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高卒でWeb業界に挑戦できる仕事9選【求人の探し方も紹介】

高卒でWeb業界に挑戦できる仕事9選【求人の探し方も紹介】

高卒Web業界への就職を考えている人の中には、学歴が気になってしまい、不安を覚えている人も多いかもしれません。しかし、その心配は不要です。Web業界は学歴問わず、多くの人にその門扉が開かれている業界として知られているからです。

この記事では、その理由と共に、Web系の仕事内容を9つ紹介していきます。面接の際に意識したいポイント、また求人の探し方まで網羅してお伝えしていきますので、Web業界に関心がある場合にはぜひ最後まで読み進めてみてください。

そもそも「Web業界」とは?

そもそも「Web業界」とは?

「Web業界」とは、簡単に言うと、WebサイトまたはWebサービスに関わる事業を行う業界のことです。Webサービスという点でみると、具体的には次のようなサービスが挙げられます。

  • SNS
  • ソーシャルゲーム
  • eコマース(ネットを通じた売買契約などをサポート)

ここに挙げたサービスは一例ではありますが、Web業界は私たちの生活に欠かせないサービスを提供している、といっても過言ではありません。その理由は、Web業界が「インターネット」とは切っても切り離せない関係にあるからです。つまり、インターネットなくして生活していけない現代にあって、そうした「ネット社会」を暮らしの側面から支えているのがWeb業界と言えるのです。

ちなみにWeb業界と混同されがちな業界に「IT業界」がありますが、両者は厳密に言うと異なります。そもそもIT業界は、主に次の5つの業界をまとめた言葉です。

  • Web業界
  • 通信業界
  • ソフトウェア業界
  • ハードウェア業界
  • 情報処理サービス業界

以上のことから、Web業界は「IT業界の一部」という捉え方をしておくと良いでしょう。

高卒でもWeb業界を目指せる理由

「高卒からでもWeb業界を目指せるかな……」と考えている人がいれば、安心してください。高卒であってもWeb業界は目指せます。その理由は、大きく分けると次の3点です。

  • IT人材が不足しているから
  • 学歴不問とする求人が多いから
  • 未経験でもOKの求人が多いから

記事の中ほどでは、高卒でも挑戦可能な仕事も紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。

IT人材が不足しているから

まず1つめの理由として挙げられるのが、IT人材不足です。つまり、ITを仕事にする人が足りないために、高卒であっても採用する企業が少なくないのです。事実、経済産業省が2019年に発表した「- IT 人材需給に関する調査 -調査報告書」を見る限りでも、2030年時点では最大でIT人材が約79万人不足する、と指摘されています。

そしてWeb業界がITに関わる業界である以上、WebサイトやWebサービスを扱う多くの会社も人材不足に悩まされています。そのため少しでも人材を確保しようと、採用の条件を低くしている会社も少なくありません。結果として学歴の要件を下げているケースも多いので、高卒であっても入社できる可能性があるのです。

学歴不問とする求人が多いから

2つめの理由は、「学歴不問」とする求人が多いからです。前述のとおり、IT人材不足を理由に高卒まで間口を広げて採用する会社は多いですが、一方で、Web業界の仕事内容が学歴をそこまで必要としない、ということも理由として挙げられます。

そもそもWeb業界は、スキルや知識がものを言う世界として知られます。これは逆にいうと、どれだけ有名な大学を出ていたとしても、Webに関わるスキルや知識が全くなければ評価されづらい、ということです。つまり高卒であっても、スキルなどを着実に積み重ねていけば活躍できる業界といえ、実際のところ、高卒出身者がWeb業界で活躍している例は珍しくありません。

未経験でもOKの求人が多いから

「学歴不問」にも重なる点ではありますが、未経験でもOKの求人が多いことも、高卒がWeb業界で働ける理由として挙げられるでしょう。もちろん、企業としては経験者を採用したい気持ちはありますが、前述のように人手不足に悩んでいる企業も多いため、未経験者であっても採用しているのが現状です。

