何もしたくないニートになって引きこもりたいと思っている人は多いのではないでしょうか。この記事では、何もしたくないと感じている人や、実際にニートで何もしたくない人向けに、原因やその対策方法について解説をしていきます。何もせずに生活ができる人は少なく、お金がなく働き口を探している人もいるでしょう。この記事の最後におすすめの就職方法も紹介するので参考にしてみてください。
- ニートが何もしたくない理由は、疲れ、イライラ、現実逃避などに関係あり!
- ニートが無気力状態から脱出するには、自分が何もしたくない理由と向き合うことが第一歩
- 何もしたくない時は「時期を決めて休む」「日光を浴びる」「規則正しい生活をする」などの過ごし方がおすすめ
- 何もしたくない理由を見つける
理由によって対処法はさまざま。就職活動そのものが対処法となることもある - 何もしたくない理由が解決できる働き方を見つける
「何にストレスを感じるのか」を考えて、それを避けられる働き方を選ぶことが大切 - 自分に合った向いてる仕事へ就職する
希望の条件で求人を探すには、プロである転職エージェントに相談するのもおすすめ
何もしたくないニートは実は多い?-理由も解説-
「何もしたくない」と思っているニートはたくさんいます。ニートの割合や「何もしたくない」という気持ちがどこから生まれてくるのかを解説します。
ニートの割合は増加傾向にある
ニートの年齢別割合は以下の通りで、近年ニートの割合は増加しています。
平成14年 | 平成25年 | |
15~24歳 | 1.9% | 2.0% |
25~34歳 | 1.8% | 2.5% |
15~24歳のニート割合に大きな変化はありませんが、25~34歳においては年々ニートの割合が増えています。この世代の人たちがニートになるのは、主に以下の理由です。
- 人付き合いが苦手
- 就活が上手くいかない
- 働かなくても生活に困らない
現在30代以下の人たちはネットの普及によって、あまり人と関わらない生き方が選べるようになりました。しかしその反面、人付き合いを苦手とする人や、コミュニケーション力が就活の課題となる人が増えています。
また実家が裕福な場合、ニートになっても生活が成り立ちます。今の25~34歳の親世代は50~70代が多いですが、今の50~70代は高度経済成長期に働いていた人たちで、比較的裕福な家庭も多いのです。こうした背景が25~34歳のニートを増加させた原因と考えられます。
何もしたくない理由
何もしたくない気持ちになる理由は、様々な理由や感情によって起こります。主な理由は以下の5つです。
「疲れて」何もしたくない
1つめの理由は、疲れによるものです。疲れを感じるのは人間がもっている「強いストレスから身を守るための防御反応」です。
疲れというと「たくさん活動した後になる状態」というイメージが強いですが、何もしていないニートならではの疲れもあります。それは新陳代謝の低下や血流・水分不足による疲れです。つまり1日中家でゴロゴロしていると疲れが取れないばかりか、逆に疲れを感じます。
- 今まで日常的にしていたことでも面倒に感じる
- 新しいことに挑戦する気が起きない
よくこのような感情になる場合は、何もしていないことによる疲れが生じていると考えられます。
「イライラ」して何もしたくない
2つめの理由は、イライラによるものです。イライラすることで自律神経が乱れ、何もしたくないという気持ちを引き起こします。これは完璧主義な人にありがちで、特にニートのような自己肯定感が下がる生活を送っていると、余計にイライラしやすくなります。例えば以下のような場合です。
- 決まった時間に起きれない
- 求人に応募しても、採用されない
ニートはストレスのない生活を送っているように見えますが、実はイライラするきっかけは多々あります。
「無気力」で何もしたくない
3つめの理由は、無気力によるものです。ニート生活が長くなると、「このままではいけない」と思いつつも、だんだんやる気が落ちていきます。そして無気力な状態が続くと、本格的に何もしたくない気持ちになってきます。まさに「負の連鎖」でして、ニート生活が長くなるほど「何もしたくない」と思ってしまいます。
「逃げ出したくて」何もしたくない
4つめの理由は、逃げ出したい気持ちによるものです。「何かしなくては」と思いながらも、現実的には何もできない状況から逃げ出したくて、最終的に「もう何もしたくない」と思ってしまうイメージです。
そして、何もできないことで「やっぱり自分はダメだ」と悪くとらえてしまい、さらに何もしなくなってしまいます。
「人生に絶望して」何もしたくない
5つめの理由は、人生に絶望した気持ちによるものです。前述のとおり「何もできない自分」に失望してしまい、「もう僕の人生はダメだ…」と絶望して何もしなくなってしまいます。
人生に絶望すると頑張る理由もなくなってしまうので、「もう何もしたくない」と強く思うようになります。仕事がうまくいっている同世代などと自分を比較して、「もう生きている価値がない」と思ってしまい何もしなくなる人もいます。
ニートになる原因を他にも知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
何もしたくないがお金もない…おすすめの対処法を紹介
何もしたくないというニートにとって、1番の悩みはお金に関する問題です。貯金が底を尽きると生活が成り立たなくなり、働くしか方法がないからです。
ここではこのような悩みを持つ人の対処法について解説します。対処法は以下の3ステップです。
step1.何もしたくない理由を見つける
まずは「何もしたくないと思っている理由」を考えましょう。人によって何もしたくない理由は異なり、理由によってとるべき対策が変わるからです。
例えば先ほども紹介した事例で、1日中ダラダラして疲れている場合は、就職に向けて活動することが1番の対処法です。しかしうつ症状が出ていて何もしたくないという場合は、精神科の受診が先決といえるでしょう。このように、まずはゆっくりと何もしたくない理由を考えましょう。
step2.何もしたくない理由が解決できる働き方を見つける
何もしたくない理由が判明したら、次はその理由が解決できる働き方を探しましょう。近年は働き方が多様化しており、ストレスのない働き方を見つけやすくなっています。
例えば人と関わるのが嫌でニートになった人は、フルリモートの求人を探せば人と会わずに働けます。古い考えを押し付ける上司が嫌だという人は、ここ数年で生まれた新しい仕事を選べばストレスが減るかもしれません。
このように「自分は仕事の何にストレスを感じるのか」を考えて、それを避けられる働き方を選びましょう。仕事上のストレスが大きく減ります。
step3.自分に合った向いてる仕事へ就職する
自分に合っている働き方や向いてる仕事が分かったら、実際に求人を探しましょう。おすすめは転職エージェントに相談することです。なぜなら転職エージェントは求人探しのプロなので、希望の条件に合う求人を紹介してもらえるからです。
私たちジェイックが提供する就職支援サービスでは、自分に合った働き方や仕事を見つけ、あなたの希望に沿った就職先の探し方が学べます。興味のある人は、ぜひ一度相談にお越しください。
何もしたくない時のポイント
ここでは、何もしたくない時におすすめの過ごし方を解説します。「就職に向けた活動が大事なのは分かったが、今は何もしたくないし理由を考えるのも面倒…」と感じている人は、ぜひ参考にしてください。
何もしたくない時は時期を決めて休む
まずは時期を決めて休みましょう。何もしたくない時は、心の声に素直に従うのも1つの手です。ただし重要なのは、時期を決めるなどの「計画的に休む」ことです。
そして「1か月後には転職エージェントに相談する」などと、休んだ後の行動も決めておきましょう。行動が決まっていないと何をしようか考えるのが面倒になり、結局何もできないからです。
例えば休日であっても友達と朝10時に会う約束がある場合は、約束に間に合うよう起きて準備することができるでしょう。しかし何も予定がない休日はつい寝坊してしまい、昼過ぎまで何もできない日はありませんか?
もしいきなり就職に向けた行動をする自信がない人は、以下のように段階的な行動目標を立てましょう。
- 1週間後までに、朝8時に起きて夜12時に寝る習慣をつくる
- 2週間後までに、朝起きたら15分散歩する習慣をつくる
- 3週間後までに、週2回以上のジョギングする習慣をつくる
このように段階的にレベルを上げていくのがポイントです。
日光を浴びる
何もしたくない時におすすめなのは、日光を浴びることです。無気力なのは「セロトニン」という神経伝達物質が不足している場合が多く、セロトニンは日光を浴びると分泌が増えるからです。実際に「日照時間が短い冬の方がうつ病患者が増える」という研究結果もあります。
セロトニンが不足すると、精神状態を維持できずに暴力的になったりうつ症状を発症しやすくなるため、分泌を促す行動を習慣化するのが大切です。他にも体内のセロトニンを増やすには、以下の方法があります。
- 適度に身体を動かす
- 偏った食事をしない
しかし日光を浴びることがセロトニン分泌に最も効果的といわれているため、最初は散歩程度でもいいので日光を浴びるようにしましょう。1日を活動的に過ごす意味でも、朝起きてすぐの散歩をおすすめします。
参考「医療法人社団平成医会:セロトニンの増加が心身に及ぼす効果」
規則正しい生活をする
何もしたくない時は、規則正しい生活をすることも大切です。規則正しい生活を送っていると、脳が体内時計に合わせて自律神経を調整して活動的になれるからです。
毎朝決まった時間に起きる人は、脳が「◯時は起きる時間だから、交感神経がよく働くように調整しよう」と自動的に自律神経を調整してくれます。しかし不規則な生活をしていると脳が混乱し、自律神経を上手く調整できなくなります。
自律神経が乱れると、イライラしたり何もしたくない無気力状態になります。先ほど紹介したセロトニン分泌にも関係するため、規則正しい生活をして自律神経を整えることは非常に大切です。
何もしたくない、無気力な状態は、働きたくない、家事をしたくないなど表れかたは様々です。こちらの記事でも何もしたくない時の対処法を解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ
以上、何もしたくない気持ちになる原因と、無気力状態になっているニートがとるべき対処法を紹介しました。ニートになって日中何も活動していないと、ますます何もしたくない気持ちが強くなります。まずはできることからはじめ、少しずつ活動的な日常を取り戻しましょう。
就活も決して1人で頑張る必要はなく、頼れるプロに相談するのが最も効率的な方法です。私達ジェイックはニートから社会復帰するためのサポートを得意としております。「現在ニートだが今後は社会復帰したい」という人は、ぜひ一度相談にお越しください。