中卒の女性にはどんな仕事があるのか、気になるという方も多いのではないでしょうか。この記事では、中卒女性におすすめの仕事を10個紹介しつつ、就職活動で有利になる資格や、コツについても解説します。これから就職活動を考えている中卒の女性は、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 中卒のおよそ35%(10人中3人)は正社員で、就職率は年々あがっている
- 中卒でも採用される可能性が比較的高い「中卒女性におすすめの仕事10選」を解説
- 中卒女性の仕事探しには、中卒やニートの正社員就職に強いエージェントを使おう!
この記事の目次
中卒女性と仕事の現状
まずは中卒女性と仕事の現状について、関係するデータから見ていきましょう。就職市場の実態を知ることで、自分がどのように就職活動を進めていけばよいかが見えてくるはずです。
中卒の正社員比率は約35%
厚生労働省の調査によれば、最終学歴別の正社員比率は以下の通りとなっています。
学歴 | 中卒 | 高卒 | 専修学校卒 | 高専・短大卒 | 大卒 |
正社員割合 | 35.4% | 56.3% | 66.6% | 66.2% | 80.9% |
この結果より、中卒のおよそ35%(10人中3人)は正社員として働いているということが分かります。
また、正社員割合は最終学歴が高くなるに従って増えていきますので、中卒が正社員になるにはしっかりと就職活動の対策をしておかなければならないことも合わせて認識しておきましょう。
女性の就職率は年々上がっている
総務省統計局の調査結果では、男女の労働人口比率の推移は以下のようになっていました。
男女計(15〜64歳) | 男性(15〜64歳) | 女性(15〜64歳) | |
2016 | 76.8% | 85.4% | 68.1% |
2017 | 77.6% | 85.6% | 69.4% |
2018 | 78.9% | 86.2% | 71.3% |
2019 | 79.6% | 86.4% | 72.6% |
2020年 | 79.6% | 86.5% | 72.6% |
この数字を見る限り、男性の労働割合はほとんど変化がないものの、ここ5年で女性の労働割合が5%近く上昇していることが分かります。
最近では女性の社会進出の重要性について日本のみならず、世界的にも注目されていることから、女性が働きやすい社会作りがなされています。学歴に関係なくなんらかの形で働くことは可能かつ、自然な流れにもなってきています。大卒や高卒と比較すると選択肢が限られることは事実ですが、「学歴がない女性は仕事に就けない」ということは決してありません。
これから就職を検討している中卒女性にとっては、嬉しい状況であると言えるでしょう。
都道府県ごとで就職のしやすさは異なる
各都道府県で人口が大きく違ってくることは言うまでもありませんが、会社の数も違いますので、都道府県ごとで就職のしやすさが異なります。
主要都市の有効求人倍率(※)は以下の通りです。
(倍)
2021年7月 | 2021年8月 | 2021年9月 | |
全国 | 1.15 | 1.14 | 1.16 |
北海道 | 1.04 | 1.01 | 1.01 |
東京都 | 1.19 | 1.18 | 1.20 |
神奈川県 | 0.82 | 0.84 | 0.83 |
千葉県 | 0.89 | 0.86 | 0.85 |
埼玉県 | 0.96 | 0.93 | 0.93 |
大阪府 | 1.14 | 1.10 | 1.12 |
福岡県 | 1.08 | 1.07 | 1.07 |
沖縄県 | 0.76 | 0.72 | 0.73 |
※有効求人倍率:求職者(仕事を探している人)一人あたりに何件の求人があるかを示す指標のこと。求人倍率が1.0倍以上であれば求職者よりも求人数の方が多い状況のため、就職しやすい状況とされる。
2021年9月で見ると、東京は就職しやすく、沖縄県では求人数の方が少なく就職しづらい都道府県であることが分かります。
就職のしやすさで引っ越しを検討する必要はありませんが、こうした事実もあることを認識しておくと、後々就職活動を有利に進められるきっかけになるかもしれません。
中卒女性が仕事をすると結婚できる可能性が上がる
中卒女性が仕事をすると、結婚できる可能性も上がることも認識しておきましょう。
