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ハローワークの過去に関する質問集!職歴・求人票の項目を照会

ハローワークの過去に関する質問集-職歴・求人票の項目を照会-

ハローワーク過去の職歴がバレる?」
「過去の求人を調べる方法を知りたい」
「過去の利用歴はバレる?」
このようにハローワークの過去の情報の取り扱いについて心配している人は多いのではないでしょうか?
ハローワークの過去の情報の取り扱いについて知ることできれば、安心してハローワークを利用できるようになるでしょう。

この記事では、過去の求人の調べ方から、ハローワークの各種申請時に過去の職歴、失業保険の受給履歴がバレるかどうか、というところまで、疑問に答えていきます。ハローワークの再登録についても紹介するので、この記事を読んでいただければハローワークの過去の情報の取り扱いに関する情報を一通り理解いただけるかと思います。

ハローワークでは過去の求人票を調べられる?

ハローワークでは過去の求人票を調べられる?

まずはじめに、ハローワークでは過去の求人票を調べられるのか、見ていきましょう。

ハロワ検索で調べられる

過去の求人票は、「ハロワ検索」で調べることができます。

ハロワ検索の概要

ハロワ検索とは、ハローワークに求人を掲載している企業(事業所)の過去の求人履歴を調べることができるWebサービスです。

ハロワ検索では、気になる事業所の求人履歴を最大で過去2年分まで検索できます。また、求人履歴を調べることで過去の給料や待遇を比較することができるので、気になる求人と比較検討ができますね。

さらに、事業所名検索でその事業所が他にどんな求人を出しているかがすぐにわかるので、非常に便利です。

ハロワ検索のやり方

まず、ハロワ検索の検索画面から、事業所名を検索します。次に、検索結果が出た場合は、事業所情報と求人履歴、統計情報などが表示されます。

事業所情報では、事業所名や所在地、登録日を閲覧できます。求人履歴では、求人番号や雇用形態、賃金、受理年月日、紹介期限日を閲覧できます。統計情報では、累計求人件数や累計求人採用人数などが閲覧できるので、確認したい項目をチェックできます。

過去の求人から同企業の新着求人の閲覧は不可

ハロワ検索で閲覧した過去の求人から、同企業の新着求人をそのまま閲覧することはできません。そのため、同企業の新着求人を閲覧したい場合は、別途「ハローワークインターネットサービス」で検索する必要があります。

ハロワ検索で検索した企業の詳細ページでは、登録日や掲載元、求人番号、就業場所、職種、雇用形態、採用人数、賃金、賞与、年間休日数、受付年月日、照会期限日などが記載されています。

紹介期限を過ぎている求人情報は、「※こちらの求人情報は紹介期限日を過ぎています」という表示がでます。また、紹介期限日の欄に、「紹介期限日を過ぎています」表示されるので、過去の求人だということが一目でわかります。

過去の求人を見たい場合には、さまざまな情報が記載されているので、比較検討などに利用できます。

マイナビやindeedでは調べられない

ハローワークの過去の求人票は、ハロワ検索で調べられますが、マイナビやindeedでは削除された過去の求人は調べられないようです。

マイナビでは、掲載が終了した応募企業の求人情報を確認したい場合、マイナビ転職の応募フォームから応募した求人であれば、応募日から365日間、応募時の求人情報を確認することができます。しかし、マイナビ転職の応募フォームから応募していない場合は、応募履歴は残らないので、注意が必要です。

Indeed(インディード)は掲載終了されている過去の求人は調べられないようです。ただ、掲載期間がないため、掲載終了の対応をしない限り、求人は掲載されたままになるので、募集が終了している求人が掲載されている可能性はあります。

ハローワークで過去の職歴は調べられる?

