無職男性と結婚したいと考えている。でも、今後の将来を考えると不安と感じる女性も多いのではないでしょうか。
この記事では、無職男性と結婚する前に考えるべきリスクや、無職男性の特徴や心理について紹介していきます。結婚したい場合でも、正社員ではなく将来が不安な人は、結婚する前に正社員を進めるのも選択の一つでしょう。
無職男性におすすめの就職方法も解説しているので参考にしてみましょう。
- 「無職の男性と結婚する5つのリスク」について詳しく解説
- 「無職の男性と結婚する場合の4つのチェックポイント」を確認しよう
- 無職の男性と結婚する前に、正社員就職してもらうことも考えよう
無職の男性と結婚するリスクとは
無職の男性と結婚するのは、以下のリスクがあります。
- 自分で養う必要がある
- 妊娠〜出産時に、無収入の期間が生じる
- 世間からの目線が気になる
- 親族や友人との付き合いが難しくなる
- お金のことでケンカになりやすい
それぞれのリスクを詳しく解説するので、参考にしてください。
無職男性と結婚したら、自分が養う必要がある
無職の男性と結婚したら、自分が養う必要があります。統計局の調査によると、2人暮らしに必要な生活費は、家賃を除いて平均215,000円です。東京の家賃平均(1LDK)は10万円前後なので、東京で無職の夫と2人で暮らすとなると、約30万円を毎月1人で稼がなければなりません。
参考「統計局:家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表」
妊娠、出産時に無収入の期間が生じる
夫が無職だと、あなたが妊娠〜出産にかけて働けない間、世帯収入はありません。妊娠出産にかかる費用は20〜50万円程度で、内訳は以下の通りです。
- 定期検診:約10万円(1回5,000円〜10,000円×14回と仮定)
- 分娩・入院費用:約50万円(自然分娩の場合)
- マタニティ・ベビー用品代:約10万円
ここに42万円の「出産育児一時金」という、国からの支援金があります。差し引くと自己負担が20〜50万円程度という計算です。
その間も生活費は変わらず必要なので、妊娠するまでにある程度の貯金が必要でしょう。さらに、子育てには養育費と教育費を合わせて以下の費用がかかります。
- 幼稚園〜高校まですべて公立:2181万円
- 幼稚園〜高校まですべて私立:3470万円
大学4年間の教育費は、通う大学や学部によってさまざまですが、実家暮らしで国公立大学に通った場合でも、生活費込みで500万円以上かかります。つまり、子どもの大学卒業までにかかる費用は、少なくとも3000万円程度です。夫がずっと無収入だと子育てはかなり大変でしょう。
参考「文部科学省:平成30年度子供の学習費調査の結果について」
世間的な目線が気になっていく
無職の男性と結婚すると、世間的な目線が気になりはじめます。
- 「無職の旦那がいてかわいそう」と憐れまれる
- 夫の話になると、話題を変えられる
こうした世間からの態度により、最初は「周りの目線など気にしない!」と思っていても、だんだんと気になっていく人は多いです。
親族や友人との付き合いが難しくなっていく
夫が無職だと、親族や友人との付き合いにも影響を与えます。無職の男性と結婚する時点で、親や友人から反対されることがほとんどです。また、金銭的に厳しくなると友人とも遊べなくなり、それまでの交友関係も続かないケースがほとんどでしょう。
お金のことでケンカになりやすい
無職の夫がいる結婚生活では、自由に使えるお金が少なく、お金のことでケンカになる可能性も高いです。あなたがストレスを抱えるのはもちろんですが、夫婦で意見が衝突した際に相手を見下す発言をしてしまうなど、あなたがストレスを与える可能性もあります。夫が無職だと、お互いストレスをためやすい状況なので、ケンカが増える可能性も高いです。
無職を抜け出せない男性の特徴と心理
男性側も無職であることは、結婚において大きなデメリットになることは理解しています。それでも無職から抜け出せない男性には、特有の状態や心理があります。
無職を抜け出せない男性の特徴
無職を抜け出せない男性は、以下3つの特徴を持っています。
- 昼夜逆転した生活を送っている
- 世間や他人の目を気にしている
- 過去に対する後悔が強い
それぞれ詳しく解説をしていきます。
昼夜逆転した生活から抜け出せない
昼夜逆転した生活を送っていると、生活リズムはなかなか戻せません。その結果、無職から抜け出せない可能性が高いです。
「人間の体内時計は25時間周期」といわれており、日光を浴びることで1時間ずれた体内時計をリセットし、24時間周期を保っています。そのため、昼夜逆転の生活をしていると体内時計がリセットされずに、生活リズムが後ろ倒しになっていきます。
また、夜は無職にとって過ごしやすい時間帯です。昼間は「周りは働いているのに、自分だけダラダラしている」といった罪悪感や焦燥感に襲われますが、夜は周囲を気にせず過ごしやすい点も、夜型の生活になりやすい原因です。
世間や他人の目を気にしている
無職の状態を抜け出せない男性は、世間や他人の目を気にしがちです。特に「プライドは高いが、自分に自信がない」という人は、この特徴に該当するでしょう。働いても「できない人」と思われることを極度に恐れ、就職することが怖くなっているのです。
過去に対する後悔が強い
過去の体験を引きずっており、無職の状態から抜け出せない人もいます。特に、以下のような原因によって、無職になった人は多いです。
- 人間関係のトラブルがあった
- 受験や就職に失敗した
- 就職したが、活躍できずに自信をなくした
失敗を糧にできず、前向きな気持ちになれないまま無職のままの人も多くいます。
無職から抜け出せない男性の心理
無職の状態を抜け出せない男性に共通する心理として、社会や人に「怖さ」を感じている場合があります。そのため、自分を守るために外との接点を減らしている人が多いです。
- 過去のトラウマから抜け出せない
- 「できない自分」を他人に見られることが嫌
などの、負の感情に囚われて前に進めない人が、無職から抜け出せない男性には多いようです。
