

大学中退者向けの就職エージェントには、中退者専門の就職支援サービス中退就職カレッジ®︎や、既卒向けの就職エージェントがあります。
この記事では、大学中退者向けの就職エージェント5選と、大学中退後の就活に就職エージェントを活用するメリット・デメリット、賢く使うコツについて解説します。




この記事の目次
大学中退者向けの就職エージェント5選
- 中退就職カレッジ®︎
サービス名 :中退就職カレッジ®︎
運営元:株式会社ジェイック
対象の層:大学中退者、専門中退者、大学院中退者、短大中退者
サービス内容:無料就職相談、無料就職講座、面接会、個別面接対策


- ②ウズキャリ
サイト名 :ウズウズキャリアサポート
運営元:株式会社UZUZ
対象層:新卒、第二新卒、既卒、フリーター
サービス内容:無料就職相談、求人紹介、面接対策
- ③キャリアスタート
サイト名 :キャリアスタート
運営元:キャリアスタート株式会社
対象層:新卒、第二新卒、既卒
サービス内容:無料就職相談、求人紹介、面接対策
- ④ハタラクティブ
サイト名 :ハタラクティブ
運営元:レバレジーズ株式会社
対象層:第二新卒、既卒、フリーター
サービス内容:無料就職相談、求人紹介、面接対策
- ⑤マイナビエージェント
サイト名 :マイナビエージェント
運営元:株式会社マイナビ
対象層:社会人経験を有する転職希望者
サービス内容:無料就職相談、求人紹介、面接対策
- ⑥リクルートエージェント
サイト名 :リクルートエージェント
運営元:株式会社リクルート
対象層:転職希望者(全年代)
サービス内容:無料就職相談、求人紹介、面接対策
- ⑦マイナビジョブ20’s
サイト名 :マイナビジョブ20’s
対象層:株式会社マイナビワークス
対象:20代、第二新卒、既卒
サービス内容:無料就職相談、求人紹介、面接対策
就職エージェントとは?大学中退者も利用可能
就職エージェントとは、就職活動を支援してくれる無料のサービスです。
登録すると、専任のキャリアアドバイザーが就職をサポートしてくれることが特徴です。
大学中退者を歓迎している就職エージェントも多いので、就職活動を一人で進めるのが不安な人は利用してみましょう。

就職エージェントを無料で使える理由
就職エージェントを無料で利用できるのは、企業から「紹介料」が支払われる仕組みになっているからです。
たとえば、就職エージェントから紹介された年収400万円のA社に就職できたとします。
この場合、A社はエージェントに対して、年収の30%〜35%にあたる120万円〜140万円を紹介料として支払うことが一般的です。
このように就職エージェントは企業から「紹介料」を受け取っているため、求職者から利用料をもらわなくてもサービスを提供できるのです。
就職エージェントと就職サイトの違い
就職エージェントと就職サイトの大きな違いは、サポートを受けられるかどうかです。
就職サイトとは、求人が一覧で掲載されているWebサイトのことです。
就職エージェントはキャリアアドバイザーが支援してくれますが、就職サイトはサポートがつかないため就職活動を1人で進める必要があります。
種類 | 就職エージェント | 就職サイト |
サポート | 受けられる | 受けられない |
主なメリット | 選考のアドバイスをもらえる | 就活をマイペースに進められる |
主なデメリット | 就職を急かされることがある | 選考対策を一人でする必要がある |
両者を併用することでデメリットを補えるので、就職エージェントと就職サイトは一緒に使うことがおすすめです。
大学中退者が就職エージェントを使うメリット
ここからは、先ほど紹介した就職エージェントを使う3つのメリットについて、詳しく解説していきます。
- 就職のプロに相談しながら就職活動できるから
- 企業や業界について情報を受け取れるから
- 書類の書き方や面接の進め方を学べるから
それでは、順番に解説していきます。
メリット1:就職のプロにキャリアの相談が可能
就職エージェントを活用する最も大きなメリットは、就職支援の専門家に相談しながら進められる点です。
就職活動は、やりたい仕事やキャリアプランなどを決める自己分析、数ある求人の中から応募企業を決めるための企業分析など、考えることがたくさんあります。
なんとなく自分が目指したい職種・業界がある人は問題ないかもしれませんが「何から始めればいいのか分からない」「自分に合う企業が分からない」といった人も多いでしょう。
そんな自力で就職活動を進めるのが不安な人は、就職支援のプロに相談することで思考を整理できたり、やりたい仕事の方向性が定まります。
就職活動がスムーズになるだけでなく、精神的にも安心して取り組めることでしょう。
メリット2:企業や業界についての情報を提供してもらえる
就職エージェントを活用すると、業界や企業に関する情報を受け取れます。
業界研究や企業分析は、就職活動をするうえで欠かせません。
就職エージェントは、取り扱い求人の細かな情報まで知り尽くしています。
そのため希望の業種・職種など、自分に合う企業が見つかりやすい点も大きな強みといえるでしょう。その結果「入社したらイメージと違った」のようなミスマッチを防ぐことにもつながります。
もちろん、あなた自身で業界研究や企業分析をすることも大切です。しかし、就職エージェントを活用することで、より細かい情報や大学中退ならではの就活方法が理解できるので、効率的に就活を進められます。
メリット3:書類の書き方や面接の進め方を教えてもらえる
書類の書き方や面接の進め方が学べる点も、就職エージェントを利用する大きなメリットです。特に大学中退者が書類を書いたり面接を受ける時には、より気をつけたい注意点があります。
- 大学中退の理由を前向きに伝える
- 将来のビジョンを明確にする
- 書類でも自己PRができている
大学中退者は経歴だけを見るとネガティブな印象を持たれることもあるため、少なくとも上記3点はしっかり対策しておきましょう。
ただし、これらの対策は「自力では難しい」と感じるかもしれません。自己分析やキャリアプランなど、そもそも就職活動では考えることが多いうえに、大学中退者ならではの注意点も攻略する必要があるからです。
そう感じる人は就職エージェントを利用することで、就職活動の基本となる書類の書き方や面接の進め方について理解できます。その結果、自信をもって求人に応募できるでしょう。

