無職生活を送ることになってしまい、今日まで中々脱ニートできていないことに焦っている人は多いのではないでしょうか。
事実、無職として生活する期間が長くなればなるほど、社会復帰がしにくくなっていきます。
この記事では、無職生活を続けた先に待ち受けている末路や、脱ニートをするために意識しておきたいポイントについて解説します。
- 無職でも生活費さえあれば生きていけるが、楽しい生活を送るのは難しいのが現実
- 無職生活が長引くと、人と疎遠になり、憂鬱な気分から精神的な病気になる可能性も!
- 無食生活から脱出するために、まずは生活習慣の改善から始めよう!
- 生活費さえあれば生きていける
無職でも約8万円を毎月工面できれば、平均的な生活を送れる可能性がある - 楽しい生活を送るのは難しい
食費を切り詰めたり、娯楽をあきらめるといった生活を強いられることが多い - 貯金が無くなる前に手を打つ必要がある
今は貯金に余裕があっても、お金を使っていればいつかは底をつく
- 生活習慣を正す
心身ともに健康になることが、スムーズな脱ニートへの土台となる - 今までの人生と向き合う
これまでの自分を振り返り自己分析することは、長く勤められる就職先選びに欠かせない - 意識的にコミュニケーションを取る
まずは、相手のことを考えた発言を意識するのがポイント - 自分のなりたい姿を想像する
なりたい姿や未来のビジョンを持っていると、あきらめずに目標に向かう力になる - 就職活動を始める
就職活動に不安がある場合は、就職支援サービスを利用するのもおすすめ
この記事の目次
無職でも生活はなんとかなる?
無職とは当然「仕事をしていない人」のことを指しますので、生きるために必須なお金を自分で稼がずに生活をしなくてはいけません。
まずは、そんな無職が生活をしていけるのかについて見ていきましょう。
生活費さえあれば生きていける
仕事があろうがなかろうが、どんな人でも生活費さえあれば生きていくことができます。
そのため、無職であっても何らかの方法で生活費が工面できれば、なんとかして生活できると言えます。
総務省の統計データによると、単身世帯の支出額月平均は約15万円となっています。
この内、食費が約4万円、居住費が約2万円、光熱費が約1万円を占めていますので、実家暮らしの無職であれば、約8万円を毎月工面できると平均的な生活を送ることができると計算できます。
無職でも、貯金を切り崩したり、親などの家族から仕送りや援助をもらったり、実家暮らしをすることで生活していけるでしょう。
参考「総務省統計局:統計調査 単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯(2020年)」
楽しい生活を送るのは難しい
無職でも生活はなんとかなるものの、楽しい生活を送ることは難しいのが現実です。
食費は切り詰めていかなくてはいけませんし、娯楽なんてもっての外といった生活を強いられます。
仮に親にお金を出してもらって生活をしていた場合でも、何度も何度もお金を催促していれば、小言を言われることも少なくないでしょう。
あくまでも、「無職でも生活はできる」というだけで、無職として生活をしていくことはほとんどの場合おすすめできません。
貯金が無くなる前に手を打つ必要がある
今は貯金に余裕があり、人並みに生活できている無職であっても、お金を使っていればいつかは底をつきます。
そのため、貯金が無くなって生活できなくなる前に、脱ニートをする手を打っておかなければいけません。
この記事では、脱ニートをするのにおすすめなサービスについても具体的に紹介していますので、気になる人はこのまま読み進めてみてください。
また、脱ニートについて詳しく定義や脱出できない原因について知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
無職生活が始まってしまう原因
無職生活が始まってしまった原因を知ることで、取るべき行動の方向性を知ることができます。
