引きこもりから正社員へ社会復帰することにハードルを感じている方は多いのではないでしょうか。就職したくても就職活動の方法がわからないという方もいらっしゃるでしょう。
社会復帰へのハードルを感じる理由は人それぞれあるかと思いますが、引きこもりからでも行動さえ起こすことができれば、正社員就職することは十分に可能です。
この記事では、引きこもりの方でも就職しやすい職種や就職活動の方法など、正社員を目指すうえで役に立つ内容を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 引きこもりから正社員への就職に成功した人はたくさんいる!
- 引きこもりから正社員就職しやすい職種は、ITエンジニア、介護職、警備員など
- 効率的に就活するために、ハローワークや就職支援サービスを活用しよう
- 引きこもりからの就職が不安な場合は、アルバイトや在宅ワークから始めるのも良し!
- ハローワークを利用する
職業訓練では就職に役立つスキルや知識を無料で学ぶことができる - 就職支援サービスを利用する
社会人経験がない人や少ない人が正社員就職を成功するためのノウハウや実績が豊富
この記事の目次
引きこもりが社会復帰して正社員は厳しい?
引きこもりからの社会復帰は可能なのでしょうか。まずは、引きこもりの状態から正社員になることはできるのか、引きこもりからなかなか就職できない人の特徴について、それぞれご紹介します。
引きこもりから正社員就職は十分に可能
結論から言うと、引きこもりの方が正社員になることは可能です。引きこもりから無事正社員就職に成功した方もたくさんいますので、安心してください。
引きこもりから就職を目指したい方は、ジェイックのサービスを利用してニートなどの状態から就職に成功した方々の体験談も、ぜひ参考にしてみてください。
引きこもりから正社員になれない人の特徴
引きこもりからでも正社員になることはできると述べました。しかし、なかなか就職ができない人もいます。
引きこもりから正社員就職できない人の特徴としては、以下が考えられます。
- 引きこもり歴が長い
- 人のせいにする
- プライドが高い
- 行動量が少ない
- ネガティブ思考が強い
まず、30歳を過ぎると、未経験からの就職難易度は格段に上がってしまいます。働いていなかった期間が長ければ長いほど、そこから就職までの道のりが大変になる傾向はあるでしょう。
自分が引きこもりになったことを「前の会社のせい」「親のせい」と考えている他責の人、「自分はこんな仕事はしたくない」などと考えたり、就職活動や企業への応募をほぼしないなどプライドが高くて行動が伴わない人も、なかなか就職が決まらない状況に陥ることがあります。
また、働ける状態にあるにもかかわらず働いていない状態が続くと、人はネガティブ思考になりがちです。「どうせ引きこもりから就職なんてできない」と極端に思い込み、何も行動を起こさないままというケースもあるでしょう。
引きこもりから正社員に就職しやすい職種
引きこもりの方が正社員就職しやすい職種を5つ、ご紹介します。今回は「人とのコミュニケーションが少ない」「人手不足で未経験歓迎」という2つの条件から、職種を選定しました。
それぞれの仕事内容や向いてる人の特徴と、平均年収を合わせてご紹介します。
1.ITエンジニア職
doda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」によると、ITエンジニア(20代)の平均年収は372万円です。(※技術系【IT/通信】の平均年収)
ITエンジニアは、Webサイトやソフトウェアなどにおいて、システム設計・開発、テスト、運用などを担当するのが主な仕事内容です。
ITエンジニアに向いてる人の特徴としては、以下が考えられます。
- 緻密な作業などが苦にならない人
- 細かいものを扱うのが得意な人
ITエンジニアは、基本的にはパソコン上で「プログラミング言語」と呼ばれるものを使用し、仕事を進めていきます。ミスなどが出ないよう集中して取り組む必要がある仕事のため、そういったことが得意な人に適性があります。細かい作業が苦手な人は、やはり不向きといえるでしょう。
2.介護職
求人ボックス給料ナビ「介護福祉士の仕事の年収・時給・給料情報」によると、介護職の平均年収は305万円です。
各種施設など高齢者が利用・生活する場で、生活全般のケア・サポート、イベントごとやレクリエーションの準備・運営、利用者の家族への対応などが、主な仕事内容です。