約5年ごとに実施されている出生動向基本調査によれば、未婚女性が現在の交際相手と出会ったきっかけとして「職場や仕事」と回答した割合が21.5%とトップツーにランクインしていました。
つまり、仕事をすれば出会いが増えるということです。結婚を目的に仕事をするという意味ではなく、働いて人とのコミュニケーションが多くなることで、それだけ将来の結婚相手となり得る男性とも出会える可能性があるのです。将来的に結婚したいのであれば、社会に出て働いたほうがむしろプラスです。
中卒女性におすすめの仕事10選
ここからは中卒女性におすすめの仕事を10個紹介します。以下で挙げている仕事は、中卒でも採用される可能性が比較的高いものに絞っていますので、気になる仕事を見つけたら参考にしてみてください。
1.経理職
経理職は会社の会計・財務を始めとした数字周りを担当する仕事です。
平均年収 | 313万円 |
採用倍率 | 0.24倍 |
あると有利な資格 | ・日商簿記検定 ・ファイナンシャルプランナー |
向いている人 | ・数字を使った仕事が苦でない人 ・デスクワークをしたい人 ・会社の財務状況を知りたい人 |
向いていない人 | ・ずっと座って仕事をしたくない人 ・決まったことばかりしたくない人 |
経理職は会社の日々の取引や、決算業務などで活躍できる仕事です。ほとんどの会社で存在するポジションのため、スキルを身につければ転職をすることも可能です。
また、日々の業務量や繁忙期が比較的決まっていることもあり、極端に残業が発生するということが起きにくいという特徴があります。
仕事では基本的に数字を取り扱いますので、細かい作業が得意で集中力が高くないとストレスになりやすいかもしれません。しかし昔から、多くの女性に人気の仕事の一つです。
2.総務職
総務職は、会社に必要なバックオフィス系の仕事全般に携わる事務系の仕事です。
平均年収 | 313万円 |
採用倍率 | 0.24倍 |
あると有利な資格 | ・秘書検定 ・MOS |
向いている人 | ・困っている人がいたらほっとけない人 ・色々な事務経験を積みたい人 ・できるだけまったりとした仕事をしたい人 |
向いていない人 | ・人に仕事を依頼されるのが嫌いな人 ・人間関係に疲れやすい人 |
総務は会社によっては庶務と呼ばれることもあり、専門職というよりも、さまざまな雑務なども含まれることがあります。
また、総務職の定義はあまり定まっておらず、企業によって人事や労務、経理といった仕事も兼ねていることがあります。総務職の求人に応募する時は、その企業でどんな仕事をすることになるのか、あらかじめ求人票で確認しておくようにしてください。
社員とのコミュニケーションが発生しやすい職種のため、人と話したくないという人にはやや向いていないかもしれません。
3.営業事務職
営業事務職は、営業職の社員の事務的なサポートをする仕事です。
平均年収 | 321万円 |
採用倍率 | 0.24倍 |
あると有利な資格 | ・MOS |
向いている人 | ・誰かのサポートをするのが好きな人 ・スピード感のある仕事をしたい人 ・ダメなことはダメと言える人 |
向いていない人 | ・仕事はゆっくりと行いたい人 ・自分のペースを乱されたくない人 |
営業職の人のサポート的な立場になるため、契約間際で時間がない営業担当から至急の依頼がかけられることも多いのが特徴です。
また、ミスをしてしまうと営業担当だけでなく、大事な取引先にも悪印象を与えかねないため、高い責任感が必要になります。
その分、毎日さまざまな人や仕事に触れることができますので、トラブルに対応する能力を付けられたり、飽きの来ない仕事に取り組むことができるといったメリットもあります。
4.販売職
販売職はアパレルショップなどで販売を行う店員として働く仕事です。
平均年収 | 298万円 |
採用倍率 | 0.55倍 |
あると有利な資格 | 特になし |
向いている人 | ・いつでも笑顔が作れる人 ・コミュニケーション能力が高い人 ・好きなブランドがある人 |
向いていない人 | ・ずっと立ち仕事をするのは嫌な人 ・同じことをしたくない人 |
勤務先は基本的に店舗になるため、毎日同じ景色の中で働かなくてはいけないのは人によってストレスに感じるかもしれません。
しかし、自分の興味のあるブランドの販売職に就職できれば、好きなものに囲まれて仕事ができるため、それがモチベーションにつながる人には向いてる仕事です。
仕事内容としては店舗運営に必要な業務を一通り行うことになりますので、将来自分のショップを持ちたいという人にもおすすめです。
