既卒者は就職エージェントを利用した方がいいのでしょうか?
既卒になると書類選考や面接で不利になるのではないかと不安になったり、そもそも就職活動をどう進めたらいいのか分からない、という声が聞かれます。そのため、就活サポートがあるエージェントを活用し、就職を目指そうと考える人も多いようです。
この記事では、既卒者にはエージェントの活用が特におすすめな理由、逆に「エージェントはやめとけ」と言われてしまう理由も解説します。
エージェント利用がおすすめな人の特徴や、うまく活用するポイントも紹介しますので、ご自分に合った方法を見つけて就職を成功させましょう。
確かに、エージェントによっては求人の紹介のみのサービスもあるけど、既卒向けのエージェントでは就職活動の準備もできるみたいだからおススメだよ!
この記事の目次
既卒者はエージェントを利用すると就職しやすくなる?
一般的に、既卒者は、新卒と比べて就職活動が難しくなるため、就活のプロであるエージェントの活用が有効と言われています。実際のところはどうなのでしょうか?
まずは、既卒者の就職に関するデータから見ていきましょう。
既卒者の就職成功率とは
まず、現役大学生の内定率ですが、文部科学省「令和3年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によれば、2021年10月1日の時点で『71.2%』と公表されています。
一方、既卒者の内定率は、マイナビ「2021年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によると、2021年9月後半の段階で『42.4%』です。
- 現役大学生:71.2%
- 2021年度 既卒者:42.4%
たとえ同じ時期に就職活動をしていても、既卒者の就職内定率は、現役大学生の6割に満たないことがわかります。
新卒者との比較という点では厳しいデータではあります。
しかし、それでも既卒者が就職する可能性はゼロではなく、就職を成功させている既卒者が一定数いることも事実です。
「就職に成功した既卒者」が就活で行ったことは何か、ぜひ成功者の事例から学び、正しい対策を進めていきましょう。
エージェント利用で既卒者の就職率が上がる理由
既卒者であっても、エージェントなどの支援サービスをうまく活用すれば就職の成功率が大幅にアップします。
前述のとおり、既卒の方の平均的な内定率は34.4%というデータがあります。
これまでに既卒から正社員での就職を成功させた先輩は数多くいますが、その具体的な理由として以下の3つが挙げられます。
- 1.就職に必要な準備がすべてできる
- 2.履歴書や面接のフィードバックが受けられる
- 3.自分に合った非公開求人を紹介してもらえる
順にご紹介していきましょう。
1.就職に必要な準備がすべてできる
これは既卒・新卒を問わず言えることですが、はじめて就職活動を行う場合「どんな準備をしたらいいか、何からはじめればいいか分からない」のは当然のことです。
エージェントは、まずあなたの就職の方向性を探るための「自己分析」、さらに「業界分析」や「企業分析」など、個々の状況に応じたアドバイスを提供します。
あなたに必要な準備とは何かを明確にした上で、その手順にひとつひとつ伴走してくれる存在となります。
2.履歴書や面接のフィードバックが受けられる
エージェントには、履歴書や職務経歴書の添削・模擬面談の実施・面接日程の調整代行など、実務的な活動をサポートする仕組みも充実しています。
特に既卒の方の場合、面接での対策(既卒になった理由など答えにくい質問への回答方法など)に万全が求められます。
既卒者の就職に強いエージェントには、既卒向けならではの知見やノウハウが蓄積されていますので、利用しない手は無いでしょう。
3.自分に合った非公開求人を紹介してもらえる
「求人サイト」には大量の求人情報が掲載されていますが、それらはあくまでも「広告」であり、サイト運営会社は求人企業すべてを訪問している訳ではありません。
一方、エージェントは求人企業を一社一社訪問し、企業情報や求人の内容について丁寧にヒアリングを行っています。
その中には、一般に広く公開されていない「非公開求人」も含まれています。
エージェントでは、就職を希望する個人ともしっかり面談していますので、個々の適性に合った「非公開求人」が紹介されることもあり得るのです。
エージェントの種類を理解した上で利用しよう
エージェントは、大きく2種類に分類されます。それぞれの特徴を見てみましょう。
総合型エージェント
幅広い業界・職種を網羅しているのが、総合型エージェントです。
対応している業界・職種が幅広いため、求人数も多いのが特徴です。
さまざまな業界の情報をひろく収集ができるのが強みと言えます。
特化型エージェント
特化型エージェントは、その名の通り、特定の業界・職種に特化した求人を紹介します。
業界特化型(IT・ゲーム・医療など、特定の業界に特化)と、職種特化型(営業・経理など、特定の職種に特化)に大別されます。
特化型エージェントは、特定の業界や企業の動向に精通していたり、各企業との信頼関係が構築され、現場のリアルな情報を持っていることを強みにしています。
エージェントを利用すると、既卒のための就職活動の準備ができるのが特徴。自分に合ったエージェントを見つけたいよね。
エージェントはやめとけ?-やばいと言われる理由とは-
ネット上では「エージェントを使うのはやめた方がいい」というような噂もあるようです。
なぜそう言われるのか、いくつかの理由があるようです。
電話がしつこい
エージェントから何度も電話がかかってきて、その対応に追われてしまうというケースです。
このケースには、実は下記の2パターンがあると言われています。
1.同じエージェントが何度も電話をかけてきて、自社の利用をしつこくすすめられる場合
2.複数のエージェントに同時期に登録したため各社からの電話が積み重なってしまう場合
1の場合、面談してみて「自分とは相性が良くないな」と感じるなど、そのエージェントを利用しない場合には、明確に伝えた方が良いでしょう。
2の場合、複数のエージェントに登録すれば、たしかに同じタイミングで電話連絡が重なる場合もあります。
また、エージェントに登録する時は求職者のモチベーションがピークにあることが多く、時間の経過とともに徐々にモチベーションが低下していくため、エージェントからの連絡が頻繁でなくても「しつこい」と感じてしまう人もいるようです。
面談時に求人を紹介された
「はじめての面談で、一時間ほど少し話をしただけなのに、エージェントから20社もの求人を紹介された」、「面談時に、求人サイトの掲載内容をそのまま印刷した資料を渡された」などという話も、聞かれます。
求職者の意向をしっかりと把握しないまま、『自分たちの都合で紹介したい求人案件』ばかりを紹介してくるエージェントも存在します。
あなたの意向をしっかりと聞いた上で、必要なアドバイス・適した求人紹介を提供してくれるエージェントかどうか、しっかり選んでいきましょう。
ブラック企業を紹介された
「エージェントから紹介された企業がブラック企業だった」というケースも聞かれます。
資金力不足などの原因から、求職者とのキャリア・カウンセリングをしっかり行わなかったり、とにかく紹介して利益を得ようとするエージェントも、非常に残念ではありますが、一部では存在します。
また、紹介された企業自体はブラックではなかったけれど、配属先の上司が長時間の残業が当たり前という考え方でついていけない、というようなケースもあるようです。
やはり、エージェントが企業側の職場の雰囲気までも把握しているか、そして求職者と丁寧に面談し、その人の意向を踏まえた求人が紹介されているかなどのポイントで、エージェントを見極めていく必要があります。
ブラック企業や電話が多くてウンザリする人が多いみたい。ある程度、絞ってエージェントを利用したほうがよさそうだね。
既卒者がエージェントを利用するメリット・デメリット
それでは、特に既卒の人がエージェントを利用するメリット、デメリットとは何でしょうか?