無職の男性と結婚する場合のポイント
無職の男性との結婚は、働いている男性との結婚よりもリスクが大きいです。それでも結婚したい場合は「無職から脱出し、将来的に働くことが可能かどうか」を見極めるようにしましょう。ポイントは、以下の5つです。
- 仕事をする意思がある
- 将来について、しっかり考えている
- お金の問題とも向き合っている
- あなたの意見を受け入れてくれる
- 言ったことを行動に移している
以下、それぞれの詳しい解説をしていきます。
仕事をする意思があるか
結婚生活を送るには、最低でも生活費を稼ぐ必要があります。もし相手に仕事をする意思がなければ長期的に収入が得られないため、結婚生活を続けるのは難しいです。働いていない現状に危機感があるかどうかは、結婚前に確認しておきましょう。
無職になった直後は「なんとかしよう」と思っていても、離職期間が長くなるにつれて、働く意欲は薄れていきます。特に「パートナーが働いているから、自分は働かなくていい」と考えている場合は要注意です。
あなたとの将来をしっかりと考えているか
将来をしっかり考えているかどうかも大切です。
- 家は持ち家か賃貸か
- 子どもは欲しいのか
など、相手があなたとの将来を真剣に考えているかどうかも確認しましょう。また、考えている将来があなたの希望と一致することも大切です。
- なんとなく寂しいから
- 金銭的に1人では厳しいから
相手がこのような理由で結婚を考えている場合、結婚生活は上手くいきません。「あなたと理想の将来に向かって進んでいく覚悟」があるかを確認しましょう。
結婚する上で、お金について考えているか
結婚すると、日々の生活費だけでなく、ライフステージが変わるごとにまとまったお金も必要です。お金の使い道については、結婚前に話し合っておきましょう。
- 銀行口座は一緒か別か
- 家賃がいくらの物件に住むか
このように、お金に関する具体的な考えを夫婦間で共有することをおすすめします。もしお金についての話し合いが真剣にできない相手なら、結婚してもお金の面で苦労することになるでしょう。
相手の意見を受け入れることができるか
良い夫婦関係を築きたいなら「お互いの意見を尊重し合える」ことは非常に重要です。家事分担のような小さな問題から、出産や子育てなどの大きなライフイベントに関する問題まで、夫婦でたくさんのことを話し合っていく必要があるからです。当然、2人で意見の食い違いが起きることもあるでしょう。
例えば、あなたが「アルバイトでもいいから働いてほしい」と伝えた時に、意見を受け入れてもらえない相手の場合、今後もあなたより自分を優先する可能性が高いです。働く意思はあるが、言い訳ばかりしている場合も同様です。結婚前に、あなたの意見を受け入れてくれる人かどうかを見極めましょう。
言ったことを行動に移しているか
「これから働く」という言葉だけでなく、実際に行動に移しているかも確認しましょう。求人サイトに登録するだけでなく「求人を探す・応募する」といった、実際に就職につながる行動をするのが大切です。人は行動が伴ってはじめて信頼されるので、言葉と行動が一致しているかどうかは確認しましょう。
無職の男性と結婚する前に正社員就職してもらうことも考えよう
男性が無職のまま結婚することは、金銭面や人間関係など、さまざまな問題を引き起こす原因になります。あなたが無職男性との結婚を考えているなら、結婚前に「正社員として就職してもらうこと」も検討してみましょう。以下、無職から就職することの大変さと解決方法を紹介します。
無職からの就職成功率はそれほど高くない
無職の人の就職成功率は、それほど高くありません。厚生労働省の調査によると、平成30年のフリーターから正社員への就職率は18.5%でした。無職から正社員への就職はさらに厳しいと考えられます。そのため、無職からより良い条件で就職したいなら、就職支援サービスなどを利用して、戦略的に就職活動をすることが大切です。
参考「厚生労働省:平成30年若年者雇用実態調査の概況 フリーターについて」
就職エージェントの利用
正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。
就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 就職未経験に強い
- 女性向け
就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。複数の就職エージェントに登録しても構いません。気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。
エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
- 求人の紹介
- 求人の申し込み
- 応募書類の添削
- 個別面談
- 面接対策
私たちジェイックも就職エージェントを運営しており、社会人経験が少ない人の就職支援を得意としています。
ジェイックの「就職カレッジ®️」では、転職活動のノウハウやビジネスの基本が学べる「就職支援講座」も行っています。
支援講座の受講者は、社会人経験が短い人であっても採用したいと考えている優良企業20社と一斉に面接ができる「集団面接会」に参加できます。書類選考なしで、1日に複数の会社と面接ができるため、最短2週間で内定の獲得も可能なシステムです。転職できるか不安な人にも、利用しやすいサービスとなっています。
まずは、就職やキャリアの悩みを相談したいという方でもご利用可能です。
転職エージェントの活用に興味のある人は、ぜひご検討ください。
まとめ
結婚生活を続けるにあたって、お金の問題と向き合うことは必要不可欠です。無職の人と結婚したい場合、相手が「働く意思があり、就職に向けた行動をしている」かどうかを確認しましょう。無職から自力で正社員就職することは大変ですが、専門家のサポートを受けながら行動すれば、決して難しいことではありません。
私たちジェイックも精一杯サポートしますので、よければ情報収集にご活用ください。