ハローワークには管轄があることをご存知でしょうか。ハローワークのサービスには、管轄内でしかできないことと管轄外でもできることがあります。また転職エージェントを併用するメリットも記載しましたので、あなた自身の目的に合わせて活用してみましょう。
この記事の目次
ハローワークの管轄とはー管轄の調べ方を紹介ー
ハローワークは住んでいる住所や地域によって、管轄が決まっています。ここではあなたがハローワークを利用することになった場合に必要な、管轄の前提知識について紹介します。
ハローワークの管轄とは
ハローワークには管轄が決まっており、住んでいる地域ごとに決められます。あなたがハローワークの利用を考えている場合、まず自分の管轄ハローワークがどこになるのかを押さえておきましょう。なぜなら利用する目的によっては、管轄のハローワークでしかできない手続きがあるからです。管轄のハローワークでしかできないことと、管轄外のハローワークでもできることについては後ほど説明しますが、ここでは「ハローワークには管轄が存在する」という事実を押さえておきましょう。
自分の管轄を調べる方法
自分の管轄ハローワークは、厚生労働省のサイトから調べることができます。厚生労働省のサイトを使って、自分の管轄を調べる方法は以下の手順です。
- 都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧から、あなたの住んでいる都道府県を選択する
- 公共職業安定所一覧の中にある「管轄一覧表」を選択する
- 管轄区域からあなたの住んでいる地域を探し、その横にある「公共職業安定所」が管轄ハローワークとなる
これで自分の管轄ハローワークを調べることができます。
参考:https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/index.html
ハローワークの管轄変更はどうする?
引っ越し等で住所が変わる場合は、管轄のハローワークに伝えて「住所変更の用紙」を受け取りましょう。この住所変更の用紙に必要事項を記載して、引っ越し先の管轄ハローワークに提出します。
引っ越し先の管轄ハローワークには、次の認定日までに以下のものを提出する必要があります。
- 住所変更の用紙
- 新しい住所の住民票の写し
- 雇用保険受給資格者証
- ハローワークカード
- 印鑑(シャチハタ不可)
これでハローワークの管轄変更が完了です。
ハローワークの管轄内でしかできないこと
ハローワークを利用する際には、管轄内のハローワークでしかできないことがあるのを知っておきましょう。主に以下の3つで、簡単にいうと「お金の手続き」や「ハローワークの登録」に関することです。それぞれ順番に説明します。
参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyushoku/index.html
失業保険の手続き
失業保険の手続きは、管轄のハローワークでしか行えません。基本的に「お金が発生する手続きは、管轄のハローワークでしかできない」と押さえておきましょう。失業保険の手続きをする場合は、以下のものを持って管轄のハローワークに行く必要があります。
- 雇用保険被保険者離職票(1)
- 雇用保険被保険者離職票(2)
- 印鑑(シャチハタ不可)
- 顔写真2枚
- 本人名義の預金通帳
- マイナンバー
- 本人確認証明書
- 雇用保険被保険者証
その後4週間に1度の失業認定も、管轄のハローワークに行って手続きをします。もし失業保険の手続き後にハローワークの管轄を変える場合は、変更したい先のハローワークにて「受給資格者氏名・住所変更届」を提出すれば大丈夫です。
参考:
1.https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_basicbenefit.html
2.https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_procedure.html
3.https://hoken.hellowork.mhlw.go.jp/assist/001000.do?screenId=001000&action=jukyuJushoChangeLink
各種助成金の手続き
助成金関係は事業主向けの手続きですが、こちらも管轄のハローワークでしか行えません。ハローワークを介して申請する助成金は、主に雇用関係や労働条件等関係のものです。詳しい助成金関係は、厚生労働省が提示している「令和3年度 雇用・労働分野の助成金のご案内」に掲載されています。雇用保険の被保険者を雇用している事業主であれば、申請できる助成金があるかもしれません。気になる方は厚生労働省のサイトからチェックしてみてください。
参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000758206.pdf
ハローワークの初回登録
ハローワークを利用する際は登録が必要ですが、初回登録のみは管轄のハローワークでしか手続きができません。管轄ハローワークに行き、以下2つの登録手続きをします。
- 「求職申込書」を記載し、窓口に提出する
- ハローワークカードを受け取る
これでハローワークの初会登録が完了です。初回登録が終われば、それ以降は利用目的によって行くハローワークを選べます。
初回登録に必要な持ち物はありませんが、以下のものを持っていくと便利です。
- 筆記用具とメモ帳
- スマートフォン(気になる求人を探すのにあると便利)
- 履歴書(当日気になった求人があった場合、スムーズに応募できる)
ハローワークの管轄外でもできること
次に、管轄外のハローワークでも利用できるサービスを紹介します。簡単にいうと仕事探しに関することです。
- 地元のハローワークは混んでいて待たされる
- 職員の対応に不満がある
という人は、管轄外のハローワークを利用してみるのもいいでしょう。以下、管轄外のハローワークでもできることを3つ紹介します。
職業相談
職業相談は、どこのハローワークでも対応してもらえます。そのため最寄りのハローワークに行くと、負担が少なくてすむでしょう。特に失業保険の手続きをしている人は、職業相談が1回の求職活動実績になるため、積極的に利用することをおすすめします。
事前予約は特に必要ありませんが、反対にその日の混み具合によって待ち時間が大きく変わります。そのため、待ち時間にできることを準備しておくか、人の少ない時間を狙って行けるとスムーズです。
求人検索や求人の申込み
ハローワークには求人検索端末があり、募集されている求人情報を探せます。そこで気に入った求人が見つかった場合、すべてのハローワークで求人申込みを受け付けてもらえます。ただしハローワークの求人検索端末を使って求人を探す場合、混雑時には待ち時間が生じる場合があります。待たされる時間を少しでも減らしたい人は、ハローワークインターネットサービスを使ってスマートフォンから求人を検索し、応募の手続きのみをハローワーク内でするとスムーズです。
地元企業の多くがハローワークで求人募集を出しているため、地元就職を考えている人なら、ハローワークを活用することはおすすめです。
紹介状の発行
ハローワークを通じて求人に応募する場合は紹介状の発行が必要になりますが、紹介状の発行もすべてのハローワークでしてもらえます。
ただし注意点として、自宅から遠いハローワークで紹介状を発行してもらうと、負担が大きくなる可能性があります。なぜならその場で企業の担当者と連絡がつかなかった場合、紹介状を後日ハローワークまで取りに行く必要があるからです。代理人の受け取りや郵送してもらうことはできません。そのため、できるかぎり行くのに負担の少ないハローワークで紹介状を発行することをおすすめします。
仕事探しなら、就職/転職エージェントの併用がおすすめ
これまでハローワークについて紹介してきましたが、実は仕事探しという点においては、就職/転職エージェントの併用がおすすめです。なぜなら就職/転職エージェントには、ハローワークにはない以下の強みがあるからです。
- キャリアの方向性を迷っている人にも、ヒアリングを行い方向性が明確になる
- 効率的に転職活動を行うためのサポートができる
私たちジェイックも就職・転職のサポートを行っております。以下にその特徴を3つお知らせします。
特徴1.オンラインで就職/転職活動をすることができる
特徴1つめは、オンラインで就職・転職活動ができることです。最近では多くの仕事や手続きのオンライン化が進んでいますが、当社の就職支援サービスもWEB上で完結できます。手順としては、以下のとおりです。
- 就職・転職に役立つノウハウが学べる説明会
- 専任アドバイザーによる面談
- 内定につながるための就職支援講座
- 優良企業と出会える面接会
- 専門スタッフによる面接対策
これらがすべてオンラインで完結するので、対面よりも気軽に参加できます。そのため「就職・転職をしたいけど、何から始めたらいいか分からない…」と悩んでいる人にはおすすめです。
特徴2.無料の研修で就職/転職力をアップ
特徴2つめは、研修制度が充実しているため、就職/転職力をアップさせられます。しかも費用は無料なので、ハローワークと併用して登録もしやすいです。研修では以下のようなことが学べて、就職・転職にはとても役立つ知識を得られます。
- フリーターや第二新卒の就職に必要な3条件
- 未経験歓迎の求人が実際は未経験者を採用しない理由
など、採用の裏事情まで知ることができます。これらの研修で履歴書や面接対策から、社会人としてのビジネスマナーまでたくさんの学びを得ることができ、就職・転職力をアップできます。
特徴3.書類選考なしで企業と面接ができる
特徴3つめは、書類選考なしで企業と面接ができます。転職エージェントのヒアリングによって自分に合う企業に応募できますし、企業側も最初から意思決定者と面接ができるので、内定が出るまでが早いです。
しかも事前にしっかり面接対策も行うので、採用にもつながりやすいです。効率よく就職・転職したい人には、転職エージェントの活用はおすすめです。
まとめ:自分の目的に合わせてハローワークは利用しよう
ハローワークの管轄、転職エージェントを併用するメリットについて紹介しました。大事なことは、自分の目的に合わせてハローワークや転職エージェントを活用することです。就職・転職したいが何から始めたらいいか分からない人は、まずはハローワークに登録しつつ転職エージェントに相談してみましょう。
こんな方におすすめ!
- 自分に合った仕事が見つかるか不安
- ハローワークのサービスに物足りなさを感じている
- ハローワークしか利用したことがない
- 自分に合った仕事が見つかるか不安
- ハローワークのサービスに物足りなさを感じている
- ハローワークしか利用したことがない