既卒者がエージェントを利用するメリット
既卒者にとって、エージェント活用のメリットは以下のとおりです。
就職活動にかかる期間が格段に短くなる
自分ひとりで、サイトなどから求人情報を収集・自己分析・書類や面接の対策・応募までを数か月かけて行うよりも、就職活動のプロフェッショナルの力をうまく活用すれば、活動に要する期間が格段に短縮されます。たとえば私たちジェイックは、最短ですと2週間で内定獲得に至る方もいます。
既卒者は、面接等で企業側から「なぜ就職しないまま卒業したのか?」「既卒の期間は何をしていましたか?」などの質問が投げかけられます。
特段の理由もなく、既卒である期間を長引かせるのは賢明な選択ではありません。新卒より一層、就職活動を効率よくスピーディに進めることの価値が高まるのです。
今の自分の課題が明確になる
エージェントは、あなた以外にも多くの求職者から相談を受け、また企業側の求人動向も把握しています。
そのため、あなたの現状を客観的に見つめ、就職活動における課題や改善点も明らかに示してくれます。
自分に合った企業が見つかりやすい
前述のとおり、エージェントはたくさんの求職者と面談し、求人企業からも豊富な情報を得ているため、的確なマッチングが可能となります。
そのため、あなたの将来的な目標や意向、さらには入社後の適性も考慮した企業が紹介される確率が高まるのです。
既卒者がエージェントを利用するデメリット
既卒者がエージェントを利用する場合のデメリットも見てみましょう。
就活を自分のペースで進めづらい
就職サイトでは、気が向いた時にスマホやパソコンで多くの求人情報にアクセスしたり、応募ができるなど、マイペースで就職活動ができます。
一方、エージェントでは、担当者との面談や就活サポートが受けられる反面、エージェントを通じて企業に応募するなど、自分ひとりの都合で24時間いつでも自由に活動できる訳ではありません。
希望の求人に応募できないことがある
エージェントでは求職者と企業の適合性を重視するため、求人広告や就職サイトのように採用条件に合っていなくてもダメもとで応募することは原則としてできません。
担当者との相性によってサービスへの満足度が変わる
エージェントの担当者から求人紹介がなかったり、希望と違う求人を勧められる、あるいは連絡が遅かったりと、サービスやサポートの内容に不満や疑問を感じる場合は要注意です。
また、担当者も人間ですので、誠実に対応してくれたとしても、相性の善し悪しが生じてしまう可能性もあります。
担当者の対応に不満があったり、相性が合わないと感じたら、遠慮せずに担当の変更を申し出てください。どのエージェントも対応してくれるはずです。
エージェントにもメリット・デメリットがある。両方を知ったうえで、利用するか検討してみよう!
エージェント利用がおすすめな既卒者の特徴
既卒者で、エージェントを利用したほうが良いのはどんなタイプの人でしょうか?
その特徴をご紹介します。
何から就活を始めればいいか分からない人
就職活動をするのがはじめてだったり、新卒時の就活がうまくいかなかった人は、何から手を付ければいいか分からない場合もあるでしょう。
エージェントに相談することで、就職活動の全体の流れを見渡せるようになります。
「どんな準備をしたらいいか、何から始めればいいか」が明確になるので、余計な不安や心配が解消されることでしょう。
自分に適した仕事を見つけたい人
エージェントは「自己分析」「業界分析」「企業分析」など、就職活動に欠かせないけれど、ひとりで行うのが難しい『自分自身の深掘りをする作業』についてもアドバイスをしてします。
一般に広く知られてはいないけれど、あなた自身の目標や意向に適合した求人や企業が紹介されるのは、エージェントを通じた就職活動ならではの魅力といえます。
就職活動を短期間で終わらせ、早めに働き始めたい人
エージェントは蓄積された知見やノウハウ、日々更新される求人企業や就職市場の動向を常に把握し、求職者を効率よくサポートしてくれます。
前にも触れましたが、短い期間で適職に出会うことが、既卒者にはとても重要なポイントです。エージェント活用は、就活の期間短縮にもっとも有効な方法といえるでしょう。
エージェントはいわば、「就職のプロ」。プロに相談して、就職活動をする分、就職活動の期間も短く、自分に合った仕事を見つけることが可能だよ。
既卒者がエージェントを利用する時のポイント
エージェントは便利なサービスですが、次にお伝えする4つのポイントを押さえておくと、そのサポートを最大限に活用できます。
- 1.就活に専念できる環境づくり
- 2.登録前に、自分で一度キャリアについて考える
- 3.最初は複数のエージェントに登録して面談してみる
- 4.最終的に自分に合ったエージェント1社に絞り込む
では、それぞれのポイントを見ていきましょう。
1.就活に専念できる環境作り
まず大切なのは「環境づくり」です。具体的には、次の2つを準備しましょう。
- 就活を進めるための時間
- 就活に必要なお金
たとえばエージェントを利用した場合、担当者との面談や、求人情報のやり取り、そして後述するような「面接対策」もしてもらった場合には、就活に割く時間が必然的に増えていきます。そしてスーツやネクタイを新しく買ったり、面接会場までの交通費がかかったりと出費も増えるでしょう。
就活は、ただでさえ忙しく、さらに精神的に負荷がかかる場面も少なくありません。こうしたとき、時間とお金に余裕を持っておくと心にも余裕が生まれます。そして安心して就活を進めていけるため、まずはエージェントを利用する前に必要な環境を整えておくようにしましょう。
2.登録前に、自分で一度キャリアについて考える
自分がどんな仕事をしていきたいのか、希望や将来のキャリアプランを明確にしておきましょう。エージェントに自分の希望をはっきり伝えないと、方向性が異なる求人を紹介される恐れがあります。
最初はまとまった内容になっていなくても、まずは思いつく言葉やイメージを紙に書き出してみましょう。だんだんと自分のキャリア観ができあがってきます。
そうしてまとめた中から自分が譲れない希望を明確にした上で、エージェントに相談すると良いでしょう。
3.最初は複数のエージェントに登録して面談してみる
エージェントを利用する場合は、最初から1社だけに絞らず、いくつかのエージェントに登録してみるのがおすすめです。なぜならエージェントによって、得意な業界や年齢などが異なるからです。
例えば、Aというエージェントは「既卒の就職に強い」とします。しかし、希望する営業職の求人の紹介はあまり多くありません。一方でエージェントBは、「既卒にはそこまで強くないものの、営業職の求人をメインに扱っている」としましょう。
このとき、AとBの両社を使えば、それぞれのメリットを一度に手に入れることができるのです。
また、担当者との相性も大切なポイントです。担当者もひとりの人間ですので、相性の問題はどうしても生まれます。合わない担当者に当たってしまうと、就活がストレスフルになってしまう可能性もあるため、こうしたリスクに備える意味でも最初は複数社への登録がおすすめです。
4.最終的に自分に合ったエージェント1社に絞り込む
多くのエージェントを同時並行で利用してみると、それぞれの担当者とのやり取りに時間と手間がかかる、という面もあります。
そこで、サポートの内容や担当者との相性を比較・検討し、優先的に利用するエージェントを徐々に絞り込んでいくと良いでしょう。
比較・検討する際の基準は、下記3点を重視してください。
- 就職後の活躍まで考えてくれているか
- ゴールから逆算したキャリアを一緒に考えてくれるか
- 既卒者にとって必要かつ有益な情報を提供してくれるか
順番に、ご紹介していきます。
就職後の活躍まで考えてくれているか
まず挙げられるのが、「あなたが就職した後、その仕事で活躍できるかどうかまで見据えて企業選びをサポートしているか」という点です。
就職のゴールは「内定を獲得すること」ではありません。
内定獲得は通過点に過ぎず、入社した企業であなたが自分らしく働けたり、仕事で活躍できることが本当のゴールであるはずです。
優れた就職エージェントは、たくさんの相談者をサポートしてきた実績やデータ、そして紹介企業が求める人材像や実際に企業訪問して見聞きした社内の様子・働く人たちの雰囲気を把握しています。それらを踏まえて、あなたが入社後に活躍できる会社を紹介してくれるのです。
ほとんどの既卒者は会社で働いた経験を持たないため、入社後どんな風に働いていくのか、なかなか具体的にイメージができないようです。
そのため、場合によっては「事務職は簡単そう」「営業はなんか厳しそうだな…」といった先入観から、求人を選り好みしがちです。
また、仕事には向き・不向きがあるため、例えばコツコツとした作業が苦手な人が事務職に就き、働き始めてから後悔する、といった話も聞かれます。
エージェントの担当者は、あなたの向き・不向きも考慮して仕事を紹介します。
特に既卒者の就活を得意とするエージェントの場合、社会人未経験という点を踏まえ、面談でのやり取りや自己分析のサポートなどを通じ、その人の長所や強みを把握しようと努めます。そのため自分の能力を存分に発揮でき、ミスマッチを避けた仕事に就ける可能性が高まります。