そして入社後に即戦力として育てようと、研修が充実していたり、しっかりとした教育カリキュラムを設定したりしている企業も少なくありません。

そのため実務未経験であってもWeb業界に入社できるチャンスは十分にあり、なおかつ社内教育が整っている会社に入社すれば、未経験であっても安心して仕事に付いていくことができるでしょう。

高卒でもWeb業界に挑戦できる仕事9選

ここからは、高卒でも挑戦できるWeb業界の仕事を9つ紹介します。「Webクリエイティブ職」と「Webエンジニア職」に分けて紹介しますので、仕事選びの参考にしてみてください。

Webクリエイティブ職

まずは、Webクリエイティブ職の仕事から紹介します。Webクリエイティブ職とは、一般に商材やサービスを提供するための「Webサイト」の制作を請け負う仕事全般を指します。具体的には、次の仕事が挙げられます。

  • Webデザイナー
  • プログラマー
  • Webディレクター
  • UI/UXデザイナー
  • Web動画編集者
  • Webライター

では、それぞれの職種について解説します。

Webデザイナー

Webデザイナーは、主にWebサイトのデザイン面を担当する仕事です。例えば、「どういったレイアウトのサイトにするか」「どんな装飾をするか」といったことを決め、実際に手を動かしてそのサイトを作っていきます。

Webデザインはパソコン作業が必須のため、高卒の採用であっても基本的なパソコンスキルは求められます。さらに「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator(イラストレーター)」といった編集ソフトを使いこなせることを採用条件としている企業も少なくありません。そのためWebデザイナーを目指す場合には、まずは入社前に「Photoshop」や「Illustrator」などに実際に触れておく経験が必要といえるでしょう。

コーダー

コーダーは、Webサイトを動かすシステムやソフトウェアを担当する仕事です。具体的には、HTML/CSSや、JavaScriptといった「プログラミング言語」を扱いつつ、Webデザイナーが設計したデザインを実際の画面上に反映させていきます。

高卒で未経験の場合には、まずはフォーマットが決まった簡単なサイトのコーディングがメインの仕事となるケースがほとんどです。なお、コーダーとして経験を積んでいくと、「マークアップエンジニア」と呼ばれる上位職に就ける可能性もあります。マークアップエンジニアとは、「ユーザーにとってそのサイトが見やすいか」といった視点のもと、細かなコーディングを施していく仕事のことです。

Webディレクター

Webディレクターとは、主にWebサイト制作のプロジェクト運営を担う仕事です。ここまで紹介したWebデザイナーやコーダーと異なり、Webディレクターの場合には、基本的には手を動かすことはありません。具体的には、Webサイトの制作を依頼してきた会社との打ち合わせや、実際のスケジュール管理、または制作に関わる人材の手配や費用面の調整まで、プロジェクトリーダーとしての仕事を行うケースが一般的です。

Webサイトなどに関わる知識が必要とされる仕事のため、高卒未経験からいきなりプロジェクトを任されることはほぼありません。一方でアシスタント職の募集はあるため、この場合には高卒未経験であっても挑戦可能です。

UI/UXデザイナー

UI/UXデザイナーは、ユーザー(利用者)が使いやすいWebサイトを実現するために必要となる仕事です。

まずUIデザイナーとは、簡単に言えば「使いやすいデザイン」を考える仕事のことです。Webサイト内のユーザーの動線などを考え、サイト設計に細かく落とし込んでいきます。一方のUXデザイナーとは、一言でいうと「心地いいデザイン」を考える仕事です。UIデザイナーと似ている点もありますが、UXデザイナーの場合にはサイトの全体的な見た目も踏まえつつ、サービス全体の設計をデザインしていく点に違いがあります。

