ニートの彼氏と付き合っている方は、将来の事が心配になる事ではないでしょうか?彼氏がニートである限りは、その心配はなくなりません。
この記事では、彼氏を就職させるための後押し方法についてご紹介しております。彼氏に自分の気持ちを伝え、適切な就職支援サービスを一緒に探してみましょう。
ニートの彼氏との接し方
彼氏がニートだと、明るい未来はなかなか見通しづらいものです。一方で、彼氏側にとっても自分がニートであることに負い目を感じている場合も少なくありません。
そこで心の支えとなるのが、最も近くで見守ることのできるあなたの存在です。「就職したい」という意思が少しでも彼に見えた場合には、ぜひ次の接し方を意識してみてください。
- いつもと変わらない姿を見せる
- 褒めることを習慣にする
- 否定的な意見は言わない
- 外のデートに誘ってみる
いつもと変わらない姿を見せる
まず意識したいのが、焦らず、いつものあなたの姿を彼の前で見せることです。なぜなら、就職へのプレッシャーを彼に与えてしまうと、余計に閉じこもってしまうリスクがあるからです。
ちなみに、「元気出して!」「いつか仕事は見つかるから」と励ますのもあまりおすすめできません。こうした励ましの言葉は、一見すると彼のためになっているように思いますが、実は「彼女に気を遣わせてしまっている俺は、やっぱりダメな人間だ……」と気分を一層落ち込ませてしまうリスクがあるからです。
彼にとって一番の安心は、あなたが肩肘を張らず、いつも通りのまま自分の近くにいてくれることです。焦ってしまうこともあるかと思いますが、こうしたときこそ彼の可能性を心のなかで信じ、ゆっくりと寄り添ってあげることを意識してみましょう。
褒めることを習慣にする
「褒めること」も、ニートの彼氏と接するうえで大切なポイントです。
そもそもニートになると、多くの人が「自分は無力」「どうせ自分なんか……」と悲観的に考えてしまいがちです。つまり、自己評価が極端に低くなってしまうのです。特に、これまでは何不自由なく過ごしてきた人が急にニートになると、これまでの自己肯定感との落差から、心に深いキズを負ってしまうことも少なくありません。
そこであなたが意識したいのが、どんな小さなことでも見逃さず、褒めてあげることです。たとえば「部屋の掃除をしてくれてありがとう」「そんな難しい本読んでるんだ」といったことでも構いません。ニートの彼氏が前を向くうえで、「自分は認められている」「必要とされている」といった感情はかなり大きな意味を持ちます。
気恥ずかしさを感じるかもしれませんが、彼の自尊心を回復させてあげることは、そばにいるあなただからこそできることです。ぜひ、褒めることを習慣にしてみてください。
否定的な意見は言わない
ニートの彼氏の前では、否定的な意見を言わないのが鉄則です。気持ちを余計に落ち込ませてしまうからですが、そうは言っても、なかなか就職しない彼に対してイライラが募ってしまうこともあるかもしれません。
こうしたときは、否定的な言葉を掛けてしまう前に「ポジティブな言葉」を頭のなかでイメージしてみるのがおすすめです。たとえば「なんでいつもダラダラしているの?」と怒りたくなった場合には、「いつも近くにいてくれてありがとう」と心のなかで唱えてみるのです。
これはかなり面倒くさく感じられるかもしれませんし、「疲れた」「もうイヤだ……」といった感情が先行してしまい、彼氏につい辛く当たってしまうこともあるでしょう。そして、これはこれで問題ありません。無理に自分の気持ちを我慢してしまうと、あなた自身の心も壊れてしまうかもしれないからです。
ここで大切なのは、普段から「ポジティブな面も意識してみよう」と考えてみることです。そうすることでお互いの関係は円滑なものになっていきますし、何よりもあなた自身の心にも余裕が生まれてきます。
言葉は、想像以上に相手を傷つけます。逆に、人を救う力も持っています。ぜひ少しずつ、ポジティブな言葉がけができるように意識していきましょう。
外のデートに誘ってみる
デートをする際は、彼氏を外に連れ出すことも考えてみてください。お金や人間関係の問題から、ニートの彼氏は外に出ることに億劫になっているかもしれませんが、社会復帰を考えるうえでは外出に慣れておくことは欠かせません。
そこで家のなかのデートだけでなく、たまには外の空気を吸いに行くことも彼に提案してみましょう。このとき、遠出の旅行に無理やり引っ張っていく必要はありません。おしゃれなお店でたまにはディナーをしたい気持ちもあるかもしれませんが、彼をそこに連れ出すのも至難のわざでしょう。
そのため、まずは「近所のスーパーに買い物に行く」など、彼もノリやすい理由をつくってみることがおすすめです。外の空気を吸うだけで、気持ちはリフレッシュするものです。そして何よりも、太陽の光を浴びず、閉じこもりの生活では気分が落ち込んでいってしまいます。お互いに無理のない範囲で、ぜひ一歩ずつ外に出てみることも考えていきましょう。
ニートの彼氏を就職させるために後押しする方法
二人の将来を考えた場合、「彼にはやっぱり就職をしてほしい」と考えることは当然のことです。しかし、塞ぎ込んでしまった彼の目をどうやって就職に向けさせればいいのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこでここからは、彼氏の就職を後押しする方法を3つ紹介していきます。彼の気持ちを上向きにさせるコツもお伝えしていきますので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
- 得意分野を見つける
- 就職情報をリサーチしてみる
- タイムリミットを設ける
得意分野を見つける
彼の就職を後押しするうえで、まず意識したいのが「得意分野」を見つけることです。なぜなら、仕事を探すうえでヒントになるからです。
近くにいるとなかなか気付けないものですが、いざ意識してみると、実は相手が得意としていることは意外に見つかります。そして彼自身、その「得意」に気付いていないことも少なくありません。
そこでまずは、普段の何気ない様子のなかから彼の得意なことを探ってみてください。プラモデルづくりに没頭している姿を見て、「もしかしたらコツコツとした作業が得意なのかもしれない」と考えてみても良いかもしれません。難しい話も分かりやすく教えてくれる様子を前にして、「説明能力が高いのかも」と考えてみても良いでしょう。
たとえば「コツコツとした作業が得意」であれば、工場スタッフや、事務作業に適性があるかもしれません。「分かりやすく伝えられる」ことが強みであれば、知識次第では塾講師なども視野に入ってくる可能性もあります。
ちなみに、得意なことは本人にとっては特に意識せずにできてしまうため、いざ仕事を始めてもストレスを感じることなく取り組めることも多いものです。つまり、仕事をすぐに辞めてしまうリスクも下げられます。
繰り返しにはなりますが、「得意」は意識的に探さないと見えてきません。そのため、まずは普段の彼の行動、そして会話のなかから得意や強みを見つけ出すことを考えていきましょう。
就職情報をリサーチしてみる
就職情報をリサーチしてみることも効果的です。たとえば、次のような情報を彼に代わって探してあげてください。
- 「売り手市場」はどこか
- さまざまな働き方
「売り手市場」はどこか
彼のために情報収集をするうえでは、「売り手市場はどこか」といった視点を持ってみましょう。売り手市場とは、採用したいと考えている企業の数に対して、求職者の数が少ない状況を指す言葉です。つまり、内定が比較的取りやすい状況を指します。
たとえば就職情報について調べると、「IT業界は売り手市場」といった情報を目にする機会があるかもしれません。事実、みずほ情報総研が発表した「IT 人材需給に関する調査」によると、2030年時点でおよそ45万人(※)のIT人材不足が指摘されています。
IT業界をはじめとする売り手市場では、たとえ未経験であっても採用してくれるケースもあります。今後も成長が期待できる領域であれば、長く安定して働いていける未来も描きやすくなるでしょう。
※生産性上昇率0.7%/IT需要の伸びが「中位」の場合
さまざまな働き方
