ハローワークで手続きをする際に写真を要する必要があるのか気になる方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、ハローワーク用の写真は用意をする必要があります。
この記事ではハローワーク用の写真サイズや撮影時に注意すべき点をまとめています。写真を忘れた際の対処法についても解説していますので、これからハローワークの利用を考えている方は参考にしてみてください。
- ハローワークに持参する写真【2枚/縦3.5×横2.5cm/正面上半身/最近撮影したもの】
- 撮影時の服装はスーツ着用が無難だが、用意が難しければ私服でもOK
- 「ハローワーク用の写真撮影時の注意点 4選」も参考に、撮影の準備をしよう
この記事の目次
ハローワークには3×2.5センチの写真を持っていこう
ハローワークに持っていく写真には、次のような決まりがあります。
- タテ3.5cm×ヨコ2.5cm
- 最近撮影した写真
- 正面上半身
サイズは、タテが3.5cm、ヨコが2.5cmです。最近撮影した写真であることも必要なため、たとえば5年前に運転免許を取得した際に余っていた証明写真などを使うのは避けましょう。一般には3~6ヶ月以内に撮影した写真とされますが、「本人であることが分かれば問題ない」という側面もあり、ハローワークでは明確に「〇ヶ月以内の写真」ということは決められていません。
そして、写真は「正面の上半身」のみでOKです。上半身とは、主に胸より上を指します。その他のポイントとしては、次のとおりです。
- 写真は2枚持っていく
- 裏面に氏名を記入する
ハローワークの場合、写真は2枚必要です。また、書類などからはがれてしまった場合に備え、写真の裏面に自分の氏名をカタカナで記入しておくのもポイントです。
履歴書サイズとはことなるので要注意
前述のとおり、ハローワークに持っていく写真のサイズは「タテ3.5cm×ヨコ2.5cm」です。一方で、このサイズは一般的とは言えず、次のように必要書類によって写真のサイズは異なります。
履歴書:主に「タテ4.0cm×ヨコ3.0cm」
運転免許証:主に「タテ3.0×ヨコ2.4センチ」
このように、正面写真と一口に言ってもそのサイズはばらばらです。一般に2mm~3mmの誤差は許容範囲とはされるものの、基本的には「タテ3.5cm×ヨコ2.5cm」の写真の提出が必要なことは理解しておきましょう。
写真が求められる理由
そもそもハローワークで写真の提出が求められるのは、本人確認のためです。たとえば雇用保険の手続きをする場合などに必要で、こちらの「雇用保険の具体的な手続き」のページ内にも、写真が必要であることが明記されています。
ハローワーク用の写真撮影時の服装
次に、写真を撮る際の服装について説明します。具体的には、以下のポイントを押さえましょう。
- スーツで撮影するのが無難
- スーツの用意が難しければ私服でも大丈夫
では、それぞれについて解説します。
スーツで撮影するのが無難
服装で迷った場合には、スーツで撮影するのがおすすめです。なぜなら、第一印象を良くできる可能性があるからです。
たとえば真面目な人がいたとして、もしもその人が写真の中でよれよれのTシャツを着ていれば、それを見た多くの人は「だらしない人」と判断してしまうかもしれません。一方で、成人式でスーツ姿の同級生を見て「あいつ、なんかしっかりしたな」と思った経験を持つ人も多いのではないでしょうか?このように、その人の本来の性格は別として、「第一印象」が大きな判断材料となる写真では服装が大切な意味を持つのです。
なお、ハローワークに持っていく用途だけでなく、就職や転職活動用としても写真を使いたい場合には、やはりスーツで撮っておくのが無難です。写真によって書類の通過が決まる、ということはありませんが、書類を審査する側も人間のため、写真から感じ取れるものによってその人の印象が左右されてしまうことは当然あり得ます。事実、「人の印象は3秒で決まる」とも言われ、第一印象を決める要素を分析した「メラビアンの法則」では、視覚から得られる情報が55%を占めるとされています。
以上のように、服装によって印象は大きく変わります。社会の場ではスーツは「信頼の証」ともされているため、まずはスーツで撮影しておけば問題はないでしょう。
スーツの用意が難しければ私服でも大丈夫
スーツを持っていない場合には、私服でも構いません。ハローワークの場合、あくまで「本人確認」が目的だからです。
ただし私服といっても、派手過ぎる格好や、洗濯をしていない様子が分かるシャツなどを着るのは避けましょう。先ほどお伝えした話と同じく、服装によってその人の印象が決まってしまう可能性がありますし、人によっては不快感を抱いてしまう人もいるからです。
そのため私服で撮るとしても、ジャケットを羽織る、濃い赤などの強い色は避ける、といったことは意識しておくと良いでしょう。
ハローワークに写真を忘れたらどうなる?