ここでは、無職生活が始まるきっかけについて解説します。
なお、この記事では専業主婦(夫)は無職として扱いませんのでご了承ください。
原因1.会社に合わないと感じてしまった
就職をしたとしても、会社が自分に合わないと感じてしまい早期退職、その後再び就職をする気になれずに無職生活を続けている人は少なくありません。
入社のミスマッチは、会社の雰囲気や職務内容、人間関係など、様々な要素があります。
これらの要素は、入社前にどれだけ企業理解を進めて就職活動を行っていれば、ある程度入社前に理解しておくことが可能です。
このような自己都合による退職が原因の場合、脱ニートをする際に自分だけでなく、就職活動のプロなどの第三者のサポートを受けながら活動していくといいでしょう。
原因2.会社から解雇を促された
無職になってしまう原因は、自己都合による退職だけではなく、会社都合によるリストラなどもあります。
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について」によると、新型コロナウイルスによる解雇は、2021年7月の段階で約11万人にを及ぶと発表されており、この流れは未だに衰えていません。
会社都合での解雇であれば、失業保険(手当)を利用できますので、無職であっても一定期間は生活が可能です。
失業保険とは、「自己都合・会社都合問わず、何らかの理由で失業状態になっている人に対し、一定期間個人ごとに算出された金額を毎月もらうことができる制度」のことです。
解雇を言い渡されてからおよそ1週間程度で支給が始まりますので、失業保険の期間内に次の就職先を見つけるようにしましょう。
また、失業保険についてはジェイックの他の記事でも詳しく紹介していますので、気になる方はご覧ください。
原因3.転職活動が思ったよりも長引いてしまっている
転職を意識して退職をしたものの、転職活動に難航し無職生活が続いているといったケースもあります。
本記事執筆時点での有効求人倍率は2.15倍(転職サイトdoda発表)と、1倍を超えていることから、転職・就職がしやすい市況感と言えますので、しっかり転職活動をしていれば無職を脱することができるでしょう。
しかし実際には、ダラダラと転職活動を行ってしまい、内定が出ないまま無職生活を送っているという人が少なくありません。
無職生活を続けると生じる8つの末路
親の支援や失業保険を受けて無職ながら生活できていたとしても、その生活は長く続けているべきではありません。
ここからは、無職生活を続けた先に待ち受けている8つの末路について解説します。
末路1.無職生活が楽しいと思い込んでしまう
無職生活は社会人の生活に比べ、「自由に使える時間が多くて楽しい」と思い込んでしまうことがあります。
趣味に没頭したり、好きな時間に起きて寝たい時に寝るなど、自分が生きたいように毎日を過ごすことができてしまうため、無職生活が楽しいと思ってしまうのです。
しかし、無職生活で感じる楽しさとは、上辺だけの見せかけの楽しさに過ぎず、質の低い日々であることは言うまでもありません。
目的を持たずにだらだらした日々を過ごしていても、何も得られるものはないでしょう。
こうした「中身のない楽しさ」を気楽な生活だと勘違いしてしまい、挙句の果てには無職から脱出しようとすら思わなくなるといった末路が待ち受けています。
社会人は大変ですが、無職生活よりも得られるものは無数に存在します。
そうしたものを得られずに人生を終えてしまうのは勿体ないのではないでしょうか。
末路2.家族や友人が離れていく
無為に無職生活を続けていくと、いずれ家族や友人が自分の周りから離れていってしまうかもしれません。
無職生活を始めたてであれば、自分の身を案じて家族が金銭的なサポートをしてくれるかもしれませんが、脱ニートのための活動を一切しないと愛想を尽かされてしまう可能性があります。
また、仲がよかった友人であっても、無職生活を続けることで「だらしない人」だと思われて距離を置かれてしまったり、話していても価値観が合わないと思われてしまったりと、疎遠になる可能性が十分に考えられます。