ニートの彼氏にとっては、週5日、通勤電車に毎日乗って会社に行く、といった状況はなかなかハードルが高いかもしれません。一方で、今はさまざまな働き方が認められている時代です。たとえば正社員であっても在宅で仕事ができたり、週3日勤務を希望できたりする会社も珍しくありません。
あなたの希望は、彼が仕事に就くことはもちろん、「すぐに辞めない仕事に就いてほしい」といったことかと思います。そのためにも、さまざまな働き方を調べたうえで、彼の希望に沿った働き方を提案してあげましょう。
タイムリミットを設ける
これは全てのカップルにおすすめはできませんが、あえて「タイムリミット」を設けてみるのもおすすめです。この場合のタイムリミットとは、「仕事を探す様子が3か月経っても見られなかったら、別れることを考える」といったことです。
もちろん、タイムリミットをつくるのは覚悟が必要です。一方で、このまま彼氏が定職に就かず、毎日をずるずると送っていくことも、あなたにとっては耐えられないかもしれません。そのため彼を奮起させる意味でも、場合によってはタイムリミットを設けることが有効に働く可能性があります。
そして実は、ニートの彼氏にとっても「このまま付き合っていくことは申し訳ない……」と感じていることも多いものです。こうしたとき、あえて時間制限をつくってもらうほうが、彼自身の就職に対する気持ちに火をつけるケースも珍しくないのです。
参考:彼氏がニート…同じ経験を持つ女性100人が実践した対処法
ニートの彼氏と別れるべき条件
ここまで、ニートの彼氏との付き合い方、そして就職に向けて行動させるためのアクションについて見てきました。そしてお気づきのように、あなた自身の働きかけが大きな意味を持つことが分かったかと思います。
しかしどんなに頑張っても、彼氏がまったく変わらないこともあるかもしれません。特に次のような場合には、あなたの努力が水の泡になってしまう可能性もあります。
- アルバイトで働くことすら嫌がっている
- 結婚の話題にしか口にしない
アルバイトで働くことすら嫌がっている
彼がアルバイトで働くことすら嫌がっている場合には、二人の関係を見直したほうが良いかもしれません。なぜなら「定職に就く」という意識が、彼の頭にはそもそもない可能性があるからです。そしてアルバイトで働くことにも抵抗を示している場合には、その先にあなたが夢見る「正社員」までのステップは、いばらの道であることも覚悟しなくてはいけないでしょう。
結婚の話題にしか口にしない
彼氏が「結婚」について頻繁に話すときも要注意です。結婚生活には何かとお金がかかるため、当然のように固定収入が必要となります。今では女性が働き、男性が家庭を守る「専業主夫」といった形も増えてはいますが、余裕のある生活を送るうえでは共働きという選択肢も視野に入れるべきでしょう。
このとき、彼が自分の状況も変えようとせず、ただ単に「結婚したい」とだけ言ってくる場合には、経済的な面などを考えていない可能性があります。計画性に乏しいまま結婚しても、それはそれでうまくいくケースもあるかもしれませんが、あなたが少しでも不安を抱くようであれば、彼と別れることも一度考えてみても良いかもしれません。
まとめ
彼氏がニートの場合、そのパートナーであるあなたの心労は大きいはずです。「自分は働いているのに……」「ダラダラしているのがむかつく」といったネガティブな感情が渦巻くこともあるでしょう。
一方で、彼の意識が少しでも就職に向いているのであれば、あなたのサポートは大きな役割を果たします。特に彼が自信を失っている場合には、身近な人からの温かい声掛けは何よりも自信回復につながるものです。
そして彼の背中を後押ししてあげた後は、就職サービスの利用もすすめてみましょう。たとえば私たちジェイックが運営する就職エージェントは、ニートの転職支援実績を豊富に持っています。面接対策や、会社の紹介まで、すべてのサービスが無料で利用できるので、利用をぜひ検討してみてください。
ニートの結婚について知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。