「フリーターをしているが副業を始めたい」という方はいませんか?
この記事では、フリーターが収入を増やすための方法のひとつとして副業をしたほうがよい理由や、フリーターが副業をするうえで正社員よりも有利となるポイント、具体的な副業をご紹介します。
- フリーターが収入を増やすため副業するのはよいが、手に職がつく副業を選ぶのが重要
- 「フリーターがやるべき副業 7選」から、できそうなものに挑戦してみよう
- 副業で手に職をつけておけば、正社員に就職もしやすくなる
この記事の目次
フリーターは収入源を意識して副業しよう
フリーターの方が収入を増やすために副業するのはよいことです。勤務先の都合でアルバイトなどのシフトが減ってしまったりしても、副業をしていればお金に困るリスクを下げられます。
ただし、その収入源は意識しましょう。なぜなら、手に職がつかない副業をしてしまうと、結局長期的には稼げず、将来的にお金に困る可能性が高いためです。手に職がつく副業をすれば、正社員に就職できる可能性も高まってお金を稼げるようになります。
以下のふたつのケースについて解説します。
- 手に職がつかない副業をした未来
- 手に職がつく副業をした未来
副業の内容次第でどのような未来になる可能性があるのか、知っておきましょう。
手に職がつかない副業をした未来
この場合、お金は稼げますが、バイト生活から抜け出せなくなる可能性があります。たとえば、以下のような仕事です。
- 経験不問/未経験OKの日雇いなどの仕事
- 自分で考えたり工夫したりすることが禁止されている仕事
こういった仕事を副業として選んで働いても収入になることは事実である一方、将来的に就活をするときも、副業をしていたことのアピール材料になりにくいといえます。
手に職がつく副業をした未来
手に職がつく副業をすると、下記のような未来になる可能性があります。
- 正社員に就職しやすくなる
- 副業間での転職も有利になる
- 食いっぱぐれがない
具体的には、下記のような副業があります。
- 営業など自分なりのスタイルを活かせる仕事
- プログラミングやデザインなどスキルを要する仕事
フリーターが副業する場合、将来を見据えて手に職がつく副業をしましょう。
フリーターでの副業は正社員よりも有利である
副業においては、正社員よりフリーターの方がやりやすいといえます。その理由をご紹介しますので、フリーターのメリットを最大限に活かし、副業をはじめてみましょう。
時間があるから
フリーターの方が以下の理由から、副業をやりやすいです。
- 正社員より仕事の拘束時間が短いことが多いから
- 残業が少ないから
- シフトをコントロールしやすいから
フリーターの方が副業する時間を確保しやすい傾向があります。比較的時間がある強みを活かして副業すれば、正社員と変わらない収入を稼ぐこともできます。
副業を禁止されてないから
フリーターは副業禁止ではありません。2017年に政府が「働き方改革実行計画」で副業解禁を推奨しましたが、まだ実行できていない企業も多いです。
正社員は副業したくてもそれを会社で禁止されている人もいるため、副業を一切禁止されていないフリーターの方が有利です。フリーターの強みは「自由度の高さ」です。その強みを活かして、副業を始めてみましょう。
会社に染まってないから
フリーターはよくも悪くも企業のカラーに染まってないため、副業しやすいといえます。正社員はほぼ毎日、一定時間をその会社への仕事に費やすことになるため、結果として会社への「帰属意識」が多少強くはなります。そのため人によっては、副業に意識が向きにくい傾向になります。
それに比べてフリーターはひとつの職場に縛られているわけではないため、仕事選びに対して自由なマインドを持っています。副業を始める心理的なハードルも低いため、気軽に始められるのは有利です。
フリーターが副業を早く始める意味
フリーターは、早く副業を始めることをおすすめします。理由は、下記の4つです。
- 働けなくなったら収入源がなくなるから
- 仕事を失うリスクがあるから
- 劣等感に悩むから
- 長く続けられないから
- 老後が「ヤバい」から
具体的に、それぞれ理由をご紹介します。
働けなくなったら終了だから
フリーターは、病気やケガで働けなくなったら収入源がなくなります。社会保険に加入していなかった場合は傷病手当金を受給できず、病気やケガで長期間休んだら収入がゼロになってしまうからです。低賃金だったり貯金がなかったりすると、収入が途絶えた時点で生活ができなくなってしまいます。
副業で手に職をつけておけば、正社員に就職もしやすくなります。若いうちはよくてもある程度の年齢になったら、働けなくなるなどのアクシデントがあってもある程度守られるほうが、心強いことは事実です。
副業で手に職をつけて、いつでも正社員になれるようにしておきましょう。
仕事を失うリスクがあるから
フリーターは仕事を失うリスクが高いです。なぜなら、企業側の都合が悪くなった場合には、合法的に辞めてもらえることができるからです。
- 正社員は基本的には辞めさせにくい(無期雇用のため)
- バイトは契約期間が更新されない可能性がある(有期雇用のため)
たとえば、会社の業績が悪くなったら、バイトのような非正規労働者から切られてしまう可能性が高いというリスクは存在します。2008年のリーマンショックや、2020年のコロナショックで「派遣契約が更新されない」「バイト先がなくなった」などの事例が発生しています。
もしものときには、非正規社員は正社員よりも仕事を失いやすいため、副業でも稼げるようにしておきましょう。
劣等感に悩むから
バイトしかしていないと、同世代の正社員の友人と年収を比較して落ち込む人もいます。
- フリーターの平均年収:200万円程度
- 正社員の平均年収:409万円くらい
上記はあくまで目安ですが、ざっくり言うと倍ほど収入が違うので、生活水準もあきらかに違います。正社員の友人は、やがて結婚したりすれば、車やマンションを購入したり、両親に旅行をプレゼントしたりするなどして、稼いだお金を使うことができるでしょう。
フリーターと会社員では、若いときはよくてもやがて会話も合わなくなってくるので、次第に友人と会う機会も減っていきがちです。人によっては周囲の友人と比較して、劣等感に悩まされる人生になるのでつらいかもしれません。
副業すれば正社員との年収差を埋められる可能性があるので、やってみる価値はあります。
長く続けられないから
ほとんどの人は、ずっとフリーターを続けることはできません。なぜなら、年齢が上がると選べるバイトが減るからです。20代のうちはバイトも選び放題ですが、40代を超えてくるとバイトに落とされることが増えます。雇用する側も、バイトスタッフを雇うならば、できれば若い人材の方がいいと考えがちだからです。
50代や60代になるとほとんどできるバイトがなくなるため、最悪の場合、生活できなくなってしまうことがあります。フリーター生活はいずれ終わりがくるので、そうなる前に副業で稼げるようにしておくとリスクを抑えられるでしょう。
老後が「ヤバい」から
フリーターは老後が「ヤバい」可能性が高いです。なぜなら多くの場合、正社員よりもらえる年金が少ないからです。正社員は「基礎年金+厚生年金」があるので、月々約14万5千円くらいの年金をもらえます。
ところがフリーターの場合、人によっては社会保険に加入していない人もいるでしょう。その場合は国民年金しか受け取れないので、月々5万6千円ほどしかもらえません。5万6千円で生活することは不可能です。しかも、国民年金をずっと滞納してしまっているフリーターの場合、老後はその5万6千円すらもらえないことになりかねません。
年金額が減ることを防ぐためには、下記いずれかの方法がおすすめです。
- 働いている場所で社会保険に加入し厚生年金を支払いつつ、副業をする
- 副業で手に職をつけておき、早めに正社員になる
フリーターが老後をお金に困らないようにするためには、積極的な行動が大切です。
フリーターで将来の焦りを感じている人は、こちらの記事も参考にしてください。
フリーターがやるべき副業
最後に、フリーターの方におすすめの副業を紹介します。
- 営業
- プログラミング
- Webライター
- ブロガー
- YouTuber
- note
- ハンドメイド
どれも簡単ではありませんが場合によっては、フリーターの仕事よりも安定して収入を稼げるようになったり、本業になったりする可能性もあります。あなたに合った副業を探してみましょう。
営業
営業スキルが身につくと、正社員の就職に有利なのでおすすめです。比較的取り組みやすい仕事でいうと「テレアポの営業」のバイトが代表的です。
マニュアルはありますが、ひたすら電話をかけてアポイントを取る仕事です。すぐに相手に切られたり怒られたりしてしまうこともありますが、実績を積めば営業の正社員に就職しやすいです。
プログラミング
プログラミングのバイトは、しっかり取り組めば、正社員で通用するスキルが身につくため就職に有利です。プログラミング未経験でも働ける求人もなかにはあります。
業務に不安があるならば、プログラミングスクールや書籍などを買ったりして勉強することもおすすめです。
WEBライター
WEBライターは、パソコンがあれば自宅でスタートできます。「ただ書くだけ」のレベルではスキルは身につきませんが「ライター未経験者でも、書いていきながら学んでいってOK」というクライアントもいるため、よいクライアントに出会えれば安心です。
正しくライティングの技術を身につければその能力は幅広いことに使えるため、経験を活かしやすい点もメリットです。
ブロガー
ブログを継続して続けることで収益化できれば、自動的に収入が入るようになります。稼げる仕組みとしては、ブログに貼った広告を読者がクリックしたり、商品を購入してくれることで収入が入ります。
もちろんそう簡単ではありませんが、コツコツと続けたり学ぶ姿勢を忘れずにいたりすれば、しっかりと収入源になっていく可能性があります。
YouTuber
YouTuberは会社員ではないため、人目を気にせず、チャレンジしやすい副業です。おもしろいと思ってもらえる動画をつくり、再生回数を上げることで広告収入を得ます。多くの人に見てもらうため人ができないことをしたり、突き抜けた内容にチャレンジする必要があります。
誰でも収益化できるわけではないものの、あなたの「楽しい」をアピールするだけでも需要はあります。ゲーム実況や、キャンプやペット動画などもおすすめです。
note
noteの利用も、あなたの経験や能力を収入に変えられる方法です。人によっては、Youtuberやブログなどと併用しているケースもあります。
無料公開ももちろんできますが、自分で書いた記事に自分で値段をつけ、有料コンテンツ化もできるサービスです。
ハンドメイド
手先が器用だったりものづくりが好きな人は、ハンドメイドもおすすめです。楽しみながら作ったものを、収入に変えることができるからです。いまはminneなどのサービスを使って、簡単に売買することができます。
また、BASEというサービスではネットショップそのものを作ることもできます。ハンドメイドで売られているものとしては、下記のようなものがあります。
- アクセサリー
- 小物や雑貨
- 衣料品
- フィギュアやぬいぐるみ
- イラストや写真
他にもさまざまなものが売られていますので、あなたにできそうなものがないか探してみましょう。
「フリーター 副業」によくある質問
フリーターの副業は正社員よりも有利なの、と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?本記事の「フリーターでの副業は正社員よりも有利である」では、 フリーター副業が有利なのかについてをご紹介しております。
フリーターがやるべき副業とは、と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?本記事の「フリーターがやるべき副業」では、フリーターがやるべき副業についてご紹介しております。気になった方は是非読んでみて下さい。