中年になってもフリーターを続けると、どうなるのでしょうか。就職氷河期などを理由に、正社員になったことがなく非正規雇用の仕事を続けている人のなかには、年齢が高く就職が困難になっている人もいます。中年フリーターの現状や末路、フリーターから就職するための方法などを知りましょう。
この記事の目次
中年フリーターとは
中年フリーターとは、非正規雇用(契約社員、派遣社員、パート、アルバイト)の仕事のみで生計を立てている35歳~54歳のことをいいます。2015年の三菱UFJリサーチ&コンサルティングの試算によれば、中年フリーターの数は約273万人にものぼり、同世代の10人に1人を占めています。
中年フリーターは、仕事の不安定さや貯蓄の少なさなどが結婚や子育てをむずかしくしている要因にもなっており、社会課題のひとつとなっています。
中年フリーターは増え続けている
総務省統計局「労働力調査」では、35~44歳層のフリーターは前年から1万人増加、45~54歳層では3万人の増加となっています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの試算では、35歳以上のフリーター(派遣を除く)の数は、2001年に46万人、2011年には132万人、2021年には200万人を超える見込みです。
中年フリーターが増えている理由
中年フリーターが増えている理由のひとつとして考えられるのが、経済不況が続く平成期間に、雇用の規制緩和を続けていたことがあります。企業が正規の従業員数を減らして非正規の従業員を雇うことにしたことで結果的に非正規社員の数が増え、フリーターが増えた側面は考えられます。
もうひとつ考えられる理由は、就職氷河期世代の高齢化です。就職氷河期世代とはバブル崩壊後の1993年~2005年卒業で就職活動を行った年代を指しており、1970~80年に生まれた人たちです。ロストジェネレーション世代とも呼ばれており、2020年現在では40~50歳の中高年世代です。
もちろんこの世代でも就職して働いている人はたくさんいますが、なかには「正規の仕事が見つからなかった」「フリーターのままズルズル来てしまった」という中年フリーターもいるでしょう。
中年フリーターの年収
中年フリーターの年収は、果たしてどの程度なのでしょうか。
中年フリーターと同年齢の正社員の年収差、中年フリーターが年収を上げるための方法について、それぞれご紹介します。
中年フリーターと正社員の年収の差
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、中年フリーター(35~54歳)と、同年齢の正社員との年収の違いは、以下の通りです。
年齢 | 平均年収(正社員) | 平均年収(フリーター) |
---|---|---|
35~39歳 | 316万3000円 | 214万3000円 |
40~44歳 | 343万5000円 | 211万9000円 |
45~49歳 | 365万6000円 | 212万8000円 |
50~54歳 | 392万2000円 | 209万7000円 |
正社員とフリーターでは、30代後半で約100万円、40代で約130~150万円、50代前半で約180万円もの年収差があることがわかります。
たとえ週5日フルタイムで働いたとしても、中年フリーターが正社員の年収を超えることはほぼなく、年齢を重ねるごとにさらに差が開いていってしまうという現実があるのです。
中年フリーターの年収を上げる方法
中年フリーターがいまよりも年収を上げる方法としては、以下の3つのいずれかが考えられます。
- 高時給のアルバイトに変える
- アルバイトを掛け持ちする
- 正社員になる
まず、いまのアルバイトを辞めて、いわゆる「稼げるアルバイト」に変える方法があります。たとえば深夜勤務の仕事、大手企業でのアルバイトなどは、比較的時給が高い傾向があります。
掛け持ちして収入を増やすのも一案です。早朝や夜間などに別のアルバイトを入れる、平日はメインのアルバイトをして週末は短期バイトをする、などの方法もあります。
中年フリーターがもっとも年収を上げることができる方法が、就職して正社員になることです。フリーターとして稼げる金額には上限がありますが、正社員になれば間違いなく収入はアップします。
そもそも高時給のアルバイトを始めたり掛け持ちをしたりすることは、若いフリーターならば比較的容易かもしれませんが、中年フリーターは現実的に難しいといえます。
体力面はもちろんのこと、アルバイトという働き方が主に10~20代の若者を対象としているため、中年になると求人自体が少なくなっていくからです。
なお、上記でご紹介した方法について、以下の記事でもくわしく解説しています。
フリーターのままの年収で一人暮らしはできるのかなどについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
中年フリーターの悲惨な末路
中年フリーターをずっと続けてしまうと、年齢とともに状況は厳しくなっていきがちです。
中年フリーターの末路としては、以下の3つのケースにつながる可能性もあります。
- 老後も働き続ける
- 生活保護者になる
- ホームレスになる
恐怖心を煽るわけではありませんが、危機感を持ったほうがよいかもしれません。それぞれについて見ていきましょう。
末路1.老後も働き続ける
年金受給年齢である65歳を超えても貯金がほぼなければ、その後も働き続けることになります。年金だけでは、十分な生活ができない可能性があるからです。
フリーターであっても厚生年金を支払っていれば受け取れる年金額は高くなりますが、短期や日雇いのアルバイトなどを転々としていたなどで社会保険に加入していなかった場合は国民年金のみとなるため、受給額は月約6.5万円程度です。年金だけでは生活できず、年齢を重ねてからも不足分の生活費を稼いでいく必要が出てくるかもしれません。
たとえば独身で月10万円の生活費だとすると、年金受給開始の65歳から20年後の85歳まで生きるとして、最低限の生活費として「年間120万円×20年2,400万円」が必要です。
仮に国民年金のみしか受給しない場合、年金で補填する分が6.5万円×12ヵ月で78万円、20年間で1,560万円です。差し引き分の約840万円を稼ぐためには、やはり働き続ける必要が出てきます。
末路2.生活保護者になる
フリーターとしてその日暮らしをしていても、働けなくなって貯金も尽きれば、生活保護を受けないと生きていけなくなる可能性があります。
生活保護とは、経済的に困窮している人に対して、当面の生活費を支給する国の公的扶助制度ですから、日本に永住権があり、生活に困っていれば誰でも申請する権利があります。
生活保護を受けるための要件
生活保護は申請したからといって必ず受給できるものではなく、要件を満たしていないと受給できないため、注意が必要です。
NIRA総合研究開発機構「就職氷河期世代のきわどさ―高まる雇用リスクにどう対応すべきか」を参考に、生活保護を受けるために求められる4つの要件をご紹介します。
資産の活用とは、預貯金や生活に利用されていない土地、家屋、自家用車などはすべて売却して生活費に充てる必要があります。「親の実家を相続した」など資産がある場合は生活保護を受けられない可能性が高いので、資産をすべて手放す必要があります。
能力の活用とは「働くことが可能な人は、その能力に応じて働く必要がある」という意味です。そのため、働ける人は生活保護を受給できません。病気やケガなどで働く能力が欠如した状態でないと、受給は認められないことがあります。
あらゆるものの活用とは、年金や手当など他の制度で給付を受けられる場合は、まずそれらを利用することです。いまの日本では、生活保護はいわゆる「最後の手段」だからです。
扶養義務者の扶養とは、親や子などの親族から援助が受けられる場合は、援助を受けることが優先となることです。実際に役所の担当者が親族に電話をかけて、援助が可能でないか調査をすることになります。
たとえば「少しでも貯金がある」「健康である」「親や兄弟から経済的援助を受けることが可能」などの場合は、生活保護を受給できない可能性が高いといえます。
要件を満たしてもらえる金額は最低生活費
生活保護で受給できる金額は、地域や世帯人員によっても異なりますが、生活扶助と住宅扶助の2つの受給で、単身であればあくまで目安ですが月13万円程度です。もしフリーターとしての収入が月に5万円あるならば、13万円から5万円を差し引かれた8万円が支給されます。(※一例)
基本的に家や預貯金などの財産を持つことはできず、定期的に生活実態を調査されることになります。生活保護のお金は自分で稼いだものではないため、使い方にも気を使わなければいけなくなるかもしれません。
生活保護制度崩壊の可能性
現在の生活保護受給者数は約214万人ですが、現在の中年フリーター世代が65歳以上になるころ、潜在的な生活保護者は774万4000人にのぼるという試算があります。そこから生じる生活保護予算は17兆7000億円から19兆3000億円といわれており、生活保護制度自体の崩壊の可能性を指摘されているのです。
可能性としては高くありませんが、生活保護制度が崩壊してしまうリスクもゼロではありません。もちろん本当に困ったときは自分の命を守るために利用すべきですし、それが悪いわけでは決してありません。
ただ、これからどうなっていくのか予測しづらい時代になっていることも事実です。最初から、将来の生活保護をアテにするのはやめておいた方がよいでしょう。
【末路3】ホームレスになる
中年フリーターの最終的な末路として、ホームレスもあり得ます。2008年のリーマンショック期には、非正規雇用者が大量に解雇され、多くのホームレスを生み出したことが知られています。
失業と同時に家賃払いができなくなる
中年フリーターの場合、突如失業するリスクもあります。貯金がなければ家賃を支払えなくなり、その状態がずっと続けば家賃滞納で追い出されてしまい、ホームレスになる可能性も高まります。
特に会社の寮や社宅に住んでいる場合は、解雇と同時に住居を失うことになりかねません。ただしリスク対策として、労働組合がある場合は加入しておくことで、いざというときの助けになる可能性は高まります。
労働組合は非正規でも1人でも加入することが可能です。2008年のリーマンショック期には、解雇に伴う住居の退去について、労働組合が交渉することで、ほとんどのケースで延長させることに成功した事例もあります。
普通の賃貸に住んでいたとしても、失業して家賃が払えなくなっても国が提供する家賃の給付金などもありますし、大家さんに事情を説明すれば、次の仕事が決まるまで支払いを待ってもらえるケースもあります。ですが、なるべくそのような事態にならないように備えておきましょう。
フリーターの末路について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
中年フリーターが幸せになる方法
正社員就職以外の選択肢として、中年フリーターが幸せに生きていくための方法を2つご紹介します。
開き直ってフリーターを楽しむ
「中年フリーターのままでOK」と割り切り、開き直ってフリーターのまま楽しんで暮らしていくのもありです。特に独身で結婚願望もないのであれば、必要最低限の収入を得ながらひとりでやっていくという方法も、ひとつの生き方ではあります。
ただし、アルバイトの収入はある程度限られるため、中年フリーターが楽しく生活していくためには上手に節約することが必須になってきます。
中年フリーターが取り組みやすい節約方法として、以下のようなものがあります。
- 自炊を基本にする
- 必要最低限のモノだけを買う
- 上手にポイントを貯める・使う
- フリマアプリを活用する
- 格安スマホを使う
- 自転車を使って交通費を浮かせる
- 家賃が安いエリアに住む
- 毎月少額でも貯金する
世の中には少数派ではあるものの、こういった節約をして楽しく暮らす中年フリーターもいます。
ただし、病気になったときや働けなくなったときの保証に乏しいため、リスクと隣り合わせの生き方でもあります。いざというときの最低限の備えや、頼れる人間関係などは日ごろから構築しておきましょう。
結婚をして専業主婦になる
主に女性向けの選択肢にはなりますが、結婚して主婦業に専念し、仕事はせず家事や子育てを担当するという方法があります。
男性によっては「奥さんには家にいてほしい」「働かなくていいので、代わりに家のことをお願いしたい」と考える人もいます。また「女性が働いて男性が家事を担当する」パターンもあり得ます。
中年フリーターの女性が専業主婦を目指すうえでの注意点としては、以下があります。
- 出会いがある/結婚できる保証はない
- 共働きを望む異性も多い
中年フリーターは35歳以上を指すため、そもそも出会い自体が少なく、職場の人は既婚者がほとんどというケースもあり得ます。また「結婚後は共働きがいい」と考える人も決して少なくありません。
たとえ専業主婦になれたとしても、もしも夫が働けなくなったり万が一離婚になったりした場合、キャリア・スキルに乏しい元中年フリーターが再び自分で稼いでいくのは大変です。そういった現実も、前もって理解しておきましょう。
中年フリーターを脱出すべき理由
結論から言うと、中年フリーターからはできるだけ早く脱出することをおすすめします。中年フリーターを今すぐ脱出すべき理由としては、以下があげられます。
- 不安定な収入
- 正社員との給与格差
- ノウハウやスキルが身につかない
- 結婚しづらい
- 年齢を重ねるほど脱出が難しくなる
それぞれについて、ご紹介します。
理由1.不安定な収入
中年フリーターは収入が不安定です。なぜならば、正社員よりも失業のリスクが高い働き方だからです。企業が業績不振に陥り人員を削減しなければいけなくなったとき、無期雇用である正社員よりも有期雇用である非正規社員に、契約更新をせず辞めてもらうという決断をすることがあります。
仕事を失ってしまえば、次の仕事が見つかるまでの収入の当てがなくなります。もちろん、会社都合の退職は企業側の事情ですから、社会保険に入っていた場合は失業保険が早く出ますし、条件に該当すればハローワークで職業訓練を受けることもできます。
しかし、次の仕事がスムーズに決まらない場合、収入面が不安定になってしまうことはやはり多くなるでしょう。特に、年齢が高いのにフリーターの経歴しかない場合、仕事探しは難航しがちです。
理由2.正社員との給与格差
中年フリーターは、正社員との給与格差がどんどん大きくなります。20代であれば正社員の給与はさほど高く設定されていないケースも多いため、週5フルタイムで働いた場合には、月の給与自体はそこまで大きな差はないということもあり得ます。
しかし、正社員はボーナスや毎年の昇給、企業によっては退職金制度があるため、総収入はフリーターよりも上です。前述の通り、30代後半ごろから非正規社員との給与格差は広がっていきます。
自分でビジネスをやっている・資産運用をしているなど給料とは別の収入源があるならば別ですが、非正規の仕事だけで生計を立てるならば、正社員になって働いたほうがもちろん収入は上がります。
理由3.ノウハウやスキルが身につかない
非正規社員の場合、仕事内容によってはノウハウやスキルが身につかないことがあります。
仕事内容にもよりますが、たとえばずっとアルバイトなどでしか働いたことがないと、30~40代になっても、専門的なスキルや知識を必要としない仕事しかできなくなるケースはあり得ます。一方、一般的な30~40代の社会人は、すでに仕事のなかで一定以上のスキルやキャリア、あるいはマネジメント経験などを身につけています。
ノウハウやスキルが身につかないまま中年になると、職務経歴書に書けるような内容もなく、正社員になるハードルはますます高くなりがちです。
理由4.結婚しづらい
非正規雇用で働いている人は、正規雇用の人よりも結婚がしにくい可能性があります。2017年の「就業構造基本調査」(総務省統計局)によれば、35~39歳の正規雇用者は未婚率が24.7%なのに対して、派遣・契約社員は60.6%、パート・アルバイトは79.4%が未婚であることがわかります。
収入の不安定さや、もともとの収入自体が低いことで結婚後の生活が安定しない相手を幸せにできないと考えてしまう人が多いのかもしれません。特に男性の場合、フリーターの状態で結婚しようと考える人は極めて少ないでしょう。
理由5.年齢を重ねるほど脱出が難しくなる
年齢を重ねて中年フリーターになると、正社員になることへのハードルが上がっていきます。
社会人経験やスキルのない中年フリーターをあえて採用し、そこから育てていこうという余裕のある企業は、やはりそう多くはありません。中年であれば原則として、一定以上のスキルや知識による活躍を期待されるのが一般的です。
もちろん、中年フリーターから就職すること自体は可能です。しかし、なかなか就職先が決まらないなど一度負のスパイラルに入ってあきらめてしまうとそこから抜け出せないまま、ますます高齢になっていきさらに就職がしにくくなる可能性があるのです。
中年フリーターの脱出方法
最後に、中年フリーターの脱出方法をご紹介します。
たとえ現在フリーターであっても、あなたがまだ35歳以下であれば、正社員で採用されるチャンスもまだまだ残されています。現在の日本は人手不足で、業界や業種を選べば、正社員を狙うことができるからです。
今回は、以下の3つの方法をご紹介します。
- 30代になる前に正社員求人に応募する
- 30代なら業界、業種を選んで応募する
- 転職エージェントを活用して正社員になる
それぞれについて、見ていきましょう。
30代になる前に正社員求人に応募する
あなたがまだ20代であれば、30代になる前に正社員求人にとにかく応募しましょう。30代になると、未経験者の正社員の求人数は大幅に減ってしまうためです。
もちろん30代でも正社員求人自体は多くありますが、基本的には即戦力が求められます。具体的にはそれまでのある程度の実績やマネジメント経験の有無など、年相応の経験が問われます。
アルバイトや日雇いなど非正規雇用の仕事しかしたことがない人の場合、企業からは未経験とみなされてしまうことが多くなります。しかし20代のように若ければ、ポテンシャルや人間性に期待して採用してもらえる可能性が高まります。
正社員採用のハードルが上がってしまう前に、とにかく早く行動することが大切です。
30代なら業界、業種を選んで応募する
あなたが30代であれば、業界や業種を選んで正社員求人に応募しましょう。
人手不足で今後も需要が見込まれる業界や、未経験者OKの業種に絞って応募すれば、正社員として採用される可能性が高まります。具体的には、介護業界や物流業界、営業職などが人手不足であり、未経験者歓迎求人が多くあります。
あきらかに自分に合わない業界を選ぶとミスマッチになる恐れがありますが、しっかりと体制が整っていて離職者が少ない、給与や休日などが目立って少ないなどでなければ、ある程度ほかの希望条件は譲って、まずは就職することを優先させてもよいでしょう。
事前に、業界や企業のことを調べておくことをおすすめします。
転職エージェントを活用して正社員になる
転職エージェントを活用して正社員になる方法もあります。転職エージェントとは、利用者にプロの就職アドバイザーが担当として付き、就職活動のサポートやアドバイスなどをしたうえで、エージェントが取り扱う企業へ利用者を紹介し、マッチングさせるというサービスです。
転職エージェントでは、無料でさまざまなサービスを受けることができます。具体的には、以下のようなサービスがあります。就職活動経験が少なく不安な人、フリーターが長く職務経歴に自信がない人におすすめです。
- 専門のキャリアアドバイザーに相談できる
- 職務経歴書やエントリーシートの書き方のアドバイスをもらえる
- 自己分析を手伝ってくれる
- 企業研究を手伝ってくれる
- ビジネスマナーや面接の練習をしてくれる
弊社ジェイックでも、フリーターの方向けの就職支援をしています。ジェイックは、30代未経験者の方も対象としている数少ないエージェントです。「なるべく早く就職したい」と考えているフリーターの方は、ぜひご相談ください。
フリーターの生活を脱出を考えている方は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
中年フリーターは、年齢を重ねるごとにリスクが高まっていく働き方であることは否定できません。なんらかの事情があり働ける時間・日数に限りがあるという場合は別として、健康等に問題がないのであれば、なるべく早めに正社員として就職し、安定した基盤を築いていくことをおすすめします。
フリーターであっても、30代のうちであればまだ比較的就職のチャンスは残っています。年齢層が高め・人手不足の企業などの場合は30代でも「若手」と見なされ、未経験から採用してもらえるケースもあります。中年フリーターに差し掛かる前に、または中年フリーターからできるだけ早く就職したいという方は、ぜひ一度ジェイックへご相談ください。
「中年 フリーター」によくある質問
「中年フリーターとは」にある通り、35歳以上のフリーター(派遣を除く)の数は、2001年に46万人、2011年には132万人、2021年には200万人を超える見込みで数は増加の一途をたどっています。一定以上の年齢になってもフリーターを続ける人は、決して少なくはないのです。
中年フリーターをずっと続けてしまうと、年齢とともに状況は厳しくなることが予想されます。「中年フリーターの悲惨な末路」でも触れていますが、経済的に困窮し、ひどい場合は家を失ってしまったり、生活保護を受けなければいけなくなったりするなど、シビアな将来も考えられます。
中年フリーターから正社員になることを希望するのであれば、今すぐ行動しましょう。効率的に就職活動を進めるためにはエージェントの活用もおすすめです。ジェイックの就職支援サービスでは、現在フリーターの方も無料で「就職相談」をご利用いただくことができます。ぜひご活用ください。
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