即戦力が求められる仕事のため、高卒未経験の場合には採用難易度は高いのが現状です。しかし、自分でサイトを運営していたりする場合にはその経験を買われ、社内のUI/UXチームの一員として働ける可能性もあります。

Web動画編集者

Web動画編集者は、その名の通り、Web上の動画を編集する仕事です。具体的には、YouTubeで流す商品紹介動画や、企業のホームページ上に載せる動画の制作、SNSのタイムライン上に表示する動画広告などをメインに作成します。

高卒未経験の場合には、まずは既存のフォーマットを使い、簡単な編集作業から任せられるのが一般的です。なお「Adobe Premiere」や「After Effect」といった動画専用の編集ソフトを扱う仕事のため、専門的な技術も要求されます。そのため可能であれば、入社前にこれらの編集ソフトに触り、例えばYouTube上にアップする動画を作ってみるなどの経験を積んでおくと良いでしょう。

Webライター

Webライターは、主にWebサイト上の文章を執筆する仕事です。サービス紹介のPR文や、サイト内の記事執筆がメインですが、中には取材をしたり、「どのような記事を作るか?」といった構想段階から関わったりするライターも珍しくありません。

Webライターは、学生や主婦のサイドワークとしても人気を集めるなど、未経験であっても挑戦しやすいのがメリットです。基本的な文章力は必要ですが、それよりも「情報を正しく伝えられるか」といった点が重視される傾向にあります。

知識面が必要とされるライティングも多いので、例えば「不動産業界の営業をしていた」「経理の仕事を手伝っていた」といった経験があれば、その実務面の知識を買われ、高卒未経験であっても採用される可能性もあるでしょう。

Webエンジニア職

ここまでは「Webクリエイティブ職」について紹介してきましたが、次は以下3つの「Webエンジニア職」について解説します。

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • インフラエンジニア

そもそもWebエンジニア職とは、Webサイトや、スマホアプリをリリースする際の裏方として、システム作りをメインに行う仕事です。プログラミング言語を使って仕事をしていくため、先ほど紹介した「コーダー」とも仕事内容が重複する部分もありますが、エンジニアの場合には、コーダー以上の難しいスキルが求められるケースがほとんどです。

さらには、仕事を発注するクライアント側の要望も踏まえつつ、「どんなシステムであればその要望を叶えられるか?」といった点にも気を配る必要があるなど、Webクリエイティブ職に比べるとハードルが一段階高い仕事といえるでしょう。

では、Webエンジニア職の具体的な職種を紹介していきます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアとは、フロントエンド、つまり「ユーザーが実際に目にする部分」を設計する仕事です。Webサイトでいうと、まさに今あなたが目にしているようなページを作っているのが、フロントエンドエンジニアと呼ばれる人たちです。

具体的な仕事内容としては、主にHTMLやPHP、CSSなどのプログラミング言語を組み合わせつつ、Webサイトの見た目や使い勝手を構築、改善していきます。また、このあと紹介する「バックエンドエンジニア」との調整も必要な仕事のため、サイト設計全体の知識も要求されます。

いきなりの未経験で飛び込むには難度の高い仕事のため、まずはコーダーなどを経てフロントエンドエンジニアにステップアップしていくのが一般的です。しかし、その他の仕事と同じく、学歴に関しての壁はほぼないため、高卒であっても活躍できる仕事といえます。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアとは、ユーザーの目に触れない部分、いわゆる「システム構築」を担当する仕事です。「サーバーサイドエンジニア」とも呼ばれ、サイトなどの設計部分だけでなく、ネットワークの知識や、データベースに関わる知見も求められます。

前述のフロントエンドエンジニア同様、バックエンドエンジニアもプログラミング言語の習得が必要です。主にPHPやPython、Rubyと呼ばれる言語を扱いつつ、さらにはWebサイトが公開された後の運用や修正を行うなど、一つの案件に長期的に関わるのも特徴といえるでしょう。

高卒未経験でも挑戦できる仕事ですが、求められるスキルは高めです。そのため最低限、HTMLやCSS、Rubyといった言語を習得した後に挑戦しましょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、システムを支える「サーバー」や、「ネットワーク」に関わる部分の構築や運用、または保守に関わる仕事です。細かく見ていくと「サーバーエンジニア」や「ネットワークエンジニア」、「データベースエンジニア」などに分けられますが、ITに関わる知識を駆使しつつ、システムを支える役割を持つことはどの仕事も共通しています。

Webエンジニア職の中でも、インフラエンジニアは未経験であっても目指しやすい仕事と言われます。もちろんIT技術やネット環境などに対する知識は必要になりますが、フロントエンドエンジニアのように難解な言語を操るスキルはそこまで求められないからです。そのため未経験でも挑戦しやすく、高卒であっても活躍できる仕事と言えるでしょう。

高卒でWeb業界を目指すために身に付けたいスキル

高卒からWeb業界を目指す場合に身に付けておきたいスキルについて、次の3つに分けてお伝えします。

  • 基本的なパソコンスキル
  • プログラミングスキル
  • Webデザインスキル

Web業界は未経験の採用が活発な業界ではありますが、だからといって誰でも採用されるわけではありません。専門職である以上、基本的なスキルは求められるため、まずは内定に近づくためにもこれから紹介するスキルの習得を考えてみてください。

基本的なパソコンスキル

まず押さえておきたいのが、基本的なパソコンスキルです。特に、資料を作成する際に利用する「ワード」や「エクセル」を使いこなせるスキルは、どのWeb系職種であっても最低限求められます。

もしも「ワード」や「エクセル」などに自信がない場合には、「MOS」と呼ばれる資格の取得を目指してみるのがおすすめです。MOSとは「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」の略で、ワードやエクセルなどの「オフィス製品」のスキルを証明できる資格です。年に1~2回実施される「全国一斉模試」だけでなく、ほぼ毎日受験できる「臨時試験」も用意されています。受験科目によりますが、全くの素人の場合には3~4ヶ月の勉強が必要になるでしょう。

高卒未経験からWeb業界に挑戦する場合には、プログラミングスキルもぜひ身に付けておきたいところです。なぜなら「基本的なプログラミングスキルがあるかどうか」は、未経験を採用する際に企業側が特に重視するポイントだからです。

そもそもプログラミングとは、「プログラム」を作る作業のことを指します。この場合の「プログラム」とは、コンピュータにさせる処理を指定する作業のことで、主にコーダーやエンジニアがその作業に当たります。

そしてプログラミングをするには、「プログラミング言語」を習得しなければなりません。さらにプログラミング言語と一口に言っても様々な言語が存在するため、応募する職種に必要な言語にあらかじめ触れておくことも大切です。

こうしたプログラミング言語を学ぶには「専門のスクール」に通うことが一般的ですが、お金がどうしても掛かってしまうのが難点です。もしも費用をかけずに習得したい場合には、次のような無料学習サイトを利用するのも手といえるでしょう。

  • Progate(プロゲート)
  • ドットインストール

では、それぞれの学習サイトの特徴を紹介します。

Progate(プロゲート)

Progateは、初心者でも分かりやすいイラストを中心にプログラミングを学んでいく無料サイトです。スライドで知識や流れを押さえた後に、実際に手を動かしていくので、「知識習得→手を動かす」といったサイクルを効率的に行えます。スキル向上がグラフ化されるので、モチベーション高く学習し続けられるのもメリットです。

ドットインストール

ドットインストールは、およそ3分の動画でプログラミングをさくさく学んでいける無料学習サイトです。2021年10月時点で、およそ464レッスン、6900本を超える動画が無料で提供され、スマートフォンからでも視聴可能となっています。一部に有料コースもありますが、初心者の場合には無料のコースでも十分にプログラミングの基礎スキルを学べるでしょう。

Webデザインスキル

Webデザイナーとして働きたい場合には、あらかじめWebデザインに関わるスキルを高めておくことが必要です。未経験者をWebデザイナーとして採用する場合、「Webデザインの基本的なスキルがあるかどうか」は採用の大きな決め手となるからです。

Webデザインには様々なスキルが要求されるため、すぐに習得できるようなものではありません。場合によっては専門のスクールでみっちり学ぶのも手と言えますが、今は無料でもWebデザインを学べるサイトがいくつも存在します。中でも、全くの初心者の場合には次の2つのサイトを見てみるのがおすすめです。

  • Schoo(スク―)
  • SkillHub(スキルハブ)

では、それぞれのサイトの特徴を紹介します。

Schoo(スク―)

Schooは、Webデザインに関わる知識を動画形式で教えてくれる無料サイトです。業界のトップランナーが講師として登場するのが特徴で、1授業はおよそ3分に設定されていることもあり、初心者であってもデザインの基礎をストレスなく習得できます。

SkillHub(スキルハブ)

SkillHubも、前述のSchooと同じく、動画でデザインスキルを学べる無料サイトです。有料講座も用意されていますが、無料であっても「ILLUSTRATOR入門講座」などの講座を受講可能で、多数のプロデザイナーを輩出しているサイトとしても知られています。

高卒がWeb業界を目指す上でアピールしたいこと

高卒者がWeb業界を目指す場合に、面接でアピールしたいことをお伝えします。

  • コミュニケーション力
  • 学習意欲
  • Web業界の知識

面接では、プログラミングスキルなど以外にも評価されるポイントがいくつも存在します。特に高卒初心者の場合には、例えば大卒の経験者と比べると不利になるケースもあるため、これからお伝えするポイントを意識しつつ面接対策を進めていきましょう。

コミュニケーション力

まず意識したいのが、コミュニケーション力をしっかりとアピールすることです。なぜならWeb業界の仕事は、多くのメンバーとプロジェクトを進めていくことが一般的だからです。

そもそもコーディングやデザインと聞くと、「1人で進められる仕事」と思ってしまうかもしれません。たしかに実務の面では1人で作業する時間はありますが、それでも認識のすり合わせのための打ち合わせに参加したり、未経験の場合には先輩に教えをもらったりする機会も多いことでしょう。

こうした場面において、人間関係を円滑に進めるためのコミュニケーション力は、Web系の職種であっても必須といえます。面接では「これまで他者と協働した経験はありますか?」といった質問をされる可能性もあるので、受け答えの準備をしておきましょう。

学習意欲

学習意欲についても、アピールしたいポイントの一つです。特にWeb業界の場合、専門的な知識の習得はもちろん、日々変化するIT技術をキャッチアップしていく姿勢が強く求められます。

ちなみに勉強が苦手であっても問題ありません。大切なのは、ITに対する興味や、Webサイトの裏側を覗いてみたい、といった好奇心です。こうした気持ちがあれば、多少難しく感じられるプログラミング言語やデザインスキルに関しても、むしろ楽しんで勉強していけます。

面接の場面では、勉強している途中ということを伝えつつ、Webの仕事に興味があることについても志望動機などで明確に伝えるようにしましょう。

Web業界の知識

Web業界の知識も、可能であれば押さえておきたいポイントです。なぜならWeb業界は変化が激しく、最新のニュースなどをチェックしておかないと時代にすぐに取り残されてしまうリスクがあるからです。そのため面接の場でも、Web業界の動向についてしっかりとアンテナを張っているかどうかがチェックされることがあります。

具体的には、「現在流行っているサイトの特徴」「将来的にどんな技術が登場する予定か」といった点について情報収集をしておくのがおすすめです。仮に面接で同様の質問をされた際に自分の考えを持って答えられると、Web業界への入社意欲を効果的にアピールすることができるでしょう。