介護職に向いてる人の特徴としては、以下があります。
- 年配者と接することが好きな人
- ある程度、体力に自信がある人
対象が高齢者となるため、たとえば「同年代と話すのは苦手だが、年配者とのやりとりは得意」という人も適性があります。業務のなかでは利用者を抱きかかえたり移動させたりする仕事が発生したり、不規則な勤務になったりすることも多いため、体力がまったくない人は厳しいかもしれません。
3.警備員
求人ボックス給料ナビ「警備員の仕事の年収・時給・給料情報」によると、警備員の平均年収は328万円です。
各施設などにおいて、警備や警護を担当します。施設内の巡回や来客者への対応、車で来場した人への応対などが主な仕事内容です。
警備員に向いてる人の特徴としては、以下があります。
- コツコツ続けることが得意な人
- 立ち歩いて働くことが苦ではない人
警備員の仕事内容は派手ではなく、一日何も起きないということもよくありますが、そこに飽きやストレスを感じない人は適性があります。また、同じ場所に立ったり歩いて見回りをしたりすることなどがメインとなるため、デスクワークよりも立つ・歩く仕事のほうがいいという人に向いています。
4.工場の作業員
求人ボックス給料ナビによると、工場作業員の平均年収は390万円です。(※食品工場を例にした場合)
工場の生産ライン上で、自分の持ち場にて製品の下準備や加工、仕分けや箱詰めなど、製品が完成するまでの一部の業務を担当するのが主な仕事内容です。
工場の作業員に向いてる人の特徴としては、以下があります。
- 黙々と業務を進めたい人
- ルーティンワークが得意な人
工場の場合、作業中は人と話さない時間も長く、自分の担当業務に取り組むことになります。仕事中はやるべきことに集中したいという人は、適性があります。また、手順が明確に決まっているため、同じ業務を繰り返すことが苦にならない人も向いています。
5.物流業界のトラック運転手
求人ボックス給料ナビ「トラック運転の仕事の年収・時給・給料情報」によると、トラック運転の平均年収は383万円です。
物流業界のトラック運転手の場合、荷物の集荷や荷積み・荷下ろし、配送、などが主な業務です。所定の時間通りに、納品先など決められた場所を回ることになります。
物流業界のトラック運転手に向いてる人の特徴としては、以下があります。
- 不規則な勤務でも大丈夫な人
- 運転が得意な人
その仕事柄、夜中や早朝から出勤したり、家に帰れない日があったりと、どうしても働き方は不規則になりがちな仕事です。そのため、その点が気にならない人に適性があります。長時間の安全運転が求められるため、運転が上手かつ好きであることは必須といえます。
引きこもりから正社員になるための方法
引きこもりの方が、一人で就職活動を進めることはおすすめしません。通常の就職よりもハードルが高いことは事実で、正しい就職活動のノウハウを知ったうえで進めることが必須だからです。
ここでは、引きこもりから正社員就職するための2つの方法をご紹介します。
- ハローワークを利用する
職業訓練では就職に役立つスキルや知識を無料で学ぶことができる - 就職支援サービスを利用する
社会人経験がない人や少ない人が正社員就職を成功するためのノウハウや実績が豊富
1.ハローワークを利用する
全国各地にあり、求職者であれば誰でも利用できるハローワークは、以下の理由から引きこもりの方におすすめです。
- 職業訓練を利用できる(該当者のみ)
- 就活のための第一歩としても活用できる
所定の条件に該当していれば、職業訓練を利用することが可能です。職業訓練では就職に役立つスキルや知識を無料で学ぶことができるほか、条件を満たしていれば給付金を受け取りながら通うこともできます。
気軽に利用できるほか、ハローワークを利用したからといって、ハローワークが扱う求人の企業に就職しなければいけないという決まりはないため、引きこもりから就職活動をするための足掛かりとして活用するのもひとつの手段です。
ただし、相談員や求人の質にばらつきがあること、一人ひとりに合ったきめ細やかな支援は期待しづらいことは理解しておきましょう。
2.就職支援サービスを利用する
効率的に就職活動をしたい引きこもりの方は、就職支援サービスの利用がおすすめです。
ジェイックでは、やフリーターの方などに特化した就職支援を実施しています。若者を対象とした就職支援を実施する会社はいくつかありますが、ジェイックには主に、以下のような特徴があります。
- 未経験者の就職に特化
- 無料の就職講座で内定率UP!
- 書類選考免除&20社と面接
- 就職後も手厚いサポート
社会人経験がない・少ない方が正社員就職を成功させるためのノウハウや実績が豊富なため、安心してご利用いただけます。短期集中の就職講座では、就職活動に関することはもちろん、ビジネスマナーなど社会人として必要なスキル・知識もお伝えします。
就職講座を終えた方は、ジェイックが扱う優良企業との合同面接会にご参加いただくことが可能です。書類選考なしのため、経歴に自信がない方も心配なく面接に臨んでいただけます。入社後は長期定着のため研修を実施するなど、就職後も支援します。
引きこもりを脱出する正社員以外の選択肢
最後に、引きこもりを脱出する正社員以外の選択肢を2つご紹介します。「引きこもりからいきなり就職するのは不安」という方は、まずはこのような方法から、少しずつ社会復帰をしていくのもよいでしょう。
アルバイトから社会復帰をする
いきなり正社員を目指すのではなく、アルバイトを経験してみて「まずは働くことに慣れる」のもひとつの方法です。経歴を問わないまたは短期のアルバイトなども多いため、まずは日雇いなどのアルバイトから始めてみて、徐々に働く日数や時間を増やしていくのもよいかもしれません。
注意点としては、アルバイトの状態があまり長期化してしまうと、正社員就職がしづらくなってしまう可能性があるという点です。アルバイトをする期間の目安は、あらかじめ決めておいたほうがよいでしょう。
ニートの方におすすめのバイトについて、以下の記事でくわしくご紹介しています。
ニートの状態からでも比較的採用されやすいバイトをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
在宅ワークから社会復帰をする
「いきなり外へ出て働くのは怖い」という方は、自宅でできる仕事からスタートするのもよいでしょう。在宅ワークの実績や経験がなくとも、たとえばクラウドソージングサイトなどを介して「初心者OK」などの案件を選び、自宅でできる仕事を始めることも可能です。
在宅ワークの例としては、以下があります。
- WEBライター
- WEBデザイナー
- データ入力
このような在宅ワークをする場合も、企業の担当社員とのやりとりは発生します。ただしメールやチャットツールなどの利用が多いため、無理のない社会復帰の練習にもなります。
注意点としては、クラウドソージングなどを介した在宅ワークは、単発であることも多い点です。自宅で働き継続して安定的な収入を得たい場合は、専門スキルや知識を身につけていく必要があるでしょう。
自宅でできる仕事について知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
在宅ワークができる具体的な仕事などについてご紹介していますので、参考にしてみてください。
まとめ
引きこもりからでも、正社員になることはできます。「引きこもりだからもう社会復帰は無理」「ニートから就職なんてできない」とあきらめる必要はありませんので、悲観せず希望を持ちましょう。
ただし、引きこもりから就職を目指す場合、就職活動がうまくいかないとそこで挫折してしまい、再び引きこもり状態に戻ってしまうリスクがあります。効率的に正社員就職を目指したいという方は、就職支援サービスの活用がおすすめです。お気軽に、ジェイックへご相談ください。
よくある質問
引きこもりの時期が続くと、そこからどう社会復帰すればよいのか、正社員就職したくてもどうすればよいのかわからず行動できない方もいるでしょう。ジェイックの「就職相談」にお申込みいただければ、プロのアドバイザーが現状をヒアリングしたうえで、最適な方法をアドバイスさせていただきます。
介護や警備、工場の作業員など、未経験者歓迎や人手不足の職種は、引きこもりから比較的正社員就職しやすい職業です。まずは仕事内容や適性を把握したうえで、目指す職種を決めるとよいでしょう。
引きこもりになったことを誰かや環境のせいにしていたり、就職に向けて動いていなかったり、プライドが高すぎたりするなどの特徴は見られます。もちろん自分一人でのせいではありませんが、ネガティブな感情を克服することが重要かもしれません。
引きこもりから正社員になることは可能です。ただし、自力で就職活動を成功させるのは簡単ではありません。ニートやフリーターを対象とした就職支援サービスを活用したほうがよいでしょう。弊社「ジェイック」には引きこもりの方の就職成功実績も豊富にありますので、ぜひお問い合わせください。