ハローワークに写真を持っていくのを忘れた場合には、一体どうなるのでしょうか?もちろん忘れないことが前提ですが、万が一に備え、次の点についても覚えておきましょう。
- 基本的には手続きができない
- 近くの証明写真機を探そう
では、それぞれについて解説します。
基本的には手続きができない
写真を忘れた場合、基本的には手続きを進めることができません。たとえば失業手当を申請する際にも写真の提出が求められますが、このとき手元に写真がなければ、手続きそのものを進めることができないのです。
なお「写真のサイズを間違えた」といった場合には、ハローワークの職員の方がそのサイズでも認めてくれる場合もあるかもしれません。ただし、あくまで公的な写真であることには変わりはなく、写真は必須の持ち物とされていることからも、そもそも忘れてしまった場合には手続きなどが進められないリスクがあることは理解しておきましょう。
近くの証明写真機を探そう
ハローワークには証明写真機は設置されていないため、写真を忘れた場合には自宅まで取りに帰る必要があります。しかし、すぐにでも手続きを進めてしまいたい、または自宅まで距離があって帰るのが面倒くさい、といったケースも考えられるでしょう。こうした場合には、近くに証明写真機がないか探すのもおすすめです。
証明写真機はハローワークの近くで見つかりやすく、また駅の近くにハローワークが位置していることも多いため、駅構内の証明写真機を利用するのも手です。ちなみに以下のように、現在地近くの証明写真機の場所を教えてくれるサイトもあります。写真を忘れてピンチの時は、まずは慌てず、こうしたサイトも使いつつ写真を用意しましょう。
ハローワーク用の写真撮影時の注意点
ハローワーク用として写真を撮影する際に気を付けたいことを紹介します。
- 髪型を整える
- 服装を整える
- ひげを剃る|男性の場合
- お化粧をする|女性の場合
繰り返しにはなりますが、写真はあなたの第一印象を決める大切なものです。就職・転職活動でも役立つ知識もお伝えしますので、ぜひ清潔感のある写真を目指しましょう。
髪型を整える
まず気を付けたいのが、髪型です。
男性の場合には、耳の周りがスッキリとした髪型が理想です。また、前髪は目や眉毛にかからないようにしましょう。なお、整髪料をつけすぎると印象を損ねてしまう可能性があるので、つけ過ぎには注意が必要です。
女性の場合、髪が長い場合には後ろで一つに結びます。ショートであっても、サイドの髪は耳にかけたほうがスッキリとした印象を与えられます。また、前髪が眉毛や目にかかっていると暗い印象になってしまうので、基本的には横に流しておきましょう。
服装を整える
次は、服装です。スーツを着る場合には、黒や紺、または暗めのグレーが基本です。男性は、ネクタイも暗めの色をチョイスします。女性の場合には、レディースシャツは無地の白を選びましょう。また襟を出すと元気な印象に、出さないと落ち着いた印象を与えられます。
私服の場合には、男女ともに柄が少ないシンプルな服装を心掛けてください。シワが寄っていたり、シミがついていたりする服はNGです。
ひげを剃る|男性の場合
男性の場合には、写真を撮影する前にひげを剃っておきます。人によっては、ひげをあえて揃えている人もいるかもしれませんが、公的な場面では、ひげは「清潔感に欠ける」といった印象を持たれてしまう場合があります。実年齢よりも老けてみえてしまい、ハツラツとした印象が半減してしまう可能性もあるため、ひげはサッパリと剃って撮影するのがおすすめです。
お化粧をする|女性の場合
女性の場合には、お化粧をして撮影します。このとき気を付けたいのが、濃いメイクではなく、あくまでナチュラルメイクを意識することです。その上で、ベースメイクを仕上げてチークやリップで色を足しつつ、華やかな印象に見えるようにも意識してみてください。
ちなみにほとんどの証明写真機は、撮った写真の色味をその場で調整できます。そのためメイクは普段より少し抑えめにしつつ、補正をかける段階で健康的に見える色味に調整していっても良いでしょう。
まとめ
ハローワークに持っていく写真について、そのサイズや服装などについてお伝えしてきました。ハローワークの場合には「本人確認」が主な目的ではありますが、写真の印象を良くしておいて損はありません。仕事を探している人の場合には、写真は企業に応募する際などにも必要になるため、まずはお伝えした内容を振り返りつつ、証明写真を撮る際のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
「ハローワーク 写真」によくある質問
ハローワークに持参する証明写真には、サイズ・撮影した時期など、いくつかの規定があります。撮影する前に「ハローワークには3×2.5センチの写真を持っていこう」の章で確認しましょう。
ハローワーク用の証明写真は、スーツ着用で撮影しましょう。スーツを持っていない場合は私服でも構いませんが、「ハローワーク用の写真撮影時の服装」の章でポイントをご確認ください。
こんな方におすすめ!
- 自分に合った仕事が見つかるか不安
- ハローワークのサービスに物足りなさを感じている
- ハローワークしか利用したことがない
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- ハローワークしか利用したことがない