無職のまま一人で生きていくのは絶望的です。
家族も友人も自分の周りから離れ、一人寂しくこの世からいなくなるのは、想像以上に寂しい末路ではないでしょうか。
末路3.就職成功率が低くなる
無職生活を長く続けると、就職成功率が下がっていきます。
このデータをまとめたものが、以下のグラフです。
横軸がフリーター(≒無職)期間で、縦軸が就職成功率となっていますが、無職期間が長くなるにつれて、相関する形で就職成功率が下がっていることが分かります。
特に男性の場合、無職期間が6カ月以内と3年超の時で、就職成功率が15%も下がってしまいます。
一生無職であることは現実的ではありませんので、いつかは脱ニートに向けた就職活動を行う決意を持つことになると思いますが、このグラフを見る限りできるだけ早くに行動を起こした方がいいことは言うまでもありません。
無職生活が3年以上になってから就職活動をしても、中々内定をもらえずにメンタルを傷つけてしまうかもしれませんので、「いつか就職活動をしよう」と思っているのであれば、今すぐにやるべきだと言えます。
ちなみに、学校を中退したようなニートにおすすめな就職方法をまとめた記事もありますので、気になる人は合わせてご覧ください。
末路4.生きていることに飽きてしまう
無職の生活には変化がありませんので、いつまでもいつまでも同じような日々を過ごすことになります。
始めの頃は、好きなように生きられることに楽しさや生きやすさを感じるかもしれませんが、それもいずれ飽きてしまうでしょう。
無職が今の生活に飽きて、何か他のことをしたいと思った時には、新しい趣味を見つけるか働くか二択しかありません。
しかし、趣味を見つけてもまたすぐに飽きてしまうことを考えると、実質的に働く以外の選択肢はないと言えます。
同じことを何十年も続けられるという人であれば問題ないかもしれませんが、多くの人にとっては無職生活そのものに飽きてしまい、ただ時間が過ぎるのだけを待つ人生を過ごすことになります。
末路5.誰からも認められずに生き続けなければいけない
無職でいると他人と関わる機会が少ないため、“認められる”という承認欲求を満たすことがほとんどできません。
承認欲求とは、「他人から自分の存在を認めてもらいたい」という欲求であり、人間であればどんな人でも潜在的に持ち合わせていると言われています。
「感じている欲求を永遠に満たすことができない」というのは、考えただけでも絶望的な状況ですが、無職生活を続けていると、その絶望的な未来が現実になる可能性があります。
誰からも認められない悲しい末路を迎えないためにも、無職生活をだらだらと続けるのはおすすめできません。
末路6.常に憂鬱とした気持ちを感じ続ける
無職の生活は、基本的に部屋の中で完結します。
部屋の中でできることにしか興味が向きませんし、どこか出かけようと思ってもそのためのお金がなく断念せざるを得ません。
そのため、無職生活では気分転換の方法がほとんど無いと言えます。
また、気持ちを切り替えられないことで、無職として生活している自分自身に焦りや憤りを感じ、憂鬱な気分になることも増えるでしょう。
社会人であれば、友人と飲みに行ったり買い物をしたりしてメンタルコントロールができますが、無職にはできません。
憂鬱な気分が続けば、うつ病や統合失調症といった精神的な病気になることもあります。
「ただ楽だから」という理由で無職の生活を送っていると、二度と社会に復帰できないような精神状態になってしまうかもしれません。
末路7.一人で生きる力を持てない
社会人として働いていれば、金銭的な自立はもちろんのこと、生きていく上で必要な“集団行動”が身に付きますが、無職生活ではこれらの生きる力を一切手にすることはできません。
「実家暮らしで親に食事や洗濯、買い物を全て任せているから無職でも生活できている」と思っていても、いずれ親は自分よりも早く亡くなります。
親が亡くなった後、無職のあなたは一人で生きていけるでしょうか?