続いて、ハローワークで過去の職歴は調べられるのか、みていきましょう。

雇用保険の加入歴で照会できる

ハローワークは、雇用保険の加入歴をもとに、過去の職歴を調べることが可能です。

雇用保険制度は、労働者が失業した場合などに必要な給付を行い、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに再就職の援助を行うことなどを目的とした雇用に関する総合的な機能をもっています。

事業主が雇用保険の被保険者となる労働者を雇い入れたにもかかわらず、ハローワークに資格取得届を提出しなかった場合、雇用保険の基本手当の所定給付日数を左右する被保険者であった期間について、労働者が不利益を被る事態を生じる可能性がありますよね。

そのような事態を極力回避するために、ハローワークは、雇用保険の加入歴を確認することが可能となっており、そこから過去の職歴を確認することができます。

雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票で照会可能

求職者が過去の職歴を調べるには、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」と、本人・住所確認書類を提出します。照会結果は、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会回答書」によってお知らせされます。

「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」には、氏名や住所のほかに被保険者番号などの記入が必要になります。

氏名、生年月日、性別の記入があれば確認は可能なので、本人・住所確認書類として、運転免許証、国民健康保険被保険者証、雇用保険被保険者証、雇用保険受給資格者証、出稼労働者手帳、住民票の写し、印鑑証明書のいずれかの原本又は写しを用意しましょう。

郵送による提出の場合には、これらの書類のいずれかの写しを添付してください。なお、原本を添付する場合は、住民票の写し又は印鑑証明書に限ります。代理人による提出の場合には、委任状が必要です。

ハローワークが配布する「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」用紙に必要事項を記入したら、本人もしくは代理人の来所又は郵送のいずれかの方法で、原則として当該確認照会に係る事業所の所在地又は照会者の住居所を管轄するハローワークに提出します。

注意点として、郵送する場合は、不着事故防止のためできるだけ簡易書留で送りましょう。また、電話による照会はトラブルのもとになるおそれがあるため、照会することができないので注意しましょう。

雇用保険加入のない職歴は照会できない

ハローワークでは、雇用保険加入していない職歴は紹介できません。例えば、短期のアルバイト、非正規の仕事などでは雇用保険に加入しないで働くケースがあり、そういった職歴を紹介することはできません。

雇用保険の適用基準として、勤務開始時から最低31日以上継続して雇用されることが見込まれる者であることや、1週間の所定労働時間が20時間以上であることなどがあります。

自分が雇用保険の適用基準に該当しており雇用保険に加入していた場合は、ハローワークで雇用保険の加入歴の確認が可能です。

ハローワークとのサービス比較
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ハローワークで過去の職歴を詐称したらバレる?

続いて、ハローワークで過去の職歴を詐称したらバレるのか見ていきましょう。

照会できるためバレる

前述のとおり、ハローワークは過去の雇用保険加入歴を照会できます。そのため、実際に働いていた職歴を消したり、実際に働いていない職歴を追加したりしても、過去の職歴と雇用保険加入歴が合致しなければ、過去の職歴を詐称していることがわかります。

また、ハローワークで雇用保険加入歴の確認照会をおこなえば、特定の事業所での在籍期間がわかります。職歴の削除や追加だけではなく、在籍期間の詐称もしないようにしましょう。

バレた場合、給付金の返還を求められる可能性も

職歴を詐称したことが発覚した場合、不正受給として各種給付金の返還を求められる可能性があります。

また、働いていたことを申告しなかったり、偽った申告をしたりするなど、不正な手段により基本手当など給付金の支給を受け、または受けようとした場合には不正受給として厳しく処分されます。

たとえば、採用になった日付、働いた日を偽って申告したときや、雇用保険加入要件に該当する内職や手伝いをしたこと、及びその収入を申告しなかったことなどが不正受給に該当します。

職歴を詐称して受給した給付金は、不正に受給したものなので、不正受給として各種給付金の返還を求められる可能性があることを理解しておきましょう。

入社後に発覚すると解雇の対象に

書類選考に通りやすくするためなどで職歴を詐称して、入社後に経歴詐称が発覚した場合、解雇事由になることがあります。

業務に必要な経歴などを追加するなど、詐称した職歴を参考に採用された場合には、詐称した経歴が企業の採用可否の判断を誤らせる影響を与えたとされ、解雇されてしまいかねません。

中途採用の場合には、経験を重視して採用されることが多くなるため、職歴は重要な選考材料になります。また、採用後の職位、職責にも影響を与えることがあります。

さらに、給与額は経験・能力などを考慮の上で決定されることもあるので、企業にとって求職者の職歴は、重要な情報です。

上記の背景もあり、入社後に経歴詐称が発覚した場合には、解雇事由になってしまいます。

ハローワークの失業保険受給履歴は調べられる?

続いて、ハローワークの失業保険受給履歴は調べられるのか見ていきましょう。

失業保険受給も履歴が残っている

ハローワークには、失業保険受給も履歴が残っています。失業保険を受給するためには、ハローワークで手続きをする必要があります。そのため、失業保険受給に関する手続きをした履歴などは当然残っています。

例えば、失業保険を近い過去に受給していると失業保険の給付対象外になる可能性もあります。給付対象外になっている状態でそれを偽って申告していたとなると、これも不正受給に当たります。不正受給となると、前述のとおり、手当の変換が求められる可能性があります。

すぐにバレるので正直に申告を

ハローワークには失業保険受給も履歴が残っているため、ハローワークの失業保険受給履歴は、不正をしてもすぐにバレます。そのため、正直に申告する必要があります。

勘違いや知識不足、確認不足から、知らず知らずのうちに不正を働いてしまうといったことは、ハローワークに確認することで未然に防ぐことができます。確認したいことがある場合や判断に悩む場合は、ハローワークに相談するようにしましょう。

故意に不正を働こうとすると、信頼されず不正を働く人だと認識され、今後もさまざまな手続きのたびに疑われるかもしれません。失業保険受給は、信頼されるためにも正直な申告をしましょう。

不正受給には課徴金が課せられる場合も

不正受給していた場合は、厳しい処分を受けることになり、返還だけでなく、課徴金が課される場合もあります。

処分を受けることになると、給付金は支給停止され、不正の行為のあった日以降のすべての給付が受けられません。また、返還命令により、不正に受給した金額を全額ただちに返還しなければなりません。納付命令により、不正の行為により受けた額の最大2倍の納付が命じられます。

もし、返還や納付をしないときは、財産差押えなどの強制処分がなされます。特に悪質な場合は、刑事事件として告発されることもあります。

軽い気持ちで不正受給したとしても、返還だけでなく課徴金が課される場合もある、厳しい処分を受けることなるので、不正受給はしてはいけません。

ハローワークで過去の職場の離職票を発行できる?

続いて、ハローワークで過去の職場の離職票を発行できるのかみていきましょう。

雇用保険被保険者離職票再交付申請書の提出で再発行可能

過去の職場の離職票は、ハローワークで雇用保険被保険者離職票再交付申請書の提出をすることによって再発行が可能です。雇用保険被保険者離職票再交付申請書は、ハローワークインターネットサービスから、PDFで用紙が取得できます。

申請者が離職者本人の場合は、雇用保険被保険者離職票再交付申請書とともに、運転免許証又は住民票の写し等本人確認の出来る書類を添付しましょう。また、離職票を損傷したことにより再交付の申請をする場合は、損傷した離職票が必要になります。

雇用保険被保険者離職票再交付申請書の内容として、離職者情報、離職前事業所の名称や所在地、電話番号などを記入します。被保険者番号などの記入も必要なため、雇用保険被保険者証を参考に記入しましょう。

離職票の再発行は、ハローワークに出向いて手続きを行う場合には、即日に離職票を再発行してもらうことも可能です。しかし、郵送などにより手続きを行う場合には、離職票を受け取るまでに1週間前後かかります。

電子申請による届出も可能なので、詳しくは管轄のハローワークに問い合わせましょう。

離職票がないと失業保険を受給できない

退職後の雇用保険の手続きには、離職票が必要になります。そのため、離職票がなければ、失業保険を受給できません。

離職票は、失業給付を受給するときに必要になる書類なので、失業保険を受給したい場合には、離職票は発行してもらう必要があります。

離職票は、「雇用保険被保険者離職票-1」「雇用保険被保険者離職票-2」とわかれており、雇用保険被保険者番号、資格取得年月日、離職年月日、氏名、性別、生年月日、喪失原因、事業所番号、事業所名称等が記載されています。

会社で雇用する労働者が退職した場合は、離職日の翌々日から10日以内に会社が雇用保険被保険者資格喪失届をハローワークに提出し、ハローワークが離職票を発行し、会社経由で本人に交付します。

まずは過去の職場に問い合わせを

離職票を会社からもらっていない場合には、ハローワークで発行する前に、過去の職場に問い合わせましょう。

離職票の交付を希望する旨会社に伝えているにもかかわらず、離職された日の翌々日から10日を経過しても、離職票が手元に届かない場合は、会社に処理状況を確認しましょう。

会社が離職票を交付しないのは違法です。雇用保険法には、会社は離職票の交付を拒むことはできないことが明記されており、離職票の交付を拒んだ場合には、会社に6か月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科されることになっています。

会社が手続をしない場合や督促しても届かない場合は、身元確認書類及び退職したことがわかる書類(退職証明書等)を持参の上、住居所を管轄するハローワークへ早めに相談しましょう。

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ハローワークを過去に利用していても再登録が必要?

最後に、ハローワークを過去に利用してた場合でも再登録が必要なのか、みていきましょう。

求職者登録情報は2年間保存される

求職者登録情報は最終利用日から2年間保存されます。そのため、ハローワークカードの期限が切れた場合でも、求職者登録情報がデータとして残る2年間であれば窓口にその旨を申し出ることで更新することが出来ます。

ハローワークカードを紛失した場合も同じく2年の間であれば再発行が可能です。また、期間内であればハローワークカードの更新のみの手続きで引き続き利用できます。

希望条件などの求職情報の入力など、正確で詳しい情報が就職への近道です。求職情報は、基本情報、求職情報提供等、希望職種・時間等、希望勤務地・賃金、学歴/資格、経歴、障害情報(該当する方のみ)、自己PRなどを入力します。

2年経過した場合は再登録が必要

求職者登録情報は最終利用日から2年間保存されますが、2年経過した場合は再登録が必要になります。

求職申込みの手続きには、ハローワークに出向いて求職申込み手続きをおこなう方法と、自宅のパソコン等から求職申込みをおこなう方法があります。

ハローワークに出向いて求職申込み手続きをおこなう場合は、ハローワーク内に設置されたパソコンで求職情報を仮登録してから、窓口で求職申込み手続きをおこないます。パソコンでの入力が難しい場合は、ハローワークにある求職申込書(筆記式)に記入し、窓口で求職申込み手続きをおこないます。

再登録する際の持ち物は1度目と同じ

再登録に必要な持ち物は1度目と同じく、雇用保険被保険者離職票や個人番号確認書類、身元確認書類、写真、キャッシュカードなどが必要です。

ハローワークでは、求職申込み手続きをおこなう為に必要な書類である「求職申込書」を記入します。求職者の基本情報から希望職種・時間帯、希望勤務地・賃金など詳しく記入していきます。

失業保険の手続きが必要な場合には、手続きに必要な持ち物や事前にやっておくべきことを確認して、スムーズに手続きが進むように準備しておきましょう。

まとめ

以上、ハローワークの過去の情報の取り扱いに関する情報を紹介しました。

ハローワークの過去の情報の取り扱いについて心配している人も、過去の求人の調べ方や、過去の職歴がバレるかどうか、失業保険の受給履歴がバレるかどうかなど、気になるハローワークの過去に関することを理解できたでしょうか。

ハローワークでは過去の求人票はハロワ検索で調べられます。また、ハローワークでは、過去の雇用保険加入歴を照会できるのでバレます。バレた場合には、不正受給として各種給付金の返還を求められる可能性や、入社後に経歴詐称が発覚すると解雇事由になることもあるので、注意が必要です。

正直な情報で申請をして、安心してハローワークを利用できるようにしましょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター