中卒におすすめの資格にはどんなものがあるのか気になる人は多いのではないでしょうか?中卒でも取得できる資格の中には、就職活動に役立つものが数多く存在します。
この記事では、その中でも特におすすめの資格を10個ピックアップし、分かりやすくまとめています。資格を取って就職活動を頑張りたいと考えている人は参考にしてみてくださいね。
- 「中卒におすすめの資格10選」の試験内容・難易度・資格を活用した仕事を解説
- 中卒の人が資格取得をするメリットとデメリット、両面を理解しておこう
- 中卒が資格を活用して仕事を探すコツと中卒が資格取得をする時の注意点も紹介
この記事の目次
中卒におすすめの資格10選|高収入が狙える資格もアリ
中卒におすすめの資格として10個を紹介します。
ここで挙げている資格は、どれも中卒で受験ができますので、勉強さえ乗り越えられれば誰でも取得可能です。
説明を見て、気になる資格があったらメモをしておくといいかもしれません。
1.日商簿記検定
日商簿記検定は企業における経理や財務の知識があることを証明する資格です。
試験内容 | 商業簿記(3級)販売活動や購買活動など、企業外部との取引を記録・計算する技能についての試験 |
試験勉強目安時間 | 100時間 |
合格率 | 67.2%(3級/第157回実績) |
資格を活用した仕事 | ・事務職 ・経理職 ・総務職 |
日商簿記検定は1級から3級までがありますが、中卒の場合は比較的難易度のやさしい3級から受験することをおすすめします。
また、似た名前の試験として「全商簿記」というものがありますが、一般的に就職活動で評価される傾向にあるのは日商簿記検定になりますので気をつけてください。
日商簿記検定の試験では筆記用具の他に電卓を持ち込めますので、計算が苦手という人でも計算方法さえ覚えてしまえば十分問題を解いていくことは可能です。
しっかり勉強すれば中卒でも合格でき、就職活動では事務職での採用で特に評価されやすいのでおすすめの資格です。
2.秘書検定
秘書検定はオフィスマナーが身についていることを証明する資格です。
試験内容 | 基本的な職場常識を問われる級です。上司が効率よく仕事を遂行するためには,秘書はどんなことに気を利かせる必要があるか,またどのように対応すれば感じがよいと思ってもらえるかの基本部分を問う級です。 (3級/引用「ビジネス系検定:秘書検定とは」 |
試験勉強目安時間 | 30時間 |
合格率 | 70.2%(3級/第124回実績) |
資格を活用した仕事 | ・事務職 ・営業職 ・秘書 |
秘書検定は1級から3級までが用意されており、上の級になるにつれてより高いレベルのビジネスマナーの習得が求められます。
また、「秘書」という名前がついていますが、秘書検定は会社組織において目上の人と気持ちよく仕事ができるコミュニケーションの有無を判定する資格ですので、秘書になりたい人だけでなく、ビジネスマンとして働こうとする全ての人におすすめできます。
3.ITパスポート
ITパスポートはITに関する基礎的な知識を証明できる国家資格です。
試験内容 | ・ストラテジ系(経営全般) ・マネジメント系(IT管理) ・テクノロジ系(IT技術) の3つの分野から幅広く出題される。 |
試験勉強目安時間 | 100時間 |
合格率 | 54.3%(令和3年9月度実績) |
資格を活用した仕事 | ・ITエンジニア |
ITパスポートは全て4つの選択肢から1つ選ぶ形式で問題が出されますので、しっかり勉強すれば合格できる可能性があります。
事実として、令和3年9月度試験の合格内訳を見てみると、「小学校・中学校在籍中」の合格率が36.8%と、3人に1人は合格できていることが分かります。
資格の種類も国家資格ですので、就職の時に活用できるでしょう。
4.MOS
MOSは会社員が使う機会の多い「オフィス系ソフト」が使いこなせることを証明する資格です。
試験内容 | ・Word(文書作成ソフト) ・Excel(表計算ソフト) ・PowerPoint(プレゼンテーションソフト) ・Access(データベース管理ソフト) ・Outlook(電子メール・情報管理ソフト) 5つのオフィス系ソフトが一定水準のレベルで使えるかを問う試験 |
試験勉強目安時間 | 40-80時間 |
合格率 | 約80%(一般/正式には非公表) |
資格を活用した仕事 | ・営業職 ・事務職全般 |
MOSとは「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」の頭文字を取って名付けられており、ビジネスマンが仕事で使う機会の多いWordやExcelを始めとしたソフトを使いこなせるかを証明する資格になります。
これらのオフィス系のソフトは事務職だけでなく、中卒でも採用されやすい営業職でも頻繁に使うことになりますので、資格の活用の幅が広いのが特徴です。
試験は一般(スペシャリスト)と上級(エキスパート)の2種類に分かれていますが、一般の合格率は約80%と高いので、中卒でも十分合格できる可能性があると考えられます。
5.宅建|宅地建物取引士資格試験
宅建は「宅地建物取引士資格試験」のことであり、不動産に関する取引ができる「宅地建物取引士」になるために必須の国家資格です。
試験内容 | ・宅建業法 ・権利関係(民法) ・法令上の制限 ・税・その他 4つの科目をマークシートで問く試験 |
試験勉強目安時間 | 300-350時間 |
合格率 | 17.6%(令和2年度実績) |
資格を活用した仕事 | ・不動産営業職 ・建築業界全般 ・不動産業界全般 ・金融業界全般 |
宅建の難易度は高いですが、受験資格は設けられていませんので中卒でも勉強をすれば取得できます。
また、宅建は不動産営業職として働く場合の多くで必要になりますが、中卒の就職先として不動産営業職は高年収が期待できることからもおすすめです。
難しい試験ではあるものの、頑張って取得する価値のある資格ですので、高年収を目指したいと考えている中卒におすすめです。
6.インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターはインテリアに関する幅広い知識を証明する資格です。
試験内容 | 【一次試験】インテリアに関する基本的な知識を問う9つの分野に渡るマークシート試験 【二次試験】インテリア計画に関する論文問題とインテリア計画についてのプレゼンテーション試験 |
試験勉強目安時間 | 200-300時間 |
合格率 | 24.1%(第38回実績) |
資格を活用した仕事 | ・インテリア業界全般 ・不動産業界 ・住宅関連の出版社 |
インテリアコーディネーターとは、住みやすさや住空間をコーディネートする「住まいのスペシャリスト」です。
アイデアや感覚を活かして働く仕事のため、男女共に人気のある仕事です。
試験勉強で得た知識は自分の生活にも活かすことができますので、ただ就職に役立てる以外にも活用できる点がおすすめです。
7.調理師免許
調理師免許とは、調理技術や食に関する知識を持っていることを証明する資格です。
試験内容 | ・公衆衛生学 ・食品学 ・栄養学 ・食品衛生学 ・調理理論 ・食文化概論 6科目をマークシートで解答する試験 |
試験勉強目安時間 | 100-200時間 |
合格率 | 73.0%(全国平均/平成30年度実績) |
資格を活用した仕事 | ・飲食業界 |
調理師免許を取得すると、調理に関する正しい知識を持つ証明になりますので、店長などの雇用主だけでなく、料理を出されるお客様にも安心感を与えることができます。
また、調理師免許を持っていれば将来的な独立開業も視野に入りますので、自分のお店を持ちたいと考えている人にはおすすめです。
ただし、調理師免許には受験資格が設けられていますので注意が必要です。
一つは「中学校を卒業していること」ですので既に中卒である人は問題ありませんが、二つ目の条件に「2年以上指定施設で調理業務に携わった人」というものがあります。
調理師免許資格の受験をする場合は、以下のような施設で2年以上働いた経験が必要になりますので気をつけましょう。
- 飲食店営業
- 魚介類販売業
- そうざい製造業
- 複合型そうざい製造業
- 寄宿舎、学校、病院などの給食施設
引用「公益社団法人 調理技術技能センター:令和3年度調理師試験」
8.登録販売者
登録販売者とは、かぜ薬や鎮痛剤といった一般医薬品を販売できることを証明する資格です。
試験内容 | ・医薬品に共通する特性と基本的な知識 ・人体の働きと医薬品 ・薬事に関する法規と制度 ・主な医薬品とその作用 ・医薬品の適正使用と安全対策 5科目を満遍なく回答する試験 |
試験勉強目安時間 | 400時間 |
合格率 | 33.0%(東京/令和2年度実績) |
資格を活用した仕事 | ・ドラッグストア ・コンビニ店員 ・調剤薬局 など医薬品を取り扱う店舗全般で活用可能 |
登録販売者の資格があれば、一部を除き多くの一般医薬品を販売できるようになります。
日本は高齢化社会になってきていますので、医薬品を求める人は増えてきており、それに応じて登録販売者の重要性もさらに高まっていくことが考えられます。
資格を活かした活躍の幅も広く、頑張って取得する価値のある資格です。
9.ケアクラーク
ケアクラークとは、介護事務に必要な基本的な知識を証明する資格です。
試験内容 | ・人間関係 ・高齢者・障害者の心理 ・社会福祉 ・老人福祉 ・地域福祉 ・社会福祉援助技術 ・介護概論 ・介護技術 ・障害形態別介護技術 ・リハビリテーション ・医学一般 ・介護保険制度 ・介護事務業務 12科目を出題範囲とする試験 |
試験勉強目安時間 | 50-100時間 |
合格率 | 約60-70%(非公表) |
資格を活用した仕事 | ・介護業界全般(特に事務職) |
ケアクラークに合格することで、介護業界における特に事務領域での知識があることが証明できますので、介護業界で事務職として働きたいと考えている人に特におすすめです。
介護業界はこれから更に必要とされていきますので、腰を据えて長く働ける職場を探している人にもおすすめできる資格と考えられます。
10.ネイリスト技能検定試験
ネイリスト技能検定試験とは、ネイリストとしての知識や技能を証明する資格です。
試験内容 | ネイルの実技試験と受験級に応じた難易度の筆記試験 |
試験勉強目安時間 | 100-150時間 |
合格率 | 90.1%(3級/2021年春期) |
資格を活用した仕事 | ・ネイリスト |
ネイリスト技能検定試験は1級から3級までが用意されていますが、ネイリストとしての就職条件に挙げられるのは2級からが多いようです。
3級については合格率が90%を超えてきますので、ネイリストに興味がある人はまずは3級から受験してみてはいかがでしょうか。
高卒認定資格※番外編※
中卒におすすめの資格として、高卒認定資格(高認)も挙げられます。
就職活動をしていく上で、中卒か高卒かでは応募できる求人の数が大きく異なるだけでなく、20代の平均年収が約30万円も変わっていきます。
資格勉強をする時間とお金があるのであれば、上記で挙げたおすすめ資格だけでなく、高卒認定資格の取得も検討してみるといいかもしれません。
高卒認定資格についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は合わせてご覧ください。
中卒が取得すべき資格の特徴
中卒におすすめの資格を紹介してきましたが、これ以外にも就職に役立つ資格はたくさんあります。
中卒が資格を取ろうとする時には、以下のような特徴を持ったものを選ぶようにすると、より効率的に資格取得やその先の就職活動がうまくいくでしょう。
就職にも活用できそうなものを選ぶ
中卒が資格を取得するために頑張るのであれば、就職にも活用できそうなものを選ぶようにしましょう。
例えば先ほど紹介した「宅建」のように、その資格を持っていなければ特定の仕事ができないというものであれば、就職活動に直結するので分かりやすいでしょう。
また、「秘書検定」や「MOS」などは資格を持っていなくても関連する仕事はできるものの、資格持っていることで高い水準の能力を持っていることの証明になりますので、中卒であっても活躍が期待される可能性が高まるかもしれません。
何の資格が活用できそうか判断がつかない場合は、まずはこの記事で紹介した10個の資格から取得を検討してみてください。
難しすぎない内容のものを選ぶ
中卒の場合は、資格取得のハードルが高すぎないものを選ぶことも大切です。
資格取得のためには少なくない勉強時間が必要になりますので、勉強が苦手という人の多い中卒の場合は集中力が続かないリスクがどうしてもあります。
また、そもそも試験範囲が難しすぎると、内容を理解できずに想像以上の勉強時間が必要になる可能性もあります。
できる限り合格率が高く、試験範囲の内容も自分が理解できそうな資格に絞って取得を検討するようにしてください。
受験資格を満たしているものを選ぶ
資格の中には受験資格が設けられているものがあります。
この受験資格には「その資格の実務経験が一定年数以上ある」「特定の試験に合格している」といったものの他に、「学歴が高卒・大卒以上であること」が設定されていることがありますので、中卒でも受験できる資格かどうかをチェックしておくことは非常に重要となります。
もし勉強を進めた後に「中卒の自分はそもそも受験できない資格だった」と気づいてしまえば、資格取得に対するモチベーションが下がるだけでなく、貴重な時間を無駄にしてしまいます。
受験資格についてはそれぞれの資格の実施団体ホームページに明記されていることがほとんどですので、必ず確認することをおすすめします。
ちなみに、この記事で紹介した10個の資格は全て中卒でも受験資格があるものとなります。(調理師免許のみ実務経験が必要)
中卒が資格取得をするメリット
中卒が資格取得するメリットを解説します。
メリットをよく理解しないまま、とりあえず資格取得だけを目的としてしまうと、時間やお金を無駄にしかねませんので、必ず確認しておくようにしましょう。
メリット1.就職で有利になる可能性がある
中卒の資格取得で最も大きいメリットが就職活動で有利になることです。
資格取得により、ある程度優秀なスキルを持っていることを証明できますが、それ以上に重要なのが「資格取得をしてまで面接に進んできた」というやる気のアピールに繋がるという点です。
また、「長期間勉強をして結果を出す力がある」という点が評価されて、中卒に対する悪いイメージを薄めることも期待できます。
メリット2.資格手当で給料が上がる可能性がある
設備管理職や介護職を始め、資格を持っていることで月々の収入に手当がプラスされる会社は珍しくありません。
中卒の場合は高卒以上に比べて平均年収が低くなりやすいので、資格手当で毎月数千-数万円の給料が増えるのは嬉しいメリットと言えます。
メリット3.独立開業で高収入を狙える
特定の資格に限りますが、資格を最大限に活用して独立開業をすることも可能です。
独立開業をすれば、会社に縛られずに自分が頑張った分だけ収入を増やすこともできますので、中卒でも高収入を狙うこともできるでしょう。
もちろん独立開業をするためには、難関と言われる国家資格を取得する必要はありますが、本気で人生を変えたい人は挑戦してみてもいいかもしれません。
中卒が資格取得するデメリット
中卒が資格取得をするのはデメリットも存在しますので、メリットと合わせて認識しておくようにしてください。
デメリット1.勉強をしなければならない
資格取得をするには避けて通れない道ですが、勉強をしなければならないというのは中卒にとって大きなデメリットと言えるでしょう。
資格取得のための目安となる勉強時間は資格ごとに異なりますが、少ないものでも数十時間、多いものでは100時間以上は必要となりますので、働きながら勉強をするのがそもそも難しいことも考えられます。
また、資格の価値は基本的には取得難易度に比例しますが、取得難易度は勉強時間がおおよその目安となりますので、簡単すぎる資格をいくつ取得しても評価されづらいと言えます。
独学での資格勉強が不安という人であれば、少しでも合格率を上げられるように資格取得専門のスクールに通うのも一つの手です。
デメリット2.お金がかかる
資格取得には時間だけでなくお金もかかります。
独学であればテキスト代、資格取得専門スクールに通う場合は授業料が更にかかってきますので、収入の少なくなりやすい中卒にとっては大きな出費となることでしょう。
もちろん勉強だけでなく受験料もほとんどの資格受験で必要になりますので、お金がかかるというのはデメリットの一つとして捉えることができます。
デメリット3.資格よりも学歴を優先されることがある
日本には学歴主義の会社が少なくはありませんので、資格を取得していることよりも学歴が優先されることは珍しくありません。
憧れの会社に入社するため、必死に資格取得を成功させたとしても、中卒でそもそも応募することができなければ努力が報われないことになってしまいます。
資格取得は就職活動に有利になるものの、それ以上に学歴が重視されることもあるという事実は認識しておく必要があるでしょう。
中卒が資格を活用して仕事を探すコツ
中卒は資格を活用して他の中卒よりも有利に就職活動を進められる可能性はありますが、コツを抑えて仕事を探さなければ、上手く資格を活用することができないかもしれません。
ここでは、中卒が資格を活用して仕事を探すコツについて解説します。
資格取得ができてから選考に進む
若干当たり前ではありますが、資格を活用して就職活動を進めていきたいのであれば、資格試験に合格してから選考に進むようにしましょう。
「資格取得のために勉強中」ということは必ずしも評価されないということではありませんが、社会人は努力の経緯よりも結果が求められる傾向にありますので、あまりいい反応はされない可能性が高いです。
同時に、まだ合格していないのにも関わらず資格を持っているという嘘をつくのだけは絶対に避けるようにしてください。
企業によっては資格の証明書の提出が求められることもありますし、後になって資格取得の嘘が判明した場合、最悪の場合内定取り消しになってしまうこともあります。
履歴書や職務経歴書に資格について記載する
資格を取得できたら、資格を持っていることをアピールするようにしましょう。
面接の場でも資格取得をアピールすることはできますが、確実に面接官の気に留めてもらうために、履歴書や職務経歴書といった応募書類に資格保有のことを記載しておくようにしてください。
また、応募書類に保有資格のことを書く場合は、「いつ取得したのか」「保有している資格の正式名称」を記載する必要があります。
書き方が分からないという人は、私たちジェイックの無料就職講座を活用してください。気になる人は以下のリンクからチェックしてみてください。
資格取得をした理由などについてまとめておく
資格取得の事実を最大限アピールするためにも、資格取得をした理由をまとめておくことをおすすめします。
普通自動車免許など多くの人が保有している資格であれば特に聞かれることはありませんが、面接官が注目するような資格を持っている場合は「何故この資格を取得したのか」と面接で聞かれることもあります。
その際に、前向きな理由を返答できれば、やる気を認めてもらえる可能性が更に高まるでしょう。
中卒が資格取得をする時の注意点
中卒が資格取得を目指す場合、メリットデメリットだけでなく、次のような注意点を理解しておく必要があります。
1.資格取得しても必ず就職できるわけではない
資格取得をしようとする中卒の中には、「資格を持っていれば必ず就職できるようになる」と考えている人がいるかもしれませんが、それは誤りです。
就職活動において、面接官の評価ポイントはいくつかありますが、大手転職サイトのdodaの調査によると、ほとんどの企業で「第一印象」が一番重視されているという結果となっていました。
つまり、資格取得していたとしても、第一印象が悪ければ落ちてしまう可能性は十分に考えられるのです。
この第一印象というのは、「ハキハキとした受け答えができるか」「不快感のある見た目ではないか」「質問に対して分かりやすく答えられるか」などが挙げられ、総じてコミュニケーション能力の高さを指しています。
面接の受け答えが不安という中卒の場合は、ジェイックの就職講座でノウハウを学んでおくといいでしょう。
2.中卒だと受験できない資格もある
中卒だと受験できない資格があることは、今一度注意が必要なポイントです。
気になる資格を見つけたら、まずは資格取得をチェックするクセをつけておくと安心です。
ちなみに、資格取得に学歴の条件がないというのは、決してその資格が簡単に取得できるということではありませんので、間違って認識しないようにしてください。
3.資格がなくても就職はできることを知っておく
保育士や薬剤師といった「仕事をする上で資格保有が絶対条件」になっている仕事を除き、ほとんどの場合では資格を持っていなくても就職できるということを認識しておきましょう。
あくまでも資格は「知識やノウハウを習得している」ことを証明するものに過ぎませんので、「あれば評価される可能性はあるがなくてもマイナスにはならない」という立ち位置にあるのです。
中卒の就職活動において、資格よりも重視されるのはやはりコミュニケーション能力です。
資格取得の勉強を何十時間もやるくらいなら、数時間の面接対策をした方が採用確率は上がるかもしれません。
無理に資格を取得しようとせず、ジェイックのような正社員就職サービスを活用して就職活動を始めた方がいい結果になるかもしれませんよ。
中卒で資格無くても正社員になれる?就職エージェントとは
中卒は資格を持っていなくても正社員になれると解説しましたが、就職エージェントをうまく活用することがポイントになります。
就職エージェントの利用
正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。
就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 就職未経験に強い
- 女性向け
就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。複数の就職エージェントに登録しても構いません。気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。
エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
- 求人の紹介
- 求人の申し込み
- 応募書類の添削
- 個別面談
- 面接対策
私たちジェイックも就職エージェントを運営しており、社会人経験が少ない人の就職支援を得意としています。
ジェイックの「就職カレッジ®️」では、転職活動のノウハウやビジネスの基本が学べる「就職支援講座」も行っています。
支援講座の受講者は、社会人経験が短い人であっても採用したいと考えている優良企業20社と一斉に面接ができる「集団面接会」に参加できます。書類選考なしで、1日に複数の会社と面接ができるため、最短2週間で内定の獲得も可能なシステムです。転職できるか不安な人にも、利用しやすいサービスとなっています。
まずは、就職やキャリアの悩みを相談したいという方でもご利用可能です。
転職エージェントの活用に興味のある人は、ぜひご検討ください。
まとめ
中卒におすすめの資格はこの記事で紹介した10個以外にも多くありますが、中卒が検討すべき資格や資格取得のメリットデメリットをしっかり理解した上で、どの資格の勉強をするかを決めていくようにしましょう。
また、中卒の場合は資格がなくても就職することは可能ですので、高い就職実績を誇る、ジェイックの就職エージェントへの登録も合わせて検討してみることをおすすめします。