5.コールセンター
コールセンターは、電話で問い合わせをしてきたお客様に対して疑問点を解決できるように接客をする仕事です。
平均年収 | 297万円 |
採用倍率 | 0.55倍 |
あると有利な資格 | 特になし |
向いている人 | ・電話で見知らぬ人と話すのが苦でない人 ・相談に乗るのが好きな人 ・臨機応変に対応できる人 |
向いていない人 | ・電話が嫌いな人 ・ハキハキ話すのが苦手な人 |
コールセンターは対応マニュアルこそありますが、さまざまな内容の問い合わせがかかってきますので、臨機応変に対応できる能力が非常に大切になります。
また、電話先の相手から心ない言葉をかけられる可能性もありますので、ある程度のストレス耐性と切り替えの早さは必要になってくるでしょう。
6.ウェディングプランナー
ウェディングプランナーは、結婚式を控えたカップルの結婚式を成功させるために、段取りやスケジュールを組み立てる仕事です。
平均年収 | 301万円 |
採用倍率 | 0.55倍 |
あると有利な資格 | 就職時点では特になし |
向いている人 | ・人の幸せな瞬間に携わりたい人 ・人に喜ばれるのが好きな人 ・スケジュールを組み、それ通りに物事を進めるのが好きな人 |
向いていない人 | ・責任感の高い仕事はしたくない人 ・トラブルの対処が苦手な人 |
結婚式は人生で一回しかないことなので、失敗は許されません。責任感がない人がウェディングプランナーになってしまえば、担当したカップルを不幸にしてしまうだけでなく、仕事も長く続けられないでしょう。
仕事上のトラブルも少なくなく、大変なことは多い仕事ですが、その分結婚式当日をスムーズに終わらせられた時のやりがいは、他の仕事では得られないほど貴重なものになります。
7.Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを考えて作り上げるクリエイティブな仕事です。
平均年収 | 340万円 |
採用倍率 | 1.51倍 |
あると有利な資格 | ・Webデザイナー検定 |
向いている人 | ・トレンドに敏感な人 ・いい意味で神経質な人 ・地道な作業が苦手でない人 |
向いていない人 | ・こだわりが強い人 ・コミュニケーション能力が低い人 |
Webサイトなどのデザインをする仕事ですので、今流行りのサイトデザインに敏感になり、うまく取り入れるなどのデザイナーとしての素質が必要になります。
それだけでなく、自分のデザインしたものをサイトに落とし込むためにコーディングと呼ばれるプログラミングを行わなければいけませんので、そうした知識も必要になってきます。
8.ITエンジニア
ITエンジニアは、パソコンを使ったプログラミングでシステムやアプリを開発・運用する仕事です。
平均年収 | 395万円 |
採用倍率 | 9.17倍 |
あると有利な資格 | ・応用情報技術者 ・ネットワークスペシャリスト |
向いている人 | ・新しいことを学び続けるのが好きな人 ・もっと生活を便利にしたい人 ・ものづくりが好きな人 |
向いていない人 | ・論理的に物事を考えられない人 ・分からないことがあったら投げ出してしまう人 |
ITエンジニアはこれからもさらに必要とされる仕事のため、経験を積むことができれば中卒でも活躍していくことができます。
また、スキルを身につけて独立することも可能であり、将来的に結婚をして子育てをすることになっても、家で仕事ができるといった特徴があります。
しかし、プログラミングの知識は非常に幅広く、どんなに勉強をしてもたりない世界となっています。そのため、分からないことでも根気強く調べられるような能力がなければ仕事にならないでしょう。
9.広報・IR
広報・IRは、会社の顔として企業の宣伝をしたり、情報を公開していく企画系の仕事です。
平均年収 | 437万円 |
採用倍率 | 1.97倍 |
あると有利な資格 | ・秘書検定 |
向いている人 | ・明るい人 ・会社の看板を背負うという責任感の強い人 ・華々しい仕事に挑戦してみたい人 |
向いていない人 | ・同じことしかできない人 ・仕事は与えられるものだと思っている人 |
会社の看板を背負ってプロモーションをかけたりすることもありますので、その分高い責任感が必要になります。
また、広報する内容は常に変わりますので、自分で必要な情報を取りに行ったり、企画を考えたりと、考えることが非常に大切な仕事と言えます。
簡単そうというイメージだけで就職してしまうと、思わぬトラブルを引き起こしかねませんので気をつけてください。
10.営業職
営業職は、会社や個人に対してモノやサービスを買ってもらう仕事です。
平均年収 | 378万円 |
採用倍率 | 1.92倍 |
あると有利な資格 | ・普通運転免許 ・MOS ・TOEIC |
向いている人 | ・コミュニケーション能力が高い人 ・粘り強い人 ・やった分だけ評価されたい人 |
向いていない人 | ・知らない人と話すことに恐怖心を感じる人 ・すぐに諦めてしまう人 |
仕事中は常に誰かと話していることになりますので、人と話すのが好きな人であれば天職かもしれませんが、そうでない人からすればストレスに感じてしまうでしょう。
営業職は学歴に関係なく、業績がよければ中卒でも昇格していける仕事です。また、本人の素質や努力はもちろんですが、自分なりの営業スタイルを確立していけばスキルを伸ばしていくことができます。
また、契約に応じて追加のボーナスをもらえるような給与体系の会社も中にはあります。そういった会社は成果にシビアではあるものの、頑張った分だけ稼ぎたいという人にはおすすめです。
中卒女性の仕事探しが有利になる資格3選
中卒女性の仕事探しでは、資格を持っていると選考が有利になることもあります。ここでは、中卒でも受験資格があり、合格率が高めなおすすめの資格を3つ紹介します。
1.日商簿記検定
日商簿記検定は、財務や経理における一定の知識があることを証明する資格です。
試験内容 | 商業簿記(3級)販売活動や購買活動など、企業外部との取引を 記録・計算する技能についての試験 |
試験勉強目安時間 | 100時間 |
合格率 | 67.2%(3級/第157回実績) |
資格を活用した仕事 | ・事務職 ・経理職 ・総務職 |
3級であれば合格率も70%近いため、勉強次第で合格することは十分可能です。ただし、仕事に活かせるのは2級以上のため、2級の合格も目指したほうがよいでしょう。
また、活かせる仕事としても女性に人気の事務系職種となっており、数字に極端な苦手意識がなければおすすめできる資格です。
ちなみに試験には電卓を持ち込むことが可能ですので、計算に自信がない人でも安心して受験することができます。
2.秘書検定
秘書検定は、秘書として恥ずかしくないマナーが備わっていることを証明する仕事です。
試験内容 | 基本的な職場常識を問われる級です。上司が効率よく仕事を遂行するためには, 秘書はどんなことに気を利かせる必要があるか,またどのように対応すれば 感じがよいと思ってもらえるかの基本部分を問う級です。 (3級/引用「ビジネス系検定:秘書検定とは」 |
試験勉強目安時間 | 30時間 |
合格率 | 70.2%(3級/第124回実績) |
資格を活用した仕事 | ・事務職 ・営業職 ・秘書 |
「秘書検定」という名前ではありますが、秘書の仕事以外でも活用できるような知識を問われますので、秘書検定を持っていることで高いビジネスマナースキルがあることの証明として使えます。
ビジネスマナーはどんな仕事においても重要ですので、秘書に限らず幅広い仕事で活用できるのがポイントです。
3.MOS|マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト
MOSは、ワードやエクセル、パワーポイントを始めとした「オフィス系ソフト」を使いこなすスキルがあることを証明する資格です。
試験内容 | Word(文書作成ソフト) Excel(表計算ソフト) PowerPoint(プレゼンテーションソフト) Access(データベース管理ソフト) Outlook(電子メール情報管理ソフト) 5つのオフィス系ソフトが一定水準のレベルで使えるかを問う試験 |
試験勉強目安時間 | 40-80時間 |
合格率 | 約80%(一般/正式には非公表) |
資格を活用した仕事 | 営業職、事務職全般 |
会社員になれば、オフィス系ソフトをほぼ100%使うことになりますので、MOSを持っていることで基本的なパソコンスキルがあることを証明できます。
合格率も高めなので、気になる人は受験してみてはいかがでしょうか。
中卒におすすめな資格については以下の記事でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
中卒女性が仕事を探す4つの方法
中卒女性が仕事を探す場合は、次の4つの方法が挙げられます。
これらの方法は、並行して利用すればするほど出会える求人数も増えますので、できれば多くの方法で仕事を探すようにしてください。
1.ハローワーク
ハローワークは国が設置している「公共職業安定所」の愛称です。
ハローワークでは、ハローワークに預けられている求人を検索することはもちろん、相談員への就職活動の相談や、就職活動に役立つセミナー、職業訓練など、就職に関わるさまざまなサービスを提供しています。
ハローワークで出会える求人は比較的地元に根ざした中小企業のものが多いので、地元で働きたい、引っ越しをしたくないと考えている人にもおすすめです。
一方、ハローワークの求人の中には、ブラックなものもあるといわれています。求人票をしっかりと見極める能力が必要になるでしょう。
求人の見方をもっと知りたいという人は、以下の記事も参考にしてみてください。
2.求人サイト
求人サイトは民間企業によって運営されており、登録した後には、たくさんの求人の中から自分に合ったものを検索して就職活動を進めていくことができるのが特徴です。
求人サイトによって求人掲載数が変わりますので、できれば多くの種類のサイトに登録しておき、求人の調べ漏れが起きないようにしておくことをおすすめします。
ただ、求人サイトでは求人の検索から全て自分一人で内定まで獲得しなければいけないため、初めて就職活動をするような中卒女性の場合は、後ほど解説する就職支援エージェントの利用を検討した方がいいかもしれません。
3.就職支援エージェント
就職支援エージェントも民間企業によって運営されていますが、求人サイトと異なり「就職活動を全面的にサポートしてくれる専任の担当者がつく」といった大きな違いがあります。
そのため就職活動の方法が全く分からないという人でも安心してサービスの利用ができるのが特徴です。
また、就職支援エージェントでは、自分の希望に合った求人を紹介してもらえます。
この求人も、通常ネットでは応募できないような「非公開求人」というものが含まれていますので、通常よりもいい待遇の求人と出会いやすいといったメリットもあります。
就職活動のプロにサポートしてもらいながら、できるだけ就職率を高められる方法を取りたいと考えている中卒女性におすすめです。
4.バイトからの正社員登用
現在バイトをしている中卒女性であれば、そのまま正社員として就職できる「正社員登用」の制度を利用してみてもよいかもしれません。
正社員登用で正社員になった場合は、今までバイトで得た知識をそのまま使えるため、新しい仕事を覚える量が減るといったメリットがあります。
一方、バイト先で正社員登用の制度がない場合はそこで正社員になれる可能性はないため、注意が必要です。
中卒でも稼げる仕事に女性がつくためのポイント
中卒女性の中には、稼げる仕事につきたいと考えている人もいるのではないでしょうか。ここでは、中卒でも稼げる仕事につくために知っておきたいポイントについて解説します。ただし「稼げる仕事」にはそれなりのリスクやデメリットもあります。その点も、事前に理解しておきましょう。
成果報酬型の仕事に就職する
自分が業績を上げれば上げた分だけ収入が増える「成果報酬型」の仕事に就職するのがおすすめです。外資系の保険会社や不動産業界の営業職に多いのが特徴です。
成果報酬型の場合、業績が良ければ収入は増えるものの、業績が悪い時は収入が極端に減るケースもあるので、給与体系については必ず求人票でチェックしておくようにしてください。想像している以上にハードな仕事のため「絶対に稼ぎたい」という強い意志がある人以外は向かない可能性もあります。
ベンチャー企業に就職する
ベンチャー企業への就職も検討の一つに入ります。ベンチャー企業としてまだ会社の規模が小さいうちに入社しておき、いつか会社が大きくなったらその分のリターンが得られるといった「ストックオプション」という制度が設けられていることがあります。
ベンチャー企業は学歴不問のところも多いため、中卒の女性でも入社のチャンスがあります。ただし、ベンチャーゆえに制度が整っていない、少人数で激務をこなさなければいけないなど労働条件が悪い企業も一定数あるため、事前によく調べることが大切です。
外資系企業に就職する
外資系企業は日本の企業と違って実力主義の収入体系となっていることが多いので、結果さえ残せれば中卒でも高収入を狙うことができます。
一方、全く結果を残せない場合は最悪解雇させられてしまう可能性もゼロではありませんので、安定した収入が欲しいという人にはおすすめできません。「完全な実力主義」「成果主義」を求める人にとっては、やりがいを感じられるでしょう。
中卒女性が自分に合った仕事を探すコツ
ここからは、中卒女性が自分に合った仕事を探すコツについて解説します。
「学歴不問」「未経験歓迎」の検索条件を活用する
中卒女性が少しでも採用可能性の高い仕事に就職するためには、「学歴不問」「未経験歓迎」の条件にチェックを入れて検索するようにしましょう。
逆にこれらの条件が付けられていない求人だと、高卒以上やその仕事の経験者しか募集していない可能性がありますので注意してください。
※学歴不問:応募資格に学歴が関係ないこと
※未経験歓迎:募集職種の社会人経験がなくても応募できる求人のこと
女性社員の割合を調べておく
中卒女性が安心して働ける職場を探すには、女性社員の割合を調べておくのがおすすめです。
女性が多いということは、女性が働きやすい職場であることの証明になりますし、出産や育児を始めとした女性特有の事情に理解を得やすい職場とも考えられますので、長く働けるかもしれません。
また、将来的にしっかりとキャリアを歩んでいきたい女性であれば、合わせて女性管理職の割合も調べておくのがおすすめです。
えるぼし認定マークがあるか調べてみる
女性活躍を推進している企業には、厚生労働省が認定する「えるぼし認定マーク」があるかもチェックしておくとよいでしょう。
えるぼし認定マークがあれば、女性が働きやすい職場ということに加えて、自分らしく仕事と向き合える可能性が高いと考えられます。
ただ、中小企業は取得していないケースも多いので、えるぼし認定マークがないからといって女性が働きにくい職場とは言えませんので注意してください。
中卒女性の仕事探しにおすすめの就職エージェントの活用とは?
ここからは、正社員として仕事を探している中卒女性におすすめな、就職エージェントの活用をご紹介します。
就職エージェントの利用
正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。
就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 就職未経験に強い
- 女性向け
就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。複数の就職エージェントに登録しても構いません。気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。
エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
- 求人の紹介
- 求人の申し込み
- 応募書類の添削
- 個別面談
- 面接対策
私たちジェイックも就職エージェントを運営しており、社会人経験が少ない人の就職支援を得意としています。
ジェイックの「就職カレッジ®️」では、転職活動のノウハウやビジネスの基本が学べる「就職支援講座」も行っています。
支援講座の受講者は、社会人経験が短い人であっても採用したいと考えている優良企業20社と一斉に面接ができる「集団面接会」に参加できます。書類選考なしで、1日に複数の会社と面接ができるため、最短2週間で内定の獲得も可能なシステムです。転職できるか不安な人にも、利用しやすいサービスとなっています。
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転職エージェントの活用に興味のある人は、ぜひご検討ください。
まとめ
中卒女性でも仕事はありますし、正社員として就職することももちろん可能です。この記事で紹介したような方法を参考に、自分に合った仕事に就けるよう、ぜひ、今日から行動してみてください。
少しでも就職成功率を上げたい人であれば、ジェイックの就職支援サービスへの登録がおすすめです。登録は30秒程度で完了しますので、気になる人はお気軽に、以下のリンクから無料登録をしてみてください。
「中卒 仕事 女」によくある質問
中卒の女性におすすめの仕事は、いろいろあります。例えば、営業事務職や販売職などです。詳しくはこの記事で解説をしております。気になった方は是非読んでみてください。
中卒の女性が仕事を探す方法は4つあります。ハローワーク、求人サイト、就職支援エージェント、バイトからの正社員登用です。