社会人として働くための基礎能力がないだけでなく、末路6.で解説した通り精神面もボロボロになっていることでしょう。
「働かなくても生活保護で生きていけばいい」と考えている人もいるかもしれませんが、生活保護の受給基準や支給金額がいきなり変わるかもしれません。
そんな不安の残る制度に自分の身を預けてしまうのではなく、自分でなんとか生きていけるだけの力を持てるように、今から努力すべきではないでしょうか。
末路8.叶わない夢を見続けることになる
無職生活を続けていると、叶わない夢を見続けて人生を棒に振ってしまう末路が待ち受けているかもしれません。
情報商材で一発逆転を夢見たり、トップストリーマーを目指して挫折するなど、普通に働いていたら考えないような夢を無職は持ちやすいと考えられます。
夢を見ること自体は、彩りのない無職の生活に変化をもたらしてくれる好ましい行為ですが、この夢に「すがってしまう」のが問題です。
夢にすがってしまうと、その夢だけを頼りに生きていくことになりますので、第三者の悪意に騙されやすくなります。
その結果、自分の人生を棒に振るだけでなく、家族まで巻き込んでしまい、最悪の結果をもたらすこともあるでしょう。
無職生活を脱出する5つのステップ
無職生活を続けていると、望ましくない末路を迎えることが分かったのではないでしょうか。
ここからは、そんな無職の生活を脱出するために行いたい5つのステップについて解説します。
- 生活習慣を正す
心身ともに健康になることが、スムーズな脱ニートへの土台となる - 今までの人生と向き合う
これまでの自分を振り返り自己分析することは、長く勤められる就職先選びに欠かせない - 意識的にコミュニケーションを取る
まずは、相手のことを考えた発言を意識するのがポイント - 自分のなりたい姿を想像する
なりたい姿や未来のビジョンを持っていると、あきらめずに目標に向かう力になる - 就職活動を始める
就職活動に不安がある場合は、就職支援サービスを利用するのもおすすめ
1.生活習慣を正す
まずは今日からでも取り組めるステップとして、生活習慣の改善に向き合いましょう。
無職が特に正すべき生活習慣には、次のようなものがあります。
- 規則正しい起床/就寝時間をキープする
- 適度な運動をする
- 身だしなみを整える
これらの生活習慣の改善により、健康な心身に近づくだけでなく、スムーズな脱ニートにも繋がります。
働くことになれば、ほとんどの場合毎日決まった時間に起き、夜更かしをせずに眠る必要がありますし、通勤や仕事でヘトヘトにならないために体力をつけておくことは重要です。
また、無職であれば人の目を気にしなくていいので、ズボラな格好をしてしまいがちですが、そのままの格好では働くことはおろか、就職することは不可能です。
生活習慣の改善は、基本的なことながらも、脱ニートをするための土台となる重要なポイントですので、今日からでも向き合うことをおすすめします。
2.今までの人生と向き合う
続いて、今までの自分自身と向き合いましょう。
「自分が今、どうして無職になってしまったのか」「どんな仕事になら興味を持てそうか」「自分がどんな性格をしていて、どんな仕事が自分に合っているか」といった、自問自答を繰り返します。
これにより、就職活動において重要となる“自己分析”が行え、結果的に就職した後も長く会社に勤められるでしょう。
すでに解説した通り、入社後にミスマッチを感じて無職になる人は少なくありません。
せっかく頑張って就職活動を乗り越えても、またすぐに無職生活に戻ってしまっては意味がないので、そうならないためにも自己分析をしっかりと行っておくことが大切なのです。
3.意識的にコミュニケーションを取る
就職活動を成功させ、円滑に仕事と向き合えるようにするため、意識的にコミュニケーションを取る練習をしておきましょう。
就職活動では、ほとんどの会社で1回以上面接が行われます。
無職に対して面接官が見るポイントは、「はきはきとしたコミュニケーションが取れるか」というものが大きいとされています。
そのため、自らの経歴に自信がない無職こそ、コミュニケーション能力を鍛えておくことが大切です。
コミュニケーション能力と言っても大袈裟に捉えず、単純に「相手のことを考えた発言をする」ことを意識してみてください。
「はっきりと伝わる声量で話す」「質問であれば、相手が知りたいことにシンプルに回答する」「相手に質問する時は、質問を受けた相手の感情を想像しておく」など、そこまで難しいものではありません。
また、コミュニケーションを取る相手として、最初は親や家族がおすすめです。
徐々に慣れてきたら、友人、第三者と段階的に範囲を広げていくようにした方が、効率的にコミュニケーション能力を上げられるでしょう。
4.自分のなりたい姿を想像する
「無職生活を脱出する」という目標だけだと、目的と手段が入れ違ってしまう可能性があります。
就職により実現したいのは、「社会人生活を送ること」ではなく、「なりたい自分になること」のはずですので、どんな自分になりたいのかを具体的にイメージしておくようにしましょう。
このイメージがないと、とりあえず内定が出たところに就職したはいいものの、自分の想像とは大きく異なりストレスを感じるといった、最悪のケースに陥ることもあります。
ステップ2で解説した、自己分析をしっかり行なっておくことで、どんな姿になりたいかの想像はつきやすくなるでしょう。
しっかりとなりたい姿・未来のビジョンを持っておけば、例え途中で挫けかけても、その目標に向かって立ち上がることができます。
5.就職活動を始める
ここまで準備ができたら、あとは無職脱出のために就職活動をスタートさせます。
就職活動は、応募書類の作成や企業・職種の理解、面接の対策など様々な準備をする必要がありますが、ここまでのステップをしっかり行っていれば、迷わず対策ができるでしょう。
それでも就職活動が不安という人は、ジェイックの運営する就職支援サービスの利用を検討してみてください。無職やニートなどの社会人経験の少ない人向けに運営されている就職支援サービスで、内定率は80%超という実績を持っています。
また、登録することで応募書類作成やビジネスマナー、面接でのコミュニケーション対策といった就職対策研修を無料で受けられるため、社会人になる前の基礎準備を一気に行うことが可能です。
最短2週間で内定獲得まで至れますので、すぐに就職したいと考えている無職にもおすすめできるサービスです。
無職生活から就職を成功させた人の体験談
ここからは、実際に無職生活から就職を成功させた人の体験談をいくつか紹介します。
無職の就職活動はどうなのか、就職したらどんな生活になったのかといった疑問の解消のためにも参考にしてください。
「前職がハードワーク過ぎて命の危険を感じ退職しました。その後1年のニート期間を経て就職活動を行いました。就職活動では、応募先の会社を調べるだけでなく、面接でしっかりと会社内部のことを聞くようにしていたので、就職した後も前向きに仕事と向き合えています。」
就職した後、無職生活に戻らないためにも、念入りに就職活動を行うことが大切であることが分かる体験談です。
この方は、無職生活からの脱出により、更なる自己実現に向けた勉強を始めたり、結婚をしたりと、人生が豊かになっていることを実感しているそうです。
「就職してから3カ月で会社都合の解雇を言い渡され、一時的に無職になりました。
当時会社の寮に入っていたこともあり、すぐに就職先を見つけないといけないため必死でした。就職活動は、前職の経験や自分の強みを活かせる企業に絞っていたため、すぐに内定をもらうことができました。」
自分の長所ややりたいことを理解しておけば、スピーディな就職が叶うといった体験談です。
この方は現在東証一部企業で前職の経験を活かした職種に就き、日々誇りとやりがいを持って働けているそうです。
無職生活をしていて生活保護は受給できる?
無職生活を続けるべきではないと言うと、「いざとなれば生活保護をもらえばいい」と答える人がいます。
実際に無職が生活保護を受給できるのかどうかについて解説します。
無職でも条件次第では生活保護が受給できる
無職でも次の条件を「全て」満たしていれば生活保護を受給できます。
- 世帯収入が最低生活費を下回る
- 土地や建物といった固定資産、預貯金がない
- 親や家族からの支援を一切受けられない
- 働くことが一切できない病気や怪我を患っている
さて、この中に上記の条件を全て満たす無職はどれくらいいるでしょうか?
おそらくほとんどの人が条件を満たさないのではないでしょうか。
ただ働きたくないから無職でいる人が生活保護をもらうことはできません。
「生きれなくなったら生活保護をもらう」という考えは捨ててください。
受給金額の目安
もし生活保護が受けられることになったら、毎月生活保護費として現金が振り込まれます。
その金額は住んでいる場所や世帯構成によって異なりますが、ほとんどの場合最低生活費が生活保護費になります。
仮に東京都の一人暮らしの場合でシミュレーションすると、およそ10万円の支給となります。
豊かな生活は少しもできなくなる
生活保護で生きる場合、豊かな生活とは無縁の日々を送ることになります。
振り込まれる金額も最低限ですので、外食はおろか食材も切り詰める必要がありますし、少しでも収入があったらその分生活保護費減ります。
また、常に監視された生活を送ることにもなります。
福祉事務所のケースワーカーによる家庭訪問を定期的に受ける、ローンやクレジットカードの利用ができなくなる、贅沢品は一切持てなくなるなど、お金以外でも様々な制限を受けて生活をすることになります。
これらのことから、無職だから生活保護をもらって生活すればいいという発想は、あまり持つべきものではないと言えるでしょう。
無職生活者が就職活動をする時のポイントは?