大学中退者が就職エージェントを選ぶときのポイント
大学中退者が就職エージェントを選ぶときのポイントを4つ紹介します。
- 20代の支援実績が豊富
- 正社員未経験者向けの求人が多い
- 応募したい業界の求人が多い
- サポートが充実している
20代の支援実績が豊富
大学中退者が就職エージェントを選ぶときは、20代の支援実績が豊富かどうかを確認しましょう。なぜなら就職成功率を高められるからです。
就職エージェントと一口に言っても、40代以上の支援実績が豊富だったり、専門性が高い人向けの求人が多かったりと、様々なエージェントが存在します。
一方で、20代の支援実績が豊富なエージェントには以下のような特徴があります。
- 大学中退という状況を深く理解したうえでアドバイスを送ってくれる
- 大学中退でも応募できる「未経験OK」の正社員求人が多い
以上のことから、まずは20代の支援実績の多さを確認しましょう。
正社員未経験者向けの求人が多い
大学中退者が就職エージェントを選ぶ際は、正社員未経験者向けの求人を多く扱っているかを確認することも大切です。なぜなら、正社員として働ける可能性が高まるからです。
正社員未経験者向けの求人とは、中退後にアルバイト経験しかない人など、正社員として働いたことがない人が主な対象の求人のことです。
大学中退者でも正社員就職に大きく近づけるので、就職エージェント選びでは正社員未経験者向けの求人が豊富かどうかもしっかりチェックしましょう。
応募したい業界の求人が多い
希望する業界の求人が多いかどうかも、大学中退者が就職エージェントを選ぶうえで意識したいポイントの一つです。なぜなら、応募できる求人を増やせるからです。
たとえばIT業界に強いエージェントはIT企業の求人が多く、飲食業界に強いエージェントは飲食店の求人を豊富に扱っています。
求人数が多いということは、それだけ多くの求人を紹介してもらえる可能性がある、ということを意味します。そのため就職エージェントを選ぶときは、希望する業界の求人数もしっかりと確認してください。
サポートが充実している
どの就職エージェントを使うか悩んでいる大学中退者は、サポート体制が充実しているエージェントを利用しましょう。なぜなら、はじめての就職活動でも安心して進められるからです。
具体的には、次のようなサポートを受けられるかどうか確認してみてください。
- 履歴書や職務経歴書を何度も添削してくれる
- 模擬面接を何度も実施してくれる
- 就職講座やセミナーを受けられる
就職活動に不安を感じやすい大学中退者こそ、サポートが手厚い就職エージェントを積極的に利用しましょう。

大学中退者が就職エージェントを賢く使うコツ
大学中退者が就職エージェントを賢く使うコツを3つ紹介します。
- 就職エージェントは複数社に登録する
- 応募書類や面接のアドバイスを積極的に求める
- 希望と異なる求人を紹介されたら条件を伝え直す
就職エージェントは複数社に登録する
自分に合った担当者に出会うためにも、就職エージェントは複数社に登録しておきましょう。
キャリアアドバイザーは就職活動の心強い味方ですが、「この人とは相性が合わないな…」と感じることもあるかもしれません。
このとき、複数のエージェントを使う、つまり複数のキャリアアドバイザーにお世話になっていれば、自分にとって特に相性の良い人を選び取れるでしょう。
就活がはじめての大学中退者にとって、相性が良いキャリアアドバイザーの存在は特に心強く感じられるはずです。自分に合った人に出会うためにも、最低でも2社以上のエージェントに登録しておくことをおすすめします。
応募書類や面接のアドバイスを積極的に求める
書類選考や面接に通過できるか不安な大学中退者は、まずは積極的な行動を心がけましょう。なぜなら、他の求職者以上に手厚いサポートを受けられる可能性があるからです。
就職エージェントのキャリアアドバイザーは1人で数十人の求職者をサポートしていることが多く、一人ひとりに十分に時間をとれないことがあります。このとき受け身な姿勢だと「選考対策に困っていない」と判断されたり、対応を後回しにされてしまったりする場合があるのです。
以上のことから、選考通過率を高めたい人は「履歴書の書き方を教えてください」「模擬面接をお願いします」と伝えるなど、自分からキャリアアドバイザーに働きかけることを意識しましょう。
希望と異なる求人を紹介されたら条件を伝え直す
希望と異なる求人をキャリアアドバイザーから紹介されたときは、希望条件を伝え直すことも大切です。なぜなら、自分にとって理想的な求人に出会える可能性が高まるからです。
キャリアアドバイザーは希望条件に沿った求人を探してくれますが、精度がいまいちな場合もあり、自分が期待していたような求人を紹介してくれない場合もあります。
このとき自分の希望条件をしっかりと伝え直さないと、いつまで経っても希望通りの求人に出会えません。
そのため希望とは違う求人を紹介されたらそのままにせず、多少面倒でも条件を伝え直しましょう。
大学中退者が就職エージェントを使う流れ
大学中退者が就職エージェントを使う流れを、5つのステップに分けて紹介します。
- 就職エージェントに登録
- キャリアアドバイザーと面談
- 求人の紹介を受ける
- 面接
- 内定
ステップ1:就職エージェントに登録
まずは就職エージェントのWebサイトにアクセスし、登録手続きを行いましょう。
登録にあたっては、氏名や年齢、最終学歴といったプロフィール情報に加え、希望職種や希望勤務地などの入力を求められることもあります。
5分ほどで入力が完了するので、ぜひ気軽に登録してみましょう。
ステップ2:キャリアアドバイザーと面談
就職エージェントに登録後、担当のキャリアアドバイザーとの面談が設定されます。
面談とは、キャリアアドバイザーとの“顔合わせの場”のことです。
面談は、“面接”のように自分の能力を評価される場所ではありません。
あくまでもお互いを知ることが目的なので、ぜひリラックスして臨んでみてください。
大学中退者に関しては、次の内容を面談で質問されることもあります。
- 大学中退の理由
- アルバイト経験
- 希望職種
- 希望年収
質疑応答の時間も用意されるので、就職活動の不安や悩みがある人は質問も用意しておきましょう。
ステップ3:求人の紹介を受ける
面談でヒアリングした内容をもとに、あなたの希望や適性に合った求人をキャリアアドバイザーが紹介してくれます。
紹介された求人の中に興味がある求人があれば、応募の意思をメールや電話を使ってキャリアアドバイザーに伝えましょう。
履歴書や職務経歴書に関しては、就職エージェントが応募先の会社に提出してくれます。
ステップ4:面接
書類選考に通過すると、次はいよいよ面接です。
就職エージェントは、次のような点で面接をサポートしてくれます。
- 求職者の都合がつく日に企業との面接を設定してくれる
- 過去に面接で質問されたことを教えてくれる
- 模擬面接を行ってくれる
面接が不安な大学中退者は、ぜひ積極的に面接のアドバイスを求めてみましょう。
ステップ5:内定
最終面接に合格すると内定をもらえます。
「条件通知書(内定通知書)」などの内容を確認し、記載内容に問題がなければ入社の意志をキャリアアドバイザーに伝えましょう。
その後は、企業との給与交渉を代行してくれたり、アルバイト先を円満に辞める方法を教えてくれたりと、内定後もキャリアアドバイザーは手厚くサポートしてくれます。




まとめ
この記事では、大学中退者が就職エージェントを使うメリットや、就職エージェントの選び方を紹介しました。
就職エージェントを使うと、自分の希望にマッチする求人の紹介を受けられたり、履歴書や面接のアドバイスをもらえたりと、このようなサポートを全て無料で受けられます。
就職活動が不安な大学中退者にとって就職エージェントは心強い味方なので、ぜひ積極的に利用しましょう。

こんな方におすすめ!
- 学歴に自信がないから就職できるか不安
- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている
- 学歴に自信がないから就職できるか不安
- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている
就職エージェントのサポート(例)