ゴールから逆算したキャリアを一緒に考えてくれるか
エージェントは「キャリア設計」という点でも力になってくれます。
キャリア設計とは「将来なりたい姿」を想定した上で、そこに近づくためのステップを考えていく工程のことです。
キャリアと聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、考え方自体は簡単です。
例えば「甲子園の優勝」を掲げている2つの野球部があったとします。
1つ目の部は、その優勝を達成するために何が必要かを考え、時期ごとに練習メニューを変えています。2つ目の部は、優勝はしたいけれど、ただ何となく毎日の練習メニューをこなしているとします。
同じ高い目標であってもクリアできそうなのは1つ目の部といえるでしょう。
目標を達成するためには、必要となるステップを踏んでいくことが欠かせません。
こうした点で、キャリアは「階段」に例えられることもあり、誤った方向に進んでしまうと望まないゴールに辿り着いてしまうことになります。
しかし、仕事のイメージをなかなか持ちづらい既卒者にとっては、自分が進むべき道を的確に捉えるのは難しいことでしょう。
エージェントの担当者は、キャリア設計のための具体的なアドバイスを与えてくれます。
例えば「将来的に海外で働きたい」という想いがあれば、いつ頃までに海外営業の仕事に就きたいのか、そのためにはいつ頃までにどの程度まで英語力を高めておく必要があるのかというように、目標から逆算して行うべき事を具体的に示していきます。
キャリアの設計はとても大切なことですが、自分ひとりで考えるには難しい部分もあります。こうした相談に応えてくれるかどうかも、重要なポイントです。
既卒者にとって必要かつ有益な情報を提供してくれるか
特に既卒の人にとって必要な、そして有益な情報を提供してくれるかどうかも、エージェント選定の大事なポイントです。具体的には、次のような情報です。
- 就職活動の進め方
- 企業を選ぶときに注意するポイント
- 履歴書など応募書類の書き方
- 面接時のマナー、コミュニケーションの取り方
既卒者にとって、就職活動には未知の体験であることも多いでしょう。
自分なりにインターネットの情報などを調べたり、友人に聞いたりしても、「本当にこの進め方で合ってるのかな……」と不安になる人も多いようです。
こうした不安に応えるのが、エージェントの役割です。
特に、既卒のサポートに強いエージェントの場合、「既卒者が就活でどこにつまずきやすいか」といったデータを豊富に持っています。
必要な情報をピンポイントで提供したり、書類選考や面接のアドバイスを丁寧に行ってくれるかどうか。ひとりで就活するよりも心強いと感じられるかどうかで、自分に合ったエージェントを絞り込んでみてください。
自分の意見がない状態でのエージェント利用だと、エージェント頼りになりがち。自分のキャリアを考えてから相談してみよう。
既卒者がエージェントを利用する際の一般的な流れ
ここで、既卒の方がエージェントを利用するときのステップについて解説します。
- 登録・面談
- 求人の紹介・選定
- 書類の添削・面接対策
- 内定の獲得・入社後フォロー
なお前述したように、エージェントを利用する前の準備としては「時間の確保」、そして「お金の工面」が欠かせません。いざ利用し始めたあとに焦らないように、これらの準備が整ったあとにエージェントを利用するようにしましょう。
では、それぞれのステップごとに分けてご紹介します。
登録・面談
まずは登録・面談のステップです。
登録は、基本的にはエージェントの公式サイト上で行います。このとき、次のような情報の入力を求められることが一般的です。
- 氏名
- 生年月日、住所
- 学歴(学校名、卒業・中退など)
- 現在の就業状況(学生、アルバイト、未就業など)
必要な情報を入力すれば、登録完了です。
追って、登録情報を確認した担当者から面談日程の連絡が届きます。
面談は、専任の担当者と一対一で行われます。エージェントが指定した場所で実施するケースもあれば、Web面談に対応している場合もあるなど、エージェントによってその方法はまちまちです。
また、面談では主に次のような内容をリアリングします。
- これまでの経歴
- 希望する仕事や職場環境
- 給料や休みなどの勤務条件
なお、エージェントとの面談は「面接」ではありません。リラックスして臨んでください。
さまざまな質問がされますが、うまく答えられなくても問題はありません。特に既卒者の就活の場合、担当者は共にキャリアを考えるパートナーとして相談に乗ることが多いので、「相談する場」と捉えてみても良いでしょう。
求人の紹介・選定
一通り面談が終わると、その場で求人が紹介されることもあれば、後日、希望に沿った求人が紹介されることもあります。
担当者が「非公開求人」の中から会社を紹介する場合もあります。
「非公開求人」とは、一般に広く公開されていない求人のことで、エージェントに登録しないと紹介を受けることができません。一般公開すると応募が集まり過ぎてしまうため、あえて非公開としている求人もあり、こうした求人を紹介されるのはエージェントに登録する大きなメリットといえるでしょう。
担当者は、紹介する企業の情報を豊富に持っています。
例えば、社員の特徴や職場の雰囲気など、求人票にはなかなか載ってこないリアルな情報を持っていることも多いので、気になる人は担当者に質問してみると良いでしょう。
書類の添削・面接対策
応募する会社が決まったら、いよいよ選考が始まります。
内定を獲得するために、まずは書類選考の通過、そして面接の突破が必要となりますが、エージェントはこの両面で力になってくれます。
例えば、書類作成の対策としては履歴書や職務経歴書の添削、そして面接対策としては模擬面接や、入室マナー・服装などのアドバイスがあります。「就活のプロ」の担当者が二人三脚でサポートしてくれるので、安心して選考に臨めるでしょう。
内定の獲得・入社後フォロー
面接を経て、無事に内定をもらったあとも、担当者のサポートは続きます。
具体的には、次のような点をフォローしてくれます。
- 入社企業との交渉(給料や勤務場所など)
- 入社にあたっての調整(入社日の確定、必要書類の提出など)
- 他に選考を受けている会社への辞退連絡
ちなみに、入社後も定期的にサポートするエージェントも存在します。定期的に就業状況を確認し、問題があれば解決に動いてくれる場合もあり、就業した後もサポートが続くのはかなり安心できるポイントといえるでしょう。
登録~面談までの流れはどこも同じなことが多いよ。だからこそ、相談するアドバイザーが大事だね。
ジェイックは「何から始めればいいのかわからない」既卒におすすめ!
私たちジェイックは、既卒の方の就職サポートを得意としています。主な特徴は3つあります。
特徴1.面談でいきなり求人紹介をしない
面談で求職者の希望をほとんど聞かないまま次々と求人を紹介するエージェントもありますが、ジェイックではそのような手法を行っていません。
面談ではしっかりと求職者の意向をヒアリングし、個々の適性を確認していきます。
特徴2.研修で就活準備がすべてできる
求職者へのサポートとして、研修を無料で行っています。自己分析からビジネスマナーの習得まで、就活に必要なすべての準備を短期集中で行えます。
特徴3.一度に数十社と出会える面接会
ジェイックでは、2日間で複数の求人企業と面接ができる面接会も開催しています。
この面接会に参加しているのは「既卒であっても、良い人材ならば採用したい」と考えている企業ばかりです。そのため非常に採用意欲が高く、最短では約2週間で内定が出ています。
ジェイックの就職エージェントだと、自分に合った企業を研修中に考えることができる。自分に合っているからこそ就職成功率も高そうだね!
既卒の就活は進め方がわからない人が多いみたい。だからこそ、プロに相談して進めるのがおすすめってことだね!
まとめ
既卒者がエージェントを使うメリット、そして利用する際に意識したいコツについてお伝えしてきました。
はじめての就活では不安もあると思いますが、エージェントはそうした不安や緊張を和らげ、内定獲得に向けて一緒に伴走してくれる心強い存在です。
特に私たちジェイックは、これまで多くの既卒者の就活をサポートし、おかげさまで「安心して相談できると思う」「就活が初めての人におすすめしたい」といったランキングでも1位を獲得しています(※)。
※日本コンシューマーリサーチ「就職エージェント10社を対象としたブランド名イメージ調査」(2021年9月17日~9月19日)
就職後のキャリアを見据えた企業紹介、そして実際に働き始めた後もサポートしますので、長く安心して働いていきたい方に最適なサービスと自負しています。
求人企業から紹介料が支払われる形式で運営しており、利用される個人から料金を頂くことは一切ありません。すべてのサポートは無料で受けられますので、まずは説明会に一度お越しください。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい
エージェントって、求人を紹介してくれるけど、あまり良い印象がなかったりするんだよね。