無職生活から脱出するためには、就職活動をする必要がありますが、闇雲にやっても内定を獲得することはできません。
次のようなポイントに注意して、就職活動と向き合うようにしてください。
第三者からのアドバイスをもらいながら就職活動をする
無職の就職活動は、可能な限り一人で行わないようにしましょう。
一人で就職活動に向き合おうとする気概は素晴らしいものなのですが、間違った方向に突き進んでしまうことがありますので、他人のアドバイスを受けながら就職活動をした方がいいでしょう。
また、アドバイスを受ける相手はなるべく自分を知らないような第三者が望ましいです。
家族や友人にアドバイスを求めてしまうと、遠慮して身にならない助言になってしまうこともありますので、就職支援を何人もしてきたような就職活動のプロからアドバイスをもらうことをおすすめします。
ちなみに、ジェイックに登録すると、一人一人に専任のアドバイザーが付き、自己分析や企業選び、面接対策まで一貫してアドバイスをしてくれるので、迷ったら登録してみてください。
就職活動にかける期間を決めておく
だらだら就職活動をしていると、就職先が決まらないことに対する焦りを感じられず、結果的に就職活動自体を諦めかねません。
確実に就職活動を成功させるためにも、就職活動にかける時間を決めておくようにしましょう。
ジェイックの就職支援サービスであれば、自己分析から就職対策研修、集団面接会を経て内定獲得まで、最短2週間となっています。
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まずは行動することが大切
無職生活を脱出するための方法やポイントを色々と解説してきましたが、一番大切なのは行動に移してみることです。
頭の中でいくらシミュレーション立てをしていても、実際に行動してみたら思いもよらない結果をもたらすことがあります。
百聞は一見にしかずという言葉もある通り、行動して得られるものは非常に多いです。
たとえ就職活動に失敗したとしても死んでしまうわけではないので、まずは一歩、踏み出してみませんか?
無職生活を脱出した後の未来
最後に、無職生活を脱出した後に考えられる未来についても紹介します。
これらは全て起こりうる未来の一部に過ぎません。
無職生活を脱出し、あなただけの未来を切り拓いてくださいね。
親の幸せな笑顔が見れる
どんな状況でも、ほとんどの親は自分の子どもの心配をしています。
無職生活をしている子どもを見て、少なからず親は心を痛めているはずなので、無事就職できれば自分以上に喜んでくれるでしょう。
「就職をする」という行為だけでも十分親孝行になります。
自分を育ててくれた親を安心させられるのは、無職生活からの脱出で得られる輝かしい未来の一つです。
彩りを感じる人生が過ごせる
社会人生活は無職生活に比べて大変かもしれませんが、今まで得られなかったような退屈しない毎日が待っています。
仕事への責任や自己表現の場、他者から認められるなど、一つ上の人生にステップアップできるでしょう。
やりがいをもって働くことで、日々に彩りが出ます。
オンとオフもはっきりしますので、より効率的に時間が活用でき、充実した人生を送れるようになるかもしれません。
自分の本当にやりたいことが見つかることも
無職生活からの脱出により、自分のコミュニティが広がりますので、自分の本当にやりたいことが見つかるかもしれません。
更なるキャリアアップを目指して猛勉強したり、地域のためにボランティアをしたり、今の自分では考えもつかなかったような未来に繋がることもあります。
まとめ
無職でも生活はできなくはありませんが、その末路から考えるとすぐに脱出すべきだと言えます。無職生活からの脱出には、しっかりとポイントやコツを理解した上での就職活動が重要です。
無職の引っ越しや結婚について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
もし就職活動全般に悩んでいる無職の人がいれば、ジェイックの就職支援サービスに登録してみてください。
「無職 生活」によくある質問
無職生活が始まる原因は3つあります。会社に合わないと感じてしまった、会社から解雇を促された、転職活動が思ったよりも長引いてしまっているの3つです。
無職生活をつづけた末路は、8つあります。無職生活が楽しいと思い込んでしまう、家族や友人が離れていく、就職成功率が低くなるなどです。詳しくは、この記事をご覧ください。