援したいと考えている人
・計画的に物事を進めるのが得意な人
・忍耐強く、責任感がある人
仕事に就くためには?・大学や短期大学で幼稚園教諭免許状を取得する
・免許状取得後、幼稚園や保育園で就職活動を行う

厚生労働省:「幼稚園教員 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. 小学校教諭

小学校教諭は、30~40人程度の児童に関わることができます。小学校は教科ごとに先生が分かれないため、自分の担当するクラスの児童と深く関わっていくことが可能です。

主な仕事内容は「教科指導」と「学級経営生活指導進路指導」となり、子供の人生に大きく関わることができるといっても過言ではないでしょう。

小学校教諭になるためには、小学校の教員免許状の取得が必要になります。一般的には大学の教職課程を修了して取得する「普通免許状」があります。教職課程を経ていなくても、優れた知識や経験を持っていれば、「特別免許状」を認められる場合もあります。

平均年収660万円
必要な資格・小学校教諭免許状
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力
・授業計画の作成能力
・観察力と問題解決能力
向いている人・子どもの成長を見守り、サポートしたい人
・柔軟性がある人
・責任感が強く、忍耐強い人
仕事に就くためには?・大学や教員養成課程で小学校教諭免許状を取得する
・教育委員会の採用試験を受け、合格後に小学校で勤務する

厚生労働省:「小学校教員 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

4. チャイルドマインダー

チャイルドマインダーとはイギリスで生まれた職業で「少人数保育のプロ」といわれます。0歳~12歳の子供を対象に、少人数の保育を家庭の教育方針に沿って専門的に進める仕事であるためです。

ベビーシッターよりも専門的な保育を行うことができるため、子供と真剣に向き合うことができるでしょう。

チャイルドマインダーになるには「チャイルドマインダー」の資格を取得する必要があります。資格は所定の講座を受けることで取得でき、実務経験を積んだのちに自分で開業したり、企業に雇われて働いたりすることも可能でしょう。

平均年収265万~297万円
必要な資格・チャイルドマインダー(認定期間:NCMA,Japan等)
必要なスキル・子どもの安全を守るための知識
・育児経験や保育知識・柔軟性と忍耐力
向いている人・小規模な環境で子どもと深く関わりたい人
・自宅などで働きたいと考えている人
・責任感と信頼性がある人
仕事に就くためには?・資格取得を目指すため、専門の養成講座を受講する。
・個人で開業し保育サポートを行う。

5. スクールカウンセラー

スクールカウンセラーは、学校に通う年齢の子供たちの心のケアを行う専門家です。学校に勤務し、子供たちの話に真剣に耳を傾け、抱える問題を解決するためのアドバイスや、働きかけを行う仕事を行い、子供たちの健やかな学校生活をサポートします。

現在はスクールカウンセラーの不足が社会課題になっており、今後もニーズが高い職業といえます。

スクールカウンセラーになるには、臨床心理士の資格が必須です。資格取得には、大学卒業後、指定大学院を修了した後に、臨床心理士の試験に合格する必要があります。

資格取得後は、各自治体の教育委員会や私立学校に採用されれば、スクールカウンセラーとして働くことができます。

平均年収551万円
必要な資格・臨床心理士資格または公認心理師資格
必要なスキル・心理学的知識とカウンセリング技術
・問題解決能力
・信頼関係を築く能力
向いている人・心理的なサポートに関心がある人
・共感力が高く聞くことが得意な人
・冷静に対応できる人
仕事に就くためには?・大学院で臨床心理学を学び、関連資格を取得する。
・学校や教育機関の求人へ応募する。

厚生労働省:「スクールカウンセラー – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

6. 児童福祉司

児童福祉司とは、児童相談所に勤務し、子供や保護者の抱えている問題の解決の手助けをする仕事です。

相談内容は、子供の非行や、心身に虐待を受けた子供のケア、育児に悩んでいる保護者の悩みの解決など多岐にわたります。

児童福祉司になるには、地方公務員試験に合格して資格を取得する必要があります。

資格取得には、以下の方法があります。

  • 大学で指定の課程を修了または大学院で指定の研究科を修了し、厚労省指定の福祉施設において、1年以上の相談援助業務に従事する
  • 社会福祉士の資格を取得する
  • 精神保健福祉士の資格を取得する
  • 社会福祉主事として、児童福祉施設で2年以上の相談援助業務に従事する

デリケートな側面も大きい仕事ですが、意義のある仕事のひとつといえるため、興味がある人は目指してみてもよいでしょう。

平均年収425万円
必要な資格・社会福祉士や精神保健福祉士
必要なスキル・子どもや家庭に対する支援技術
・コミュニケーション能力
・問題解決能力
・法的知識と行政手続きに関する理解
向いている人・冷静かつ忍耐強く対応できる人
・責任感が強く柔軟に対応できる人
仕事に就くためには?・児童福祉施設や地方自治体の採用試験に合格する。
・地方自治体の児童相談所や福祉関連機関への応募。

厚生労働省:「児童相談所相談員 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

7. 認定こども園

認定こども園は、幼稚園と保育園の機能を併せ持つ施設で、0歳から小学校就学前までの子どもたちを対象に保育と教育を提供します。

保護者の就労状況に応じて、長時間保育が必要な家庭にも対応可能です。

保育士と幼稚園教諭が連携し、子どもたちの発達に応じた保育・教育プログラムを実施します。

主な仕事内容には「保育・教育指導」、「生活指導」、「保護者との連携」などがあり、子どもの成長と発達を包括的にサポートします。
また、認定こども園は、地域の子育て支援にも関与することが求められ、保護者や地域との交流活動も役割の一つです。

平均年収407万円
必要な資格・保育士資格
・幼稚園教諭免許状
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力
・教育と保育の両方に対応する柔軟性
・計画力と観察力
・チームワークと協調性
向いている人・多様な活動を計画し、実施するのが得意な人
・責任感が強く、子どもたちの安全と発達を第一に考える人
仕事に就くためには?・認定こども園の求人に応募する。

厚生労働省:「幼稚園教員 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

8. 企業保育士・院内保育所

企業保育士や院内保育所の保育士は、主に企業内や病院内に設置された保育施設で、従業員や職員の子どもたちを対象に保育を行います。

企業や病院が従業員の福利厚生として提供する保育サービスの一環であり、保護者が安心して働けるようサポートします。

施設によっては、24時間保育や夜間保育を行うこともあります。

主な仕事内容は以下の通りです。
また、企業や病院の特性に合わせた特別なイベントの企画・運営も行うこともあるでしょう。

  • 日常保育
  • 食事や排泄の介助
  • 保護者との連絡・相談
  • 施設運営の補助
平均年収396万円
必要な資格・保育士資格
必要なスキル・柔軟な対応力と忍耐力
・子どもや保護者との関係を築くコミュニケーション能力
向いている人・企業や病院内で働く従業員を支える役割に興味がある人
・柔軟な勤務時間に対応でき、チームワークを重視する人
仕事に就くためには?・企業や病院が運営する保育所の求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「保育士 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

9. 乳児院

乳児院は、保護者の事情により家庭での養育が難しい0歳から2歳までの乳児を対象に、生活や養育を提供する施設です。

乳児院のスタッフは、子どもの基本的な生活支援や情緒の安定を図るためのケアを行います。

主な仕事内容は、「日常の生活支援」、「食事や排泄の介助」、「健康管理」、「情緒面のケア」、「保護者や他の関係機関との連携」などです。
また、乳児が健やかに育つために必要な発達支援や遊びの提供も重要な役割の一つです。

平均年収381万円(例:保育士)
必要な資格保育士資格または看護師資格(施設による)
必要なスキル・乳児とのコミュニケーション能力
・細やかな観察力と柔軟な対応力
・基本的な育児の知識とスキル
向いている人・一人ひとりに寄り添ったケアを提供したい人
・乳児の健やかな成長にやりがいを感じる人
・冷静に対応でき、細やかなケアが得意な人
仕事に就くためには?・乳児院の求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「保育士 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

10. 児童養護施設

児童養護施設は、家庭での養育が困難な子どもたちを保護し、生活の場と養育を提供する施設です。

対象年齢は、乳幼児から18歳までと幅広く、子どもたちの基本的な生活支援から学習指導、心のケアまで多岐にわたるサポートを行います。

主な仕事内容には、「日常生活の支援」、「学習支援」、「生活指導」、「心のケア」、などが含まれます。ほかにも、施設内外での行事や活動を通じて、子どもたちの社会性や自立心を育む支援も行います。

平均年収425万円
必要な資格・保育士資格
・児童指導員資格(社会福祉士、精神保健福祉士など)
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力・チームワークと協調性
・心のケアに関する知識と対応力
向いている人・困難な状況にある子どもたちを支援したいと考えている人
・子どもたちの成長を長期的に見守り、支えたい人
仕事に就くためには?・児童養護施設の求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「児童指導員 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

11. 児童発達支援施設

児童発達支援施設は、発達に遅れや障害を持つ子どもたちに対し、生活能力や社会性を育むための支援を提供する施設です。

施設内では保育士、発達支援員、作業療法士、言語聴覚士がチームを組み、各子どもの発達段階に合わせた個別支援計画に基づき、発達支援プログラムを作成・実施します。
ほかにも、生活支援、保護者や関係機関との連携・相談も行い、子どもの自立と成長を促進します。

平均年収396万円(児童指導員の場合)
必要な資格保育士資格・児童発達支援管理責任者資格(施設による)
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力
・発達障害に関する知識と支援スキル
・柔軟な対応力と観察力
・チームワークと協調性
向いている人・発達に遅れや障害を持つ子どもたちの成長を支援したい人
・子どものニーズに応じた支援ができる人
・責任感があり、長期的なサポートにやりがいを感じる人
仕事に就くためには?・児童発達支援施設の求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「保育士 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

12. インターナショナルスクール

インターナショナルスクールは、主に外国籍の子どもや、国際的な教育を希望する家庭の子どもたちを対象に、英語を主言語として教育を行う学校です。

多文化環境の中での教育が特徴で、生徒は異文化理解やグローバルな視点を養います。

主な仕事内容には、「教科指導」、「進路指導」、「学校行事の運営」、「保護者との連携」などが含まれます。

平均年収414万円
関連する資格・英語教員免許やTESOL、TEFLなどの英語指導資格があると有利
必要なスキル・英語のコミュニケーション能力
・国際的な視点と異文化理解
・教科指導力とカリキュラム作成能力
向いている人・英語力を活かして教育に携わりたい人
・生徒の多様なニーズに対応し、個別指導が得意な人
仕事に就くためには?・インターナショナルスクールの求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「英会話教師 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

子供と関わる資格なしでもできる仕事8選!

ひとりの子供と深く関わる仕事

子供と関わる資格なしでもできる仕事は、以下の8つがあります。
それぞれについて解説します。

  1. 保育士や幼稚園教諭以外の園職員
    給食調理や清掃、事務スタッフ、保育補助、看護師など
  2. 学童スタッフ(放課後児童支援員)
    小学校の放課後に子供が過ごす学童で働くスタッフ
  3. 塾講師
    さまざまなニーズに合わせて、児童を指導していくが、資格は必須ではない
  4. キッズ用品の販売スタッフ
    子供向けに提供する商品やサービスを扱う企業の顧客接点部門
  5. ベビーシッター
    子供の自宅で保護者に代わり生活全般をサポートする
  6. 習い事の講師
    少人数の子供と向き合い、自分の得意なことを教えることができる
  7. 小児クラーク
    医療機関の小児科や産婦人科など、小児を対象とした病棟で働く事務スタッフ
  8. アミューズメント施設・テーマパークスタッフ
    さまざまな年齢の子供達が訪れるため、職種も多岐にわたる

1. 保育士や幼稚園教諭以外の園職員

給食調理や清掃、事務スタッフ、保育補助、看護師などさまざまな職種があります。給食調理スタッフは管理栄養士などの資格が必要になる場合もありますが、無資格でも働けるところもあります。

保育補助は仕事内容は限られるものの保育士資格がなくてもできるため、子供好きな人が始めやすい仕事といえます。

平均年収353万円(保育補助)
関連する資格・保育士資格
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力
・保育士の指示に従いサポートする柔軟性
・基本的な保育の知識とスキル
・チームワークと協調性
向いている人・子どもが好きで、保育士をサポートしたいと考えている人
・子どもと触れ合いながら働くことに喜びを感じる人
・協調性があり、サポート業務に柔軟に対応できる人
仕事に就くためには?・保育園や認定こども園などの求人情報を確認し、応募する

2. 学童スタッフ(放課後児童支援員)

学童スタッフは、小学校の放課後に子供が過ごす学童で働くスタッフです。学童を利用する子供の年齢は小学校1年生~4年生までが多く、最近ではニーズが急速に高まっています。

理由は共働き世帯が増えているためで、地域貢献という意味でも社会性が高い仕事です。また、学校では受けられない独自のカリキュラムなどを組んでいる民間学童も人気です。

学童スタッフは無資格でもなることができます。ただし、2015年に新設された「放課後児童支援員」という学童保育の専門資格もあり、1施設に対し、2名以上の配置が義務付けられています。専門性を高めたい人は、資格取得も視野に入れましょう。

平均年収394万円
関連する資格・放課後児童支援員(都道府県認定)
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力
・保育士の指示に従いサポートする柔軟性
・基本的な保育の知識とスキル
・チームワークと協調性
向いている人・子どもと触れ合いながら働くことに喜びを感じる人
・協調性があり、サポート業務に柔軟に対応できる人
仕事に就くためには?・小学校等の放課後児童指導員の求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「学童保育指導員 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. 塾講師

塾講師は塾の方針にもよりますが、集団指導の場合は10~30名程度の児童を相手に授業を担当します。

「学校の成績を上げたい」「中学受験対策」などのさまざまなニーズに合わせて、児童を指導していくスキルが求められます。
また、授業だけでなく、保護者との面談や、塾の説明会の実施など塾の運営に関する役割が求められます。

塾講師になるための特別な資格はありません。塾を経営する企業の募集要項にもよりますが、一般的に教員免許を持っていたり、高い学歴だと採用されやすい傾向にあります。

平均年収414万円
関連する資格・教育関連の資格や教員免許があると有利
必要なスキル・指導力とコミュニケーション能力
・カリキュラムの作成能力
・生徒の学力や理解度を見極める観察力
向いている人・生徒の理解度に合わせて教え方を工夫できる人
・生徒とのコミュニケーションを大切にできる人
仕事に就くためには?・塾や予備校の求人情報を確認し、応募する
・独立開業など、個人塾を開設。

厚生労働省:「学習塾教師 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

4. キッズ用品の販売スタッフ

キッズ用品の販売スタッフの仕事は、業界業種もさまざまです。企業が子供向けに提供する商品やサービスは、星の数ほどあるためです。そのため、求人も比較的多いといえます。

たとえばベビー用品や洋服、靴、おもちゃなどを販売する店舗が考えられます。自分の好きなブランドであれば、仕事へのやりがいも増えるでしょう。

子供向けの商品やサービスを扱っている企業へ入社し、販売などの顧客接点部門に配属されることで、子供と関わることができます。

平均年収373万円
関連する資格なし
必要なスキル・接客
・販売のスキル
・商品知識
・在庫管理やレジ操作などの店舗運営スキル
・コミュニケーション能力
向いている人・子どもや親子連れと接することが好きな人
・商品の特長を的確に説明し、提案するのが得意な人
仕事に就くためには?・小売業の求人情報を確認し、応募する

5. ベビーシッター

ベビーシッターは0歳~12歳の子供を対象に、子供の自宅で保護者に代わり保育を行う仕事です。子供の身の回りのお世話や、遊び相手、食事の用意など生活全般をサポートします。

子供の人数は基本的には一人か、兄弟姉妹を一緒に見るとしても二人程度のため、たっぷり愛情を注ぐことが可能です。

ベビーシッターになるには、ベビーシッターを派遣している企業に登録し、採用される必要があります。無資格であっても子供の面倒を見る責任の重い仕事のため、きちんとした研修があります。

特別な資格は必要ありませんが「認定ベビーシッター」という専門的な資格もあります。取得することで採用されやすくなる可能性もありますので、チェックしてみましょう。

平均年収394万円
関連する資格なし
必要なスキル・子どもとのコミュニケーション能力
・緊急時の対応能力
・基本的な育児の知識とスキル
・柔軟性と忍耐力
向いている人・個別に丁寧なケアを提供したいと考えている人
・柔軟な勤務時間に対応できる人
・安心して子どもを預けられる信頼性がある人
仕事に就くためには?・派遣会社に登録する。
・個人での営業活動を行う

厚生労働省:「ベビーシッター – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

6. 習い事の講師

習い事の講師の内容はさまざまですが、少人数の子供と向き合い、自分の得意なことを教えることができる仕事です。

英会話、ピアノ、リトミック、ダンス、各種スポーツなどあらゆる習い事があるため、自分に合った仕事を見つけられます。

働くためには、各教室を運営する企業に就職する方法が一般的です。資格が必須ではありませんが、習い事の種類によっては、資格や受賞歴などがあることで採用が有利になる場合があります。

たとえば音楽の教員免許を持っているピアノ講師や、コンクール優勝経験のあるダンス講師などです。

平均年収414万円(英会話教師)
関連する資格習い事に関連する指導資格
必要なスキル・指導力と生徒のニーズに合わせた柔軟な教え方
・授業計画の作成能力
向いている人・その科目が好きで、その魅力を他人に伝えたいと考えている人
・柔軟な対応が得意な人
・生徒一人ひとりに合わせた教え方を工夫できる人
仕事に就くためには?英会話スクールや教育機関の求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「英会話教師 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

7. 小児クラーク

小児クラークとは、医療機関の小児科や産婦人科など、小児を対象とした病棟で働く事務スタッフのことです。クラークとは「事務員」という意味を持つ言葉ですが、小児クラークの仕事は事務仕事だけではありません。

  • 診察前の問診
  • 保育
  • 診察で使用した器具などの片付け
  • 書類作成

などを業務として行います。

小児クラークになるために必要な資格はありませんが、看護師の補助的な役割を果たすことも多いため、医療・看護に関する知識はあった方が有利です。
また、医療事務の資格や保育関係の資格を持っていれば、小児クラークの仕事に役立てることができるでしょう。

平均年収478万円
関連する資格医療事務資格
必要なスキル・医療事務や受付業務のスキル
・小児医療に関する基礎的な知識
・細かい事務作業を正確に行う能力
向いている人・サポート業務に興味がある人
・医療現場でのチームワークを大切にする人
・細かな作業が得意な人
仕事に就くためには?病院やクリニックの求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「医療事務 – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

8. アミューズメント施設・テーマパークスタッフ

アミューズメント施設やテーマパークなどで、スタッフとして子供と関わる仕事をすることも可能です。アミューズメント施設やテーマパークには、さまざまな年齢の子供達が訪れるため、職種も多岐にわたります。

  • 託児施設での保育
  • 迷子センターの対応
  • ベビールームの担当
  • 子供向けイベントのスタッフ

アミューズメント施設やテーマパークのスタッフとして働くために必要な資格はありませんが、保育士資格などを取得しておくことで託児施設での保育業務などに携わることができます。
またイベントスタッフなどのケースでは、レクリエーションに関する基礎的な知識があると効率的に業務を行うことができるでしょう。

平均年収362万円
関連する資格なし
必要なスキル・接客・コミュニケーション能力
・安全管理と緊急対応のスキル
・施設やアトラクションに関する知識
向いている人・人と接することが好きな人
・楽しませることに喜びを感じる人
・臨機応変に対応できる柔軟性がある人
・細かいところに気を配れる人
仕事に就くためには?アミューズメント施設やテーマパークの求人情報を確認し、応募する

厚生労働省:「遊園地スタッフ – job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

子供と関わる仕事に関する資格一覧

「子供と関わる仕事に必要な資格一覧」の表を作成しました。

職種ごとに必須の資格及び関連資格をまとめましたのでご確認ください。

職種必要な資格関連する資格
保育士保育士資格
幼稚園教諭幼稚園教諭免許状
小学校教諭小学校教諭免許状
チャイルドマインダーチャイルドマインダー(認定期間:NCMA,Japan等)
スクールカウンセラー・臨床心理士・公認心理師
児童福祉司・社会福祉士・精神保健福祉士
認定こども園・保育士資格・幼稚園教諭免許状
企業保育士・院内保育所保育士資格
乳児院保育士資格看護師資格(施設による)
児童養護施設・保育士資格・児童指導員資格(社会福祉士、精神保健福祉士など)
児童発達支援施設保育士資格・児童発達支援管理責任者資格(施設による)
インターナショナルスクールなし・保育士
・英語教員免許やTESOL、TEFLなどの英語指導資格があると有利
保育士や幼稚園教諭以外の園職員なし保育士資格
学童スタッフ(放課後児童支援員)なし放課後児童支援員(都道府県認定)
塾講師なし教育関連の資格や教員免許があると有利
キッズ用品の販売スタッフなし
ベビーシッターなし保育士
習い事の講師なし習い事に関連する指導資格
小児クラークなし医療事務資格
アミューズメント施設・テーマパークスタッフなし

子供と関わる仕事に向いている人

子供と関わる仕事に向いている人

子供と関わる仕事に向いている人の特徴とその理由について解説します。

特徴1. 多くの子供と関わる仕事

保育士や幼稚園教諭などの多くの子供と関わる仕事には、以下のような人が向いています。

  • 体力に自信がある:大人数の子供相手の仕事に体力は必須のため
  • 責任感が強い:ケガやトラブルなどのリスクを最大限抑える必要があるため
  • 健康管理が得意:子供から風邪など感染症のウイルスをもらいやすいため
  • 性格がおおらか:細かいことにクヨクヨしすぎる人は不向きなため

たくさんの子供と接するぶん、ちょっとしたことでは動じない明るさと前向きさ、身体の丈夫さがある人に適性があるといえます。

特徴2. ひとりの子供と深く関わる仕事

ベビーシッターやスクールカウンセラーなどのひとりの子供と関わる仕事には、以下のような人が向いています。

  • 相手の気持ちになって考えられる:より子供の目線に立って考える必要があるため
  • 責任感が強い:ひとりの子供相手でも責任は変わらないため
  • ビジネスライクになりすぎない:真剣に向き合わないと子供に伝わってしまうため
  • 気持ちの切り替えが上手:複雑な事情を抱える子供相手だとつらくなることがあるため

より深く子供と関わるため、子供に寄り添った対応や目の前の子供の能力を最大限引き出すような対応をしながらも、適度に線引きができる人に適性があるといえます。

子供と関わる仕事に就いて夢を叶えよう!

子供と関わる仕事は複数あり、子供の年齢や対応する人数などによって仕事の内容が異なります。保育士や幼稚園教諭のように資格が必要な仕事はもちろん、小児クラークやテーマパークのスタッフなど資格がなくても働ける仕事も少なくありません。
複数の子供に対応するケースと、一人の子供に向き合うケースでは異なりますが、子供と関わる仕事に向いている人は、責任感が強く子供が好きな人といえるでしょう。

子供に関わる仕事の中で、自分がどんな仕事に向いているのかを知りたいという方は、ぜひ専門のアドバイザーが在籍するジェイックにご相談ください。

性格お仕事診断
性格お仕事診断

「子供と関わる仕事」によくある質問

子供と関わる仕事に向いてる人とは?

仕事には向き不向きがあります。子供と関わる仕事についてもそうです。ジェイックでは就職支援のサービスを行っており無料で「就職相談」が出来ます。適職を見極めたいと考える方はぜひご相談ください。

子供と関わる仕事をしたい人の相談先は?

子供と関わる仕事をしたいと考えるものの実際どんな仕事が自分に向いているのか、どのように就職活動を進めるべきか悩む人もいるかもしれません。「ジェイック」では就職のプロに無料でご相談いただけます。まずはお気軽にご登録ください。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター