相談満足度93.5%の『就職カレッジ®』はこちら ▷

イベント業界とは?業務内容や仕事の役割について徹底解説!

イベント業界とは?業務内容や仕事の役割について徹底解説!

イベント業界に就職すると楽しい仕事ができそう」というイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、その実態を正確に理解している人は少ないでしょう。イメージだけでイベント業界へ飛び込んでしまうと、後々ギャップに悩む事態にもなりかねません。この記事ではイベント業界の業務内容や職種、やりがいなどについてご紹介します。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

イベント業界とは

イベント業界とは

そもそもイベント業界とはどのような業界なのか、イベント業界で仕事をするための方法について、ご紹介します。

イベント業界とは何か

イベント業界と一口に言っても、アイドルのコンサートイベントやビジネスマン向けのセミナーイベント、芸術作品の展示会などジャンルは多岐にわたります。そのため、イベント業界について正確に理解している人は多くはないかもしれません。

イベント業界は、多くのイベント会社を中心にして成り立っています。ここで言うイベント会社とは、主催者であるクライアントから依頼を受けて、イベントの成立へ向けた取り組みを行う会社のことです。ゼロから企画を立ち上げてクライアントと打ち合わせを繰り返したり、集客のためのPR活動やイベント運営に必要な物を発注したり、イベントに関するありとあらゆることを一手に請け負います。

アイドルイベントなど、ある特定の分野を専門的に扱うイベント会社が存在する一方、オールジャンルのイベントを幅広く取り扱う企業も存在します。就職を希望する場合は、そのイベント会社がどのようなジャンルのイベントに注力しているかを事前に調べておくとよいでしょう。

もし、望むジャンルのイベントを取り扱っていないと判明した場合は、他のイベント会社を調査することをおすすめします。しかし、どのようなイベント会社に対しても共通して言えるのは、クライアントのニーズを正確に汲み取り、経験に裏打ちされたノウハウを生かした上で、期待以上のイベントを実施することが大切だということです。

イベント業界で働くためには

大手のイベント会社に新卒または中途で就職するためには、一般的に大卒であることが求められます。一方で中小のイベント会社の場合は、学歴にこだわらないところも多くあります。どちらにしても、特別な資格は必要ありません。

イベント業界で働きたいという熱意さえあれば、広く門戸は開かれています。また、イベント業界に適合するかどうかが不安な人は、アルバイトやインターンを募集している会社で実体験を積む方法がおすすめです。もし期待していた仕事内容と大きく乖離することが分かれば、就職前に方向転換できます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

イベント業界の仕事内容

イベント業界の仕事内容

実際にイベント会社へ就職した後にどのような業務に取り組むことになるかは、就活者にとって気になるポイントです。ここでは、イベント会社の主な仕事をご紹介します。

企画

イベント業界における代表的な仕事内容として、イベントの企画作成があります。イベント企画では、クライアントがどのようなイベントを望んでいるかをヒアリングして汲み取り、企画書などに落とし込んで提出した上で、内容が煮詰まるまで打ち合わせを重ねます。

そうして決定した企画案を基礎として、イベントのPR方法を考案したり、観客の集客戦略を練ったり、費用の概算などを算出して予算を立てたりするのです。

クライアントはイベントについては素人であるため、時には突拍子もないアイデアを出したり、実現不可能な要望を通そうとしたりします。そのような時、イベント会社のスタッフは、プロの視点を持ち出して冷静にそれらを分析した上で有益なアドバイスをしなければなりません。

その際に必要となるのが交渉力と提案力です。クライアントが納得できるようロジックにのっとって交渉しつつ、斬新で効果的なアイデアを提案することが求められます。

制作

イベントの仕事は、常にクリエイティブな要素を含みます。そのような制作業務が、イベント開催という共通のゴールを目指して、同時に進行するのです。それぞれの業務担当者はイベント開催日に作業を間に合わせるため「具体的な内容をいつまでに決めるべきか」や「発注手配をいつまでに終わらせるべきか」などを逆算して業務に当たります。

イベント制作における具体的な業務について、それぞれご紹介します。

演出

イベントの舞台演出は、映画監督のようなものです。イベントをひとつの作品と見立てた時に、全体の雰囲気作りから細かな所作の演出まで指示しなければなりません。演出スタッフは、イベント全体の出来不出来を左右するといっても過言ではないほど、大きな影響力を持ちます。

それほど重要な演出パートは、一人で担うこともありますが、複数人で担当することもあるでしょう。複数人で担当する場合、パートを分担するスタイルが一般的です。

デザイン

イベント制作作業のなかには、デザイン業務があります。イベントの舞台を装飾するセットや小道具の用意、出演者の衣装調達などが、デザインパートの役目です。大掛かりな舞台装置などは制作に時間を要するものが多いため、スケジュール管理をおろそかにできません。また、手先の器用さや体力なども必要です。

組織編成

ひとつのイベントを成功させるには、数多くのスタッフによる協力が必要です。イベント会社に在籍しているスタッフはもちろん、クライアント先から来た担当者や、当日だけのサポートとして雇ったアルバイトスタッフなども含みます。

組織編成の担当者は、そのような人々を過不足なく適所に配置するために気を配らなければなりません。滞りなくイベントを成功させるためであることはもちろんですが、各個人が能力を適切に発揮できるための配置や、気持ちよく働いてもらえるような環境づくり、特定のスタッフだけに業務が集中しないようにするための分担や配慮なども必要です。

スケジュール作成

イベント開催が決定したら、逆算してスケジュールを作成する必要があります。しかし、時には思い通りに作業が運ばずに遅延することがあります。そのような不測の事態にも対応できるよう、スケジュールを組む際には多少の余裕を持たなければなりません。

備品・機材の発注

食材がなければ料理を作れないのと同じように、備品や機材が揃わなければイベントは開催できません。それほど重要な物の発注作業は、細心の注意を払って行う必要があります。誤発注などしてしまうと、時間と予算の大幅な損失になるからです。

運営

イベントは制作して終わりではなく、運営する必要があります。数時間のイベントや一日限りといった短期間のイベントがある一方、数週間、数ヶ月といった長期に渡るイベントも開催されるのです。どのようなイベントであっても、滞りなく運営できるようイベント会社が取り仕切らなければなりません。

その際に目安となるのがタイムスケジュールです。基本的にイベントは、最初に決めたスケジュール通りに開催できるようにします。具体的な運営業務として、イベント会社の従業員がスタッフの管理や会場での受付業務などを担当することがあります。

イベント本番をできるだけスムーズに迎えるためにもしっかりと準備を整えなければなりません。突発的な問題が起こった際には、臨機応変に対応することが望まれます。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

イベント業界の主な職種

イベント業界の主な職種

イベント業界の主な職種について、それぞれ特徴と仕事内容をご紹介します。

イベントプロデューサー

イベントプロデューサーとは、イベントの大黒柱のような存在であり、総責任者です。ゼロから企画を育てて、イベントのコンセプトや方向性を決める立場として制作業務に携わります。実際にイベントが開催された際には、滞りなく運営できるよう管理する役目も担うのです。そのためイベントには、イベントプロデューサーの思考がある程度反映されます。

イベントプロデューサーになるためには、特別な資格などは存在しません。それよりも、経験や実績が評価される業界です。長年の経験で培った豊富な実体験やアイデア、実務に精通したスキルを身に付けている人がイベントプロデューサーとして活躍できます。

イベントプロデューサーを目指すには経験が必要であるため、まずはイベント会社に就職して、制作現場のスタッフとして働くことが重要です。そして徐々にキャリアアップしていくルートがおすすめです。

イベントディレクター

イベントディレクターは、制作チームの総監督といった立場の役職です。イベントに関係する全ての制作物には、イベントディレクターが目を光らせています。イベントの初期段階から関わることが多いため、企画や予算管理なども担うことが一般的です。

クライアントとの折衝業務も行うため、交渉力やコミュニケーション能力なども要します。そんなイベントディレクターになるには経験が必要です。そのため、制作現場のスタッフとして働きながらスキルアップを目指します。

一方、イベントプロデューサーと業務内容が似ているため差別化することが難しい職種です。販促活動やマーケティングに特化しているのがイベントプロデューサーだとしたら、イベントディレクターはイベント自体のクオリティー向上に重きを置く役職だといえます。ただし両者の線引きは曖昧であるため、一人が兼任することも少なくありません。

イベントアシスタントディレクター

プロデューサーやディレクターは膨大な業務を抱えています。その時に側近としてサポート役を買って出るのがイベントアシスタントディレクターです。いわゆる「AD」と呼ばれる立場のこのスタッフは、ディレクターなどからの指示に従って働きます。

仕事の内容は資料の作成や人員の手配、イベント当日の運営現場管理など、さまざまです。イベント会社に入社した新入社員の多くは、このイベントアシスタントディレクターからキャリアをスタートさせます。常に忙しいポジションであるため肉体的、精神的な疲労は蓄積しがちですが、あらゆる経験がキャリアアップにつながるのも事実です。

イベントスタッフ

イベントスタッフは、ディレクターやプロデューサー、イベントアシスタントディレクターからの指示によってさまざまな業務に取り組みます。具体的には、イベント当日の受付業務や機材設営などの運営業務、来場した観客の誘導や警備、飲食物やグッズの販売などがあります。

イベントスタッフに関しては日雇いのアルバイトなど、正社員以外の雇用形態が比較的多いことも特徴です。働く日数が限られているため「都合のよい日だけ働きたい」「イベント関連の仕事をやってみたい」という学生やフリーター、試験勉強中や転職活動中、ほかにやりたいことがある人、主婦などのニーズにもマッチしています。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

イベント業界のやりがい

イベント業界のやりがい

イベント業界の仕事は大変なことも多いものの、適性のある人にとっては非常に楽しさを感じられる仕事です。ここでは、イベント業界ならではのやりがいについてご紹介します。

イベントが成功した時に達成感を得られる

ひとつのイベントを成功させるためには多大な労力を必要とします。そして、イベント当日が近づくにつれて業務も忙しくなりがちです。結果として残業をしたり、規則正しい生活が送れなかったりします。

しかし、それほど苦労して迎えたイベントを無事に成功へ導けたときの達成感は、他の仕事では得難いほど大きいものです。クライアントからの賛辞や観客などが満足している様子を目の当たりにするだけでも、心身の疲れなど吹き飛んでしまいます。

コミュニケーション力向上につながる

ひとつのイベントには、非常に多くの人間が関わっています。またイベント会社に就職すると、毎日さまざまな現場へ赴き、そこで業務に取り組むことが一般的です。このような状況下では、不特定多数の人と接する機会が多くなり、自然とコミュニケーション能力が向上します。すると初対面の人であっても、臆することなく対等にやり取りできるようになるものです。

これは社会人としてぜひ身に付けておきたい有益な能力です。仕事を通じて、自分の人間的な成長も実感できます。

柔軟な対応力が身につく

イベント会社における業務は、日々変化します。クライアントからの要望が変更したり、制作現場の進捗状況が遅れたりすることは日常茶飯事です。そのような際には、柔軟に対応する能力が求められます。イベント会社に長く勤めることで、そのような能力が培われるはずです。

膨大な手配作業や調整業務をスムーズにこなした際には、大きな達成感が得られます。

憧れのイベントに携わることができる

憧れのイベントに携わることや芸能人と関われることを目的にして、イベント業界へ就職する人もいるでしょう。確かにイベント会社で働くと、そのような対象と密接に関われる可能性があります。

もちろん仕事である以上、浮かれた気持ちのままではいけません。また、想像と現実のギャップにショックを受けるという可能性ももちろんあります。しかし、楽しんでわくわくしながら仕事に取り組める点は、イベント業界に就職するメリットのひとつです。

さまざまな場所に行ける

イベントの開催地は、それぞれ異なることが一般的です。そのためイベント会社のスタッフは、その都度職場が変わります。日本全国を飛び回って、いろいろな場所で活躍できるのです。

その土地ならではの食事を楽しんだり観光名所を楽しんだりする時間は無いかもしれませんが、旅好きな人にとっては大きな魅力のひとつです。

ただし2020年からは新型コロナウイルスの影響で、イベントの延期や中止も相次いでいます。オンラインイベントに切り替えるなどの対応をするところも出てきているなど「いろいろな場所へ行ける」というメリットは、いまの状況が落ち着くまでは、やや少ないかもしれません。

打ち上げが楽しい

イベントが終了すると、打ち上げと称して飲み会などを開催することがよくあります。一般的な打ち上げは、お酒や料理を楽しむだけですが、イベント会社の打ち上げは一風変わった趣向を凝らすことも多いです。

そのような企画は新人が担うことも多く、経験を積む修行の場として活用している会社もあります。同じ会社のメンバーとはいえ、イベント制作のプロから褒められればやりがいにつながるはずです。

いまは新型コロナウイルス感染防止の観点から大人数の打ち上げや飲み会は控える必要がありますが、それでもほかの業界と比較すると、何らかの打ち上げの機会は比較的あるでしょう。

やりがいあるイベント業界への就職を検討しよう

今回ご紹介したように、イベント業界にはいろいろな仕事があります。マーケティングや企画をゼロから立ち上げるイベントプロデューサー、クリエイティブ部門を管轄するイベントディレクター、彼らの下でサポート役に徹するイベントアシスタントディレクターなど、それぞれがやりがいを持って働いています。

いまは新型コロナウイルスの影響でイベントが開催できていないケースも多くなっていますが、また落ち着けば状況も改善されていくでしょう。アルバイトやインターン制度を実施しているイベント会社も多いので、少しでも興味がある人は挑戦することをおすすめします。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

⇓⇓25卒・26卒の方はコチラ⇓⇓

FFCTA

CTAボタン

ABOUT US
佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)