高卒がWeb業界の求人を探す方法

高卒者がWeb業界の求人を探す方法を紹介します。様々な方法がありますが、次の4つの方法で探していくのが一般的です。

  • 就職エージェント
  • 高卒向け就職サイト
  • ハローワーク
  • 高校からの紹介(現役高校生の場合)

「知っておくべき高卒採用のルール」「高卒就職情報WEB提供サービス」も参考に、それぞれの方法について解説していきます。

就職エージェント

まず利用を検討したいのが、就職エージェントです。求人の紹介だけでなく、応募書類の添削を始めとする選考対策、企業との調整など、就職活動に関わる全般的なサポートを無料で行ってくれます。

なお、私たちジェイックも「就職カレッジ®」という就職支援サービスを実施しています。書類選考免除で参加できる面接会も好評で、こちらではWebIT系企業以外の企業とも一度に面接可能です。

もちろん無料で参加できるので、視野を広げる意味でも、登録後はぜひ選考会にも参加してみることをおすすめします。

高卒向け就職サイト

Web業界への就職を目指す場合には、高卒者向けに特化した就職サイトを使ってみるのも一つの手です。就職エージェントとは異なり、就職サイトの場合は基本的には担当者がつかず、自分で求人を探していくことになります。そのため、ある程度就職活動に慣れていて、自分一人でマイペースに進めたい人におすすめできる方法といえるでしょう。

ハローワーク

高卒者が仕事を探す場合には、ハローワークも有効な手段になります。就職サイトに載っていないような地元企業や、中小零細企業の求人を紹介してくれる可能性もあるので、少しでも多くの求人に出会いたい場合にはハローワークの利用も検討してみましょう。

「ハロートレーニング(職業訓練)について」|東京労働局によると、Webデザインの専門スキルを無料で学べる「職業訓練(ハロートレーニング)」もハローワーク経由で申込み可能です。最低でも3ヶ月~6ヶ月ほどは通学する必要があるなど、制約もありますが、腰を据えて勉強したい人は職業訓練の利用も考えてみると良いでしょう。

高校からの紹介(現役高校生の場合)

現時点で高校生の場合には、高校からの紹介で求人の紹介を受けるのが一般的です。この場合、高校生側から企業に直接連絡を取るのは禁止、1人が応募するのは1社までが原則、といった細かいルールがあり、採用スケジュールも厳密に決められています。

一見すると面倒くさく感じてしまうかもしれませんが、一方で、学校側から紹介される企業となるため、安定して働ける環境が整っている企業が少なくありません。また「学校推薦」という形であれば、採用される確率も比較的高いのが特徴です。

なお、高卒でもWeb業界に挑戦できるかどうか検索している人の中には、「高卒就職情報WEB提供サービス」という言葉を目にした人もいるかもしれません。高卒就職情報WEB提供サービスとは、主に高校の就職課に向けて求人情報が掲載されているWebサイトのことで、ハローワークが運営しています。高校生が求人を探す場合には、高校ごとに割り振られたIDとパスワードでログインし、先生と一緒に求人を探していきます。

まとめ

高卒から就職を考える場合には、どうしても「学歴」が気に掛かってしまう人も少なくないでしょう。特にWeb業界は難しい知識も必要そうで、興味はあるけど「自分にはムリだ」と避けてしまっている人もいるのではないでしょうか?

しかし、その心配はいりません。Web業界は学歴問わず応募できる傾向にあり、未経験であっても積極的に採用する企業も多いのです。一方で、自分でプログラミングスキルの習得に励んでいたり、Web業界のニュースを追っていたり、といった前向きな姿勢は求められます。

お伝えした内容をもとに、まずは技術習得に努めてみてください。その上で、面接の際に「コミュニケーション力」や「学習意欲」などをアピールすることで、憧れのWeb業界への就職をグッと引き寄せることができるでしょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター